蓄電池を導入すると後悔する? 理由や対策、おすすめの製品をご紹介!

蓄電池を導入すると後悔するのか、気になっている方も多いでしょう。今回は蓄電池を導入して後悔する6つの理由や後悔しないための6つ対策などを中心に解説します。おすすめの製品もご紹介するので、あわせてチェックしてみてください。

蓄電池を導入すると本当に後悔する?

家庭等で利用する据置型の蓄電池に関する相談数

画像引用:家庭用蓄電池の勧誘トラブルにご注意!(独立行政法人国民生活センター)

まず、蓄電池を導入すると後悔するのかを知るための指標として、客観的なデータを提示します。

令和3年6月3日に発表された国民生活センターに報道発表資料によると、家庭等で利用する据置型の蓄電池に関する相談が多く寄せられ、相談件数が増加傾向にあるとのことです。

事業者が訪問をしてきたとき、購入をせかされたり、長時間勧誘されたりして、冷静に検討できずに契約してしまう事例が多いようです。

いずれにせよ、蓄電池を導入して後悔する可能性は少なからず存在しているとわかります。

蓄電池を導入して後悔した6つの理由

蓄電池を導入して国民生活センターに相談する人々がいることがわかりました。どのような理由で後悔してしまうのでしょうか。蓄電池を導入して後悔する理由は主に下記の通りです。

・想定以上のコストが発生した

・将来的に元が取れるか不安になった

・想定外の場所に設置された

・音がうるさい

・発電開始時間が遅くなった

・悪質な業者に騙された

それぞれの内容について解説します。

理由1.想定以上のコストが発生した

蓄電池を購入すると想定以上のコストが発生することがあります。

蓄電池を導入すると、電気料金のコストを減らせる可能性がある一方で、購入費用や設置工事費といった初期費用が発生することもあるからです。

見積の段階で共有された費用と異なった場合、最終的にローンの支払いを続けることに不安を感じて後悔してしまうようです。

蓄電池の契約を結ぶ前に、見落としている導入費用はないか、細かく確認することが重要です。

関連人気記事:家庭用蓄電池の価格・補助金|設置工事なしで簡単に導入できるポータブル蓄電池も紹介

理由2.将来的に元が取れるか不安になった

蓄電池を導入して将来的に元を取れるか不安になることがあります。契約後になってから蓄電池業者に対して不信感が募ってしまうことがあるからです。

たとえば、40年持つ蓄電池が30年目で元が取れると聞いて契約したけれど、契約書では10年ごとにメンテナンス費用が発生することを業者から知らされないことがあります。

メリットばかりを説明されると将来儲かるように感じてしまうかもしれませんが、後悔しないよう契約内容を確実に理解してから蓄電池を導入しましょう。

理由3.想定外の場所に設置された

蓄電池を想定外の場所に設置されるケースも珍しくありません。業者への確認不足が理由です。

具体的には、来客の視界に入ってしまう玄関に設置されることがあります。パワーコンディショナーと蓄電池ユニットが一体となっているタイプだと、大型なので圧迫感が生じてしまいがちです。自宅の景観を気にする方であれば、日常的にストレスを感じて後悔してしまうでしょう。

家の中で商談を行っているからといって、室内に設置してもらえるとは限らない点に注意してください。必ず業者に設置場所を確認するようにしましょう。

理由4.音がうるさい

蓄電池の音がうるさくて後悔することがあるようです。

一般的に蓄電池は、大きな音を発生する機械ではありません。ただし、まったく音がしないというわけでもありません。具体的には35dB~40dB(騒音値)ほどの音が発生するといわれています。

うるささの目安

騒音値

聞こえ方

普通

40dB

・市内の深夜

・静かな住宅地の昼

静か

30dB

・郊外の深夜

・ささやき声

屋外に蓄電池を配置すれば気にならないかもしれませんが、屋内に設置すると気になるかもしれません。屋内に設置を検討している方は、騒音値を事前にチェックしておきましょう。

理由5.発電開始時間が遅くなった

ハイブリッド型蓄電池を導入して、以前のパワーコンディショナをハイブリットパワコンに交換したところ、発電時間が遅くなってしまうことがあります。

たとえば、以前は夏場の朝8時くらいに発電していたのに、蓄電池の工事後は9時になっても発電しなくなることです。

発電開始時間が遅くなってしまえば、充電時間が短くなってしまいます。電気をたくさん使う家庭であれば、家電製品を使うのに不都合が生じてしまうでしょう。

理由6.悪質な業者に騙された

悪質な業者から騙され、蓄電池を導入して後悔することがあります。うまい話をもちかけられて飛びついてしまうからです。

たとえば、自治体から補助金が出るうえに、手続きも担当してもらえるという話に騙されてしまいます。最終的にいつまでたっても補助金の申請が行われず、自治体に問い合わせたところ騙されたことに気づくというわけです。

蓄電池の勧誘を受けたときは後悔しないよう、うまい話にうかつに乗らないように注意してください。

蓄電池を導入して後悔しないため6つの対策

蓄電池を導入して後悔しないため6つの対策

蓄電池を導入して後悔しないようにするためには、あらかじめ対策について理解しておくことが大切です。具体的な対策は下記の通りです。

・利用するときに不足しない容量を選ぶ

・太陽光発電と同じタイミングで設置する

・補助金を利用して導入する

・複数の業者を比較してから業者に依頼する

・訪問販売の場合は安易に契約しない

・クーリングオフを適用する

それぞれについて解説します。

対策1.利用するときに不足しない容量を選ぶ

電化製品を使うときに不足しない容量を選びましょう。容量を考えずに導入すると、電力量が不足して電化製品が使えなくなるからです。

たとえば、アウトドアで1,000Wのホットプレートを30分使うとしましょう。必要な容量は下記の通りです。

容量=1,000W×0.5h=500Wh

仮に容量が1,500Wh程度であれば、残り1,000Whも電気を使えます。ほかにも扇風機の使用や携帯の充電なども安心して行えるでしょう。

対策2.太陽光発電システムと同じタイミングで設置する

蓄電池を導入するときは太陽光発電と同じタイミングにしましょう。蓄電池は、開発会社によって太陽光パネルとの相性が悪く、パネルが故障することがあるからです。

具体的には、太陽電池の回路内に本来流れてはいけない漏れ電流が発生する恐れがあります。太陽電池の電気特性が変化してしまい、出力が大きく低下してしまうPID現象です。

その点、蓄電池と太陽光発電システムをまとめて導入すれば、販売者が相性を考えてくれるためPID現象は発生しません。

太陽光パネルが故障して後悔しないように、蓄電池を導入するタイミングに注意しましょう。

対策3.補助金を利用して導入する

蓄電池を導入するときは、補助金の利用も検討してみましょう。

蓄電池の導入費用を少しでも減らすことで、コストに対する後悔を減らしやすくなるからです。具体的に利用できる補助金の例として挙げられるのは、東京都が実施する下記の制度です。

「家庭における蓄電池導入促進事業災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」

太陽光住宅の普及拡大を促進するために蓄電池と太陽光発電設備の設置に対して補助してくれます。

東京都以外にお住まいの方も、各エリアの自治体に補助金の制度がないか確認してみるとよいでしょう。

参考:家庭における蓄電池導入促進事業 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(東京都)

対策4.複数の業者を比較してから蓄電池の導入を相談する

複数の業者を比較してから蓄電池の導入を相談しましょう。なぜなら、業者によっては品質より作業スピードを重視して、ミスをする恐れがあるからです。

実際にSNSでは、設置業者に蓄電池を設置してもらったのに起動せず、結局メーカーのエンジニアが対応しに来るケースがあったと報告している方がいました。

蓄電池は一度使って終わり製品ではありません。長く利用するので、後悔しないよう、信頼できる業者に依頼しましょう。ただ、複数の業者を比較するのが面倒な方もいるかもしれません。

最近では、複数の業者をまとめて紹介してくれる無料一括見積もりサービスもあるので、必要に応じて利用を検討してみてはいかがでしょう。

対策5.訪問販売の場合は安易に契約しない

自分から問い合わせたわけでないのに、蓄電池の訪問販売を受けたときは安易に契約しないようにしましょう。

さまざまなトラブルが発生するリスクがあるからです。たとえば、事業者が虚偽の説明をしてきたり、強引な勧誘をしてきたりすると、適切な判断がしづらくなります。

必ずしも蓄電池による電気の自家消費が、経済的なメリットをもたらすわけでもありません。

蓄電池を導入して後悔しないためにも、事業者が突然訪問してきたときは、会社名や目的、契約書の内容などをよく確認して、情報をよく分析することが大切です。

対策6.クーリングオフを適用する

訪問販売によって、蓄電池の契約を安易に結んで後悔したときは、クーリングオフを適用できないか検討しましょう。

特商法の訪問販売によって蓄電池を契約していた場合、クーリングオフできます。

あとからメンテナンス費用が発生することを知って不安に思った場合など、一人で悩まずに身近な消費生活センターに相談することが大切です。

市町村や都道府県の消費生活センターを案内してもらいたいときは、消費者ホットラインの「188」に電話をかけてみてください。

蓄電池を導入しないで後悔する理由

蓄電池を導入して後悔することもありますが、反対に導入しないで後悔するケースもあります。たとえば、災害時に停電が発生したときに後悔しやすいです。

停電によって家電製品が利用できなくなり、いつも通りの生活ができなくなるからです。

具体的に困りやすいことの代表例は下記の通りです。

・冷蔵庫の食品が使えなくなって食べ物が傷む

・照明が使えなくなって部屋が暗くなる

・IHやレンジなどの調理器具が使えなくなって料理が不可能になる

特に台風が来ることがわかって、蓄電池を買っておけばよかったと後悔することがあるようです。防災の観点からは、蓄電池をあらかじめ用意しておいたほうがよいかもしれません。

後悔しないおすすめの蓄電池

後悔しないおすすめの蓄電池として挙げられるのがポータブル蓄電池です。ここでは、ポータブル蓄電池の概要とおすすめのポータブル蓄電池をご紹介します。

ポータブル蓄電池の概要

ポータブル蓄電池とは、ポータブル電源とも呼ばれ、一般的なモバイルバッテリーよりも大きいバッテリーで、ACコンセントやソーラーパネルから電気を貯めて、コンセントのない場所や災害の停電時に、様々な家電に給電できる持ち運べる蓄電池のことです。設置工事不要で、どこでもいつでも家電に給電できるのは、特徴です。

インバーターによってDC12Vの直流電力をAC100Vの交流電力に変換して、家電製品を動かせるようにします。たとえば、モバイルバッテリーでは動かせないパソコンや扇風機、冷蔵庫なども利用可能です。

ポータブル蓄電池のほとんどは、ソーラーチャージャーによって充電できるので、自宅に大きなソーラーパネルを設置しなくても気軽に太陽光発電を導入できるのが便利です。蓄電池の契約を結んで後悔したくないという方は、ひとまずポータブル蓄電池から利用してみてはどうでしょうか。

関連人気記事:ポータブル蓄電池とは?買うべき人の特徴と後悔しないための注意点

おすすめのポータブル蓄電池

数多くポータブル蓄電池の中で、初心者に使いやすく一番おすすめするのは、世界初のポータブル蓄電池・ソーラーパネルを開発したJackery(ジャクリ)社のポータブル電源です。Jackeryの全ての機種に、防災マークとPSE認証を取得しており、BMSシステムも搭載しているので、安全性と品質な製品として、世界150以上のメディアに推奨されています。今回は、住宅や家庭用に特におすすめの2機種を紹介します。どうぞご参考ください。

Jackery Solar Generator 2000 Pro|ジャクリソーラージェネレーター2000プロ

容量はJackery最高クラスの2,160Whのポータブル電源2000Proと、変換効率が24%のソーラーパネルSolarSaga 200と組み合わせたJackery Solar Generator 2000 Proです。容量が、2,160Whという超大容量で消費電力の高い家電も問題なく稼動できるし、同時に複数の家電に給電できるので、とても便利です。

なお、高速充電技術を搭載して、ACコンセントもソーラーパネル充電も、最速2.5時間でフル充電完了できます。

大容量なだけでなく、ソーラーパネルがあるので、太陽光発電による蓄電が可能です。停電が起きて長期間復旧しない場合でも後悔しないでしょう。

製品名 Jackery Solar Generator 2000 Pro

製品詳細

ポータブル電源2000Pro+Jackery SolarSaga 200 (JS-200A)

容量

2160Wh

定格出力

2200W/正弦波(最大瞬間出力:4400W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2.5時間
ソーラー充電:最速2.5時間
シガーアダプター:24時間

保証期間

5年間

Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ

高速充電できるポータブル電源1500Proとソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」を組み合わせたJackery Solar Generator 1500 Proです。定格出力は1800Wの高出力であり、停電時も冷蔵庫や電子レンジ、電気ケトルを使用できます。

寿命が従来モデル(ポータブル電源1500)より2.5倍向上し、2000サイクルという長寿命を実現。

安全性を高めるために、過放電による熱の上昇を抑える高温保護ポイントを60度に設定しています。0.9mから3度落下しても耐えられる衝撃設計なので、壊してしまって後悔するリスクも少ないです。

製品名 Jackery Solar Generator 1500 Pro

製品詳細

ポータブル電源1500Pro+Jackery SolarSaga 200 (JS-200A)

容量

1512Wh

定格出力

1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:16.5時間

保証期間

5年間

まとめ

今回は、蓄電池を導入して後悔する理由や後悔しないための対策などについて解説しました。

蓄電池を導入すると、想定した購入費用以外に工事費やメンテナンス費などが発生し、後悔してしまうことがあります。また、将来的に元が取れるのかが不安になったり、意図しない場所に蓄電池を設置されたりして後悔することもあるようです。


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