1.タープテント用重りの選び方3選
タープテントが風で飛ばされないためには、重り選びが非常に重要です。重ければよいというわけではなく、キャンプスタイルや設置環境に合わせて選ばなければなりません。タープテント用重りの選び方は、以下のとおりです。
①用途に応じた種類を選ぶ
タープテントの重りは、用途に応じた種類を選びましょう。例えば、地面が硬い場所ばかりでペグを刺せないキャンプ場は、重りだけでタープテントを支えなければなりません。タープテントの4本の脚に取り付けられるタイプがおすすめです。
ソロキャンプやデイキャンプなど、手軽さを重視する場合には、水や砂を入れて重くするタイプが重宝します。現地で重りに水や砂を充填するまでは軽量なので、持ち運びも楽ちんです。100円ショップでは、主に充填するタイプの重りが購入できます。
一方、キャンプ場で設営時間を短縮したい方は、それ自体に重量があるウエイトタイプを選びましょう。充填する手間はかかりませんが、その分重量があるので、車でキャンプ場まで移動できる場合におすすめです。
②安定感のある重量を選ぶ
タープテントをしっかり固定するためには、重りの重量選びも重要です。適正な重量を選ばなければ、風量によっては倒れたり、飛ばされたりする危険があります。タープテント用の重りは、1箇所10kgを4箇所に設置するのが最適です。
100均の重りで代用する場合は、1箇所に複数個の重りを設置するとよいでしょう。1箇所10kgを4箇所となると計40kgの重りが必要になるので、持ち運ぶのは大変です。
たとえ車に積んだとしても、車のパフォーマンスが悪くなるばかりか、駐車場からサイトまでの持ち運びに苦労します。100均の重りで代用すれば、充填するまでは持ち運びの邪魔になりません。ただし、重りの個数は多くなるため、大容量のリュックを用意しましょう。
③便利な機能が付属している
タープテント用の重りを選ぶ際には、便利な機能が付属しているかも重要です。以下のような機能が付属しているタイプを選べば、設営や持ち運びが快適になるだけでなく、テントに取り付けた際に高い安定感を発揮します。
・ベルクロテープ付きでしっかりテントに固定できる
・ハンドル付きで持ち運びが容易になる
・ポリエチレンの外枠があり、水に濡れても問題ない
・ヒモ通し穴付きでしっかり支柱に固定できる
・ガイロープも固定できれば、幅広いテントに対応できる
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2.タープテント用の重りになる100均グッズ3選
タープテントの重りは1万円前後する商品もあり、支柱4本分を揃えると最低でも4万円前後かかります。しかし、専用品を買わなくても、100均グッズだけで代行が可能です。水や砂を入れるだけで簡単に重りの代わりになるため、使い勝手も抜群です。
タープテント用の重りになる100均グッズを見ていきましょう。
①重し袋

砂や2.0Lペットボトルを4本入れて、タープテントの重りとして代用できる商品です。黒いポリエチレンでできており、テントのデザインを邪魔しません。ファスナーで蓋を閉められるため、キャンプ中に中身がこぼれてテントが飛ばされる心配も不要です。
雨に濡れても中身に浸透しないので、雨天や降雪時のキャンプでも重宝します。丸洗いできるため、常に清潔な状態を保てるのも魅力です。底の部分にループが付いており、ロープやカラビナを通して安定感を高められます。
②折りたたみウォータータンク
10〜20Lの水を入れて、テントの重りとして代用できる商品です。水が入っていない時はコンパクトに収納できるので、ソロキャンプやデイキャンプでも大活躍します。コックをひねるだけで簡単に水が出せるので、撤収作業も楽ちんです。
持ち手やバンドが付いているので、駐車場からサイトまで距離が離れていても持ち運びの邪魔になりません。給水口は大きく設計されているため、設営作業も簡単です。
ただし、直接水を入れて重りになるため、小石や木などの尖った物の上に設置してしまうと、袋が破れて使い物にならなくなる恐れがあります。ウォータータンクを設置する際には、設置場所にある尖った物体を事前に取り除きましょう。
③ペットボトル
100均で買えるペットボトルも、テントの重りとして代用できます。2Lサイズのペットボトルに砂を満杯になるまで詰めると、約3〜5kgの重さになるため、2つ合わせれば支柱1本分の最適な重さです。
ベルクロテープでテントと固定すれば、風で飛ばされる心配もありません。飲料水が入ったペットボトルは、重りとしてだけでなく水分補給でも必要になるため、荷物を最小限にできます。現地でペットボトルを購入すれば、道中の負担はありません。
3.100均グッズだけでテント用の重りを自作する方法
テントの重りは、100均で購入できるペットボトルや紐だけで簡単に代用できます。まずは、2Lのペットボトルを8本と紐(ロープ)を用意しましょう。ペットボトルの中身を空にして、砂を満杯になるまで充填します。
テントの各支柱に2本ずつペットボトルを配置したら、支柱とペットボトルを紐で括りつけてください。ペットボトル同士も紐で固定すると安定感が高まります。砂の代わりに水を入れても重りになりますが、重量が軽くなるため注意しましょう。
4.快適なキャンプを実現できるJackeryポータブル電源
キャンパーのレベルを問わず、ポータブル電源があれば、快適なキャンプが実現します。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。キャンプでポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
・電気毛布や扇風機などの冷暖房機器で快適な気温を維持できる
・電子レンジや炊飯器などの調理家電を使い、簡単に調理できる
・ポータブル冷蔵庫にキャンプ飯で使う食材や飲み物を保存しておける
・LEDランタンを点灯させて、夜の暗闇を照らせる
・周辺の情報を調べるためのスマホを、常にフル充電にしておける
昼夜の気温差が激しい春先や、標高の高いキャンプ場でも、電化製品を稼働して寒さ対策を万全にできます。調理家電を駆使すれば、火を起こす手間はかかりません。キャンプ初心者でも、安心してアウトドアを満喫できるでしょう。
キャンプで使用するポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。リン酸鉄リチウムイオン電池が採用されているので、10年以上もキャンプシーンで活躍します。
BMSとNCM制御機能を搭載しており、屋外で使用してもショートや過負荷による発火・爆発のリスクを最小限に抑えられます。発電効率25%のソーラーパネルを使用すれば、キャンプを楽しみながら高速で充電も可能です。
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5.【100均】タープテント用の重りに関するよくある質問
最後に、100均グッズで代用できるタープテント用の重りに関するよくある質問を紹介します。重りの重量や個数は、風対策を万全にする上で重視しなければなりません。また、キャンプ場まで重りを持ち運ぶ際には、注意すべきポイントもあります。
●テント用の重りはコンクリートブロックで代用できる?
コンクリートブロックもテント用の重りとして代用できます。コンクリートブロックはレンガと異なり、穴が空いているため、紐を通して固定できるのでおすすめです。コンクリートブロック自体に重量があるため、設営の手間もかかりません。
キャンプ場によってはコンクリートブロックが置いてある場合があるので、管理人に使ってよいか聞いてみるとよいでしょう。表面が粗い特徴もあるので、軍手をして設置すると怪我をする心配はありません。自宅からキャンプ場まで持参する際には、車が必須です。
●キャンプ場にテント用の重りを持参する際の注意点は?
キャンプ場にテント用の重りを持参する際には、携帯性を重視して100均で購入できる水や砂を入れて重くするタイプを選びましょう。重量のある水や砂は現地で調達できるため、持ち運びの負担になりません。かさばらないように折り畳めるタイプが便利です。
また、キャンプ場によってはテントの重りとして代用できるペットボトルやコンクリートブロックが置いてある可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。現地で重りの一部だけでも調達できれば、荷物を最小限にできます。
●テントの重りは何キロがおすすめですか?
テントの重りは、支柱1本あたり10kgがおすすめです。支柱は全部で4本あるため、合計40kg分の重りを用意する必要があります。40kgの重りを自宅からキャンプ場まで持って行くとなると大変なので、水や砂を入れて重くするタイプを選びましょう。
ただし、商品自体に重さがあるウエイトタイプよりも重量が軽くなるため、複数個用意する必要があります。小さく折り畳めるタイプを選べば、複数個持参してもリュックの容量を圧迫しません。100均で購入できるウォータータンクや重し袋がおすすめです。
●テント1台に重りは何個必要ですか?
テント1台に対して必要になる重りの個数は、重りの重量によって異なります。テント1台あたりに必要な重りの重量は40kgなので、5kgの重りを使う場合は計8個必要です。
2Lのペットボトルで代用する場合は、テント1台に8〜12本のペットボトルが必要になるでしょう。ペットボトルには、水よりも重い砂を満杯になるまで充填してください。
まとめ
テントの重りは、100均グッズで代用できます。テント専用の重りは1万前後する商品もあるので、費用を抑えたい方におすすめです。水や砂を入れて重さを発揮するタイプなので、持ち運びの負担になりません。折り畳めるタイプを選べば、収納性も抜群です。
この記事で紹介した重りを参考に、テントの風対策を万全にしてください。
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