テレビ視聴に最適なポータブル電源3選!おすすめの選び方や活用方法も解説

テレビ視聴に最適なポータブル電源3選!おすすめの選び方や活用方法も解説

ネット配信へと時代が移りゆく一方で、レベルの高い番組が多い「テレビ」は未だに根強い人気があるといっても過言ではないでしょう。テレビは自宅で観るものというイメージをお持ちの方も、ポータブル電源を使うことで場所を選ばずにテレビを視聴できます。

この記事では、ポータブル電源を使いテレビを視聴する必要性、ポータブル電源の選び方やテレビ以外の活用方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ポータブル電源はテレビを稼働できる?

ポータブル電源とは、大量の電気を内部バッテリーに蓄え、電源のない場所でも家電製品に給電する機器のことです。ポータブル電源を用いると、コンセントを用いずにテレビも視聴できます。

ポータブル電源でテレビがどの程度観られるかは、ポータブル電源の「定格出力」と「容量」によって決まります。それぞれの違いは以下のとおりです。

  • ・定格出力

安定して電力を供給できる最大の電力量。単位「W」で表される。

  • ・容量

1時間で供給できる消費電力。単位「Wh」で表される。

そのため、定格出力1000W/容量1000Whのポータブル電源で消費電力60Wの液晶テレビを観る場合、約16時間も観られることになります。

ポータブル電源でテレビを稼働する必要性

ポータブル電源でテレビを稼働する必要性

ポータブル電源を用いることで、テレビ視聴時にコンセントは不要になります。また、コンセントではなく、ポータブル電源を経由することならではの恩恵もあるのです。ポータブル電源でテレビを稼働する必要性を5つ紹介します。

●停電が発生したとき

災害や計画工事によって停電が発生し、復旧までに時間がかかる場合、数日間の電気供給が途絶える恐れがあります。そんな時でもポータブル電源があると、テレビを観て復旧まで待つことが可能です。

また、ポータブル電源があることで停電中も下記のようなメリットがあります。

  • ・電気毛布や扇風機を使って、暑さ・寒さ対策を万全にできる

  • ・電子レンジや電気ケトルで安全に加熱料理ができる

  • ・冷蔵庫を常に稼働し、食品の腐敗を防げる

●節電したいとき

ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、節電も可能です。ソーラーパネルによって太陽光から得た電気をポータブル電源に充電し、テレビを視聴することで、電気代はかかりません。

また、テレビ以外の家電も稼働させられるので、節電効果を上げられます。電気代を節約したい方は、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせをぜひ検討してみてください。

関連人気記事:テレビで節電する7つの方法 | 消費電力・節約できる電気代も試算してみた

●アウトドアでもテレビを見たいとき

キャンプや車中泊などのアウトドアでも、ポータブル電源を用いるとテレビ視聴が可能です。車中泊の理想形である「移動する住居」に近づけるためには、テレビの存在が欠かせません。車の中にポータブル電源と共に大型の液晶を設置することで、快適な車中泊を実現できます。

また、キャンプにおけるテント内でもテレビ視聴ができ、快適性を向上させられます。キャンプではポータブル電源があることで、寒さ・暑さ対策や家電を使った時短料理ができるのも魅力です。

●自宅でコンセントの届かない場所で見たいとき

部屋のレイアウトを考えた時、コンセントが設置されている位置が悪く、テレビが置けなかったり、配線が邪魔になったりすることもあるでしょう。ポータブル電源があると、コンセントの位置を気にすることなく、好きな場所にテレビを置けます。

そのため、テレビ周りの配線を綺麗にし、見栄えも良くなります。ソーラーパネルと併用すると同時に節電効果もあるので、一石二鳥です。

テレビが使えるポータブル電源の選び方5選

大画面で長時間、テレビを視聴するためには相応の容量と定格出力が必要です。また、テレビ視聴以外でも活用したい場合は、同時接続ポート数も考慮する必要があります。テレビの稼働に向けてポータブル電源の選び方は、次のとおりです。

●1000Wh以上の容量を備えている

ポータブル電源の容量によって、フル充電の状態で連続してテレビを観られる時間が決まります。10歳以上の平日1日あたりのテレビの視聴時間は平均約120分です。連続視聴可能時間を計算する上で必要となるテレビの消費電力は、サイズによって異なります。

液晶テレビのサイズ

消費電力

30インチ

50W

40インチ

80W

50インチ

150W

60インチ

220W

70インチ

330W

したがって、70インチの液晶テレビを120分観るためには、330W×2=660Whの容量が必要です。また、休日はさらに視聴時間が延びることが想定され、他の家電との同時使用を考慮すると、1000Wh以上の容量があると便利でしょう。

●500W以上の定格出力を備えている

電力を安定して供給できる最大の電力量である定格出力は、500W以上あると安心です。ポータブル電源に必要な定格出力は、液晶テレビのサイズと同時に使用する家電によって異なります。

特に、節電効果を狙ってポータブル電源の購入を検討している場合は、普段同時に使用している家電の消費電力を把握しましょう。一般的な家電の消費電力は、以下のとおりです。

家電

消費電力

ノートパソコン

50W〜120W

炊飯器

350W

冷蔵庫

150W〜500W

扇風機

50W〜60W

30インチのテレビを使用し、同時に上記のような家電を使用する場合、定格出力500Wあれば安定した電流を送り続けられるでしょう。

●ソーラーパネルによる充電ができる

コンセントが全くない状況でも無制限にテレビを視聴でき、家庭では節電効果も発揮するアイテムがソーラーパネルです。ソーラーパネルによって太陽光から得た電気をポータブル電源に充電できれば、コンセントへの依存から開放されます。

また、ポータブル電源メーカーが純正のソーラーパネルを開発しているかどうかも重要です。同じメーカーからポータブル電源とソーラーパネルを購入できると、次のようなメリットがあります。

  • ・ポータブル電源とソーラーパネルの互換性が良い

  • ・ポータブル電源とソーラーパネルの接続速度が早い

  • ・ポータブル電源とソーラーパネルのセット割がある場合がある

●自然放電を最小限に抑えられる

ポータブル電源は、機器に給電していない状態でも徐々にバッテリー残量が少なくなる「自然放電」が発生します。自然放電の少ない機種を選ぶことで、観たいテレビを最後まで観ることが可能です。

反対に自然放電しやすい機種を選んでしまうと、ポータブル電源をフル充電にしていたにも関わらず、電池残量が少ないために 良い場面で電源が切れてしまう可能性もあるでしょう。また、自然放電が少ない分、コンセントによる給電時間を短縮でき、節電効果にも繋がります。

●同時に複数の機器に給電できる

テレビ視聴と合わせてDVDプレーヤーで録画をしたい場合や、サブスク配信サービスを視聴するためのチューナーを取り付ける場合など、ポータブル電源に同時に接続できるポート数も重要です。

また、節電対策としてポータブル電源を購入する方は、より多くのポート数が備わっていることで、コンセントに接続する機器を減らせます。キャンプにおいても、寒さ対策・暑さ対策をしながら家電を使った調理ができれば快適性は更に向上するでしょう。

テレビ以外のポータブル電源の活用方法5選

テレビ以外のポータブル電源の活用方法5選

ポータブル電源をせっかく購入するなら、テレビ以外の用途でも使用することをおすすめします。ポータブル電源の購入をきっかけに、これまで体験したことのないアウトドアや電子機器を楽しむチャンスでもあるのです。テレビ以外のポータブル電源の活用方法を5つ紹介します。

●車載冷蔵庫

ポータブル電源を購入し、車中泊で場所に縛られない旅を満喫するためには、テレビだけでなく車載冷蔵庫にも給電すると良いでしょう。車載冷蔵庫とは、アウトドア用の持ち運びできる小型の冷蔵庫を指します。

車内で車載冷蔵庫が使えると以下のようなメリットがあります。

  • ・冷たいドリンクやアイスをいつでも飲める

  • ・傷みやすい新鮮な食材を冷蔵し、長期保存できる

  • ・連泊する場合も食料をまとめ買いできる

また、車の横着けができるオートキャンプ場では、食品の腐敗を心配することなく、キャンプが楽しめるのも大きな魅力と言えるでしょう。

●電気ストーブ

体を暖められるアイテムとして石油ストーブや薪ストーブが挙げられますが、いずれも火災や一酸化炭素中毒の危険があります。その一方、電気を燃料とする電気ストーブは、安全に効率よく暖めることが可能です。

電気ストーブは、寒い時期になるとキャンプや車中泊などのアウトドアだけでなく、ご自宅でも重宝します。電気ストーブの消費電力は最低450Wほどなので、テレビと同時に稼働させられます。

●電子レンジ

アウトドアで加熱調理をする場合、電子レンジがあると便利です。また、停電時もポータブル電源を経由して電子レンジを稼働することで、食中毒のリスクを防ぎ、温かい料理が食べれます。

ただし、電子レンジの消費電力は1300W程と他の家電に比べると高めです。容量は十分あっても定格出力が下回っていれば安定して稼働させられません。同時にテレビなどの家電も稼働させたい場合は、定格出力2000Wかつ容量2000Wh以上あると安心です。

●プロジェクター

大画面で迫力ある映像が観られるプロジェクターに憧れを持ってる方は多いのではないでしょうか。ポータブル電源で映像を観るための液晶テレビ以外の選択肢にもなり得ます。

テレビとプロジェクターの特徴の違いは、以下のとおりです。

 

テレビ

プロジェクター

画面サイズ

30〜40インチが一般的

100〜120インチが一般的

重量

重い

軽い

消費電力

80W

135W

相場

8万前後

10万〜20万前後

●ゲーム機

テレビとゲーム機をポータブル電源に接続することで、あらゆるハードのソフトが楽しめます。普段は携帯ゲームをメインで楽しんでいる方も、ポータブル電源を導入することでコンセントを気にせず、どこでも本格的なゲームができます。

また、パソコンで行うゲームは充電がすぐになくなるため、控えているという方も多いかもしれません。ポータブル電源があると充電残量を気にすることなく、どこでもノートPCでゲームが楽しめます。

テレビ視聴に最適なポータブル電源4選

テレビ視聴に最適なJackeryポータブル電源

テレビやその他の家電との同時使用が可能なポータブル電源のおすすめはJackery製です。Jackery(ジャクリ)は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、豊富な容量バリエーションが取り揃えられています。Jackeryポータブル電源のおすすめの機種は以下のとおりです。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス

製品名 Jackery ポータブル電源 1000 Plus

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ

●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス

2042Whの大容量かつ3000Wの定格出力を備えた「Jackery Solar Generator 2000 Plus」。

商品の特徴:

  • 3000Wの高出力により、テレビ以外の普段使いしている家電も接続でき、高い節電効果を期待できる

  • ハンドル・キャスター付きのため、外でテレビを視聴する際も持ち運びしやすい

  • ・高速充電機能により、AC充電またはソーラー充電で最短2時間でフル充電できる

  • 最大12kWhまでバッテリーを拡張することで、1回の充電で数日間テレビ視聴が可能

  • ・リン酸鉄リチウム電池を採用しているため、毎日使用しても10年以上使える程の高い耐久性を誇る

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 3000 Pro|ジャクリソーラージェネレーター3000プロ

3024Whの大容量かつ3000Wの定格出力を備えた「Jackery Solar Generator 3000 Pro 」。

商品の特徴:

  • ・大容量・高出力により、大画面のテレビを視聴しながら、家電も稼働させられる

  • ・付属のソーラーパネルを含む6枚を使用して、最短3時間でフル充電できる

  • ・ポータブル電源とソーラーパネルを1分で接続する

  • 業界最高水準の25%の変換効率により、太陽光発電で最速3時フル充電できる

製品名 Jackery ポータブル電源 3000 Pro

容量

3,024Wh

定格出力

3,000W/正弦波(最大瞬間出力:6,000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2.8時間
ソーラー充電:最速3時間
シガーアダプター:35時間

寿命/サイクル数

2,000回のサイクル数
(2,000回充放電後も初期容量の70%を維持)

保証期間

5年間

まとめ|ポータブル電源で快適にテレビを観よう

ポータブル電源を用いることで、コンセントに依存せず、どこでも自由にテレビが視聴できます。また、ソーラーパネルで電気を蓄えることで、節電も可能です。テレビ以外にも他の家電を同時稼働させられ、アウトドアや停電時などでも活躍します。

ポータブル電源を導入し、場所を選ばない自由なテレビ視聴を体感してみてください。


コメント

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。