1.停電中もエアコンを動かしてペットを守るには「ポータブル電源」が最適
停電対策としてもっとも頼りになるのが、防災の備えとして注目されている「ポータブル電源」です。ポータブル電源とは、どこでも好きな場所で電力供給ができる大容量バッテリーのことで、停電が発生して電気が使えなくなった際の非常用電源として活用されています。
ただし、エアコンは消費電力が大きく、ポータブル電源での使用は数時間が限界です。長時間の停電に備えるならサーキュレーターやペット用カーペットなどを併用して、消費電力を抑えましょう。
また、ペットが留守番していることが多い家庭では、突然の停電に備えてポータブル電源と留守番カメラを常時接続しておくのがおすすめです。もし、留守番中に停電が起きてしまっても、大切なペットの様子をカメラで確認できるようになります。
近年では自動給餌器や自動給水機など、ペットにも電気を使う時代です。停電中でもペットのための家電が使用できるポータブル電源で、緊急時にも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
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2.停電中のエアコンに使うポータブル電源の条件
停電時にエアコンをポータブル電源で動かすには、以下の4つのポイントを押さえましょう。
・エアコンの消費電力を超える定格出力がある
・エアコンが長時間動く十分な容量がある
・パススルー充電機能を搭載している
・長時間の停電に備えてソーラーパネル充電の対応も必要
それぞれ解説していきます。
条件①エアコンの消費電力を超える定格出力がある
エアコンを動かすためには、ポータブル電源の定格出力がエアコンの消費電力を上回っている必要があります。エアコンの取扱説明書やカタログに記載されている消費電力に合わせ、余裕を持った出力のポータブル電源を選びましょう。参考までに、市販のエアコンの消費電力の目安を表にまとめました。
エアコンの畳数 |
最大消費電力の目安 |
6畳 |
1,200W |
8畳 |
1,200W |
10畳 |
1,400W |
12畳 |
1,400W |
ただし、消費電力は外気温や設定温度などによって変動します。通常運転時の目安である標準消費電力ではなく、必ず「最大消費電力」を確認してください。
条件②エアコンが長時間動く十分な容量がある
エアコンを稼働させるためには、エアコンを稼働させたい時間に適した容量のポータブル電源を選ぶのがポイント。なぜならエアコンは消費電力が高く、容量が小さいポータブル電源ではすぐに使えなくなってしまうからです。
例えば、定格消費電力1,000Wのエアコンを使用する場合、2,000Whのポータブル電源なら約2時間稼働できます。しかし、エアコンの運転状態や外気温によって消費電力が増減するため、最大消費電力は1,000Wを超えてしまうことも。ポータブル電源のバッテリーが予想以上に早く消耗し、短時間で電源が切れてしまう可能性が高くなります。
ペットの命を守るためには、3,000Wh以上のモデルやソーラーパネルとの併用が可能で長時間の停電にも備えられるポータブル電源を選びましょう。
参考:イオンペット株式会社
条件③パススルー充電機能とUPS機能を搭載している
このパススルー充電機能は、とくにペットを留守番させることが多い家庭に大変おすすめの機能です。パススルー充電機能が搭載されていると、ポータブル電源はAC充電しながら家電に給電できます。外出中に停電が突然起こった場合でも自動的にポータブル電源からの給電に切り替えられるため、ペットの安全と快適さを維持しましょう。
条件④長期間の停電に備えてソーラーパネル充電の対応も必要
停電が長期化することも考えて、ポータブル電源はソーラーパネル充電に対応したものを選びましょう。とくにエアコンは消費電力が大きく、停電が長期化するとポータブル電源が電源切れとなってしまう可能性があります。
例えば、1,000Wのエアコンを使用する場合、2000Whのポータブル電源では約2時間しか使用できません。また、エアコン以外の家電を同時に使用する場合、さらに使用可能時間は短くなってしまいます。
ソーラーパネルによる充電が対応できるポータブル電源であれば、停電が長期化しても太陽光発電による充電で電源切れの心配をなくし、長期間の停電からペットの安全を守りましょう。
参考:イオンペット株式会社
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3.停電中もエアコンが長時間動く!大容量の「Jackery ポータブル電源」5選
停電中もエアコンを長時間稼働させるポータブル電源には、大容量で安全性が高い「Jackery(ジャクリ)」がおすすめです。
【Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめの理由】
・全世界累計販売台数500万台以上の信頼性抜群のポータブル電源メーカー
・防災製品等推奨品マーク取得済みで安全性が高い
・自然放電が少ない設計だから長期保管していても緊急時にすぐ使える
・ソーラーパネルセットだから停電が長期化しても繰り返し充電してエアコンが使える
ここからは、停電中もエアコンを長時間動かせる「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源」のおすすめ機種を5つ紹介していきます。
①Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
拡張バッテリーを使用することで最大24,000Whまで拡張可能で、用途に合わせて使用ができる自由度の高いモデルです。専用のアプリにも対応し、電源のオン・オフの操作や充電残量などもスマホで手軽に確認ができます。遠隔での操作も可能で、外出先からでも大切なペットの安全を守ることができるアイテムです。
②Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
約10.8kgと業界トップクラスの軽さを実現した大容量モデルです。停電時に電源給電をポータブル電源に自動で切り替える「UPS機能」を搭載。外出中に停電が発生しても給電が途切れることがなく、大切なペットの安全を守ってくれるアイテムです。
③Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
最新のリン酸リチウムイオン電池をバッテリーに搭載することで、毎日使用しても10年以上使い続けられる長寿命モデルです。拡張バッテリーを使用することで、最大容量を5,000Whまで拡張できるため、停電時にもエアコンを長時間使用できます。停電時に電力給電をポータブル電源へ自動で切り替える「EPS機能」が搭載された、非常用電源にぴったりのアイテムです。
④Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
同クラス製品よりも約40%小さくなり、17.9kgの軽量ボディを実現した大容量モデルです。電力給電を自動で切り替える「UPS機能」など、緊急時にあると頼もしい機能がたっぷり搭載されています。62種類の保護機能により過充電や過放電を防ぎ、安全性も高いのでペットがいる家庭でも安心して使用できるアイテムです。
⑤Jackery ポータブル電源 3000 New セット
市販の同クラス製品よりもサイズを約47%小さくし、約43%軽量化したもっとも小さく軽いモデルです。Jackery製品の中でもとくに大容量のモデルで、エアコンも長時間使用可能。セットのソーラーパネルと併用すれば、自動給餌器などのペット用家電とエアコンを同時に使用しても電源切れの心配がありません。ペットがいる家庭の非常用電源として、非常に頼もしい一台です。
4.【季節別】停電でエアコンが使えない時ペットを守るその他対策
停電時にエアコンが使えなくなると、ペットの命に関わる危険性もあります。
夏と冬の季節別で行うべき対策を解説するので、ペットの命を守るために役立ててください。
●夏のペットを守る対策
ペットの熱中症のリスクを避けるため、下記のような対策をしましょう。
・冷却グッズを用意する:冷却マット、保冷剤・凍らせたペットボトルなど
・風を使って涼しくする:窓を開ける、扇風機やサーキュレーターを使う
・直射日光を避け、涼しい場所を作る:カーテンやすだれで日差しをカットする
・水分補給を徹底する:こまめに水を飲むことで脱水症状を防ぐ
夏の停電は短時間でもペットの命を脅かす可能性があります。事前に準備してペットが快適に過ごせる環境を整えましょう。
●冬のペットを守る対策
小型犬や短毛の猫、ウサギなど寒さに弱いペットは低体温症のリスクが高まります。しっかりと下記のように対策しましょう。
・寝床を暖かくする:毛布やフリースを重ねる、ドーム型など保温性の高いベッドを使う
・ペット用の暖房グッズを使用する:ペット用湯たんぽ、ブランケットなど
・室内の冷気を防ぐ:窓やドアの隙間をふさぐ、厚手のカーテンで外からの冷気を遮断する
・洋服を着せる:防寒用の服を着せて体温が下がるのを防ぐ
冬の停電は、寒さでペットの体温が奪われないように暖めてあげるのがポイントです。ペット用の暖房器具や暖かい寝床など、ペットがあたたまれる環境を作ってあげましょう。
5.「ペットがいる家庭のエアコンの停電」に関するよくある質問

ここからは、ペットがいる家庭のエアコンの停電に関するよくある質問について解説していきます。
●停電が原因でペットが死亡する可能性はありますか?
停電が夏や冬に発生した場合、熱中症や低体温症でペットが死亡する可能性があります。
犬や猫は汗腺が少なく、人間のように汗をかいて体温を調節することができません。そのため、暑さや寒さに敏感で急な気温変化に適応するのが難しいのです。ポータブル電源を導入して停電時にもペットが快適に過ごせる環境を作り、大切なペットの命を守りましょう。
参考:熊本県ホームページ
●夏に停電が発生するとペットにどんな影響がありますか?
夏に停電が発生すると、ペットは熱中症になる可能性があります。閉め切った部屋や直射日光の当たる部屋では、短時間で30℃以上に達することもあり非常に危険です。
とくに短頭種の犬やウサギなど暑さに弱いペットは、夏の停電が数時間続くだけでも命を落としてしまうリスクがあります。ポータブル電源を導入して電源が途切れないようにするなど、事前に万全な対策をとることでペットが快適に過ごせる環境を整えましょう。
●冬の停電でペットを低体温症から守るためにはどうすればいいですか?
冬の停電で室内の温度が急激に低下してペットが低体温症を引き起こすリスクが高くなるため、事前に以下のような対策をしておきましょう。
・保温性の高い寝床を用意する:暖かい毛布やドーム型のベッドなど
・体を温めるアイテムを活用する:ペット用ヒーターやカーペット、湯たんぽなど
・部屋の冷気を防ぐ:窓やドアの隙間をなくす、厚手のカーテンで冷気を遮断する
低体温症は最悪の場合、ペットが命を落とす可能性があります。暖かい環境を維持するなら、ポータブル電源で暖房器具への電力供給を途絶えさせないのがポイントです。
●停電が長引いたとき、ペットはどこに避難させればいいですか?
ペットの避難先は、以下のような場所がおすすめです。
・ペットと一緒に避難できる親戚や友人の家
・ペットと宿泊可能なホテルや避難施設
・ペットホテルや動物病院の一時預かりシステム
停電が長引くと、ペットが快適に過ごせる環境を維持することが難しくなってきます。ペットの避難場所は緊急時に慌てず避難できるよう、事前に確認しておきましょう。
まとめ
停電が発生すると、ペットの命が危険にさらされる可能性があります。大切なペットを守るためには、事前にしっかりと準備しておきましょう。
ペットのいる家庭の停電対策としてもっともおすすめなのが、「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源です。エアコンをはじめとした冷暖房器具やペット用家電を動かせる「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源で停電時にも電力を途切れさせず、ペットが快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。