太陽光発電は長期的に見れば儲かる可能性あり!
太陽光発電は、長期的に考えれば儲かる可能性があります。発電した電力は、電力会社へ決められた価格で売電することで収益が得られます。
「FIT制度(固定価格買取制度)」(※)が開始された2012年当時と比較すると、売電価格は下がる一方です。しかし太陽光発電の設備にかかるコストや初期費用も安くなっているため、長期的に見ると元は取れるでしょう。
また太陽光発電の設備は、20~30年の稼働ができるとされています。長い期間、大きな不具合なく使えれば、さらに大きな利益が得られる可能性もあります。
※「FIT制度(固定価格買取制度)」:再生エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度
引用元:「経済産業省資源エネルギー庁」再生可能エネルギー固定価格買取制度ガイドブックより
太陽光発電の投資に向いている人の2つの特徴
太陽光発電の投資に向いている人の特徴は、以下の2つです。
・100〜300万円の貯金がある
・NISAやiDeCoといった投資の経験がある
それぞれ見ていきましょう。
特徴➀:100〜300万円の貯金がある
太陽光発電の投資で初期費用にかかる導入費は100~300万円とされているため、同額の貯金がある方が向いています。初期費用としては高額かもしれませんが長期的にわたって運用できるため、導入費の元が取れて継続的に利益が得られるでしょう。
なお太陽光発電はローン(ソーラーローン)による月払いでも導入可能です。ただし、万が一収入が減って支払いが苦しくなった場合を想定して、やはり一括で払えるだけの貯金がある状態で始めることをおすすめします。また、ローンを組むと総額が大きくなってしまう点には注意してください。
特徴②:NISAやiDeCoといった投資の経験がある
太陽光発電は安定して利益を得られる投資ですが、経年劣化や自然災害による設備の故障がリスクとして考えられ、損失が発生する恐れもあります。
少額から始められる投資NISAやiDeCoを経験していれば、投資の過程で考えられるリスクを把握しています。ある程度の投資経験があれば、、リスクを想定した太陽光発電の投資が運用できるでしょう。
太陽光発電をやめたほうがいい人の5つの特徴
太陽光発電をやめたほうがいい人の特徴は、以下の5つです。
・日射量が少なく十分に太陽光得られない場所に住んでいる
・近くに太陽光を遮る建築物がある
・屋根の形状が特殊、または屋根の面積が小さい
・近所に海や河川がある
・近隣住民が太陽光発電設置に反対している
具体的に解説しているので、太陽光発電を導入する前に該当する項目がないか確認しておきましょう。
日射量が少なく十分に太陽光得られない場所に住んでいる
太陽光発電を使って発電するには、日射量と長い日照時間が必要です。日中に太陽光が多い土地ほどソーラーパネルで発電できますが、日射量が少なく日照時間が短いと十分な発電量を確保できません。したがって、太陽光発電に必要な日射量が少ない場所に住んでいる方はやめておいた方がいいでしょう。なお自分の地域の日照時間は「NEDO日射量データベース」で調べられます。
近くに太陽光を遮る建築物がある
近くに太陽光を遮る建築物がある場合は、太陽光発電の設置をおすすめできません。十分な太陽光が当たらず発電量が減少するため、儲かる可能性は大きく下がってしまうでしょう。
また時間帯や季節によって、太陽光発電が陰になってしまう建築物もあります。そのため導入する前に、太陽光を遮る可能性がある建築物がないか確認が必要です。
屋根の形状が特殊、または屋根の面積が小さい
屋根の形状が特殊、または屋根の面積が小さい住宅の方は、太陽光発電はやめた方がいいでしょう。設備を設置する面積が小さいと発電量も少なくなり、十分な電力を得られず売電できる量や自家消費で使用できる電力が限られてしまいます。事前に太陽光発電を設置する屋根の面積をチェックして、十分に発電できるかシミュレーションしておきましょう。
近所に海や河川がある
近所に海や河川がある土地は水害や潮風が原因で設備が故障する恐れがあるため、太陽光発電の設置はおすすめできません。
大雨や台風といった自然災害で河川が氾濫して、太陽光発電の設備が被害を受けるリスクがあります。また海から距離が近い場合は、潮風による「塩害」が設備に影響を与えることも考えられます。
どうしても太陽光発電を設置したい方に向けて、塩害対策がされた太陽光発電設備が市販されていますが、その分コストもあがり初期費用が高くなるでしょう。
近隣住民が太陽光発電設置に反対している
近隣住民が太陽光発電設置に反対している場合は、太陽光発電の設置をおすすめできません。太陽光発電のパワーコンディショナーや工事による騒音で、設置に反対する近隣住民もいます。
そのような近隣住民と着工後にトラブルになると設置までに時間がかかり、太陽光発電の運用開始も遅れて売電できずに収入に影響が出てしまいます。反対している近隣住民がいる場合は、十分に理解を得て納得をしてもらってから太陽光発電を設置しましょう。
太陽光発電に投資する4つのメリット
太陽光発電の投資には、以下の4つのメリットがあります。
・売電収入が得られる
・利回りが安定する
・補助金で投資ができる
・節税対策になる
ここではメリットについて具体的に解説しているので、参考にして太陽光発電の導入を検討してください。
メリット➀:売電収入が得られる
太陽光発電に投資するメリットは、売電収入が得られることです。前述したFIT制度(固定価格買取制度)により、買取期間の10年間は安定した価格で売電できます。ただし、買取期間を過ぎた「卒FIT」後は売電価格が下がってしまいます。しかし買取価格が最も高い事業者に売電するといった方法をとることで、継続して売電収入が得られるでしょう。
メリット②:利回りが安定する
太陽光発電投資は初期費用や発電量によりますが、平均で10%の利回りが安定して得られるといわれています。株式投資とは違って、流行や景気の影響を受けることがなく安定した利回りで収入を得ることが可能です。太陽光発電は、投資の知識がなくても利回りが安定しやすいのが大きなメリットといえます。
メリット③:補助金で投資ができる
太陽光発電は、国から交付される以下の補助金を使って投資ができます。
・DER補助金:SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)より支援される補助金制度
・ZEH補助金:国が設けた基準を満たした住宅を対象にした補助金制度
・こどもエコすまいる補助金:子育て世代・若者夫婦の省エネ住宅取得を支援する補助金制度
また地方自治体でも補助金制度を行っている場合があり、重複して交付を受けることが可能です。国と地方自治体の補助金制度をうまく活用すれば、太陽光発電投資にかかる初期費用を安く抑えられるでしょう。
参考:環境省「デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)」
メリット④:節税対策になる
太陽光発電投資で売電価格が20万円以上になった場合は確定申告が必要となり、以下の項目を経費として計上できます。
項目 |
費用内容 |
減価償却費 |
設備の導入費用を耐用年数(17年)で割った費用 |
メンテナンス費用 |
太陽光発電の点検・修理にかかった費用 |
諸経費 |
運用する上で必要な人件費や移動費、通信費 |
固定資産税 |
太陽光発電を設置する土地や不動産 |
確定申告の際、節税対策になるので忘れずに手続きをしましょう。
太陽光発電に投資する3つのデメリット
太陽光発電の投資のデメリットには、以下の3つがあります。
・売電価格が低下する
・天候によって発電量が変わる
・出力制御で売電できないことがある
デメリットを理解した上で太陽光発電の投資を始めてください。
デメリット①:売電価格が低下する
太陽光発電に投資するデメリットとして、売電価格が低下していることが挙げられます。2012年より開始されたFIT制度(固定価格買取制度)の1kWあたりの売電価格は、持続的に下落して2024年では半額以下になっています。
項目 |
2012年 |
2024年 |
売電価格(1kW) |
34~42円(※1) |
9.2円~16円(※2) |
このことから電力会社へ売電するよりも、自家消費をして電気代の節約に繋げるといった方法でデメリットを解消すると良いでしょう。
(※1)参考:「経済産業省資源エネルギー庁(買取価格・期間等(2012年度~2023年度))」公式サイトより
(※2)参考:「経済産業省資源エネルギー庁(買取価格・期間等(2024年度以降))」公式サイトより
デメリット②:天候によって発電量が変わる
太陽光発電の投資のデメリットとして、天候によって発電量が変わることです。日照時間や日射量で発電量が左右されるので、天候が悪いと十分な太陽光を得られずに発電ができません。
また台風や大雨の影響も受けるため、天候によるリスクも考慮する必要があります。しかし余程の異常気象がない限り、年間を通してどの地域も日光量はほぼ変わりません。年間トータルの発電量が著しく下がることはめったにないでしょう。
デメリット③:出力制御で売電できないことがある
出力制御とは、各電力会社が地域の電気の需要量に対して発電量が上回った場合、需給バランスを維持するために行う制御です。出力制御が適用されると、太陽光発電で得た電力を売電できなくなります。実際に出力制御が行われることはほぼありませんが、デメリットの一つとして把握しておきましょう。
太陽光発電の投資で失敗しない4つの方法
太陽光発電の投資で失敗しない4つの方法は以下の通りです。
・事前にメンテナンス計画を立てておく
・表面利回りではなく実質利回りで考える
・最初から自家消費で検討する
・太陽光発電業者は複数を選定して比較する
ここでは失敗しないための重要な内容を解説しているので、ぜひ参考にして太陽光発電の投資を成功させてください。
方法➀:事前にメンテナンス計画を立てておく
太陽光発電の投資では、事前にメンテンナンス計画を立てておきましょう。効率よく発電するには、太陽光パネルに傷や汚れがつかないように注意が必要です。
また設備が破損や故障をすると修理費用がかかり、十分な売電収入が得られなくなります。効率よく発電するために、メンテナンス計画にかかる費用や手間をあらかじめ考慮しておくことが大切です。
方法②:表面利回りではなく実質利回りで考える
利回りには「表面利回り」と「実質利回り」があり、以下のように意味が異なります。
・表面利回り:太陽光発電にかかる税金や管理費などの経費を含まずに計算した収益
・実質利回り:太陽光発電にかかる諸費用、年間運営費、固定資産税などの経費を含んで計算した収益
「利回り10%」というのは、ほとんど業者が見込みとして提示する表面利回りです。その数字だけを信じてしまうと、実際には諸費用や税金で期待していた以上の収益が得られないことがあります。表面利回りではなく、実質利回りではどうかシミュレーションしておきましょう。
方法③:最初から自家消費で検討する
前述したように売電価格は年々下落する一方、電気代は10年前と比較すると値上がりしています。(※2024年4月時点)
項目 |
2012年 |
2024年 |
売電価格(1kWh)(※1) |
34~42円 |
9.2円~16円 |
電気料金(1kWh)(※2) |
22.3~25円 |
31円 |
(※1)参考:「TEPCO東京電力ホールディングス」より
(※1)参考:「経済産業省資源エネルギー庁(買取価格・期間等(2024年度以降))」公式サイトより
(※2)参考:「経済産業省資源エネルギー庁(家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約)」より
(※2)参考:「電力料金の目安単価の改定に関する件」より
そのため売電収入前提の投資ではなく、太陽光発電を導入して電気代の節約として自家消費する方がお得です。とはいえ、太陽光発電で自家消費をして電気代の節約ができても、設備投資の初期費用でかかった元を取るまで長い時間を費やします。自家消費として活用するなら、太陽光発電よりポータブル電源を選んだほうが良いでしょう。
ポータブル電源とはAC出力(コンセント)を搭載した可搬型の蓄電池です。太陽光発電は初期費用に安くても数十万円のコストがかかりますが、ポータブル電源は数万円から購入できて、持ち運んでどこでも家電製品に電力供給ができます。
もちろんソーラーパネルがセットになったものもあり、充電した電力で自宅にある家電製品を動かすことも可能です。太陽光発電と同様に自家消費ができて、電気代の節約効果が得られます。
太陽光発電の導入を検討している方は、安い初期費用にもかかわらず家電製品へ電力供給ができるポータブル電源とソーラーパネルのセットから始めてみましょう。
関連人気記事:ポータブル電源に使われる太陽光発電とは?電源が不要な太陽光発電の基本知識を紹介
方法④:太陽光発電業者は複数を選定して比較する
太陽光発電を導入する際は、複数の太陽光発電業者を選定して価格を比較することで設備費やメンテナンス費用、工事費といった価格の相場を把握できます。
また太陽光発電業者によっては、見積りで10万円以上の差が出る場合もあります。なかには悪徳業者も存在するので、騙されて余計な出費をして損をしないためにも複数の太陽光発電業者を選定して比較しましょう。
売電よりお得な自家消費ができるポータブル電源&ソーラーパネル3選
太陽光発電投資で売電するよりお得で自家消費ができる「Jackery 社」のポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」がおすすめです。全世界で300万台以上の販売実績があり利用者からの信頼性が高い「Jackery Solar Generator」は、ソーラーパネルで充電した電力を自家消費できるので電気代の節約ができます。
安くても100万円以上かかる据付型の太陽光発電装置+蓄電池とは違い、初期費用は数万円~数十万円と圧倒的にリーズナブルです。さらに固定の場所に設置しないため、持ち運んで好きな場所で使えます。ここでは、自家消費に最適な据付型の太陽光発電設備に負けない高出力・大容量の3モデルを紹介しています。
・Jackery Solar Generator 2000 Plus
・Jackery Solar Generator 1000 Plus
・Jackery Solar Generator 1000 Pro 200W
「電気代を安くして家計をラクにしたい」という方はぜひ当社の「Jackery Solar Generator」を選んでみてください。
Jackery Solar Generator 1000 Plus
「Jackery Solar Generator 1000 Plus」は、1,264Whの容量を備えたポータブル電源とソーラーパネルのセットです。家電製品を長時間使用可能で、たとえば炊飯器(1回200W)で約6回ごはんを炊けたり、液晶テレビを連続14時間視聴できたりします。持ち運びも容易で、積極的に家電を動かせば電気代を大きく節約することが可能です。
加えて拡張バッテリーに対応し、最大5,000Whまで容量を増やすことも可能。大容量を活かして同時に複数の家電製品へ電力供給すれば、さらに毎月の電気代を安く抑えられます。
「Jackery Solar Generator 1000 Plus」のソーラーパネルの充電時間は、ソーラーパネルを6枚に増設時2.0時間と高速充電が可能です。家電製品を使いたい時にバッテリー切れで使えない、という心配がありません。
さらにバッテリーを最高の効率と最適な状態で動作させることにより10年以上の長寿命化を実現しているため、すぐにバッテリーの寿命で買い替えるといった余計な出費もなく自家消費に適したモデルです。自家消費して毎月の電気代をお得にしたい方は、ほぼ全ての家電製品に対応できる「Jackery Solar Generator 1000 Plus」から始めてみましょう。
Jackery Solar Generator 2000 Plus
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、2,042Whの大容量・3,000Wの高出力を実現したポータブル電源とソーラーパネルのセットです。電子レンジやエアコンなど消費電力が大きい電化製品を含めて、ほとんどの家電製品をこの1台でまかなえます。
さらに最大5台の拡張バッテリーを使えば、2,042Whの大容量を12,000Whまで拡張可能。豊富な容量を活かした自家消費に最適で、積極的に活用すれば毎月の電気代を抑えられること間違いなしです。浮いた電気代でお小遣いの足しにしたり、家族で美味しいものを食べに行ったりと家計に余裕ができるでしょう。
また「Jackery Solar Generator 2000 Plus」のポータブル電源はハンドル・キャスター付きなのでラクラク移動が可能です。キッチンやリビング、寝室など使いたい場所へ手軽に持ち運んで使用できるので、場所を問わずに24時間いつでも自家消費できる節電機器として活躍します。
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Jackery Solar Generator 1000 Pro 200W
高速充電が可能な「Jackery ポータブル電源1000 Pro」にソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」を組み合わせたセット商品です。
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ソーラーパネルでの充電方法は、スタンドで立ててコードを繋ぐだけと至って簡単。すぐに充電できるため停電時でもバッテリー切れになる心配はなく、いつでも使いたい時に家電製品へ電力供給ができます。
市販の同クラスのポータブル電源と比較して本体重量は約11.5kgと軽量で、コンパクトサイズに設計されており、室内のどこでも軽々移動して使えます。例えば、キッチンで炊飯器に繋げてご飯を炊いたり、リビングでテレビに繋げて視聴をしたりと、移動しながら自家消費をして電気代を抑えることが可能。また静音設計なので、睡眠中に枕元で使っても作動音を気にすることなく熟睡できます。
初期費用のコストを抑えて太陽光発電を導入したい方は「Jackery Solar Generator 1000 Pro 200W」から始めてみましょう。
まとめ
太陽光発電の投資は、長期的な観点なら儲かる可能性があります。とはいえ、電気代が値上がりしている近年は、売電するよりも自家消費の方がお得です。
太陽光発電への投資を検討している方は、初期費用が安く抑えられる「Jackery Solar Generator」で自家消費をして、毎月の電気代を浮かせて家計に優しい生活を始めましょう。