【多機能】モバイルバッテリーの充電方法を解説!ポータブル電源との違いとは?
モバイルバッテリーは、スマートフォン等のデジタルデバイスの持ち運びが一般的になったことで需要が高まり、より広く普及しました。小型化と低価格化が進んだリチウムイオン電池の技術革新のおかげで、現在では多くの人々が日常的に利用しています。
とはいえ、モバイルバッテリーは充電できる時間の短さ、容量の不足、用途の制限、充電方法の限界などが挙げられています。それらの課題を解決すべく、ポータブル電源が新たな選択肢として登場しました。
モバイルバッテリーと似ている面もありつつ、その違いが何かというところについては、「モバイルバッテリーとポータブル電源は同じものなのか?」と疑問に思う方も少なくないでしょう。
そこで当記事では、モバイルバッテリーの正確な充電手順と注意すべき事項、そして長期間の使用に向けた重要なポイントを一挙に解説します。さらに、ポータブル電源との違いについても触れていきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
モバイルバッテリーとは
モバイルバッテリー本体に充電できる3つの方法
モバイルバッテリーには様々な充電方法があります。
●ACアダプターを利用して充電する
モバイルバッテリー本体に充電できる方法として、ACアダプターを利用して充電する方法があります。
この方法は、コンセントから直接電源を供給できるため、最も効率的にモバイルバッテリーを充電することができます。
また、ACアダプターはモバイルバッテリー本体に付属していることが多いため、別途購入する必要がありません。
モバイルバッテリー本体の最大出力を超えるACアダプターを使用すると、故障の原因となるため注意が必要です。
モバイルバッテリー本体の充電が完了したら、すぐにコンセントから抜いておきましょう。充電速度を重視する場合は、出力の高いACアダプターを使用しましょう。
●USB端子を利用して充電する
モバイルバッテリー本体に充電できる方法として、USB端子を利用して充電する方法もあります。
この方法は、モバイル機器の充電アダプターやUSBケーブルを利用するため、ACアダプターがなくても充電することができます。
この方法もモバイルバッテリー本体の最大出力を超えるモバイル機器の充電アダプターを使用すると、故障の原因となるため注意が必要です。
なお、モバイルバッテリー本体に複数のUSB端子がある場合は、出力の高いUSB端子を利用すると、より効率的に充電することができます。
●シガーソケットを利用して充電する
モバイルバッテリー本体に充電できる方法として、シガーソケットを利用して充電する方法もあります。
この方法は、車の12V電源を利用するため、車内でもモバイルバッテリーを充電することができます。
シガーソケットアダプターは、モバイルバッテリー本体に付属している場合や、別途購入する必要があります。
購入する際には、モバイルバッテリー本体の最大出力を確認して、対応するアダプターを選びましょう。
●モバイルバッテリーに充電する際の注意事項
モバイルバッテリーは大変便利ですが、火災などの事故も多く起きています。
事故を防ぐためにもモバイルバッテリーに充電する際には以下の注意事項をご確認ください。
正しい端子を使用する
モバイルバッテリーの充電端子には、USB Type-AやUSB Type-C、Apple製品に採用されているLightning端子などがあります。
モバイルバッテリーの充電端子は、モバイルバッテリー本体の入力端子と、充電器の端子の形状が一致している必要があります。また、充電器の定格電流・電圧がモバイルバッテリーの定格電流・電圧に合っているか確認しましょう。
また、端子の形状が一致していない場合には、変換アダプターを使用して充電することもできます。正しい端子を使用して充電し、モバイルバッテリーやスマートフォンの故障を防ぎましょう。
故障していない電源を使用する
モバイルバッテリーを充電する際には、故障していない電源を使用することが重要です。
故障した電源を使用すると、モバイルバッテリーやスマートフォンの故障につながる恐れがあります。また、発火や破裂などの危険性もあります。
故障した電源の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
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・コードやプラグが破損している
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・充電中に異臭や発熱がする
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・充電できない
以上のような特徴が見られる電源は、絶対に使用しないようにしましょう。
充電回数をできるだけ減らす
モバイルバッテリーの充電回数をできるだけ減らすことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
モバイルバッテリーのバッテリーは、充電を繰り返すことで劣化していきます。そのため、充電回数を減らすことが、バッテリーの寿命を延ばす最も効果的な方法です。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
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・バッテリー残量が少なくならないうちに充電する
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・充電器につなげたまま使用しない
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・充電が完了したらすぐに充電器から外す
これらのことに注意することで、モバイルバッテリーのバッテリーの寿命を延ばすことができます。
充電しすぎない
モバイルバッテリーは、過充電をするとバッテリーの劣化を早めるため、充電しすぎないように注意が必要です。
過充電とは、バッテリーが満充電になったにもかかわらず、充電器から電力が供給され続ける状態です。
モバイルバッテリーには、過充電を防止するための機能が搭載されている場合が多いですが、それでも過充電を完全に防ぐことはできません。
そのため、充電が完了したらすぐに充電器から外すようにしましょう。
●モバイルバッテリーからスマホに充電する際の注意点
モバイルバッテリーからスマホに充電する際には過放電・過充電にせず、高温になる場所に置かないことや適切なケーブルを使う必要があります。
特に充電の仕方を誤ると、モバイルバッテリーの寿命を短くしてしまいます。以下に詳しく説明していきますね。
放電しすぎない
モバイルバッテリーの放電しすぎは、過放電と呼ばれ、バッテリーの劣化を早める原因となります。過放電の状態が続くと、最終的には充電ができなくなることもあります。
モバイルバッテリーの過放電を防ぐには、バッテリー残量が10%以下になったら充電するようにしましょう。また、長期間使用しない場合は、半年に一度程度は充電しておくと、過放電を防ぐことができます。
なお、モバイルバッテリーの残量をこまめに確認しておくことも、過放電を防ぐために重要です。モバイルバッテリーには、残量を表示するランプやLEDが搭載されているものが多いため、それらを利用して残量を確認するようにしましょう。
充電しながらの放電は避ける
モバイルバッテリーを充電しながら、スマホやタブレットなどの機器を充電する行為は、過放電や過充電の原因となるため、避けるようにしましょう。
モバイルバッテリーを充電しながら、スマホやタブレットなどの機器を充電すると、モバイルバッテリーに負荷がかかり、過放電や過充電のリスクが高まります。
また、モバイルバッテリーとスマホやタブレットなどの機器の両方を充電するため、充電時間が長くなり、バッテリーの劣化も早まります。
そのため、モバイルバッテリーを充電する際は、スマホやタブレットなどの機器の充電は、モバイルバッテリーの充電が完了してから行うようにしましょう。
保管場所に気をつける
モバイルバッテリーは、高温や低温、湿気などの環境に弱いため、保管場所に注意が必要です。
直射日光の当たる場所や、熱のこもりやすい場所に置かず、充電後は風通しの良い場所に置きましょう。
また、冷蔵庫や冷凍庫などの冷たい場所や、湿気の多い場所、重い物の下なども避けましょう。
モバイルバッテリーならJackery Explorer 100 Plusがおすすめ
Jackery Explorer 100 Plusは、容量が99Whで小型のため持ち運びが便利です。
また、最大128Wの出力で複数のデバイスを同時に充電ができるため、ノートパソコンやタブレットなどの大容量デバイスも同時に充電することができます。Jackery Explorer 100 Plusの一度のフル充電で、スマホの充電なら8回程度の充電が可能です。
また、長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、2000回も使える優れものです。
製品名 | Jackery Explorer 100 Plus |
容量 | 99.2Wh |
USB-A 出力 | 最大18W, 5V⎓3A, 9V⎓2A, 12V⎓1.5A |
USB-C1/C2 出力 | 最大100W, 4.5V⎓5A, 5V⎓3A, 5V⎓4.5A, 9V⎓3A, 12V⎓3A, 15V⎓3A, 20V⎓5A |
PPS | 5-21V⎓5A, 最大100W |
電池タイプ | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
充電温度 | 0°C~40°C |
動作温度 | -10°C~40°C |
一度に多くの機器を充電したいならポータブル電源の利用もおすすめ
モバイルバッテリーよりも大容量なポータブル電源なら、一度に多くの機器を充電できるポータブル電源の利用がおすすめです。
ポータブル電源は重さがネックですが、大容量の電源容量と複数のポートを備えた高性能な商品です。また、非常災害における電力不足を助けてくれる強い味方となります。
●ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、本体に内蔵されたバッテリーに電気を蓄え、外部の機器に給電する機器です。
ACコンセントやUSBポート、シガーソケットなど、さまざまな出力端子を備えているため、スマホやタブレット、ノートパソコン、電気毛布、電気ケトルなど、さまざまな機器を充電することができます。
ポータブル電源の容量は、Wh(ワットアワー)で表されます。Whの値が大きいほど、多くの電力を蓄えることができるため、一度に多くの機器を充電することができます。
たとえば、容量が350Whのポータブル電源であれば、スマホを約10回、ノートパソコンを約1回充電することができます。
●ポータブル電源とモバイルバッテリーの違い
ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いは、以下のとおりです。
項目 | ポータブル電源 | モバイルバッテリー |
容量 | 大きい | 小さい |
携帯性 | 軽量なものが多く、伸縮するキャスターハンドル付いている製品もある | 良い |
対応端末 | AC電源、DC電源、USBポート、シガーソケット出力端子など、様々な電気製品への使用を想定している | 少ない |
利用環境 | キャンプ、アウトドア、家庭用の蓄電池、車中泊時のエアコン運転、災害時の非常用電源など用途は幅広い | コンセントのない場所でも使える |
ポータブル電源は、一度に多くの機器を充電したい場合や、電源のない場所でも電源を確保したい場合におすすめです。
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ポータブル電源ならJackery Solar Generatorシリーズがおすすめ
Jackery Solar Generatorシリーズは、アウトドア愛好家や非常時の必需品として人気が高まっており、その高い携帯性と多機能性により、さまざまなシチュエーションでの使用に適しています。
Jackery Solar Generatorシリーズの特徴は、大容量にもかかわらず軽量かつコンパクトな設計が施されている点にあります。
例えば、Jackery Solar Generator 1000 Proは、278400mAh/1002Whの大きな容量を持ちつつ、一般的な家庭用蓄電池の約3分の1の大きさです。
キャンプや車中泊などのアウトドア活動はもちろん、2000wh以上の電力量が必要となる場合がある災害時の非常用電源としても、その携行性が役立ちます。
さらには、USB-A、USB-C、シガーソケットなど、様々な出力ポートを備えており、多種多様な機器への電力供給が可能です。
バッテリーには高品質のリチウムイオン電池が使用されており、過充電や過放電から保護する機能が組み込まれています。また、防水・防塵・耐衝撃の性能を持っているため、どんな環境でも安心して使うことができます。
まとめ
モバイルバッテリーとポータブル電源は、どちらも屋外や電源が確保できない場所で、電子機器へ電力を供給するための道具であり、一種の充電電池と言えます。
しかし、両者の間には蓄電量及び供給可能な電流・電力の大きさという面において大きな差があります。モバイルバッテリーは主にスマートフォンなどのモバイル機器の充電が主目的ですが、ポータブル電源はその大容量と高電流・高電力により、多様な電気機器の長時間利用を可能にします。この特性から、アウトドア、テレワーク、車中泊、災害時の備え、室外作業等の幅広いシチュエーションで活躍します。
加えて、ポータブル電源では充電方法の選択肢も多彩です。コンセントからの充電の他、シガーソケットやジェネレーターを利用した充電も可能で、特定のメーカーでは専用のソーラーパネルを提供しています。
より機能性・容量が求められる場合や、日常以外のシチュエーションでも電力供給が求められる方は、ポータブル電源の導入がおすすめです。ポータブル電源は日常生活だけでなく、アウトドアや災害時等の特殊な状況においても大きな効力を発揮します。
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