太陽光発電をやめたほうがいいのは本当?家庭で役立つ太陽光発電の製品を教える

太陽光発電をやめたほうがいいのは本当?家庭で役立つ太陽光発電の製品を教えます

太陽光発電はときにインターネットや口コミなどで、「やめたほうがいい」と言われる場合があります。積極的に設置したいと思う方でも、このような情報を見ると不安になるかもしれません。なぜやめたほうがいいのか、気になる方もいるのではないでしょうか?

太陽光発電をやめたほうがいいと言われる理由は、いくつかあります。その多くは、工夫すればクリアできるものですから、過度に心配する必要はありません。この記事では太陽光発電をやめたほうがいい理由とメリットを解説し、家庭で役立つ太陽光発電の製品を紹介します。

太陽光発電はやめたほうがいいと言われる7つの理由

太陽光発電を始めたいと思い他の人に相談したところ、「やめたほうがいい」と言われた。このような経験をお持ちの方も、いるのではないでしょうか?その理由は、大きく7つの項目に分かれます。ここでは公的機関に寄せられた相談の内容をもとに、トラブルを防ぐポイントを考えていきましょう。

①設置費用が高い

太陽光発電の設置には、100万円を超える費用がかかる場合も少なくありません。一方、行政による補助金や助成金を受け取ることで、費用を大きく下げることも可能です。よく調べないまま設置すると、後悔するかもしれません。

お得に設置するためには、購入前の調査が重要です。お住まいの自治体で受けられる補助金や助成金を調べ、太陽光発電に関するものがないかチェックしましょう。受け取れることがわかった後で契約しても遅くはありません。

②購入後もランニングコストがかかる

太陽光発電は、購入した後も点検費用などのランニングコストがかかります。なかでも機器の故障は、突発的に多額の出費を迫られるため注意が必要です。独立行政法人国民生活センターでは、以下の相談内容を公表しています。

10年ほど前に「売電収入でローンの支払いが相殺される」と説明があり、太陽光発電システムを設置したが、パワーコンディショナ(以下:パワコン)が故障した。事業者に問い合わせると、買い換えしかないという。費用が掛かるのに、こんなに早く故障するとは思わなかった。

引用元 :独立行政法人 国民生活センター「売電収入をアテにして契約した太陽光発電システムが、10年ほどで故障した。本当に収益が得られるの?」

資源エネルギー庁が2021年12月に公表したデータによると、家庭で使われる太陽光発電のランニングコストは以下のとおりとなっています。

3~4年おきに実施される点検費用は、1回当たり29,000円程度

パワーコンディショナーは20年に一度交換され、費用は224,000円程度 

費用を準備する目安にするとよいでしょう。上記の金額を一度で支払うことが難しい場合は、あらかじめ貯蓄しておくと負担が和らぎます。

③思ったほどには収入が入らない

太陽光発電は、天候や季節、設置場所の向きに大きく左右される発電方法です。また家庭での電気使用量にも左右されるため、安定した収入はなかなか得られません。以下のように「安定・確実な収入が得られる」という勧誘を受けた場合は、注意が必要です。

「売電で約2万円のローンが払える」といわれたので契約したが、多い月でも1万円程度しか売電収入が入らない。

引用元:資源エネルギー庁「太陽光発電に関するトラブルにご注意ください。」

東京電力エナジーパートナーは太陽光発電の容量が5kWの家庭を例に、年間の売電金額を試算しています。2021年度の場合は1kWh当たりの売電単価が19円、売電収入は80,104円と公表しました。契約する容量にもよりますが、5kWや10kWの容量ですと月2万円の収入を得ることは難しいでしょう。

2022年度の売電単価は、1kWh当たり17円とさらに下落しました。売電単価は2009年以降、下がり続けています。今後はますます売電収入を得にくくなるでしょう。

➃音がうるさい

太陽光発電に欠かせないパワーコンディショナーは、騒音の原因となる場合があります。発電している間はずっと鳴り続けている音ですから、気になる方は「もう太陽光発電をやめたい」という気持ちになりかねません。

一方でパワーコンディショナーは一度設置すると、簡単に移動できるものではありません。このため、事前のチェックが重要です。どのような音がどのくらいの大きさで鳴るのか、業者に確認しておきましょう。屋外に設置する場合は、近隣に騒音被害を与えないかという点も考慮してください。実際にパワーコンディショナーを動かした方が収録した動画を確認することも、一つの方法です。

⑤設置後、雨漏りに悩まされる

太陽光発電機器を設置した方のなかには、設置後の雨漏りに悩まされてしまった方もいます。相談の事例を確認していきましょう。

太陽光発電システムを取り付けたが、工事がずさんで雨漏りが発生。補償してほしい。

引用元:「資源エネルギー庁「太陽光発電に関するトラブルにご注意ください。」

このようなトラブルを防ぐためには、事前の工事業者選びが重要です。実績は豊富なのか、悪い評判が無いか、施工不良が起きた場合の対応方法をよく確認しておきましょう。リフォーム瑕疵保険に入っている施工業者を選ぶことも、よい方法の一つです。

⑥近隣から「まぶしい」という苦情が来る

ソーラーパネルを設置した角度によっては、反射光により近隣の方にまぶしさを与えてしまう場合があります。毎日のようにまぶしい光を感じている方にとっては深刻な事態であり、実際に以下のような相談も寄せられています。

隣家の屋根に設置された太陽光パネルの反射光がまぶし過ぎて困っています。撤去してもらうことは可能でしょうか?

引用元:独立行政法人 国民生活センター「国民生活2022.7 暮らしの法律Q&A第121回 隣家の太陽光パネルの反射光がまぶしすぎる。撤去してもらうことは可能?

近隣にまぶしさを与えやすい要件は、いくつかあります。以下の場所に太陽光パネルを設置しないことで、まぶしさを与えるリスクを下げることが可能です。

1. 北向き(北西、北東も含む)の屋根

2. 急な角度の屋根

3. 近隣の住宅の窓が、ソーラーパネルの設置場所よりも上に設けられている 

3番のケースは、傾斜地に建てられた住宅地などで起こりがちですから注意が必要です。現代では近隣にどの程度まぶしさを与えるかシミュレーションすることも可能ですから、事前によくチェックしてもらうとよいでしょう。

⑦ソーラーパネルからの落雪で近隣に被害を与える

ソーラーパネルの表面は、滑りやすいことが特徴です。積雪のある地域では、積もった雪が滑り落ちることにも注意を払う必要があります。雪は重いため、落ちた場所に物があれば壊してしまいかねません。人がいれば、死傷事故に結びつくおそれも十分にあります。以下のように設備を壊した、また人にけがをさせた事故が起きています。

太陽光発電用のパネルを設置している自宅屋根から、積雪が勢いよく滑り落ち、隣家の壁に衝突、テラスを破損してしまいました。

引用元:独立行政法人 国民生活センター「太陽エネルギー利用パネル(パネル)からの落雪で隣家に被害が

居住アパートの屋根に設置されたパネルに積もった雪が落ちた。外にいた妻と子供の頭上を直撃。負傷し、病院でムチ打ち症と診断された。

引用元:独立行政法人 国民生活センター「太陽エネルギー利用パネルからの落雪事故に注意-設置時は、落雪対策も忘れずに-

このような事態を防ぐためには、落雪に対する事前の対策が有効です。雪止めの設置は、代表的な方法です。ご自宅に合った対策を取り、事故を防ぎましょう。

太陽光発電で得られるメリットは多種多様

太陽光発電をやめた方がいいと勧められる理由にはさまざまなものがありますが、それ以上に多くのメリットが得られます。代表的なメリットを、以下に挙げました。

電力会社の電気使用量を減らすことができ、電気代も減少する

停電した場合でも太陽光で発電でき、家電を使える

電力会社に売電し、収入を得られる

エコやSDGsに貢献できる

いずれも「太陽光発電を使いたい!」という動機となり、導入する後押しとなるものです。詳しいメリットの内容を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

関連人気記事:太陽光発電のメリット・デメリットとこれからの将来性

関連人気記事:太陽光発電の仕組みは?メリットやデメリット・話題の商品について

太陽光発電なら持ち運び型のソーラーパネルがおすすめ!

太陽光発電にはさまざまなメリットがあります。据え置き型のソーラーパネルは大容量で発電できることが魅力ですが、費用が高額、騒音や雨漏りに悩まされる場合がある、近隣に被害を与えるおそれがあるなど、難点も多く、やめたほうがいいとよく言われます。

これから太陽光発電を始めようと思う方は、設置工事不要な持ち運び型のソーラーパネルがおすすめです。今の時代は、持ち運べて多くの家電を使える機器も登場しています。どのようなメリットが得られるのか、5つに分けて解説していきましょう。

①初期費用が安い

持ち運び型のソーラーパネルはポータブル電源とセットされた製品でも、少ない初期費用で使えることが魅力です。Jackeryの最も安価な製品「Solar Generator 708」なら、10万円強で購入できます。また最上位機種の「Jackery Solar Generator 2000 Pro」はソーラーパネル1枚で35万円程度、6枚購入しても80万円弱で済みます。

一方で据え置き型のソーラーパネルは、設置時に100万円以上かかるケースも少なくありません。補助金や助成金を使えば支出を抑えられる場合がありますが、申請書類に記入する手間がかかります。

関連人気記事:【体験談】ポータブル電源の太陽光発電セットってどうなの?使用感をレビュー

②屋根など、家屋に負担をかけずに使える

据え置き型のソーラーパネルは、1平方メートル当たり13kg~17kgの重量があります。屋根に使う素材としては軽めですが、最も軽い金属製の屋根と比べると2倍から3倍の重さです。設置により屋根や壁、柱に負担をかけることになるでしょう。ソーラーパネルを後付けした場合は、施工ミスがあると雨漏りにも悩まされかねません。

持ち運び型のソーラーパネルならば、家屋に一切手を加える必要がありません。大切なご自宅に悪影響を与えることなく、太陽光の恵みを受けられるメリットを得られます。

関連人気記事:ソーラーパネルを屋根に取り付けると痛む?デメリットや注意点を解説

③日当たりの良い場所に移動できる

持ち運び型のソーラーパネルは、移動できることが強みです。日当たりの状況に応じて臨機応変に置き場所を変えることができ、より効率的な発電を行えます。

据え置き型のソーラーパネルのように、日当たりがよい場所がどこか悩む必要はありません。また近隣から「まぶしい」という苦情が来ても、パネルを動かせば解決できる手軽さも魅力です。

➃騒音が少なく近隣に迷惑をかけにくい

Jackery(ジャクリ)では運転時の音が45~53デシベルと、静かな製品を用意しています。美術館や書店と同じレベルの音ですから気になりにくく、近隣から苦情が来るリスクも低いでしょう。もし音が気になった場合は、手軽に場所を移動できることも強みです。

⑤貯めた電気は移動先でも使える

据え置き型のソーラーパネルで貯めた電気は、その場所で使い切らなければなりません。一方で持ち運び型のソーラーパネルならばどこでも充電でき、貯めた電気はどこでも使えます。

自宅でソーラーパネルを使った充電を行い、キャンプ場に持ち込んでさまざまな家電を使うといった方法も、持ち運び型のソーラーパネルなら簡単です。安全で楽しいアウトドアを過ごせることも、魅力の一つといえるでしょう。

関連人気記事:キャンプにソーラーパネルは必要?おすすめの理由と選び方を紹介

初心者でもお手軽に導入できる太陽光発電製品を紹介

初心者でもお手軽に導入できる太陽光発電製品を紹介

太陽光発電を日々の生活に活かしたい方には、発電量の大きなソーラーパネルと大容量を貯められるポータブル電源がおすすめです。ここからはJackeryが提供する2つの製品を取り上げ、それぞれの魅力を紹介します。

●Jackery Solar Generator 2000 Pro|ジャクリソーラージェネレーター2000プロ

最大200Wで発電できるソーラーパネル「SolarSaga 200」と、大容量2160Wh(2.16kWh)まで貯められる「ポータブル電源 2000 Pro」を組み合わせたJackery Solar Generator 2000 Pro。「電池残量が20%に減るまで使い、日中に満充電する」ことを30日間繰り返すと、51.84kWhもの電力を太陽光発電で得られます。電気代の削減につながるとともに、災害時にも日常に近い生活を送れるのではないでしょうか。

定格出力は2200Wありますから、複数の家電を同時に使えます。充電時に発する音量は53デシベル以下と、静かに使えることも魅力です。

Solar Generator 2000 Proのスペックを、以下の表で確認していきましょう。

容量

2160Wh

定格出力

2200W

AC充電入力

最大15A

充電時間

AC電源(2時間)

シガーソケット(24時間)

ソーラーパネル(SolarSaga 200×1枚で14時間、3枚で5時間、6枚で2.5時間)

サイズ

ポータブル電源 2000 Pro:幅38.4cm、高さ30.75cm、奥行26.9cm

SolarSaga 200(展開時):幅232cm、縦54cm、高さ2.5cm

SolarSaga 200(収納時):幅54cm、縦61.5cm、高さ4.0cm

重量

ポータブル電源 2000 Pro:約19.5kgSolarSaga 200:8kg

出力ポート

AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツとも対応)

USB-A×2(Quick Charge3.0対応)

USB-C×2
シガーソケット×1

公式サイト

Jackery Solar Generator 2000 Pro

●Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ

こちらは「SolarSaga 200」と、1512Wh(1.512kWh)まで貯められる「ポータブル電源 1500 Pro」の組み合わせたJackery Solar Generator 1500 Proです。定格出力は1800Wあるため、ほとんどの家電を使えます。

ソーラーパネル、ポータブル電源とも最新型の製品であり、安全対策も十分です。60℃に設定された高温保護制御や耐火素材の使用、耐衝撃設計、冷却効率の30%向上などが挙げられます。

また寿命の長さや保存期間の長さも特徴的で、寿命は2000サイクル、80%の残量で472日間の保存が可能です。日差しの強い日にソーラーパネルで充電を済ませ、非常時に備えるといった使い方もおすすめです。

Solar Generator 1500 Proのスペックを、以下の表に示しました。

容量

1512Wh

定格出力

1800W

AC充電入力

最大13A

充電時間

AC電源(2時間)

シガーソケット(16.5時間)

ソーラーパネル(SolarSaga 200×1枚で10時間、2枚で5時間、5枚で1.8時間)

サイズ

ポータブル電源 1500 Pro:幅38.4cm、高さ30.75cm、奥行26.9cm

SolarSaga 200(展開時):幅232cm、縦54cm、高さ2.5cm

SolarSaga 200(収納時):幅54cm、縦61.5cm、高さ4.0cm

重量

ポータブル電源 1500 Pro:約17kg

SolarSaga 200:8kg

出力ポート

AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツとも対応)

USB-A×2(Quick Charge3.0対応)

USB-C×2

シガーソケット×1

公式サイト

Jackery Solar Generator 1500 Pro

 

持ち運び型のソーラーパネルでリスクの少ない太陽光発電を

据え置き型の太陽光発電は、いくつかのデメリットがあります。うまくいけば家計に与える効果は大きいものの、初期投資額やランニングコストは大きく、近隣に被害をおよぼすおそれもあります。この点を問題として、太陽光発電をやめたほうがいいという方もいるでしょう。

持ち運び型のソーラーパネルなら、このような弱点はありません。据え置き型よりも発電量は少ないものの、家屋に傷をつけるリスクがなく、近隣と共存できる機器です。これから太陽光発電をお考えの方は、Jackery(ジャクリ)の持ち運び型ソーラーパネルをおすすめします。


new-customer-close
送信