キャンプで使う延長コードの選び方は?コードリールとの違いや便利グッズも紹介

更新日:
シェア
キャンプで使う延長コードの選び方は?コードリールとの違いや便利グッズも紹介
目次
もっと見る

キャンプ場の電源サイトでは延長コードが必要?

 

「火を使う本格的なキャンプは抵抗があるけど、自然の開放感を味わいたい」 

そんな方におすすめなのが、電源サイトです。区画には家庭用のACコンセントが付いているので、家電を持ち込んで快適にキャンプが楽しめます。火起こしの手間がかからなかったり、薪・炭などの燃料が不要だったりと、気軽にキャンプができるのが魅力です。 

そんな便利な電源サイトですが、延長コードを持参しなければ、テント内で家電を使用できません。夏や冬のキャンプでは、気温対策が必須であり、テント内で冷暖房器具を使用する必要があります。延長コードは、キャンプ場に用意されていないことがほとんどなので、アウトドア用の延長コードを準備しておきましょう。

キャンプで使う延長コードの5つの選び方

 

延長コード

延長コードは使用する場所や用途によって、様々なタイプが販売されています。家庭用の延長コードをキャンプ場で使用した場合、漏電による感電や火災の危険があるので、注意が必要です。キャンプで使う延長コードは、以下のポイントに着目して選びましょう。

屋外用タイプを選ぶ

延長コードのパッケージに、屋外で使用できることが明記されているタイプを選んでください。屋内用の延長コードは、防水加工がされていないので、漏電のリスクが高いです。屋外用であれば、アウトドアでの使用も想定された仕様になっているので、安全に使用できます。

コードの長さが10m以上ある

電源サイトでは、ACコンセントが区画の隅に設置されていることがほとんどです。そのため、テント内でも電化製品を使用したい場合は、コードの長さが最低10mは必要になります。 

コードが長いほど自由度は高くなりますが、その分片づける際に手間がかかったり、コンパクトにまとめられなかったりするので、行きたいキャンプ場の電源サイトの広さに合わせると良いでしょう。

差し込み口の形状と数が用途に合っている

AC出力ポートに接続できない電化製品も多いです。そのため、延長コードの差し込み口が使用したい電化製品のポートに合っているかを確認しましょう。 

また、複数の家電を同時に使用したい場合は、複数の差し込み口が付いている延長コードである「電源タップ」がおすすめです。延長コードとトリプルタップを併用する方法もありますが、それぞれの電気容量の限界を計算する必要があるので、注意してください。

リール式でコンパクトに収納できる

コードを円筒状に巻けるリール式であれば、コンパクトに収納できるので、ある程度の長さがあっても問題ありません。ただし、コードを巻いたまま使用すると、熱の逃げ道がなくなり、溶けたコードから漏電する危険もあるので、注意してください。

防塵・防水機能が付いている

雨天時や土煙への対策として、防塵・防水機能が付いているタイプがおすすめです。火災や感電の危険がある延長コードの漏電は、以下のような原因で起こります。 

・延長コードが水に濡れる

・コンセントとプラグの隙間にほこりや砂が蓄積する

・延長コードに塩分が付着する 

キャンプ場では、延長コードに雨が直接当たったり、地面の土がかかったりする可能性があるので、防水加工されたコードや防塵キャップが備わったタイプが必要になるのです。

キャンプに最適なコードリールと延長コードの違い

 

電源が使える範囲を延長する道具には、延長コードとコードリールがあります。別名「電工ドラム」とも呼ばれるコードリールは、用途によっては延長コードよりもキャンプに適しています。延長コードとコードリールの違いは、以下のとおりです。 

延長コード

コードリール

・巻き取りリールがない

・軽いため、持ち運びやすい

・コードが長いと巻き取りが大変

・コンセントが床に接する

・巻き取りリールがある

・重いので、持ち運びにくい

・コードが長くても巻き取りやすい

・コンセントが床に接していない

コードリールは、コンセントが床に接していないため、水や砂が接続部に入りづらく、漏電のリスクが低いです。一方で、コードが短い場合は、リールがあることで携帯性には劣ります。

延長コードと一緒にあると便利なグッズ2選

 

ワットチェッカー

キャンプ場でより安全に電化製品を使用するために、あると便利なグッズを紹介します。電源サイトのACコンセントは、差し込み口が小さかったり、使用容量が決まっていたりする場合があるので、注意してください。

防雨延長補助コード

電源サイトのACコンセントの差し込み口に防雨型のプラグが差し込めない場合に、重宝するグッズが、防雨延長補助コードです。防雨型のプラグとACコンセントを中継してくれるので、いかなる電源サイトの差し込み口にも対応します。 

延長コード側は、防雨・防塵カバーが付いているので安心です。ただし、使用できる合計の電力は決まっているので、注意してください。

ワットチェッカー

延長コードに定められた最大電力を超えて、電化製品を使用すると、コンセントが異常発熱し、発火する危険があります。ワットチェッカーがあると、接続している電化製品の電力・電流・電圧を計測できます。スマホで手軽に計測値を確認できるタイプもあるので、安全なキャンプのためにぜひ取り入れてみてください。

キャンプ場で延長コードを使用する際の注意点3選

 

火を使わない電源サイトでも、延長コードの使用方法を誤ると、火事になる危険があります。以下の3つの注意点を厳守して、正しく延長コードを利用しましょう。

古い延長コードは使用しない

延長コードの寿命の目安は、5年です。見た目は劣化していないように見えても、中の導線は切れかかっている可能性もあります。古い延長コードを使用した場合、漏電を引き起こし、発火する原因になるので注意してください。 

特に、以下のような特徴がある延長コードは劣化している可能性があるので、使用しないようにしましょう。

・電化製品の使用時にコードや差し込み口が発熱している

・電化製品の電気が勝手に切れることがある

・延長コードのプラグが焦げたり、曲がったりしている

タコ足配線を行わない

コンセントを増やすために電源タップを使用するタコ足配線は、注意が必要です。接続している家電の消費電力の合計が、定格容量を超えることで発火の原因になります。その他にも、以下のような発火原因も潜んでいるので、タコ足配線は極力行わないようにしましょう。

・各差し込み口に砂埃が溜まり、トラッキング現象を起こす

・接続するコードが多いため、破損や絶縁不良でショートするリスクが高い

・プラグの接触不良で、過熱する危険がある

定格容量を超えない

電源タップを使用していない場合も、使用する電化製品の消費電力が、電源サイトで決められた定格容量を超えないようにしましょう。多くの電源サイトでは、1区画で使用できる定格容量は1000〜1500W程です。発火のリスクを避けるために、ワットチェッカーを中継して、常に電力量を監視しておくのがおすすめです。ワットチェッカーは、積算電気料金の計測も可能なので、自宅でも活躍してくれます。

延長コード不要!持ち運び可能な「ポータブル電源」の魅力

 

持ち運び可能な「ポータブル電源」

延長コードは漏電対策が必須で、コードが届く範囲でしか電化製品を使用できません。そこで、大量の電気を蓄電したポータブル電源を使用することで、電源サイトや延長コードの制約から開放されます。

キャンプ場の選択肢が増える

電源サイトがあるキャンプ場は全国的にも少ないです。ポータブル電源があると、電源サイトに限定せず、全てのキャンプ場で電化製品が使用できるようになります。ロケーションやレンタル用品、サイト使用料を基準にキャンプ場を選べるので、より満足感のあるキャンプが実現するでしょう。

好きな場所で家電が使用できる

ポータブル電源は、好きな場所で使用できます。そのため、電源サイトのようにACコンセントの位置が固定されていて、延長コードで使用範囲を延ばす必要がありません。 

テーブルの上に置いて家電調理を行ったり、テントの中に持ち込んで電気ストーブを使用したり、トイレやシャワールームに持ち歩いてLEDランタンを点灯させたりと、利用シーンは様々です。雨が降ってきたらテント内に退避させられるので、火災の心配もありません。

キャンプ以外の用途でも活躍する

ポータブル電源の用途は、キャンプだけではありません。以下のような場面でも活躍するので、コストパフォーマンスの高いグッズと言えるでしょう。

・車中泊や登山、釣りで車載冷蔵庫や調理家電、冷暖房器具が使える

・自宅で災害が発生した際に、ソーラーパネルと併用して家電に電気を供給できる

・コンセントが設置されていない場所でも、パソコンを使って仕事ができる

・ソーラーパネルで発電した電気を使うことで、節電対策になる

関連人気記事:キャンプだけじゃない!ポータブル電源が万能なアウトドア用品のわけとは?

キャンプで重宝するポータブル電源のおすすめ機種

 

キャンプで使用するポータブル電源は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇るJackery製がおすすめです。Jackery製のポータブル電源は、幅広い容量バリエーションが取り揃えられているので、キャンプで使用する電化製品の消費電力や、使用人数、宿泊日数などに応じて、最適な機種を選べます。 

また、軽量でコンパクト設計なので、キャンプ場への持ち運びも楽です。電源サイトで延長コードを使用する時のように、区画内で使用する位置を頻繁に移動する場合も、運ぶ手間がかかりません。複数の安全基準を満たしているので、子供連れでも安心して使用できるでしょう。キャンプで使用するポータブル電源は、以下の機種がおすすめです。 

Jackery ポータブル電源 600 plus

中容量モデルである容量632Wh、定格出力800Wの.ポータブル電源です。折りたたみ式ハンドル搭載で、軽量設計なので、荷物の持ち運びの邪魔になりません。 

耐衝撃性とUL94-V0の耐火性に優れている他、62個の保護メカニズムと12個のBMS保護アルゴリズムを搭載しているので、キャンプでも安全に使用できます。 

Jackery ポータブル電源 1000 Plus

Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、定格出力2000W/電気容量1264Whという大容量・高出力の機種です。AC出力やUSB出力、シガーソケット出力などの計8つのポートから、消費電力の高い複数台の家電に給電できます。 

45℃の高温環境でも使用できるので、炎天下のキャンプでも心配不要です。宿泊を伴うキャンプで、家電をフル活用したい方におすすめの機種と言えるでしょう。 

Jackery ポータブル電源 2000 Plus

Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、定格出力3000W/電気容量2042Whという大容量モデルです。AC5口、USB4口、シガーソケット1口が同時に使えるので、複数人のキャンプでも、全員が電化製品を使えます。 

最大24kWhまで拡張できたり、Jackery ポータブル電源 2000 Plusを並列接続できたりと、連泊や複数人での使用を考えている方にもおすすめの機種です。キャスター付きで楽々持ち運びできます。

まとめ|キャンプ場での延長コードの使用には注意しよう

 

電化製品を持ち込んで快適なキャンプが実現する電源サイト。テント内で家電を使用するためには、延長コードが必要です。使用する延長コードは、屋外用で防水・防塵機能が備わったタイプを選びましょう。 

漏電による発火リスクを避けたい方や、場所に縛られずに家電を使用したい方は、ポータブル電源を導入するのもおすすめです。ポータブル電源は、キャンプ以外の登山や釣り、車中泊などのアウトドアやパソコンを使った仕事、自宅での防犯対策や節電にも活躍します。 

安全対策をしっかり行った上で、電気のある快適なキャンプを楽しんでください。

防災応援セール
関連人気記事