【企業向け】ポータブル電源は災害時に必要かいらないかどっち?
企業防災目的でポータブル電源の購入を試みたものの「ポータブル電源は災害に必要ない」という意見を目にしてしまうと、購入をためらってしまいますよね。しかし、事業継続の観点からは、ポータブル電源は必要だといえます。
この記事では、ポータブル電源が必要ないといわれる理由や、ポータブル電源が企業の被災時に役立つ場面について解説します。あわせて、ポータブル電源に関する、よくある質問と回答もまとめました。最後までご覧いただくことで、ポータブル電源購入に対する不安が解消されるでしょう。
ポータブル電源は災害時に必要か
結論からいうと、ポータブル電源は防災に必要です。特に事業継続、BCP対策には欠かせません。
確かにラジオやスマートフォンの一時的な使用などであれば、乾電池式のバッテリーでも足りるでしょう。しかし災害発生時には、冷蔵庫やパソコンの長時間の利用など、多くの電力を必要とする場面が出てきます。したがって、防災の観点からは、ポータブル電源を用意すべきだと考えられます。
ポータブル電源は防災に必要ないと言われる3つの理由
ポータブル電源は防災に役立つといえ、必要ないといわれることもあります。しかし、それらは誤解であることが多いです。ここでは3つの誤解について解説します。
電力はすぐに復旧する可能性が高い
電力は重要なインフラであるため、停電時には早急な復旧が行われます。日本の場合、停電が1週間以上長引くことは少ないです。それゆえ、ポータブル電源がなくてもインフラ復旧まで乗り切れるという考え方があります。
しかし、大規模な災害時には、電力復旧まで長引く可能性があります。2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震など、近年では短期間のうちに大災害が複数発生しているため、今後も同レベルの地震が生する可能性はあると考えるとポータブル電源を用意しておいたほうが安心です。
情報収集のためのラジオは乾電池で充分動く
停電時にも、乾電池式ラジオを使えば、ある程度の情報収集はできます。とはいえ、乾電池はそれほど長持ちしません。電力復旧までの期間が長引く場合、乾電池のみでしのぐは難しいでしょう。また、災害発生後には、乾電池すら手に入らない可能性もあるでしょう。
さらに災害時に使用する電子機器は、ラジオ以外にも多々あります。それらも動かすことを考えると、乾電池のみで電力をまかなうのは困難です。
普段は使わないためもったいない
ポータブル電源は、非常事態発生時に使うもので、普段使用することはないという意見もあります。また、ポータブル電源は決して安くありません。そのため、費用に見合わないとの理由から、必要ないとする意見もあるでしょう。
しかし、ポータブル電源を用意しなかったことで起こりうる困難は多く存在します。特に企業にとっては、電力が使えず企業活動に必要なシステムの復旧が遅れることで、膨大な損失を被る可能性があります。また、ポータブル電源は「持ち運べるコンセント」であるため、屋外イベントなどにも活用することができます。さらに、日本は自然災害が多い国であることも踏まえると、ポータブル電源の費用対効果は決して悪いものではないでしょう。
ポータブル電源が企業の被災時に役立つ場面
ポータブル電源は、企業が被災した際のさまざまな場面で役立ちます。では、具体的に役立つ事例を確認しましょう。
照明が必要なとき
停電の影響でオフィスの照明が消えてしまうと、もしも災害が夕方以降に起きた場合に従業員が怪我するリスクや精神的不安に陥ってしまう恐れがあります。しかしポータブル電源があれば、照明を使えるようになるため、従業員を守ることができます。またポータブル電源のなかには、それ自体に照明機能がついているものもあります。
事業の根幹システムを早く復旧させたいとき
災害による企業へのダメージは、たとえ数日間の業務停止にとどめたとしても、甚大な損失を出してしまう可能性があります。そのため事業の根幹システムをいち早く復旧させなければなりません。
ポータブル電源は、早期のシステム復旧にも役立ちます。データを取り出すためのパソコンや、インターネットに接続するWi-Fiルーターなどを素早く動かせるためです。事業を守るためにも、ポータブル電源を用意しておくことが望ましいです。
通信手段を維持したいとき
企業の被災時において、通信手段の確保は非常に重要です。通信手段がなければ、従業員の安否確認や、事業継続に必要な人員の確保ができません。また、取引先への連絡が滞ることで、信用を失うリスクもあります。
そのため、ポータブル電源を用意し、停電時でも通信手段を使えるように備えておきましょう。ポータブル電源は決して安価ではありませんが、用意しておかなかったことによって起こるリスクと天秤にかけると、用意しておくほうが好ましいと考えられます。
夏場や冬場にエアコンが止まってしまったとき
夏場や冬場にエアコンが止まってしまうと、熱中症になったり、低体温症になったりしてしまう恐れがあります。そのようなことを防ぐためにも、ポータブル電源を使って小型の扇風機やストーブ、電気毛布などを使えるようにしておくことが重要です。また、オフィスが6畳程度であれば、ポータブル電源の電力でエアコンを使うことも可能です。
冷蔵庫にある食料を腐らせたくないとき
冷蔵庫に食料がある場合、停電時にも腐らせないようにする必要があります。冷蔵庫を動かすには多くの電力が必要ですが、大容量のポータブル電源があれば基本的に問題なく動かせます。被災から電力や食料の供給までの期間が長引くことを想定すると、ポータブル電源を用意しておいたほうが安心できます。
ガスが使えないとき
災害時は、ガス止まる可能性があります。そのため、暖房器具の使用や食料の調理が難しくなるケースもあります。しかし高出力対応のポータブル電源があると、ガスと電力が止まった際も、電気ケトルや電子レンジなど使えるので便利です。
防災用ポータブル電源に関してよくある質問
防災用ポータブル電源に関してよくある質問と回答をまとめました。
容量の目安は?
企業防災であれば、最低でも1,000Whは欲しいです。なぜなら、冷蔵庫など消費電力の大きい電化製品などを動かせるようにする必要があるためです。加えて、同時にWi-Fiルーターやパソコンを使用したい場合は、1,500~2,000Whの大容量のポータブル電源を用意しておくと、より安心できます。
災害用蓄電池とは?
災害用蓄電池とは、災害による停電時にも電力を供給できるように電力を蓄えておくためのアイテムです。蓄電池のうち、持ち運び可能なものをポータブル電源と呼びます。
非常時の使い方は?
ポータブル電源は、非常時において以下の用途などに使えます。
● 冷蔵庫の作動
● パソコンやWi-Fiルーターの電源
● スマートフォンの充電
● 夏の暑さや冬の寒さ対策
● 調理・給湯
● トイレやキッチンなど水回りの維持
ソーラーパネルもあった方が良い?
ソーラーパネルなどの発電できる機器あったほうがよいです。ソーラーパネルがあれば、被災中も太陽光で充電を続けられるため、停電が長引いた際も電力の枯渇を防ぎやすくなります。また、充電にコストがかからないこともメリットです。
ポータブル電源のデメリットは?
ポータブル電源には、以下のようなデメリットがあります。
● 浸水などの水害に弱い
● 電源単体では停電時など充電できない
● 値段が高額
詳細は下記の記事で解説しているため、あわせてご覧ください。
企業向け非常用発電機はJackeyのポータブル電源がおすすめ!
企業防災には、大容量のポータブル電源が役立ちます。例えば、インターネットを使うのに必要なWi-Fiルーターを動かし続けたり、同時に複数のパソコンを使えるようにしたりできます。大容量のポータブル電源を用意しておくことで、早急な事業復旧を実現しやすくなるでしょう。
Jackey(ジャクリ)は、企業防災向けに大容量のポータブル電源を用意しています。そのなかでも、おすすめの2点を紹介します。
ポータブル電源1500Pro
ポータブル電源1500Proは容量的に充分で、かつ企業防災に役立つさまざまな機能を備えています。おもなおすすめポイントは、以下のとおりです。
● 定格出力が大きいため、多くの電力を要する電子機器や電化製品も動かせる
● 短時間で給電できる
● パソコンやスマートフォンなど同時に複数の電子機器に給電できる
● ソーラーパネルで発電できるため、コストが抑えられるうえ、環境にやさしく企業イメージもよくなる
● LEDライト機能がついているため照明器具が使えなくなった際も安心できる
保証期間は本来3年間ですが、公式サイトからご購入いただくことで2年間延長し、計5年間の保証がつきます。ご興味がある方は、こちらのリンクをご覧ください。
ポータブル電源2000Pro
ポータブル電源 1500 Proよりも大容量のポータブル電源をご希望の場合は、ポータブル電源 2000 Proがおすすめです。例えばパソコンの充電回数に関しては、1500 Proの17回に対し、2000 Proは23回使えます。そのため、同時に多くのパソコンを使わなければならないような状況にも対応できます。
保証期間は1500 Proと同様に本来3年間ですが、公式サイトからご購入いただくことで2年間延長し、計5年間の保証がつきます。ご興味がある方は、こちらのリンクをご覧ください。
まとめ
まとめ
ポータブル電源は企業防災に必要であるため、必ず購入しておきましょう。ポータブル電源があれば、人命の保護、事業継続双方に役立ちます。今回紹介した2つの商品も企業防災で大いに役立つため、ぜひ検討してみてください。
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