BCP対策にポータブル電源を活用しよう!選び方と導入のポイントを解説

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停電が発生したとき、あなたの会社は何時間業務を続けられますか?BCPの観点から停電対策を見直す企業が増える中、ポータブル電源は導入コストを抑えながら即効性のある電源確保手段として注目されています。

この記事では、BCP対策にポータブル電源が選ばれる理由、選び方とおすすめ製品を解説します。自社の停電リスクを確認しながら読み進めて準備を進めましょう。

目次
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1.BCP対策で非常用電源を導入する必要性

BCP対策で非常用電源を導入する必要性

BCPの観点で停電対策を考えるには、まず「何が止まると業務が止まるか」を具体化する必要があります。この章では、BCPの基本概念から停電の影響、そして非常用電源としてポータブル電源が実際にどう活用されているかを順に見ていきます。

以下の3点を確認することで、自社のBCP計画の見直しポイントが明確になります。

  • BCPとは何か:停電・災害時に業務を続けるための計画の全体像

  • 停電の影響:通信・照明・設備が同時に止まるリスクの具体像

  • ポータブル電源の役割:BCP停電対策として活用される実際の場面

いずれも「知っている」で済ませず、自社の現場に当てはめながら読んでください。

①BCPとは事業継続計画のこと|停電・災害時も業務を続けるための仕組み

BCP(Business Continuity Plan)とは、地震・台風・停電・サイバー攻撃などの不測の事態が発生しても、企業が事業を継続・迅速に復旧させるための計画です。日本語では「事業継続計画」と訳されます。

「何が起きても業務を止めない」「早期に通常運営へ戻す」が基本的な目的です。東日本大震災以降、必要性が多くの企業に認識されるようになりました。BCPで検討すべき主な項目は以下のとおりです。

  • 業務への影響度評価と優先業務の特定

  • 災害発生時の代替手段・緊急対応手順の策定

  • 従業員への周知と定期的な訓練・見直し

停電対策は「具体的な行動に落とし込みやすい」点で先行して整備しやすい項目です。まず電力依存度の高い業務を洗い出し、対策を固めていきましょう。

②停電が起きると通信・照明・設備が一度に止まり業務継続が困難になる

停電の怖さは、複数のインフラが同時に機能を失う点にあります。コンセントひとつの問題ではなく、以下のようなオフィス機能のほぼ全体が一度に止まるリスクです。

  • 社内ネットワーク・ルーターが停止し、社内外との通信が遮断される

  • PCやサーバーが強制シャットダウンし、作業データが失われる

  • 照明が落ち、昼間でも安全な作業環境が保てなくなる

  • 空調が止まり、真夏・真冬は従業員の健康リスクが生じる

  • セキュリティシステムや入退室管理が同時に停止する

夏場の長時間停電は熱中症リスクを伴い、業務継続のほか安全確保も必要になります。通信と空調は、BCPで最初に電源確保を検討すべき対象です。

③停電対策としてポータブル電源が企業のBCPに取り入れられている

停電の影響を最小化する手段として、ポータブル電源をBCPに組み込む企業が増えています。ポータブル電源とは「家庭用コンセントと同じ差し込み口を備えた、持ち運べる大容量バッテリー」です。AC(コンセント)出力を持つため、モバイルバッテリーとは違い一般の家電や業務用の機器をそのまま動かせます

実際の活用シーンの例を整理してみました。

  • 通信機器・PCへの給電:ルーターやノートPCに接続し、業務継続やリモートワーク維持に使う

  • 安否確認と情報収集:スマートフォンや携帯型ラジオを充電し、社員の安否確認と情報収集を並行して行う

  • 室温管理:小型ポータブルエアコンや扇風機に接続し、従業員の体調を守る

こうした対応をひとつの機器でカバーできる点が、BCPにおけるポータブル電源の強みです。設置工事も不要で、既存のBCP計画にすぐ組み込めます

関連ページ:業務用ポータブル電源おすすめ5選


2.企業のBCP対策にポータブル電源が選ばれる3つの理由

企業のBCP対策にポータブル電源が選ばれる理由

BCP対策の非常用電源確保には、燃料式発電機や設置型蓄電池など複数の選択肢があります。それでもポータブル電源がBCP対策に選ばれるのは、安全性、手軽さとコストバランスが理由です。主な理由を3点に絞って説明します。

①燃料式の発電機と異なり室内でそのまま使えるから

ガソリン・ガス式の発電機は出力が大きい反面、屋外専用です。排気ガスが出るため室内での使用は危険で、設置のための屋外スペースも必要です。また、長期保管中に燃料が劣化するため、定期的なメンテナンスも欠かせません。

一方のポータブル電源はバッテリー駆動のため、排気ガスが出ません。オフィス内のデスク横や倉庫に置いたまま利用できます。停電が起きた瞬間にその場で使い始められるのは、発電機にはない強みです。

②設置型の蓄電池と比べて導入コストと設置工事の負担が小さいから

家庭用・産業用の蓄電池システムは容量が大きい一方、設置工事が必要で初期費用も高額になります。賃貸オフィスでは設置工事自体が難しいケースもあるでしょう。

ポータブル電源は工事不要で、購入した日から使えます。複数拠点に分散配置したり、必要な部署だけに導入したりと、配置の自由度が高い点も現実の運用に合っています。

③モバイルバッテリーより大容量で1台で同時複数の機器に給電できるから

モバイルバッテリーはスマホの充電には便利ですが、AC出力がないためPCや業務用の機器には使えません。出力も数十W程度で、複数機器の同時使用は難しいです。

BCP用途のポータブル電源は1,000Wh以上の容量を持ち、定格出力も1,000Wを超えるモデルが主流です。PCとルーターを同時に動かしながらスマホの充電も並行できます。そしてモバイルバッテリーとの最大の違いは、コンセント出力(AC出力)を備えている点です。

関連記事:【徹底解説】ポータブル電源とモバイルバッテリーの違い

3.BCP対策用ポータブル電源の選び方

BCP対策用ポータブル電源の選び方

スペックだけを見て選ぶと「容量が足りず数時間で電池が切れた」「接続した機器が起動しなかった」という失敗が起きます。BCP用途のポータブル電源は一度導入すれば数年以上使い続ける前提のため、最初の選定ミスは長期間響きます。6つのポイントを順に確認しましょう。

①バッテリー容量|最低でも3,000Wh以上を目安に

バッテリー容量は「どの機器を何時間動かせるか」を決める基本指標です。単位はWh(ワット時)で、「消費電力(W)×使用時間(h)」と同じ考え方で算出できます。

下記画像のように、スモールオフィス(10人程度)に必要な1日の消費電力目安は3485Whです。

上記は、あくまで目安なので、まず「絶対に止めたくない機器リスト」を作り、そこから逆算するのが現実的な進め方です。

②定格出力|同時使用する機器の消費電力合計で決める

定格出力は「同時に使える最大電力(W)」の上限です。容量が十分でも、定格出力を超えると機器は起動しません。確認すべきポイントは2つです。

  • 同時接続する機器の消費電力をすべて合計し、その合計を上回る定格出力のモデルを選ぶ

  • コピー機・電子レンジなど起動時に電力が跳ね上がる機器は、瞬間最大出力(サージ出力)も確認する

必要なバッテリー容量を検討する際に作った機器リストに消費電力を書き出しておくと、必要な定格出力がその場で算出できます。

③充電速度|急速充電対応かどうか確認する

停電前にバッテリーが切れて充電が間に合わなければ、備えとして機能しません。

一般的なポータブル電源は、2,000Wh前後を満充電するのに4〜8時間かかります。台風など事前に接近が分かる災害でも、予報から停電まで数時間しかないシーンは珍しくありません。急速充電対応モデルなら同容量を1〜2時間でフル充電できるため、直前の準備でも間に合う可能性が上がります。

BCP用途では急速充電対応の有無を必ず確認し、何時間で満充電になるかをスペック表で確かめてから選んでください。

④バッテリーサイクル数|長期保有コストに直結する

サイクル数は「何回充放電しても使えるか」を示す耐久指標で、数値が大きいほど長く性能を維持できます。バッテリーの種類別の目安は以下のとおりです。

  • 三元系リチウムイオン電池(NCM/NCA):約500〜1,000回

  • リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP):約3,000〜6,000回

BCP用のポータブル電源はリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルを選ぶのがおすすめ。毎日充電しても10年程度使い続けられる耐久性があり、長期保有のコストを抑えられます。三元系リチウムと比べて熱安定性が高く、発火リスクが低い点も企業での利用に適する理由です。

⑤安全認証|UL認証などを取得しているかで決める

ポータブル電源は大容量バッテリーを扱う機器のため、安全設計の確認は選定の外せないステップです。BCP用途で特に確認したい認証は以下の2つです。

  • UL 94V-0(難燃性規格):筐体素材が自己消火性を持つことを証明する認証

  • 防災製品等推奨品マーク:一般財団法人日本防災安全協会が認定する高品質な防災製品に付与される認証

いずれも、BCPの調達稟議や社内文書に記載できる客観的な根拠としても使えます。両方取得しているモデルを優先的に選ぶとよいでしょう。Jackeryのポータブル電源は、もちろんUL認証と防災製品等推奨品マークの両方を取得しています。

⑥ソーラーパネルとの連携|長期停電時に自給自足できるかで決める

停電が3日以上続く大規模災害では、コンセントでの再充電ができない前提での備えが必要です。ソーラーパネルがあれば、日中の太陽光でポータブル電源を繰り返し充電できるので、停電が長引いても使い続けられます。

まず1〜2枚から始めて停電時の発電量を体感し、必要に応じてパネル枚数を増やすのがスムーズな導入の進め方です。また、セット製品はポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせが最適化されているため、充電効率が高く設定されています。Jackeryもポータブル電源とソーラーパネルのセットモデル「Jackery Solar Generator」を用意しています。

関連記事:ポータブル電源にソーラーパネルは必要か?選び方や注意点、おすすめ製品を紹介

3.BCP対策におすすめのポータブル電源3選

BCP対策に使えるJackeryポータブル電源&ソーラーパネル3選

世界累計600万台以上の実績を持つJackeryから、BCP対策に適した大容量のポータブル電源&ソーラーパネルセットを3モデル紹介します。いずれもリン酸鉄リチウムイオン電池搭載で、長期保有を前提とした設計です。使用する機器の数や稼働時間を確認して、ちょうどよいモデルを選びましょう。

①Jackery Solar Generator 3600 Plus ポータブル電源 セット

Jackery 3600 Plus 超大容量防災電源 停電・災害対策 拡張バッテリー対応セット

Jackery Solar Generator 3600 Plus3,584Whの容量で、10人規模のオフィスが約1日分の電力をまかなえるポータブル電源とソーラーパネルのセットです。

3000Wの高出力により、冷蔵庫・照明・パソコン・スマホ充電などで最大9台の機器に同時給電できます。

しかも最大5台の拡張バッテリーを後から追加でき、最大21500kWhまで容量を増やすことが可能。今は小規模での導入でも、将来従業員人数が増えたときに買い替え不要で対応できる点は長期のBCP計画に向いています。容量が大きくなると気になるのは重量ですが、キャスターと伸縮ハンドル付きでキャリーケースのように移動できます。

充放電サイクルは6,000回と業界最長クラスで、毎日充電しても10年間以上使い続けられる計算。導入コストを長期で見ると割安です。将来のオフィス拡張や長期停電を見据えてBCPを段階的に強化したい、中〜大規模のオフィスに向いています

②Jackery Solar Generator 5000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 5000 Plus容量5,040Wh・定格出力6,000WとJackeryで最強のポータブル電源5000Plusのソーラーセットです。100Vだけでなく200Vの家電にも対応しており、大型エアコンや業務用冷蔵庫、電動工具もそのまま動かせます。

バッテリーセルをボディに直接組み込むCTB構造により、5,000Whクラスとしては異例のコンパクトさを実現。デスク下にも収まるサイズ感のため、置き場所に悩むオフィスや現場でも導入しやすいです。拡張バッテリーを追加すれば最大30240Whまで容量を増やせるため、停電が長引いても段階的に対応できます。

さらに、別売の切り替え分電盤を接続すると、普段使いのコンセントに電力を供給することが可能。万が一の停電時に、自動で電力の供給元がポータブル電源に切り替わります。

電力が止まると安全に直結する医療・介護・製造現場や、大型設備を多数抱えるオフィスのBCPにおすすめの1台です。

③Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 Newは、2042Whの容量・2200Wの出力を備えたポータブル電源と、200Wソーラーパネルのセットです。

ポータブル電源の重量は17.9kgで、同容量帯の中では最軽量クラス。バッテリーセルをボディに直接組み込むCTB構造の採用で、コンパクトさと高強度を両立しており、オフィスの限られるスペースでも収まるサイズです。急速充電モードなら約1.7時間でフル充電でき、台風の直前準備でも間に合います。

さらに4,000回の充放電に耐えるリン酸鉄リチウムイオン電池搭載で、毎日使っても約10年もつ耐久性です。セットのソーラーパネルは、業界最高クラスの変換効率25%でポータブル電源をスピーディーに充電できます。まず1台から手軽にBCP対策を始めたい、中小規模のオフィスにおすすめです。

4.ポータブル電源BCPに関するよくある質問

ポータブル電源とBCPに関するよくある質問と、その回答をまとめました。

①固体電池・半固体電池のポータブル電源はBCP対策に使えますか?

今すぐBCPに使えるかというと、現実的ではありません。市販品の選択肢がほとんどなく、価格も高止まりしています。理論上の安全性や出力密度は優れていますが、実績のない機器を業務継続の要として使うのはリスクが高すぎます。

当面はリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のポータブル電源で十分です。普及状況を見ながら、数年後の更新タイミングで改めて検討しましょう。

②UPSとポータブル電源の違いは?どっちがおすすめ?

UPSとポータブル電源はどちらか一方ではなく、両方使いましょう。

UPSは停電の瞬間に数ミリ秒で電源を切り替え、PCやサーバーのデータを守ります。ただし一般的には容量が小さく、数分〜数時間しか持ちません。一方のポータブル電源は瞬断対策にはとしては不十分ですが、長時間の電力供給が得意です。

UPSで瞬断を防ぎ、ポータブル電源でその後の数時間〜数日をカバーする。2段構えがBCPとして機能します。

関連記事:UPS(無停電電源装置)搭載のポータブル電源おすすめ5選!UPS機能のメリットや使用時の注意点も解説

③長期間使わない時のポータブル電源の保管方法を教えてください。

オフィスで長期間使わないポータブル電源の保管時に守るべき点は以下のとおりです。

  • 充電残量は60%~80%に調整してから保管する

  • 直射日光・高温多湿を避けた室内に置く

  • 3ヶ月に1回程度、充放電して残量を確認する

満充電や完全放電のまま長期保管すると、バッテリーが劣化して容量が落ちてしまいます。

Jackery ポータブル電源には「超ロングスタンバイモード」が搭載されており、30%で保管した場合に1年後も20%以上の残量を維持。普段は使わず置いておくBCP用途では、超ロングスタンバイモードに設定しておけば半年ごとの充電確認が不要になります。

関連記事:ポータブル電源の安全な使い方・メンテナンス方法・保管方法を徹底解説

まとめ

停電対策は「いざとなれば何とかなる」で後回しにしがちですが、実際に停電が起きてから調達に動いても間に合いません。BCPでは、機器選びから保管方法まで平時に準備を完結させることが前提です。

JackeryのSolar Generator 2000 New・3600 Plus・5000 Plusは、いずれも長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池と5年保証を備えているのが特徴。さらに3600 Plus・5000 Plusは拡張バッテリーで容量を後から増やせます。停電はいつ来るか分かりません。自社に合うモデルをチェックし、今すぐBCP対策を始めましょう。

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