お花見キャンプにはポータブル電源が便利!お花見できるキャンプ場も紹介
桜が咲く時期になり、そろそろお花見キャンプがしたいと思ってきた方も多いのではないでしょうか?お花見キャンプを、より便利に楽しみたいなら、ポータブル電源を持っていくのがおすすめです。
今回は、お花見キャンプにポータブル電源がおすすめな理由や活用例から、お花見ができるキャンプ場についてまで、紹介していきます。
お花見キャンプとは?
お花見キャンプとは、桜満開のキャンプ場で、お花見をしながら行うキャンプのこと。一度にお花見とキャンプの両方ができる、ぜいたくなアウトドアです。
お花見キャンプでは、お花見とキャンプの2つ以外にも、同時に2つのことを楽しめます。それは、昼の桜と夜の桜です。同じ桜でも、昼に見るのと夜に見るのとでは、表情が変わります。夜は、暗い空の中できらめく星の明かりが桜を照らして、なんとも幻想的な雰囲気に。そんな幻想的な桜を見るために、夜にお花見をする人もたくさんいます。
ふつうのお花見では、昼と夜のどちらかの桜しか見られませんが、お花見キャンプなら、テントに宿泊することで両方の桜を楽しめます。
お花見キャンプに持っていくと便利なポータブル電源とは?
お花見キャンプには、ポータブル電源を持っていくと便利です。
ポータブル電源とは、持ち運びできる電源(コンセント)であり、電気をためておける蓄電池です。付属の電源ケーブルで、自宅のコンセントとポータブル電源を接続することで、ポータブル電源が充電されます。充電したポータブル電源に、電化製品のコンセントを挿せば、ためた電気を利用して、その電化製品を動かせます。
お花見キャンプでポータブル電源を使うメリット
なぜ、お花見キャンプにポータブル電源を持っていくと便利なのでしょうか?
この理由は、お花見キャンプにポータブル電源を持参することで、主に以下のメリットがあるからです。
ここでは、それぞれのメリットについて、説明していきましょう。
・屋外で電源の確保ができる
お花見キャンプにポータブル電源を持っていく最大のメリットは、屋外でも電源の確保ができるという点。
キャンプ場のなかには、「電源サイト」という、コンセント付きの区画もあります。電源サイトを利用すれば、テントの中でも、電源を利用可能です。ただし、キャンプ場によっては、電源サイトの数は、電源なしのサイトの数より、少なくなっています。
また、肌寒い時期は、暖を求めて電源サイトを利用するキャンパーが増えるため、電源なしのサイトに比べて、予約が取りにくいという事情もあるのです。しかし、ポータブル電源があれば、電源なしサイトでも問題ありません。ポータブル電源をキャンプ場に持ち込めば、テントの中はもちろん、桜を見るために敷いたシートの上でも、電源の確保ができます。
つまり、お花見キャンプ中に、好きな場所で電化製品を使用できるのです。
・複数の電化製品を同時に使用できる
ポータブル電源は、1台で、同時に複数の電化製品を使うことも可能です。例えば、「Jackery(ジャクリ)」の「ポータブル電源 700」には、以下の出力があります。
- AC(コンセント)出力×2
- USB出力×3
- DC出力×2
- シガーソケット×1
そのため、ポータブル電源に複数の電化製品をつないで、同時に使用できます。ただし、基本的に、ポータブル電源の定格出力を超える消費電力を持つ電化製品は、使用できないので注意しましょう。
Jackeryのポータブル電源700の定格出力は、500Wです。ポータブル電源700では、消費電力500W以上の電化製品は動かせません(電化製品の消費電力は、製品本体や説明書、ネットショップの商品販売ページなどに記載されています)。
複数の電化製品を同時に使用する場合も、合計の消費電力が500Wを超えてしまうと、使用できなくなります。そのため、お花見キャンプには、消費電力の少ない電化製品を持ち込むようにしましょう。
・お花見キャンプ中にポータブル電源の充電もできる
キャンプ場の電源サイトと比べた、ポータブル電源のデメリットは、使用できる電気の総量に限りがあることです。電源サイトでは、一度に使える電力量に「1000W」や「1500W」などの上限はあるものの、それ以外は、自宅のコンセントのように電気が使えます。対して、ポータブル電源はためておいた分の電気しか使用できません。
しかし、ポータブル電源は、キャンプ場で充電することも可能です。荷物の量を考えると、キャンプには、車で来ている方が多いはず。この場合、シガーソケットの充電ケーブルを使うことで、エンジンをかけた車から充電ができます。これなら、途中でポータブル電源のバッテリーが切れそうになっても、問題ありません。
また、ポータブル電源のなかには、ソーラーパネルがセットになっているものもあります。このタイプなら、ソーラーパネルとポータブル電源を接続して、パネルを日当たりの良い場所に広げて立てるだけで、ポータブル電源を太陽光で充電可能です。屋外で充電しながら、電気も使えるソーラーパネルセットは、キャンプとの相性が抜群なので、よりおすすめです
お花見キャンプでのポータブル電源の活用例
お花見キャンプにポータブル電源を持っていくことのメリットが分かったところで、実際にどのように活用できるのか、気になる方も多いはず。
お花見キャンプでのポータブル電源の主な活用例は、以下のとおりです。
ここでは、それぞれの活用例について、紹介していきます。
・IHクッキングヒーターでキャンプ料理
ふつうのお花見であれば、お弁当を作って持っていくのが定番ですが、せっかくのお花見キャンプなら、屋外での調理も楽しみたいもの。
そんなとき、IHクッキングヒーターがあれば、簡単な調理ができます。バーベキューコンロやホットプレートを持っていくのもいいでしょう。
ポータブル電源があれば、これらの電化製品を使って、満開の桜の下で調理をして、キャンプならではの食事が楽しめます。
・電気毛布やハロゲンヒーターで暖を取る
多くの地域では、桜が咲くのは、3月から4月ころ。
夜桜を見るには、まだ肌寒い季節です。そんなとき、電気毛布やハロゲンヒーターなどの暖房器具とポータブル電源があれば、寒い外でも温まりながら、夜桜を鑑賞できます。
・スマホや携帯ゲーム機など小型家電を充電する
電源のないキャンプ場で、心配なのがスマホの電池です。キャンプ場に着くまでの間にいじったり、桜やキャンプの様子を写真や動画におさめたりしていれば、あっという間に電池がなくなってしまうかもしれません。
しかし、ポータブル電源があれば、この心配は無用です。なぜなら、ポータブル電源は、スマホの充電も可能だからです。スマホだけでなく、電子タバコや携帯ゲーム機など、あらゆる小型家電の充電ができます。
いずれも、充電時の出力は数W程度なので、小型家電を充電しながら、電化製品も使用できます。
おすすめのお花見ができるキャンプ場3選
日本には、お花見ができるキャンプ場がたくさんあります。
なかでも、おすすめなのは、以下の3カ所です。
ここでは、それぞれのお花見キャンプ場について、紹介していきます。
※多くのお花見キャンプ場では、利用に予約が必要です。予約のタイミングによっては、お花見ができる季節を逃してしまうので、早めの予約を心がけましょう。
・千葉県『成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場』
画像出典:成田ゆめ牧場
「成田ゆめ牧場オートキャンプ場」は、電車で東京駅から約100分、成田空港駅から約50分の「ゆめ牧場」に併設されたキャンプ場。たくさんの桜の木が植えられていて、お花見シーズンには満開の桜が楽しめます。
成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場は、利用する月の2カ月前の1日から、予約が可能ですがGWなど、変則的な時期もございますので必ずご確認ください。
・神奈川県『青野原オートキャンプ場』
画像出典:青野原オートキャンプ場
「青野原オートキャンプ場」は、神奈川県の相模原市にある、桜並木が特徴のキャンプ場。河津桜と染井吉野、2種類の桜が植えられています。キャンプ場には川もあって、水遊びや釣りも楽しめます。
予約が不要なので、他のキャンプ場で今から予約しても、桜の時期に間に合わないという方におすすめです。
・滋賀県『マキノ高原キャンプ場』
画像出典:マキノ高原キャンプ場
「マキノ高原キャンプ場」は、滋賀県高島市マキノ町にある「マキノ高原」内のキャンプ場。マキノ高原は広大な面積を誇り、キャンプ場のほか、ゴルフ場やスキー場もあり、登山や温泉まで楽しめます。
場内のキャンプサイトは6つに分かれており、そのなかの1つの「高原サイト」には「やえ桜の森」という名前のキャンプ場も。その名のとおり、たくさんの八重桜が鑑賞できます。
マキノ高原キャンプ場は、予約なしでも入場できますが、予約客が優先になります。
そのため、事前の予約がおすすめです。
まとめ
ポータブル電源があれば、電源サイトでなくても、キャンプ中に電源が確保でき、スマホなどの電池切れも気にせずに、お花見が楽しめます。
また、ポータブル電源が約立つのは、お花見キャンプのときだけではありません。通常のキャンプはもちろん、車中泊や庭での使用、災害時の非常電源としても活用できます。
色んなシーンで活用できるので、「良さそうだけど、キャンプに行くときにしか使えないのはちょっと……」と思った方にも安心です。
お花見キャンプに行きたいという方は、ぜひこの機会に、ポータブル電源の購入も検討してみてはどうでしょうか。
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