1.【服装・道具】暖房なしで冬を乗り切るグッズを紹介
暖房なしで冬を乗り切るグッズを、服装と道具別に紹介します。
・服装編|着る毛布など
・道具編|充電式湯たんぽなど
それぞれチェックしていきましょう。
●服装編|着る毛布など
冬に体を暖めるには、次のような服装がおすすめです。
・手袋
・着る毛布
・フリース
・ネックウォーマー
・裏起毛のワイドパンツ
・ヒートテック・ブレスサーモなどの下着
ヒートテックやブレスサーモは、体の表面にあるかすかな水分を吸収して発熱する素材です。入浴後にこれらの下着を着用すれば、体から発生する蒸気で長時間体温を維持できるでしょう。
また、首のように太い血管がある場所を露出していると体温が冷えてしまいます。フード付きの着る毛布やネックウォーマーで首周りを保護すれば、体温が下がりにくくなります。
●道具編|充電式湯たんぽなど
暖房以外で体を暖める道具を紹介します。
・充電式湯たんぽ
・ブランケット
・暖リング
・ステンレスボトル
充電式湯たんぽは、お湯の出し入れなしで使える湯たんぽです。湯沸かしの必要がないため、寒い廊下やリビングを行き来せずに体を暖められます。USB充電式の湯たんぽとポータブル電源(※)を組み合わせれば、湯沸かししにくい車中泊や災害時の避難所などでも使えます。
※持ち運び可能なバッテリー装置
暖リングは、首周りを直接暖められるネックウォーマーです。パソコンにUSBケーブルでつないで充電できるため、自室や職場でパソコンを使う機会が多い人におすすめです。
2.暖房は使わない!節約と健康を両立する対策8選
冬はどうしても室内にこもりがちになり、暖房に頼ってしまいます。次の8つの対策を実践して、節約と健康を両立する生活を目指しましょう。
・日常の運動量を増やす
・足湯で血行を促進する
・鍋料理で体と部屋を暖める
・昼間はカーテンを開けておく
・活動場所を暖かい部屋に変える
・家族全員ができる限り1つの部屋で過ごす
・窓ガラスの防寒対策を徹底する
・ゆず湯・大根湯・しょうが湯などに浸かる
順番に詳しく解説します。
●日常の運動量を増やす
体温を維持するためには、日常の運動量を増やすのが効果的です。日常生活に次のような行動をプラスすれば、体温を維持しやすくなります。
・首や足のストレッチを増やす
・バスや電車で目的地から一駅余分に歩く
・エスカレーターを使わず階段を上り下りする
運動量を増やして血行を促進することで、冷え性や肩コリも予防できます。
●足湯で血行を促進する
光熱費がもったいないという人は、足湯での血行促進がおすすめです。足湯には次のメリットがあります。
・暖かい血液が全身に循環する
・少量のお湯を短時間で用意できる
・入浴よりも肺や心臓への負担を抑えられる
浴室内外の暖房も使わずに済むため、足湯は節電と全身の体温維持にぴったりの方法です。
参考:一般社団法人 秋田県医師会「「足湯」のススメ 小笠原真澄」
●鍋料理で体と部屋を暖める
鍋料理を作る際の室温上昇と加湿は、暖房なしで体を暖める方法として最適です。また、次のような食材を食べれば、体がより暖まります。
・人参
・ごぼう
・しょうが
・れんこん
・ほうれん草
根野菜や冬が旬の食材には体を暖める効果があるため、積極的に取り入れましょう。
参考:厚生労働省「冷え対策!体をあたためる食材、冷やす食材」
●昼間はカーテンを開けておく
昼間にカーテンを開けておけば、日光を室内に取り入れて室内を暖めることができます。また、南向きの部屋は日照時間が4つの方角の中でもっとも長いため、より暖かい室内で過ごせます。
ただし、カーテンを開けっ放しにしていると、日没後に室内が冷えてしまいます。冬は日没が早いため、夕方に自宅に人がいないケースが多ければ、外出先からカーテンを開け閉めできるスマートカーテンを用意すると良いでしょう。
●活動場所を暖かい部屋に変える
冬に入る前に活動場所を暖かい部屋に変えましょう。夏は日差しが届きにくく涼しい部屋でも、同じ場所で過ごせば冬は寒くなる一方です。
特に北向きの部屋は日光が入りにくく、冬に過ごす部屋としておすすめできません。冬に暖かく過ごすなら、日光が入りやすい南か西向きの部屋を選びましょう。
●家族全員ができる限り1つの部屋で過ごす
節約におすすめなのが、家族全員ができる限り1つの部屋で過ごすことです。各部屋の暖房や照明を使わない分だけ節電可能です。
また、人が集まるだけでも部屋は暖まります。大人の体は代謝によって約100Wの熱を放出しており、4~5人家族が同じ部屋に集まれば小型ストーブ並の暖房機器と同じ効果があります。日中カーテンを開けて暖めておいた部屋なら、より過ごしやすくなるでしょう。
参考:沖縄県公式ホームページ「序章 住宅の快適性とエネルギー消費の基礎」
●窓ガラスの防寒対策を徹底する
住宅の暖かい空気の58%が窓から出てしまうため、窓ガラスの防寒対策を徹底しなければ室内が寒くなります。対策としては次のアイテムが効果的です。
・断熱シート
・複層ガラス
・二重サッシ
・厚手のカーテン
上記のアイテムを使うことで住宅の熱を逃がさず、暖房の使用頻度を抑えることができます。本格的に寒くなる前に、窓ガラスの防寒対策を実施しましょう。
●ゆず湯・大根湯・しょうが湯などに浸かる
冬の入浴には、ゆず湯・大根湯・しょうが湯などの入浴がおすすめです。これらの食材を入浴に活かすことで血行を促進し、体温を上昇させることができます。具体的な入浴方法は次のとおりです。
ゆず湯 |
大根湯 |
しょうが湯 |
ゆずの皮を風呂に入れる |
大根の葉を約1週間乾燥させて刻み、布袋に入れて風呂に浮かべる |
しょうがをすりおろし、布袋に入れて搾り汁を風呂に混ぜる |
なお、人によっては食材にアレルギーを起こす場合もあります。上記の入浴方法を利用する場合は、あらかじめ同居人にアレルギーの有無を確認しましょう。
3.どうしても暖房をつけたい日はどうする?冬の暖房費を節約する4つの方法
どんなに防寒対策を徹底しても、暖房なしでは耐えられない日もあるでしょう。次の方法なら、冬の暖房費を節約できます。
・エアコンの暖房効率を保つ
・扇風機で暖かい空気を循環させる
・電力消費が控えめなこたつを優先して使う
・ポータブル電源とソーラーパネルを併用して節電する
一つずつ確かめていきましょう。
●エアコンの暖房効率を保つ
暖房費を節約するためには、エアコンの暖房効率を保つ必要があります。低効率で暖房を動かすと温度上昇に時間がかかり、余計な電気代がかかってしまいます。効率を保つ対策としては次の方法が効果的です。
・窓やドアの開閉を減らす
・室外機の周囲から物を遠ざける
・床まで届く厚手のカーテンを使う
・毎月1~2回フィルターを掃除する
なお、設定温度が高いほど冬のエアコン代は高くなるため、暖房費用を抑えるなら、設定温度は20℃がおすすめです。着る毛布や充電式湯たんぽと合わせて、防寒対策を充実させましょう。
参考:政府広報オンライン「省エネのポイントを部屋別にご紹介! 高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう」
●扇風機で暖かい空気を循環させる
暖房効率を高めるためなら、扇風機で暖かい空気を循環させるのがおすすめです。暖かい空気は高い場所に集まるため、扇風機を上に向けて回せば空気が混ざり、室内を素早く暖められます。
また、サーキュレーターのような小型の扇風機をタンスの上のような高い位置で使えば、より効率的に室内が暖まります。
●電力消費が控えめなこたつを優先して使う
冬の寒さに耐えられない日は、電力消費が控えめなこたつを優先して使いましょう。エアコンなどの暖房器具と比べて電力消費が少ないため、電気代を節約できます。電気代の差は、次のように3倍以上の差があります。
・500Wのエアコン(6~9畳)を1時間:約15円
・300Wのこたつを1時間:2~4円
ただし、長時間のこたつの使用や出入りは危険です。こたつで寝てしまえば汗をかきすぎてしまい、脱水症状を起こす可能性があります。こたつと寒い部屋を行き来すると血管が詰まってしまい、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまうかもしれません。
こたつを使う際は水分を積極的に摂り、寝室に移動する際はあらかじめ暖めておきましょう。
●ポータブル電源とソーラーパネルを併用して節電する
ポータブル電源とソーラーパネルの併用は、節電に効果的です。ポータブル電源は携帯可能なバッテリー装置であり、ソーラーパネルと組み合わせれば自宅の電力を使わずに家電を動かせます。
例えば、昼間にソーラーパネルを使ってポータブル電源を充電し、夕方から電力消費なしで暖房を動かすといった使い方が可能です。
4.冬の停電・防災対策に必須!ポータブル電源とソーラーパネルのセットを4つ紹介
ポータブル電源とソーラーパネルは、冬の停電や防災対策に欠かせません。冬に停電が起きて電子レンジが使えなくなれば、温かい非常食を食べられなくなります。エアコンやファンヒーターが動かせなくなれば、あっという間に凍えてしまうでしょう。
ポータブル電源を防災対策として役立てるためには、どこでもポータブル電源を充電できるソーラーパネルが必要です。
ここでは、12年間で400万台以上販売してきたJackery(ジャクリ)のポータブル電源を4つ紹介します。用途に合ったモデルを選び、冬の非常時を乗り切るための対策を充実させましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、Jackery ポータブル電源 600 Plusと、Jackery SolarSaga 100 Miniのセットです。ポータブル電源とソーラーパネルの総重量は約10.5kgと軽量であり、キャンプや避難所へ持ち運びやすいモデルです。最短1時間で充電できる緊急充電モードを利用すれば、旅行出発の直前にも充電が間に合います。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、Jackery ポータブル電源 1000 Newと、Jackery SolarSaga 100Wのセットです。容量1,000~1,500Whの製品の中で、最軽量級の10.8kgという軽さを誇ります。62種類の保護機能と最新の高速充電技術 「ChargeShieldテクノロジー2.0」により、より高い安全性能を実現しました。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 2000 NewとJackery SolarSaga 200 のセットです。容量2,042Whと定格出力2,200Wの性能を備え、冷蔵庫やエアコンなど使用頻度の高い家電に給電できます。震度7の地震による衝撃にも耐える頑丈さを誇り、非常時に慌ててぶつけたとしても壊れにくく、安心して持ち運べます。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 2000 Plusと、Jackery SolarSaga 200のセットです。バッテリー拡張機能を持ち、容量を最大12,000Whまで拡張できます。別売りのJackery コネクタで2台つなげば定格出力を4,000Wまで拡大可能。エアコンや冷蔵庫を長時間動かして、効率的に節電したい人におすすめです。
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5.暖房なしで冬を乗り切る方法についてよくある質問
暖房なしで冬を乗り切る方法について、よくある質問への回答をまとめました。
・冬の夜を暖房なしで暖かく過ごすための対策は?
・暖房なしで冬のキャンプや車中泊を乗り切る方法は?
・北海道で暖房なしで冬を乗り切るにはどうすればいい?
疑問を解消して冬の寒さに備えましょう。
●冬の夜を暖房なしで暖かく過ごすための対策は?
冬の夜を暖房なしで暖かく過ごすためには、次の対策が効果的です。
・日常の運動量を増やす
・足湯で血行を促進する
・鍋料理で体と部屋を暖める
・昼間はカーテンを開けておく
・活動場所を暖かい部屋に変える
・家族全員ができる限り1つの部屋で過ごす
・窓ガラスの防寒対策を徹底する
・ゆず湯・大根湯・しょうが湯などに浸かる
防寒対策を徹底し、節約と健康を両立させましょう。
●暖房なしで冬のキャンプや車中泊を乗り切る方法は?
暖房なしで冬のキャンプや車中泊を乗り切るなら、次の服装と道具を揃えましょう。
服装 |
道具 |
手袋 着る毛布 フリース ネックウォーマー 裏起毛のワイドパンツ ヒートテック・ブレスサーモなどの下着 |
暖リング ブランケット 充電式湯たんぽ ポータブル電源 ステンレスボトル |
ポータブル電源があれば、充電式の道具類で長時間体を暖められます。服装も整えれば、体温を維持して寒さをしのぐことも可能です。
●北海道で暖房なしで冬を乗り切るにはどうすればいい?
北海道では暖房なしの生活はおすすめできません。北海道の最低気温はマイナス30℃まで下がることもあるため、暖房なしでは命の危険があります。
また、平均的な入院費用は1日21,000円ほどです。体調を崩して入院すれば、暖房費用以上にお金を無駄にしてしまいます。
北海道で暖房なしで過ごすのは非常に危険ですが、どうしても暖房の使用頻度を下げたい人は、寝袋や湯たんぽで体を暖めましょう。
参考:公益財団法人 生命保険文化センター「1日あたりの入院費用(自己負担額)はどれくらい?」
まとめ
暖房なしで冬を乗り切るためには、体温を逃がさない服装や道具類が必須です。防寒対策を徹底すれば、冬でも暖かい環境で過ごすことができます。
とはいえ、無理に暖房なしで過ごそうとすれば、体調を崩して入院費用がかかるリスクがあります。体の弱い人や高齢者が寒さに耐えようとすれば、命の危険があるかもしれません。
暖房費用を節約したい人には、ポータブル電源とソーラーパネルのセットがおすすめです。日中にソーラーパネルで発電すれば、夕方以降に自宅の電力を使わずに暖房を使えます。無理せず暖房で体を暖め、節約と健康を両立させましょう。
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