釣り初心者が最初に揃える道具10選!海・川釣りに必要なタックルも解説
これから釣りを始めたいという釣初心者が最初につまずくのが道具選び。調べていると専門用語が出てきて、分かりづらいという方は多いのではないでしょうか。釣りの道具を揃えたい時、まずは基本となるタックルから選んでいきます。タックルが決まれば、あとは細かい道具を揃えて海や川に向かいましょう!
この記事では、釣り初心者の方に向けて、最初に揃えるべき道具10選をご紹介します。さらに、海釣り、川釣り、夜釣りについても解説していますので、ぜひ道具選びの参考にしてみてください。
道具を揃える前に知っておきたい海釣りと川釣り
釣りの道具は、海釣りか川釣りかによって変わってきます。まずは、あなたが海釣りと川釣りのどちらをやりたいのか決めるために、それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
海釣り |
川釣り |
|
特徴 |
・潮の満ち引き、波がある ・船を出して沖で釣るのか、浜や堤防で釣るのかによって釣り方・魚が異なる |
・上流、中流、下流に分かれる ・下流に行くほど川幅が広くなり、流れは緩やかになる ・流れの間に魚がいる |
メリット |
・多種多様な魚が釣れる ・巨大な魚が釣れる場合がある ・季節によって釣れる魚が異なる |
・目視で魚の有無を判断できる ・川の中に入って釣りを楽しめる ・釣った魚をその場で塩焼きにできる |
デメリット |
・釣りができない流れが止まっている時間がある ・釣り場へのアクセスに時間がかかる ・荷物が多くなる ・船酔いする可能性がある |
・流れの速さに足が囚われる可能性がある ・魚の種類が少ない ・食べられる魚はさらに少ない |
川釣りでは、海と比べて釣りができる範囲が狭いため、リールを付けないコンパクトな竿(延べ竿)で釣りができます。その方が軽く、川では扱いやすいのです。
しかし、海釣りでは魚が大きくなるため、リールによる巻き上げが必要になります。この記事では、本格的に釣りを始めたい初心者の方向けに、海釣りの道具をメインでご紹介します。
基本となる海釣り道具一式【タックル】(構成、選び方と相場)
釣りを始める際にまず最初に必要になるのが「タックル」です。タックルとは、魚を釣り上げるために必要な道具一式を指します。
●タックルを構成する3つの道具
タックルを構成するのは、「ロッド」「リール」「ライン」です。それぞれを詳しく見ていきましょう。
・ロッド
釣り竿のことです。ロッドには釣る場所や狙う魚によって様々な種類があります。ロッドには衝撃の吸収性が備わっており、釣り糸が切れるのを防ぎます。また、仕掛けを操作したり、飛ばしたりするのもロッドの役割です。
・リール
ラインを巻き取るための道具を指します。リールがなければ、竿の長さ分の仕掛けしか付けられないです。海釣りにおいてリールはマストアイテムと言えるでしょう。
・ライン
リールに巻いて使う釣り糸のことです。ラインさえあれば釣りは可能なので、最も重要な道具と言えるでしょう。ラインは種類が豊富で強度や伸縮性などが異なります。
※道具全てを含めてタックルと呼ぶ場合もありますが、この記事ではロッド、リール、ラインをタックルと呼びます。
●タックルの2つの選び方
タックルには3点が既に揃っている釣り入門セットと、それぞれを個別に購入するという2つの選び方があります。
釣り入門セットには、ロッド、リール、ラインが付いているため、購入してすぐに始められるというメリットがあります。値段も5千円前後なので、初心者でも購入しやすいでしょう。一方で、壊れやすかったり、汎用性が低かったりする場合があるので注意が必要です。
個別で揃える場合は、揃うまでに時間はかかりますが、よりあなたのしたい釣りスタイルに合ったタックルを選ぶことができます。値段はピンキリなので、選ぶロッド、リール、ラインによっては入門セットよりも安く済む場合もあります。
●気になるタックルの相場
タックルの相場はピンキリなので、まずは5,000円〜20,000円の間で予算を設定するのが良いでしょう。入門セットでは必要な道具が網羅されており、20,000円以内に収まることが大半なので、初心者の方におすすめです。
まずは、安めの入門セットで釣りをしてみて、改善点が見つかれば次から個別に購入していくという買い方が最もコスパがいいかもしれません。ロッドやリールには数千円〜数万円と幅広い価格帯のものがあるため、釣りに慣れてきたらカスタマイズのしがいがありますよ。
また、現在はダイソーなどの100円ショップでも釣りの道具が取り揃えられているので、上手く活用してみてください。
釣り初心者が最初に揃えたい道具10選
海釣りは、狙う魚によってサビキ釣りやちょい投げ釣りなど釣り方が異なります。ここでは、釣り方に関わらず初心者が最初に必要となる釣り道具を10個紹介します。
①ロッド(竿)
最初に選ぶロッドは、号数10〜15号で長さ3〜4mがおす素材はグラス製を選ぶと値段が安いので良いでしょう。
ただし、あまりに安すぎるロッドは、糸を通す輪っかであるガイドが壊れやすい場合もあるので注意が必要です。初心者のうちは、万能なロッドを選ぶことでほとんどの釣りに対応できます。特定の釣り方に特化した高価なロッドを選ぶと、やりたかった釣りができずに後悔する可能性もありますので、注意しましょう。
②リール
リールは機械なので、機能性を重視して選ぶ必要があります。リールの主な種類は「スピニングリール」と「ベイトリール」です。それぞれの違いは次の通りです。
・スピニングリール
餌の代わりに軽いルアーをロッドに付ける際に適したリールです。回すだけで巻き取れるラインが長いため、速く動き回る魚にも対応できます。ただし、巻き取る力が弱いので岩場などの近くでの釣りには不向きです。また、ラインが放射状に出るため絡まったりねじれたりする原因にもなります。
・ベイトリール
重い仕掛けをロッドに付ける際に適したリールです。ラインを巻き取る力が強いですが、遠投するのは難しいので近距離の釣りに向いています。慣れるまでに練習が必要なので、初心者にはおすすめできません。
そのため、初心者の方はスピニングリールの中から、釣りたい魚に見合ったサイズのものを選ぶといいでしょう。
③ライン(道糸)
ラインは釣るために最も欠かせない釣り道具です。ラインには次のような複数の種類があります。伸度と感度、飛距離、沈みやすさなどが異なるので、やりたい釣りスタイルに合わせて選びましょう。
ナイロンライン |
・安価で購入できる ・柔らかいしなやかさがある ・伸びがあるため、魚にバレずに引っ掛けられる ・ルアーを飛ばしやすい ・水を吸収しやすいため、劣化が早い ・摩擦熱に弱い |
フロロカーボンライン |
・素材が硬く長持ちする ・ライン自体が重たく、水流や風邪に影響されない ・価格が高い ・糸グセがつきやすい |
PEライン |
・ポリエチレンでできている ・伸びがないため感度がいい ・軽い力で飛距離を出せる ・他2つに比べて強度が強い ・価格が高い ・軽いため水の流れや風の影響を受けやすい ・ラインを結ぶのが面倒になる |
➃仕掛け
仕掛けとは、釣り針、錘(オモリ)、ウキ、テンビン、ルアー、エギ、メタルジグを指します。仕掛けは釣りたい魚、釣り方に合ったものを選びます。堤防や海釣り公園で海釣りを始める方は、次のような仕掛けを選ぶと良いでしょう。
●サビキ釣り用の仕掛け
●ちょい投げ釣り用の仕掛け
- ●探り釣り用の仕掛け
- 仕掛けは100円ショップにも豊富に取り揃えられているので、ぜひ見てみてください。
⑤餌・餌箱
初心者の方には、「サビキ釣り用のエサ」「ちょい投げ釣り・探り釣り用のエサ」がおすすめです。
サビキ釣りでは、アミエビというプランクトンがよく使われます。釣具屋に行くとアミブロック、レンガなどの名称で販売されています。竿1本に対して1kg400円くらいで2時間ほど遊べるので、コスパがいいです。
ちょい投げ釣り・探り釣りでは、ミミズに似たアオイソメが主流です。生きている状態で売られているので、初心者の方は餌を付けるのに抵抗があるかもしれません。10g100円ほどで販売されていて、1時間ほど楽しむことができます。
餌箱は100円ショップに売っているもので十分です。タッパーも餌箱として代用できます。
⑥ハサミ
ハサミを釣りで使用する用途は次の通りです。
●ラインと仕掛けを結ぶ時などに釣り糸を切る
●釣具屋で買った餌の包装を切る
釣りで使用されるラインは強度が強いのでハサミは必ず必要になる釣り道具です。ハサミと言っても自宅で使っているものだと切れ味が悪かったり、錆びたりしてしまうかもしれません。釣りをしているとラインを切る機会が多くなります。そのため、釣り専用の切れやすく、錆びづらいハサミを釣具屋で購入するのがおすすめです。
⑦水汲みバケツ
バケツは釣りにおいて使う機会が多い釣り道具です。主に次のような場面があります。
●手についた魚のぬめりや血を洗い流す
●釣った魚を生きたまま入れておく
- ●魚を血抜きしたり、氷締めしたりするための水を汲む
- バケツの大きさは直径20cm前後を選ぶと、釣った魚を泳がせておけるのでおすすめです。釣り用の水汲みバケツはコンパクトにたためるタイプもあるので、あなたのやりたい釣りスタイルに合わせて選んでみてください。
⑧プライヤー
プライヤーは、魚に付いた針を出す時に使う釣り道具です。特に、毒を持った魚や鋭い歯を持った魚は必ずプライヤーが必要です。素手で針を取ろうとすると怪我をしてしまいますので、止めましょう。
錆びにくいステンレス製のものがいいですが、安価だと錆びやすいのである程度の値段は妥協したほうがいいです。また、釣りたい魚の大きさによってもプライヤーに必要なサイズは変わってきます。
⑨フィッシュグリップ
釣った魚を掴もうとしてもぬめりがあるため難しく、誤って海に返してしまうかもしれません。そのため、魚を完全に掴む際にフィッシュグリップは必要です。また、フィッシュグリップで掴んで写真を撮ると、かっこよく仕上がるのでおすすめですよ。
フィッシュグリップを選ぶ上で重要なポイントは次の3つです。
●魚の掴みやすさ
●持ちやすさ
- ●魚の外れにくさ
機能性の良いものは値段も張りますので、予算と相談して選んでみましょう。
⑩ライフジャケット
救命胴衣とも呼ばれるライフジャケットは、海に落ちた際に浮力を確保するための釣り道具です。堤防や船で釣りをしていると、のめり込んでしまい足を滑らせてしまう危険があります。ライフジャケットを着ていれば、たとえ気を失ったとしても海上に浮いていられます。
ライフジャケットの種類は主に次の2つです。
●浮力体式ライフジャケット
●膨張式ライフジャケット
膨張式のほうが着脱が簡単で、コンパクトに収納できるので持ち運びしやすいですよ。
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大物が狙える!初心者にもおすすめの「夜釣り」
釣りは昼にするよりも夜にするほうがメリットが大きいのをご存知ですか。特に、昼間に釣っていてもなかなか大物が釣れないという悩みをお持ちの初心者の方には「夜釣り」がおすすめです。
①釣りの面白さが詰まった夜釣りの魅力
初心者は夜釣りから始めることで、釣りにドはまりすること間違いなしです。日中の釣りにはない夜釣りの魅力は大きく次の3つです。
●エサ取りが少ない
狙っている獲物よりも先にサシエを食べてしまう魚が少ないです。夜は小魚は岩場などに隠れているため、その間に大物が狙いやすくなります。
●釣り人が少ない
夜は昼に比べて釣りをしている人が圧倒的に少ないです。そのため、自分のやりたい釣りを思う存分楽しむことができます。
●大きい仕掛けを使える
昼は日光が仕掛けに反射し、魚に警戒されてしまいます。しかし、夜はそのようなことがないため、大きい仕掛けにも魚が食いつきます。
●大物の魚が釣れる
昼間は岩場に隠れていた魚も夜になると姿を現します。そのため、夜釣りでは大物の魚が釣れやすくなります。
②夜釣りの必需品「ポータブル電源」
そんな夜釣りに欠かせないもの、それがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大容量の電気を蓄え、ライトや電気ケトルなど様々な家電に給電できるアイテムのことを指します。夜釣りにポータブル電源があると次のようなメリットがあります。
●集魚灯を長時間稼働して海を照らすことでプランクトンが動き出し、魚が集まってくる
●扇風機や電気毛布が使えるので、夜の気温の変化に対応できる
- ●魚がかかるまでの間、スマホで音楽やラジオを聴いて過ごせる
ポータブル電源の中でも特におすすめなのが、容量別の商品バリエーションが豊富なJackery製の「 Jackery ポータブル電源 708」です。
ACコンセントだけでなく、USBポートも計3個付いているため、集魚灯を使用しながらスマホの充電もできます。さらに、バッテリーが長寿命なので、一度購入すると長く釣り等のアクティビティで活躍してくれます。
■商品の特徴
●集魚灯、電気毛布、扇風機、スマホを同時に6台まで接続できる
- ●複数人で夜釣りに行ってもスマホを約40回フル充電できる
●防災製品等推奨品認証、PSEマーク、UN38.3の認証を取得した高い安全性を持つ
●電圧・温度を適切に調整してくれるため、初心者も安心して使用できる
製品名 | Jackeryポータブル電源708 |
容量 |
708Wh |
定格出力 |
500W/正弦波(最大瞬間出力:1000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ2、DCⅹ1、USBⅹ3 |
充電時間 |
AC充電:5時間 |
保証期間 |
3年間 |
これから釣りを本格的に始めてみたい人は、まずはロッド・リール・ラインで構成されるタックルから選びましょう。そして、初心者は夜釣りから始めることで、釣りの面白さを実感することができます。
ここで紹介した道具を一式揃えて、ぜひ釣り人デビューをしてみてください!
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