ハイエースで車中泊やキャンプを満喫したい!ならポータブル電源は必須装備
荷室の広いハイエース。その広さを目の当たりにしたあなたは、これからどんな風にこの荷室を自分好みのスタイルにしようか思いを膨らませていることでしょう。
車中泊やキャンプ、アウトドアなど幅広い使い方のできるハイエースの魅力は計り知れません。そんなハイエースの車中泊には欠かせない装備として「ポータブル電源」があります。今回の記事では、ハイエースでの車中泊にポータブル電源を装備する必要性、ハイエースにおすすめのポータブル電源についてくわしく解説します。
ハイエースで車中泊を楽しみたい!ポータブル電源の必要性
ハイエースで車中泊をされる方は多いでしょう。何といってもハイエースの魅力は荷室の広さにあります。その広さを活かした自分だけの空間を作ることができる。それが、ハイエースが選ばれる1つの魅力でもあります。
装備を整えるうえで、快適な車中泊生活を送るためには家電などの電気製品は必要になってきます。その動力源として、ポータブル電源は必要です。ここでは、ハイエースでの車中泊にポータブル電源の必要性についてくわしくまとめています。
●ポータブル電源は車内で家電を使いたいときに便利な電力供給源
ポータブル電源は、車内や屋外で家庭用電源を使うための電力供給源です。モバイルバッテリーとは違って給電方法がUSBと限定されておらず、家庭用電源(AC100V)以外の出力ポート(AC、DC、USB出力ポート)も持っています。ほかにも、
·モバイルバッテリーよりも容量が大きく高い定格出力を持っている
·同時に複数の媒体へ給電可能なものもある
などの特性により、車内での長時間滞在時に便利な装備として必要不可欠です。車がハイエースならば、充実した装備を整えられるはず。ポータブル電源は、その装備を動かす電力供給源として、重要な役割を果たしてくれます。
関連人気記事:【2023年】車中泊に最適なポータブルバッテリー|車中泊バッテリーの種類及び比較も解説
●ハイエースにポータブル電源があればどんなことができる?
では、実際にポータブル電源があることによってどんな恩恵が受けられるのか。ここではその内容をくわしく解説します。大きな要素となるものを3つご紹介しますので、まだポータブル電源を未装備の方や、検討されている方は参考にしてください。
〇エンジンを切ったまま電気が使えるようになる
ポータブル電源があれば、エンジンをかけることなく使用できます。車載用の家電製品の中には、シガーソケットから電力を取るタイプのものも販売されているため、車から電源を取ることは可能です。
しかし、車載用だとエンジンはかけたまま使用しないと、バッテリーが上がってしまう恐れがあるので注意が必要です。ポータブル電源があれば、わざわざ車載用を購入せずとも家庭で使用している家電を使うことができるので、とても便利です。
〇車中飯の幅が広がって充実する
ポータブル電源があれば、車内で様々な調理器具を使用することができます。
·IH調理器
·電子レンジ
·炊飯器
·ホットプレート
などが使用できるので、いろんな料理が車内で作れるようになります。冷蔵庫を装備して食材を冷やしておくこともできます。ポータブル電源があると、食材の保管や調理方法の幅も増えるので車内での過ごし方を充実させることができるでしょう。
〇車内の温度対策や就寝時の対策の向上
夏期や冬期の温度対策は、熱中症や低体温症になる恐れがあり、最悪命に危険もあるので、十分な対策が必要です。電気の力は温度対策にとても有効な装備を整えることができます。
·エアコンや扇風機
·小型ファンヒーター
·電気毛布や充電式湯たんぽ
など、ポータブル電源があればあなたの命を守ってくれる対策を取ることができるのです。
●ハイエースを本格的な車中泊仕様にするならポータブル電源は必須
ハイエースの広い荷室の中に、あなた好みの居住空間を作り出すことは十分可能です。そのためには、ポータブル電源の存在は欠かせません。なぜなら、
「家電製品が必ず必要になるから」
です。私たちは、自宅で不自由ない生活を送っている周りには、必ず家電製品があります。
それと同じ生活空間を車内で作り出すためには、同じ家電製品を車内に装備しなければなりません。車内で家電を動かすための手段として、ポータブル電源も必要になってくるのです。
ハイエースのMRT仕様であればポータブル電源は必要ない?
様々な使い方ができるハイエースは、メーカー側もユーザーの需要に見合った仕様を出しています。新車で購入する際のオプションサービスでは、アクセサリーコンセントの装備や特別仕様車も数多く販売してきました。その中で、注目の「MRT仕様」という特別仕様車をご存知でしょうか。ここでは、ハイエースを車中泊仕様にするための手段としてこのMRT仕様についてくわしく解説します。
●ハイエースのMRT仕様って何?
「自分仕様のトランスポーターがつくれる」をコンセプトに、ハイエースの内装をユーザー好みにカスタマイズしやすい形でコンプリートカーにして販売している特別仕様車。それがMRTです。MRTは「マルチロールトランスポーター」の頭文字を取ったネーミングで、趣味から仕事までトランスポーターの原点を追求した仕立てになっています。モデルは2タイプあり、
·床仕様のType1:使いやすさ抜群の広さがセールスポイントになる床仕様
·床+トリム仕様のType2:スマートキャンパーベースに最適な専用形成フルトリムが装備された床+トリム仕様
この2タイプから選ぶことができ、荷室の使い方をアレンジできる装備(アンカーナットダウンフック)で様々な使い方ができる仕様になっています。
Type2を選ぶことで、オプションで補助バッテリーを装備できる仕様になっているため、車中泊仕様にしたい方はこの装備を選択するのも良いのではないでしょうか。
●ハイエースの追加装備でアクセサリーコンセントを追加する
ハイエースのメーカーオプション装備で、アクセサリーコンセント(9,900円)を装備することもできます。この装備を付けることで、家庭用コンセントが使えるようになります。
ただ、100W以内の家電製品の使用とあるので、あまり大きな容量の家電製品を動かすことはできません。電気もメインバッテリーからの供給となるため、エンジンを切ったままの長時間利用は控えた方が良さそうです。
●MRT仕様では車中泊に必要な電力を得るには不十分
MRT仕様で装備できる補助バッテリーの容量は、105Ah。定格は350Wまでです。車中泊を満喫しようと考えると、あまり大きな家電製品は使うことができず、少し不便さを感じることもあるでしょう。
それなら、ポータブル電源を装備して、あなたの使いたい家電を使えるようにした方が、車中泊を満喫できるのではないでしょうか。