夏キャンプのおすすめ寝袋5選!夏用シュラフの選び方や涼しいアイテムも紹介

夏キャンプのおすすめ寝袋5選!シュラフの選び方や涼しいアイテムも紹介

キャンプといえばできるだけ荷物を少なくしたいもの。夏キャンプは暑いイメージがあるので、寝袋が要らないと思う方も多いですよね。もし、必要ないなら余計な荷物は持っていきたくないというのが本音だと思います。

夏キャンプの日中帯は蒸し暑いですが、夜になると場所によっては冷え込みます。そのため、夏用の寝袋を念のため持っていくのがよいでしょう。この記事では、夏キャンプにおけるおすすめの寝袋について解説します。夏キャンプの寝袋の選び方や夜を快適にしてくれるアイテムも紹介しているので、参考にしてみてください。

夏キャンプに寝袋(シュラフ)はいらない?

夏キャンプにおいて寝袋はあった方がいいです。キャンプ場によっては寝袋がいらないほど夜が暑くなることもあるため、必ずしも必要というわけではありません。ただし、次に示す環境下における夏キャンプでは、寝袋は必要といえるでしょう。

寝袋が必要になる環境

理由

標高が1,000m以上ある

 

・標高が100m上がるごとに、気温は0.6度下がる
・標高1,000mでは平地に比べて気温が6度以上寒い

雨が降っている

・雨天時は太陽が出ていないことから気温が低くなる
・雨によって体が濡れて体温が奪われる可能性がある

強風が吹き荒れている

 

・風速1m/s上がるごとに体感温度は1度下がる
・テントの隙間から風が入り、気温が下がる

川や海の近くにテントがある

太陽が落ちると川や海の冷たさが風の冷たさに直結する

筆者も、夏の雨天時にテント泊をしたことが何度かありますが、平地で海・川が近くにない場所でも肌寒く感じました。

標高の高い場所や海・川の近くは事前に避けることが可能ですが、突発的な雨や強風は予測ができない場合もあります。暑い場合は寝袋を使わなかったり、上着を脱いだりと対策が取れますが、寒い場合は着込むものがなければ対策が取れません。寒いと十分に睡眠できないだけでなく、風邪を引く恐れもあります。このような理由から、夏キャンプであっても寝袋は持参しましょう。

快適に眠れる夏キャンプ用寝袋の3つの選び方

夏キャンプで使用する寝袋には、気温・湿度の高さや汗の多さに対応できるものが求められます普段使用している寝袋をそのまま夏キャンプに持っていくと、暑すぎて使わずに余計な荷物になってしまうかもしれません。

快適に眠れる夏キャンプ用寝袋を選ぶ際のポイントは次の3つです。

●コンパクトに収納できる

夏用シュラフには最低限の機能が備わっていれば十分なので、できるだけコンパクトに収納でき、キャンプの道中の持ち運びを楽にしたいものです。寝袋の中綿には、「化学繊維(化繊)」「ダウン」の2つの素材があります。それぞれの特徴は次の通りです。

化学繊維(化繊)

ダウン

 

・重く大きい
・濡れに強い
・洗濯機で洗える
・価格が安い

 

 

・軽く小さい
・濡れに弱い
・特殊な洗剤が必要で洗濯機はNG
・価格が高い

 

軽量でコンパクトに収納できるのは、空気で暖かさを作り出す「ダウン」です。その代わり、価格が高くなり、お手入れが難しいというデメリットもあります。

また、冬用に比べて夏用の寝袋は軽量かつコンパクトという特徴があるので、まずは夏用の商品から素材を決めていく選び方がよいでしょう。

●温度調節のしやすさ

就寝時には肌寒くても寝ているうちに気温が上がり、蒸し暑くなることもあります。そんな時には手軽に温度を調節できる寝袋が便利です。人は手足の末端で簡単に熱の放散が行われます。そのため、ダブルファスナーが付いた寝袋だと腕と足を同時に外に出すことができるので、温度調節が容易です。また、ダブルファスナーを解放することで寝袋内の通気性も向上するため、さらに温度を下げられます。

寝袋にはマミー型封筒型2種類がありますが、封筒型はジッパーを開け締めできるため、タオルケットとしても使うことができます。また、マミー型は体との密着度や気密性が高く、夏のキャンプには不向きの寝袋と言えるでしょう。

●洗濯機で丸洗いできる

夏キャンプの夜は、他の季節に比べて多くの汗をかくことが予想されます。例えテント内が適温だとしても、シャワーやお風呂に入ってからテントに戻るまでの間や、太陽が上る朝方にかけてなど、夏キャンプでは汗をかきやすいです。そのため、汗が染み付いた寝袋は、洗濯機で丸洗いできると衛生面で安心です。寝袋に使われている2つの素材のうち、ダウンはコンパクトかつ軽量である反面、水に弱く洗濯機では洗えません。その一方、化学繊維は水に強く、丸洗いできる寝袋も中にはあります。

汗をかきやすい方は、特に「丸洗いOK」の表記がある寝袋を選びましょう。

夏キャンプにおすすめの寝袋(シュラフ)5選

それでは、夏キャンプにおすすめの寝袋を5つご紹介します。それぞれ価格、機能面が異なるので、あなたに合った商品を見つけてみてください。

●ワークマン「エクストリームダウンシュラフ400」

エクストリームダウンを400g配合している軽量かつコンパクトに収納可能な寝袋です。封筒型なのでファスナーの開け閉めができ、快適な温度に簡単に調節できます。

当商品の特徴としては、足元をマミー型のように丸く包み込む形状になっている点です。これにより、保温性が高まり夜の冷え込みにも対応してくれます。

公式サイト

https://workman.jp/shop/g/g2300066048014/

価格

9,800円

季節

春・夏・秋

タイプ

封筒型

素材

表地:ナイロン100% 中綿:ダウン50%、レーヨン20%、ポリエステル15%、フェザー15% 裏地:ナイロン100%

使用温度

4℃

洗濯可否

手洗い

収納サイズ

円周55cm×高さ37cm

使用時サイズ

縦195×横70cm

質量

約1.0kg

●coleman「パフォーマーⅢ/C15」

使用温度が15℃以上という夏に最適の寝袋です。封筒型なのでタオルケットとしても使用できます。キャンプギアの登竜門であるcoleman製というのも安心ですよね。

また、3,850円という安い価格設定なので、コスパを重視している方におすすめです。洗濯機で丸洗いができるという点も、常に衛生的な寝袋を維持でき、頻繁に夏キャンプを楽しみたい方には嬉しい要素でしょう。

公式サイト

https://ec.coleman.co.jp/item/2000034776.html

価格

3,850円(税込)

季節

オールシーズン

タイプ

封筒型

素材

表地:ポリエステル 裏地:ポリエステル 中綿:ポリエステル

使用温度

15℃以上

洗濯可否

洗濯機丸洗い

収納サイズ

φ16×40cm

使用時サイズ

縦190cm×横80cm

質量

890g

 

●mont-bell「ファミリーバッグ #7」

汗や雨で濡れても保温力を回復するホローファイバーを使用した寝袋です。大きな開口のスタッフバッグが付属しているので、収納が簡単でコンパクトに圧縮できます。

さらに同一モデルを2つ接続すると、二人用の寝袋としても活用できます。サイドについているLジッパーを広げると大きなブランケットとしても使用可能です。

公式サイト

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121190

価格

7,150円(税込)

季節

夏、秋

タイプ

封筒型

素材

 

表地:75デニール、ポリエステル、タフタ[はっ水加工]
裏地:75デニール、ポリエステル、タフタ
中綿:ホローファイバー

 

使用温度

13℃以上

洗濯可否

手洗い

収納サイズ

36cm×22cm×22cm

使用時サイズ

縦190cm×横75cm

質量

1,150g

●LOGOS「丸洗い寝袋ロジー・15」

デザイン性が豊かでリーズナブルで有名なロゴスが出す寝袋です。ダブルファスナーが付いているため、自由な温度調節ができます。また、寝袋の内側・外側のどちらからでもジッパーの開け閉めが可能なので、寝袋への出入りが楽です。

また、洗濯機で丸洗いができるので、夏キャンプで大量の汗をかいても心配いりません。洗った寝袋を干せるハンガーループも付いているため、お手入れが簡単です。

公式サイト

https://www.logos.ne.jp/products/info/2693

価格

3,480円(税込)

季節

オールシーズン

タイプ

封筒型

素材

 

表素材:モイスポリ
肌面素材:モイスポリ
中綿:ダイナチューブファイバー

 

使用温度

15℃

洗濯可否

洗濯機丸洗い

収納サイズ

直径20×長さ37㎝

使用時サイズ

縦185㎝×横75cm

質量

950g

●ISUKA「ウルトラライト」

軽量・コンパクトを最優先で設計された寝袋です。耐久性にも優れているため、サイクリストやバイクツーリストにも好まれています。

2段階式のシリコンスタッフバッグが付いているため、女性でも少ない力で収納できるのも魅力の一つです。また、肌触りの良い裏生地を使用しているので、夜間は快適に眠りにつくことができます。

公式サイト

https://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=54

価格

11,000円(税込)

季節

タイプ

マミー型

素材

表:ナイロン100% 裏:ポリエステル100%

使用温度

10℃

洗濯可否

手洗い

収納サイズ

φ12.5×22cm

使用時サイズ

縦202cm×横80cm

質量

600g

 

夏の夜を涼しく過ごすためにお役たつ3つのアイテム

夏キャンプにおすすめの寝袋(シュラフ)5選

夏キャンプの夜は地面からの熱が伝わってテント内も暑くなりがちです。寝苦しい夏の夜でも涼しく快適に過ごすために、あると便利なアイテムを3つご紹介します。

●通気性抜群「コット」

夏キャンプで寝袋の下にコットを設置すると、地面からの熱が体に伝わるのを防いでくれます。さらに、背中の下に風の通り道ができることで背中が涼しく、朝まで快適に眠れますよ。夏キャンプにおけるコットの選び方は次の3つです。

・高さが40cm前後ある
・コットのサイズが自分の身長に合っているか
・コンパクトかつ軽量であるか

高さが40cm前後あると地面からの熱や冷気の影響を受けません。万が一雨が降りテント内が浸水してしまっても、その影響を受けることなく眠れます。また、コットの下を収納スペースにすることも可能です。

コットのサイズがあなたの身長に合っているかも重要な要素です。また、横幅が狭すぎても寝返りがうてずに窮屈な思いをしてしまいますので、注意しましょう。

夏キャンプで持ち込むキャンプギアは、できるだけコンパクトかつ軽量である方が持ち運びや設営が楽で疲れません。現在は折りたたんでコンパクトに収納できるコットもあります。

●涼しい風が循環「扇風機」

暑い夏キャンプの必需品とも言えるのが扇風機。直接風を浴びて涼むことができるのは勿論のこと、焚き火の火起こし空気を循環させる役割も持ちます。

扇風機には主に「卓上式」「自立式」「吊り下げ式」「ハンディタイプ」「首掛け式」の5つのタイプがあります。キャンプでは火起こしや調理など、日向で作業する場面が多くなりがちです。そのため、首掛け式やハンディタイプは常に風を浴びれるのでおすすめですよ。

●暑さ対策の源【ポータブル電源】

暑さ対策の源【ポータブル電源】

ポータブル電源とは、大量の電気を蓄え、様々な家電や電子機器に給電できる持ち運びできるバッテリーのことを指します。ポータブル電源によりAC電源のないキャンプ場でも電気が使えることによるメリットは次の通りです。

・寝苦しい夜でも扇風機を回し続けられ、寝袋で快適に眠れる
・小型クーラーをつけて、テント内の気温を下げられる
・車載冷蔵庫が使えて、キンキンに冷えた飲み物を常備できる
・スマホを常にフル充電にしておけるので、緊急時の連絡手段を確保できる

ポータブル電源は夏キャンプを涼しくしてくれる以外にも、キャンプ場で調理家電や生活家電などを使用できるという魅力もあります。そんなポータブル電源のメーカーでおすすめなのが「Jackery(ジャクリ)」です

Jackeryのポータブル電源は、ソーラーパネルでの充電ができ、幅広い容量バリエーションが取り揃えられています。さらに、高い安全性とコンパクトさを兼ね備えていることも魅力の一つです。その中でも特におすすめのJackery ポータブル電源 1000 Plus」をご紹介します。

 

●Jackery ポータブル電源 1000 Plusの特徴

・1264Wh/2000Wという大出力のため、小型クーラー他全ての家電を動かせる
・バッテリーを追加することで、5kWhまで容量を拡張できる
・ChargeShield技術により1.7時間の高速フル充電が可能
・長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池により、今後のキャンプライフで大活躍
・Jackery専用アプリでポータブル電源のコントロールや電池残量を確認ができる
・合計8台の機器を同時接続できるので、扇風機とクーラーの併用で快適な睡眠を確保

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

保証期間

5年間

まとめ|夏キャンプは夏用の寝袋を揃えよう

夏キャンプの夜は、標高の高さ、海や川からくる冷風、強風、雨などの要因によって、冷え込むことがあります。そのため、夏キャンプでは夏用の寝袋を持参するのがおすすめです。特に、封筒型で温度調節が容易なタイプですと、寝苦しさを感じずに快適な睡眠が取れることでしょう。

寝袋だけでなく夏の夜を快適にしてくれるアイテムとセットで揃えて、熟睡できる夏キャンプにしてみてください。


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