1.太陽光発電が「やめたほうがいい」「後悔した」と言われる理由
太陽光発電が「やめたほうがいい」「後悔した」といわれる理由は、主に以下の4つです。
● 初期費用|100万円以上かかり回収まで10年以上を要する
● パワーコンディショナー交換|想定していなかった数十万円の出費が発生する
● 施工不良・近隣トラブル|雨漏りや反射光、落雪の相談事例が国民生活センターに寄せられている
● 売電価格の低下|当初の収支計画が崩れることがある
1つずつ見ていきましょう。
①初期費用が高くコスト回収まで10年以上かかる
経済産業省調達価格等算定委員会が公表している2025年設置分のデータでは、住宅用太陽光発電(10kW未満)のシステム費用は平均1kWあたり約28.9万円です。4〜5kWのシステムに換算すると、費用の総額はおよそ120万〜145万円になります。
太陽光発電の寿命である「25〜30年」で考えれば回収すること自体は難しくありません。しかし、一般的な回収には10年以上かかるのが一般的です。「思ったより回収に時間がかかる」という感覚が、多くの人の後悔につながっています。
参考:経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」
②パワーコンディショナーの交換費用が想定外の出費になる
パワーコンディショナーは、太陽光パネルが発電した電気を家庭で使える形に変換する機器です。10〜15年程度で寿命を迎えることが多く、交換費用は1台あたり20万〜30万円程度が目安とされています。
設置時の見積もりでは、この交換費用まで含めて説明されないことも珍しくありません。導入から10年ほど経ったタイミングで急に数十万円の出費を求められ、「聞いていなかった」と後悔するケースが後を絶たないのです。
関連記事:太陽光パネルのメンテナンス費用はいくら?必要性や費用を抑えるコツも紹介
③施工不良による雨漏りや反射光・落雪など近隣トラブルの相談事例がある
国民生活センターには、太陽光発電に関するさまざまなトラブル相談が毎年3000件ほど寄せられています。
● 屋根の強度不足でパネルの容量やメーカーが見積もりと変わった
● 設置工事後に雨漏りが起きて修理してもらったのに再発した
● パネルに積もった雪が隣家に落下して修理代を請求された
参考:建物検査相談センター
とくに近年は、「点検が義務化された」などと不安をあおって高額な点検・清掃契約を結ばせる「点検商法」の相談が急増しています。国民生活センターの発表によると、この種の相談件数は2017年度の57件から2024年度には613件まで、約11倍に増えています。

引用:国民生活センター「太陽光発電システムの点検商法が急増!」
突然の訪問で契約を急かされたときは、その場で決めず、複数社から見積もりを取り直しましょう。
④売電価格が下がり続けており当初の収支計画が崩れることがある
FIT制度による売電価格は、制度が始まった当初から年々見直され、下がり続けています。数年前に「売電収入で十分に元が取れる」と説明を受けて契約した人ほど、実際の売電価格の下落幅に驚き、当初の収支計画が崩れてしまうことがあるのです。
売電価格の下落の背景には太陽光発電の導入コストが大幅に下がっていることがありますが、それでも売電収入だけを頼りにした収支計画は崩れやすいです。逆に年々上がり続けている「電気代の削減」をあわせて考えるのがポイントといえます。
工事不要で手軽に導入できるソーラー発電機:
2.一方で「太陽光発電をつけてよかった」という声も|満足している人の理由
後悔する人がいる一方で、太陽光発電に満足している人も数多くいます。理由は主に次の3つです。
● 自家消費による節約効果|電気代の高騰が続くなかで節約効果を実感しやすい
● 停電時の安心感|災害時にも電気を使い続けられる
● 屋根の断熱効果|夏場の冷房効率が上がる副次的なメリット
詳しく見ていきましょう。
①電気代の高騰が続くなか自家消費による節約効果を実感している
電気料金は燃料費の変動にあわせて毎月見直される仕組みとなっています。昨今の社会情勢の影響による値上がりを実感している家庭も多いはずです。
日中に発電した電気をそのまま自宅で使う「自家消費」がメインのスタイルなら、電力会社から電気を買う量が減って値上がりの影響を受けにくくなります。売電価格が下がってきているので、相対的に自家消費の節約効果が目立ってきているわけです。
関連記事:太陽光発電で電気代を安くできる!節約できる電気代とコツを解説
②停電時にも電気が使え災害時の安心感につながっている
台風や地震が起きても太陽光発電が壊れていなければ、照明や家電を止めずに使い続けられます。蓄電池と組み合わせると、夜間や発電量が少ない時間帯もためておいた電気でしのぐことが可能です。
大規模な災害ほど停電の復旧には時間がかかります。自分の家だけ電気を確保できる安心感は、実際に災害を経験した人ほど「太陽光発電をつけておいてよかった」と実感しやすいメリットです。
③屋根の断熱効果で夏場の冷房効率が上がった
太陽光パネルには、実は屋根への直射日光を遮り屋根裏の温度上昇を抑える効果もあります。PVソーラーハウス協会が2015年に行った実験では、断熱材のない屋根で太陽光パネルがない部分の天井面温度が最高56.5℃に達したのに対し、太陽光パネルの下では47.1℃にとどまりました。

引用:環境省デコ活「太陽光パネルを屋根に設置して快適に!発電のほか、暑さ対策も」
売電収入や電気代削減が主なメリットとして語られがちですが、こうした夏場の冷房効率アップは、実際に住んでみて初めて気づく副次的な効果です。
3.太陽光発電で後悔する人・つけてよかった人、何が違う?
太陽光発電で後悔する人とつけてよかった人を分けているのは、主に次の3つのポイントです。
● 事前準備|シミュレーションと相見積もりを行ったかどうか
● 収支の考え方|自家消費中心か売電収入をあてにしていたか
● 屋根の条件|発電に適した向き・形状だったか
3つの違いを見ていきましょう。
①事前にシミュレーションと相見積もりを行ったかどうか
満足している人の多くは、契約前に複数の業者からシミュレーションと見積もりを取り、内容を突き合わせています。1社だけの説明を鵜呑みにせず、発電量の見込みや費用の内訳を比較することで、割高な契約や過大な発電量の見積もりを避けられるからです。
一方、後悔している人には、訪問販売でその場の勢いで契約してしまったケースが目立ちます。国民生活センターへの相談でも、訪問販売がトラブルの主な原因として繰り返し指摘されています。
②自家消費中心か売電収入をあてにしていたか
「FIT制度」により、売電価格は契約してから10年間は変動がありません。つまり、売電収入の金額もほとんど変化しません。
一方で、電気代は値上がりの傾向が続いているので、同じ「1kWh」の電気でも自家消費したときのコストメリットが大きくなっています。
太陽光発電の売電収入をあてにして計画を立てていた家庭は結果として損をしているので、「後悔した」という結末になりがちです。自家消費による電気代削減を中心に考えていた人は、電気代の値上がりが続くほどメリットを実感しやすくなります。
③屋根の向き・形状が発電に適した条件だったか
太陽光発電協会の資料によると、南向きに30度の傾斜で設置した場合を100%とすると、北向きでは発電量が62%程度まで落ち込みます。屋根の向きや形状によって、発電量そのものに大きな差が出てしまうのです。
つまり日照条件が悪い屋根に設置してしまうと、想定していた発電量や売電収入が得られません。自宅の屋根が太陽光発電に適しているか、業者にしっかり見てもらいましょう。
参考:太陽光発電協会「設置方位や設置角度の影響はありますか?」
関連記事:太陽光パネルの設置場所はどこがいい?5つの注意点やどこでも置ける製品も紹介
4.後悔しないために太陽光発電の導入前に確認しておきたいチェックポイント
後悔を避けるために、太陽光発電の導入前に押さえておきたいポイントは次の3つです。
● 相見積もり|複数業者から取り施工実績も確認する
● シミュレーションの前提|売電ではなく自家消費で試算してもらう
● 屋根の状態|向き・形状・耐荷重を事前に確認する
3つのチェックポイントを見ていきましょう。
①複数業者から相見積もりを取り施工実績を確認する
同じ容量・同じメーカーのパネルでも、依頼する業者によって費用は数十万円単位で変わります。1社の説明だけを信じて即決せず、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
注意点として、極端に安い見積もりには手抜き工事や質の低い部材が使われているリスクもあります。価格だけでなく、これまでの施工実績もあわせて確認してください。
②売電ではなく自家消費でシミュレーションする
契約前に見せてもらうシミュレーションは、自家消費を中心にした試算になっているか確認しましょう。FIT制度で保証される売電価格は契約時点から10年間固定されますが、その期間が終わると大手電力会社では7〜9円/kWh程度まで下がります。太陽光発電の寿命は25〜30年ほどのため、売電収入だけに頼ったシミュレーションはFIT期間終了後に崩れやすいです。
日中の在宅時間や電気を使う時間帯を業者に伝え、自家消費率を反映したシミュレーションを出してもらえば、より実態に近い収支の見通しが立てられます。
③屋根の向き・形状・耐荷重を事前に確認する
屋根の向きは、南向きにできるだけ近いことが理想です。北向きや、建物や木の影がかかる屋根では、想定していた発電量に届かないことがあります。
あわせて、太陽光パネルと架台の重さに屋根が耐えられるかどうかも忘れずに確認しましょう。とくに築年数の古い住宅では、設置前に屋根の耐荷重調査をしてもらい、必要であれば補修してから設置に進んでください。
関連記事:太陽光×蓄電池は300万円以内で導入できる!安く抑える方法と注意点
5.屋根工事も高額なメンテナンス費も不要!Jackery(ジャクリ)のソーラーパネル&ポータブル電源

太陽光発電で後悔する人の多くは、契約してから初めて気づく想定外の出費や、屋根の状態次第で発生するトラブルに苦しめられています。
「契約」や「設置工事」が発生しない、折りたたみ のポータブルソーラーパネルと持ち運べる蓄電池「ポータブル電源」のセット「Jackery Solar Generator」なら、そもそもこうした後悔の種そのものがありません。
● 屋根に穴を開けないため、施工不良による雨漏りが起こりようがない
● パワーコンディショナーのような、数年後に交換が必要な高額部品がない
● 屋根の向きが悪くても、日当たりのよい場所を選んで置き直せる
● 訪問販売でその場での即決を求められることもなく、自分のペースで自分にあったモデルの導入を決められる
Jackery(ジャクリ)は、7年連続で国内ポータブル電源・ソーラーパネル市場の年間売上・販売台数No.1を獲得しているブランドです。5年の長期保証と10年以上の長寿命で、コンパクトながら長く安心して使えます。太陽光発電で後悔したくない方は、手軽に始められる「Jackery Solar Generator」から試してみましょう。
関連するFAQ
①雪国・寒冷地に住んでいますが、太陽光発電の設置はやめたほうがいいですか?
雪国でも適切な対策を行えば、十分な発電効果が得られます。寒冷地ならではのメリットがある一方、積雪特有のリスクもあるため事前の確認が大切です。
雪国で太陽光発電を行うメリット
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夏季の発電効率が安定: 太陽光パネルは熱に弱く高気温で効率が落ちますが、寒冷地は夏でも高温になりにくいためロスなく発電できます。
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年間発電量は大きく変わらない: 冬場は積雪で発電量が一時的に下がりますが、春〜秋の安定した発電量でカバーできるため、年間トータルでは温暖な地域と大きく変わらないケースが多く見られます。
注意すべきリスクと対策:
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積雪・落雪トラブル: パネル表面から滑り落ちた雪が隣家や通行人に被害を与えないよう、パネルの傾斜角調整や雪止め金具・落雪防止フェンスの設置が不可欠です。
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雪の重み(積雪荷重): 屋根や設備への負担を抑えるため、積雪荷重に耐えられる耐雪仕様のパネルや架台を選びましょう。
設置時は「落雪が人や隣家に届かないか」「耐雪仕様の設備を選んでいるか」「除雪コストを考慮したか」の3点を事前に確認することをおすすめします。
②太陽光発電リースやレンタル契約は、途中で解約できますか?
原則として契約期間中(一般的に10〜15年)の中途解約はできません。
リースやレンタル機器の所有権はサービス提供会社にあるため、途中で太陽光発電をやめる場合は以下のいずれかの対応が必要です。
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残価・違約金の一括支払い: 残りの契約期間に応じたリース料(または違約金)を解約時にまとめて支払う
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システムの買い取り: システムの残存価値相当額を支払って自分の所有物にする
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契約の引き継ぎ(名義変更): 自宅を売却・譲渡する際、新しい買主(所有者)へ契約を継承する
なお、契約中に無断で太陽光パネルを撤去・売却すると損害賠償などのトラブルに繋がる恐れがあります。「初期費用ゼロ」というメリットがある反面、中途解約のリスクや解約条件、買い取り保証の有無は契約前に必ず確認しましょう。
③屋根の葺き替えや家の解体で太陽光パネルを撤去・処分する場合、費用はどのくらいかかりますか?
一般的な住宅(パネル15〜20枚/約4〜5kW)の場合、総額で約15万〜40万円が相場です。「太陽光パネルを完全に撤去・処分する(解体など)」のか、「一度外して再設置する(葺き替えなど)」のかによって費用や内訳が異なります。
①太陽光パネルを完全撤去・処分の場合の費用目安:15万〜30万円
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ソーラーパネルの取り外し・運搬: 約10万〜20万円
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廃棄処分費用: パネル1枚あたり約5,000円〜1.5万円
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足場代(必要な場合): 約10万〜15万円(1㎡あたり約700〜1,000円)
②太陽光パネルを脱着・再設置の場合:25万〜40万円
屋根の葺き替えなどで一時的に外して再取り付けを行う場合、外し・保管・再設置・防水処理の工程が発生するため、撤去のみより費用が高くなります。
注意点・見落としがちなコスト 設置時の見積もりに撤去費用が含まれていないケースは非常に多いため、長期的な収支シミュレーションに「将来の撤去・廃棄コスト」を織り込んでおくことが大切です。また、解体時や葺き替え時には、太陽光の専門施工業者に依頼することで雨漏りリスクなどを防止できます。
まとめ
太陽光発電は、後悔する人とつけてよかったと感じる人がはっきり分かれます。分かれ道になるのは「事前の準備の差」です。相見積もりやシミュレーションをきちんと行ったか、自家消費中心で考えていたか、屋根の条件が発電に適していたか。この3点で満足度は大きく変わります。
屋根への本格投資に踏み切る前に、本当に自分は導入して後悔しないか、一度立ち止まって見直しましょう。後悔するのが怖い方は、小型のソーラーパネルとポータブル電源のセット「Jackery Solar Generator」から始めてみるのもおすすめです。