1.停電によってパソコンが受ける4つの影響
突然の停電によってパソコンが受ける影響は、以下の通りです。
・作業途中のデータが消える
・ハードディスクが故障する
・OSや周辺機器に異常が出る
・起動できなくなる可能性がある
それぞれ解説していきます。
●作業途中のデータが消える
WordやExcelといったソフトを使用して作業を行っている際に、落雷などで急な停電が発生するとデータが保存されずに消えてしまう可能性があります。
ソフトの中には直前のデータを自動で保存してくれるものもありますが、編集する前の状態に戻ってしまう場合が多いです。
●ハードディスクが故障する
停電で考えられる影響のひとつに、ハードディスクの故障があります。ハードディスクとは、パソコンのデータを保存する内蔵部品のことです。ハードディスクにデータが保存される際には高速でディスクが回転しているため、停電により急に電源が落ちるとディスクが傷つくことがあります。
ハードディスクに傷がつくことで保存していたデータが消えてしまうので、突然の停電には注意が必要です。破損した箇所によっては、ディスク全体が使用できなくなる可能性もあります。
●OSや周辺機器に異常が出る
ハードディスク以外にも、突然の停電によってOS(※)に異常が出るケースもあります。OSのデータが故障してしまうと、パソコンが起動できなくなるかもしれません。また普段使用しているソフトなどのデータが壊れると、ソフト自体が使用できなくなることも。
※OS(オペレーションシステム):パソコンの基本システム動作やアプリ使用をするための必須ソフトウェアのこと。主に「Windows」「Mac」がある。
さらにパソコン本体だけでなく、パソコンに接続している周辺機器にも異常が出る可能性があります。例えば、モデムやルーターに異常が出るとインターネットに接続できなくなる可能性があるので注意しましょう。
●起動できなくなる可能性がある
突然の停電によってOSを起動するためのデータが故障してしまうと、OSの起動ができなくなります。そうなるとパソコン自体の起動もできなくなってしまい、パソコンが使用できません。
また落雷などで停電した場合、電流が逆流して負荷がかかることで電源ユニットが破損する可能性もあります。電源ユニットが破損してパソコンが起動できなくなると、修理や交換が必要となるので急な停電に備えて対策しておきましょう。
2.パソコンを停電から守る4つの対策
急な停電による強制終了は、パソコン本体やその周辺機器にさまざまな影響を与えます。急な停電から大切なパソコンを守るために、以下のような対策を行いましょう。
・電源はこまめに切る
・コンセントを抜いておく
・データはこまめに保存する
・データのバックアップを取る
それぞれ解説していきます。
●電源はこまめに切る
自宅でパソコンを使用する場合、パソコンの電源を入れっぱなしにしている方も多いかと思います。しかし、急な停電でパソコンに影響が出るのは電源を入れているときだけです。
必要のないときはこまめに電源を切るようにしておくと、停電が起きてもパソコンがダメージを受けることはありません。とくに落雷が発生しているタイミングや、計画的に停電が起こるとわかっている場合はパソコンの電源を落としておくと安心です。
●コンセントを抜いておく
基本的には停電が発生したときに電源を切っていれば、パソコンが影響を受けることはありません。しかし電源を落とすだけでなく、コンセントも抜いておくとさらに安全性が高まります。
なぜなら、停電から復旧したときに大きな電力がパソコン内部に流れ、ダメージを受ける可能性があるからです。停電が起こるとわかっている計画停電の場合は、電源を落とすだけでなくコンセントも抜いてより安全性を高めましょう。
●データはこまめに保存する
作業中に停電が発生したときのために、データはこまめに保存しましょう。停電以外にもなんらかの不具合で急に電源が落ちることもあるので、こまめにデータを保存しておくと安心です。
パソコンにインストールされている「Excel」や「Word」を使っている方は、「Googleスプレッドシート」や「Googleドキュメント」など、自動保存してくれるものを利用するのもおすすめです。
●データのバックアップを取る
急な停電によって作業中のデータだけでなく、保存しているデータも消えてしまうことがあります。重要なファイルをパソコン本体に保存している場合は、安全な場所に移したりバックアップを取っておきましょう。
バックアップを電源が必要な外付けハードディスクに保存する場合、必要なとき以外は電源を落としておくと安心です。コンセントも抜いておくとさらに安全性が向上します。
3.家庭の停電対策におすすめの非常用電源4選
落雷や災害による家庭の停電対策には、非常用電源としてJackeryのポータブル電源を導入するのがおすすめです。
ポータブル電源とは、停電などで電気が使用できなくなっても電化製品に給電ができる持ち運び可能な大容量バッテリーのこと。ポータブル電源があれば事前に充電して保管しておくだけで、停電が起きた場合でもモバイル機器や電化製品に給電を行うことができます。停電時の非常用電源としてだけでなく、キャンプや車中泊といったコンセントのない場所でも大活躍するアイテムです。
さらにソーラーパネルもあわせて導入すると、太陽光発電による充電が可能に。普段使いしている家電を動かせば電気代削減効果も期待できます。
ここでは、家庭の停電対策にぴったりなJackeryポータブル電源のおすすめ機種を4つ紹介します。ぜひ参考にして、急な停電に備えましょう。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
「Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」は、容量2,042Whの超大容量ポータブル電源と200Wのソーラーパネルがセットになった製品です。定格出力3,000Wとなっており、エアコン(1000W)なら2.3時間、電子レンジ(960W)なら1.5時間使用できます。
また業界最高レベルとなる最大25%の変換効率を誇るソーラーパネルがセットとなっているため、効率的により多くの電力の発電が可能です。少ない太陽光でも発電ができるようになっているので、従来のソーラーパネルに比べて曇りの日の発電量が約50%多くなっています。
さらにEPS機能が搭載されており、家電とコンセントの間に当製品を繋ぐことで予備電源としても利用可能です。突然停電が起こっても0.020秒の間に電源給電をポータブル電源に自動で切り替えてくれます。冷蔵庫などの普段使いしている家電に繋いでおけば急に停電が起こっても、電力の供給が中断されることがありません。
電源給電を自動で切り替えてくれる「Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」で、急な停電から家族を守りましょう。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
「Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット」は、容量1,264Whのポータブル電源と100Wのソーラーパネルがセットになった製品です。定格出力2,000Wとなっており、車載冷蔵庫(60W)なら約45時間、炊飯器(330W)なら約3.2時間稼働できます。
また、追加バッテリーを使用することで最大5,000Whまで拡張可能。停電時の非常用電源として役立つのはもちろん、連泊キャンプや長時間の車中泊でも十分な電力を確保できます。
さらに、停電が起きると電源給電を0.020秒で自動で切り替えてくれるEPS機能も搭載。万が一、外出中に停電が起こっても冷蔵庫の中身がダメになることがありません。
連泊キャンプや車中泊にもおすすめな「Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット」で、アウトドアを楽しみながら防災対策も行いましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
「Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は、容量632Whのポータブル電源と100Wのソーラーパネルがセットになった製品です。コンパクトサイズですが定格出力800Wとなっているので、電気毛布(55W)なら約8時間、扇風機(45W)なら約10時間使用できます。
また、軽量で持ち運びやすさも抜群。女性でも持ち運びやすいため、災害などの緊急時にもサッと持ち出して電力を確保できます。
さらに緊急時にも安心のUPS機能が搭載されているため、急な停電が起こってもわずか0.02秒で電源供給をポータブル電源へ自動で切り替えることが可能です。冷蔵庫や照明などに普段からポータブル電源を繋いでおくことで、停電時にも電力が途絶えることがありません。
コンパクトながら非常用電源として大活躍する「Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」で、防災対策を行いましょう。
●Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
「Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」は、容量288Whのポータブル電源と100Wのソーラーパネルがセットになった製品です。定格出力300Wとなっており、扇風機(4.5W)なら約4.5時間、電気毛布(55W)なら約4時間使用できます。
リュックにも入るほどのコンパクト設計なので、キャンプや長期旅行などどこでも手軽に持ち運びが可能です。小型ですがスマホの充電が約14回できるため、災害時に停電が起こっても外部との連絡手段が断たれる心配がありません。
また、内蔵のバッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、毎日使用しても10年以上長持ちします。3,000回使用しても約80%の電池残量を維持できるので、長期間のあいだ防災対策として活用可能です。
4人家族でも約3日分のスマホ充電ができる「Jackery Solar Generator 300 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」を、非常用電源として導入しましょう。
4.パソコンの停電対策に関するよくある質問
ここからは、パソコンの停電対策に関するよくある質問について解説していきます。
●パソコンが急な停電で壊れる・起動しなくなるのはなぜ?
急な停電によって、OSを起動するためのデータが壊れることがあるからです。停電によってOSが破損してしまうと、パソコン自体も起動ができなくなります。
●パソコンはSSDなら停電のダメージがないって本当?
急な停電によってパソコンの電源が落ちると、SSDにもダメージを与える場合があります。理由は、停電によって電源が落ちてしまうとデータが正しく保存されない可能性があるからです。
落雷が発生しているなど停電が予想される場合は、パソコンの電源を切っておきましょう。
●パソコンの停電対策にコンセントを抜いた方が良い?
パソコンのコンセントを抜いておくのは、停電対策としておすすめの方法です。
基本的に停電時にパソコンの電源が切れていれば、パソコンがダメージを受けることはありません。しかし、停電から復旧した際に大きな電力がパソコンの内部に流れ、ダメージを受ける可能性があります。
こうしたリスクを避け、より安全性を高めるためにもコンセントは抜いておくようにしましょう。
●デスクトップパソコンを使うならUPSは必須?
UPSはデスクトップパソコンの停電対策として最も有効な手段といえるでしょう。内蔵バッテリーがついていないデスクトップパソコンの場合、停電が起こるとすぐに電源が落ちてしまってなんらかのトラブルが発生する可能性が高くなります。
UPSを導入していれば停電が発生しても急に電源が落ちる心配がなく、作業途中のデータを保存したり、機器を安全に停止したりといった対応が可能です。
まとめ
今回は、突然の停電でパソコンが受ける4つの影響とその対策について解説しました。データの消失やOSの破損を防ぐためにも、日頃からパソコンの停電対策を行っておくと安心です。
また、急な停電などの緊急時に備えて「Jackery Solar Generetor」を導入するのもおすすめ。スマホの充電や冷暖房機器などが使用できる「Jackery Solar Generetor」で停電から家族の安全を守りましょう。