キャンプでお湯を沸かす装備を紹介!それぞれの特徴をくわしく解説
キャンプ場に到着してテントを設営し、セッティングが終わったら一息つきたくなりますね。そんなときは、温かい飲み物が欲しくなるのではないでしょうか。
あなたはどんな方法でお湯を沸かしますか?今回の記事では、キャンプでお湯を沸かす方法やその道具についてくわしく解説しています。装備品によって特徴があり、向き不向きもあります。あなたの望む最適なお湯の沸かし方と、必要な装備品を知るためにも最後までじっくり読んでみてください。
キャンプでお湯を沸かす3つの方法
キャンプでお湯を沸かす方法は3つあります。屋外でのキャンプでは、季節によっては暖かい飲み物がほしくなりますね。暖を取るためや食事をするときなど、お湯を沸かす行為はキャンプには欠かせません。ここではお湯を沸かす方法をご紹介します。
①火を起こして使うもの「焚火台」
キャンプ気分を味わうには最適な方法とも言える焚火。キャンプ場によっては直火を禁止している場所もあるため、焚火台は必要です。焚火台に火を起こしたら、焚火台の火を利用してお湯を沸かす方法があります。特徴は、
・キャンプならではの情緒が味わえる
・基本的に屋外での使用になる
ことです。焚火台を使ってお湯を沸かすには、火を起こすのに多少時間がかかります。すぐに温かい飲み物を飲みたいときには向かないので注意しましょう。
②ガスを使うもの「カセットコンロ」
キャンプなどのアウトドアで手軽にお湯を沸かしたいなら、ガスを使ってお湯を沸かす方法があります。カセットガスを使ったバーナーと、ケトルを利用してお湯を沸かします。
・火起こしの手間を省ける
・設置に時間がかからない
などの特徴があります。簡単にお湯を沸かせて調理にも使えるので、手早く済ませたい方におすすめです。ただ、テント内での使用は一酸化炭素中毒に注意しましょう。
③電気を使うもの「電気ケトル」
テント内など、キャンプで火を使わずに安全にお湯を沸かしたい方は、電気ケトルでお湯を沸かすのも1つの方法です。水を入れて数分でお湯を沸かすことができます。
・手軽に短時間で温かい飲み物が欲しい
・テント内で過ごす場合など、火を使いたくない
などを望まれる方におすすめです。ただ、電気ケトルを動かせるポータブル電源が別途必要になるので、使いたい方はあらかじめ用意しておきましょう。
キャンプでお湯を沸かすためにおすすめ道具8選
キャンプでお湯を沸かすために必要な装備品をご紹介します。装備品をコンパクトにしたい方や、キャンプならではのアウトドア感を味わいたい方など、あなたがキャンプに求めているものに合わせて装備品を揃えるのも良いものです。ここでご紹介する装備品を参考に、キャンプでお湯を沸かすために必要な道具を揃えてください。
●キャンプで火起こしに使う装備
自然をより身近に感じてアウトドアを満喫できる焚火はキャンプにおすすめです。お湯を沸かすだけでなく、料理もでき寒さが気になる季節になれば、暖を取る手段にも使えます。火を起こすときに使う装備品を紹介します。
〇焚火台
キャンプで火を起こすときにはなくてはならない焚火台。調理もしたい方は、焚火台の上に物をおける調理台とセットになったものを選びましょう。
〇固形燃料
火起こしが苦手な人は、固形燃料を使うのも手軽に火を起こす方法です。固形燃料を使う折り畳み式の焚火台と一緒に選びましょう。固形燃料を使った焚火台は、比較的コンパクトに折り畳みができ、荷物の量を抑えたい方におすすめです。
●キャンプでガスを使いお湯を沸かす装備
カセットガスを使って手軽に火を使うことができる装備品です。キャンプでテント内でも使えるほか、車中泊キャンプで車内でも使える便利な装備です。ただ、ガスを使うためテント内や車内で使用する場合は換気に気を遣うようにしましょう。ガスバーナーとして2種類ご紹介します。
〇カセットコンロ
自宅でも使った方はいらっしゃるかもしれませんね。調理をしながら食事もできる便利道具とも言えます。持ち運びができることから、キャンプでも重宝する装備です。火の調節も簡単で、カセットガスの燃料が続く限り使用できるおすすめ装備です。
〇シングルバーナー
カセットコンロをよりコンパクトにしたものがシングルバーナーです。折り畳み式でかなり小さく収納できるので、荷物を抑えたい方におすすめです。カセットガスを直接バーナーに取り付ける設計なため、火傷に注意する必要があります。
●キャンプで電気を使いお湯を沸かす道具
あまり火を使いたくない方や苦手な方など、テント内や車中泊での車内で安全にお湯を沸かしたい方は電気の力を利用することをおすすめします。電気を使ってお湯を沸かす装備品として2つご紹介します。
〇電気ケトル
お水を入れてスイッチを入れるだけで、簡単にお湯を沸かせる電気ケトルは、自宅でもお使いの方もいらっしゃるでしょう。温かい飲み物が飲みたいと思ったらものの数分でお湯を沸かしてくれるのでとても便利です。
〇IH調理器
IH調理器にケトルをかけてお湯を沸かす方法もあります。IH調理器であれば、お湯を沸かすこと以外に調理もできるため使用用途が増えて便利です。小型なものであれば軽くて場所も取りません。
〇ポータブル電源
電気ケトルやIH調理器などをキャンプで使うときに必要になる電力供給源です。この2つの装備品は比較的消費電力が大きいことや、家庭用コンセント(AC100V)が必要になります。
モバイルバッテリーでは出力ポートが限定されているほか、容量的にも合いません。モバイルバッテリーでは使えない家電製品を動かせるもの。それがポータブル電源です。キャンプで家電を使うなら、必要になる装備品です。
関連人気記事:ポータブル電源はキャンプでどんな使い方ができるのか?
●保温性に優れた水筒でお湯を持参するのもあり
すぐにお湯を使いたい方は、保温性の高い水筒で「お湯を持参する」方法もあります。たとえば、キャンプ地までの移動が長いときなど、到着してホッと一息つきたいときに温かいコーヒーが欲しくなりますね。
そんなときに温かいお湯を持参しておけば、すぐに温かいコーヒーを入れることができて一息付けます。目的地に到着するまでの一服や、キャンプ地に行くまでに少し山道を歩かなければならないとき、水筒があると便利です。
キャンプでお湯を沸かす際に使えるケトルの種類と選び方
キャンプでお湯を沸かすときに使うケトルには形状がいくつかあります。どれだけのお湯を沸かしたいのか。どのように使いたいのかで形状が変わってくるため、ケトル選びは重要です。ここではそれぞれのケトルの特徴をくわしく解説します。あなたの必要なケトル選びの参考にしてください。
〇やかん型
湯を沸かしの定番とも言える「やかん型」は、底面が広く炎が当たる面積が広い分素早く湯沸かしが可能なのが特徴です。
・高さがなく持ち手も短いので「焚火台」での使用は不向き
・素材によって熱で溶けてしまう危険性がある
・ガスバーナーでの使用がおすすめ
クッカーセットに付いているものであれば、熱にも強く幅広い使い方ができます。手軽に使える装備として初心者さんにおすすめです。
〇縦長型
背が高くポットのような形状をしている「縦長型」は、たくさんのお湯を沸かせて注ぎやすいのですが、湯沸しに少し時間がかかるのが特徴です。
・たくさんのお湯を沸かせるので複数人のキャンプにおすすめ
・焚火台での使用に最適。吊るして火にかけることもできる
・大きいので持ち運びに少しかさばる
焚火台を使ってじっくり自然を味わいたい方などソロでも使っていらっしゃる方はいます。キャンプに少しこだわりたい方におすすめの装備品。
〇クッカー兼用寸胴型
湯沸しと同時に簡単な調理もできるのがこの「寸胴型」です。1台2役の使い方ができるので、装備品を減らせるのが特徴です。
・クッカーを兼ねている分、注ぎ口の形状が微妙
・お味噌汁やスープを食べたいときに重宝する
麺類の調理も出来ないことはありませんが、乾麺は大きさ的に入らないものが多いです。
焚火台やガスバーナーなど、幅広く使えるのは寸胴型のメリットとも言えるでしょう。
キャンプでも使えるお湯を沸かせる100均グッズ
最近ではダイソーやセリアなどでもアウトドア商品が販売されるようになってきました。100均でもキャンプに使えそうな「やかん」が販売されているのはご存知でしょうか。ここではキャンプでも使えるお湯を沸かせる100均グッズについてくわしくご紹介します。
●100均で売られているやかんでもお湯を沸かせる!
100均で販売されている「やかん」の多くはミニサイズで持ち運びに優れた大きさのものが多いです。アウトドア商品として販売されているケトルだと1000円くらいしますよね。
100均であれば、コスパも良く汚れたり傷ついても気にせず使えるため様々なキャンプで活躍してくれます。特徴をまとめると、
・アルミやステンレス製のものであれば軽くて丈夫、直火にも対応する万能型
・ガラスや陶器製の「きゅうす」に近い形状、見栄えが良く雰囲気を楽しむのに最適
100均で販売されているお湯を沸かせるアイテムは、「コーヒー1杯分」のお湯を素早くわかすには最適な大きさです。小型で携帯性に優れていて使いやすい。
●直火だと穴が空いて大惨事になることもある
100均のお湯を沸かせるアイテム「やかん」や「きゅうす」のようなものは、必ず素材が何でできているかを確認しましょう。直火にかける場合なら、ステンレス製のものが最適です。
アルミ製も直火に対応しているものの強度的には不安があり、強火で使用すると場合によって穴が空いて大惨事になることも。ほかに、持ち手が熱くなりにくい素材でできていると、火傷の心配なく利用できるのでおすすめです。
電気ケトルでお湯を沸かすならJackeryポータブル電源がおすすめ
お湯を沸かすときに使う電気ケトルは、消費電力が比較的高くポータブル電源が必要になってきます。また、ポータブル電源さえあれば、電気ケトル以外の家電製品も使えるようになるため、キャンプをより快適に過ごすことができます。
あいにくの天気・雨天時にテント内で過ごすことになったとき、大活躍してくれる便利アイテムです。ここでは安全・安心して使えるポータブル電源「Jackery(ジャクリ)」についてくわしく解説します。
●テント内で使うなら安心・安全のJackeryポータブル電源
キャンプ中、Jackeryポータブル電源を使えば、電源サイトのないキャンプ場でもテント内で安心・安全にお湯を沸かすことができます。
「火を使わずにお湯が沸かせる」のは、手軽に利用でき危険も回避することができます。キャンプ中に火を使うと、
・テント内でガスを使えば、一酸化炭素中毒の危険性がある。
・焚火台を使うなら、火の番をしておかなければならない。
などの危険があります。Jackeryのポータブル電源は、アウトドア用に設計されていることもあり、温度耐性、衝撃耐性、粉じん耐性と3つの耐性を持っています。まさにキャンプで電気を使用するために作られたポータブル電源なので、おすすめです。
では、キャンプでお湯を沸かすための電気ケトルを動かせるポータブル電源のおすすめをご紹介します。
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、1264Whの大容量と2000Wの定格出力で、ほぼ全ての家電製品を動かすことができます。電気ケトルの消費電力は、大体600Wくらいです。お湯を沸かすのに必要な時間は数分なので、これだけの容量があれば、何度でもお湯を沸かすことができ、好きなときに短時間でお湯を沸かせます。また、
・多彩で複数の出力ポートを持っているので、様々な家電製品も同時に稼働可能
・キャンプで使用する電気製品全てに安定した電力を供給できる
・充電方法も3つと柔軟に対応できるので、車で移動中に走行充電することも可能
キャンプで使用する電気製品は意外に多いです。扇風機や照明器具を始め冷蔵庫や暖房設備にいたるまで、快適さを求めるほど使用数も増えていきます。これらを同時に動かせる電力を供給できるのも、この製品の良いところです。キャンプの質を上げたい方におすすめです。
製品名 | Jackery ポータブル電源 1000 Plus |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
●おすすめ2「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」
Jackery ポータブル電源 2000 Plusは2042Whの超大容量と3000Wの定格出力を持つJackeryの中でもトップクラスの容量とパワーを持っています。お湯を沸かす電気ケトルはもちろん、電気ポットでもラクラク使用が可能です。容量の大きいポータブル電源を装備することで得られるメリットは、
・キャンプの連泊など長期間旅のお供に向いている
・複数人のキャンプでも十分な容量を持っている
ことです。家族や友人、知人とのグループキャンプなどで活躍してくれます。サイズが大きすぎ、重たくて動かせないのではと思うのではないでしょうか。Jackeryならそこにも配慮されています。製品にはキャスターと引手が付いているので、キャリーケースのようにラクラク持ち運びができるので、グループキャンプやキャンプ旅がしたい方におすすめです。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
まとめ:キャンプを安全に楽しみたいなら電気の力でお湯を沸かす
今回の記事では、キャンプでお湯を沸かす方法とそれぞれ必要な道具についてくわしくまとめました。お湯を沸かす方法も一緒にご紹介していますので参考になれば幸いです。ご紹介したものは、
・火を起こして使う装備品
・ガスを使う装備品
・電気を使う装備品
・保温性の高い水筒を持参する
・100均のアイテムでもお湯を沸かすものがあること
など、あなたのキャンプライフに合うものを選んで頂けるよう様々な方法でお湯を沸かすことができることをまとめています。ぜひ参考にしていただきキャンプを楽しんでください。
火を使うことは、キャンピノ醍醐味を味わうのに最適ですが、快適さを求めると少なからず電気の力を必要とします。キャンプで1日を過ごす中で、火を使わない手段を取り入れることも視野に入れておくことで、安心・安全なキャンプライフを送れるようになります。
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