家庭用ソーラーパネル&蓄電池が人気爆発の4つの理由とは?元が取れるか徹底解説
最近家庭用のソーラーパネルとあわせて蓄電池を導入する家庭が増えてきています。蓄電池は安い買い物ではありませんが、現代の情勢にマッチしたお得なアイテムです。
そこで今回はソーラーパネルと蓄電池の人気が高まっている4つの理由や、具体的な費用のシミュレーションを見ていきましょう。また「初期費用が足りない」「賃貸だから難しい」という方向けの最新蓄電池も紹介します。
家庭用のソーラーパネル&蓄電池の人気が高まる4つの理由
最近家庭用のソーラーパネルと蓄電池の人気が高まっているのには、下記4つの理由が考えられます。
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・電気料金値上げでよりお得感が増している
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・頻発する災害に対策したい人が増えている
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・売電価格が徐々に値下がりしている
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・補助金制度が充実してきている
それぞれの理由について見ていきましょう。
理由①:電気料金値上げでよりお得感が増している
多くの方が感じているように、電気料金はここ数年で大きく値上がりしています。家庭用ソーラーパネルと蓄電池を購入すれば自宅で使う電気の全部または大半を買わずに済むため、費用対効果は大きくなるといえるでしょう。実際に一般的な家庭における電気料金(規制料金)は、ここ7年だけ見ても1kWhあたり8円近く上昇しています。
引用元:資源エネルギー庁
※2023年2月は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による補助が出たため、見かけ上の電気料金単価は下がっています。
ロシア・ウクライナ情勢などを原因とした原油価格の高騰などが続いており、今後も電気料金は緩やかに値上がりしていく可能性が高いです。家庭用ソーラーパネルと蓄電池を導入すれば、大きな電気代の節約効果が期待できるでしょう。
理由②:頻発する災害に対策したい人が増えている
頻発する災害へ対策するために、ソーラーパネルと蓄電池を導入したい人が増えてきています。ソーラーパネルと蓄電池があれば、万が一長期間の停電が発生しても自家発電で電力をまかなえるのがポイントです。環境省の調査では、太陽光発電を導入する予定の人・導入したいと思っている人の30%以上が「災害、停電時の非常用の電源とするため」を導入理由として回答しました。
引用元:環境省「太陽光発電設備の導入意向に関するアンケート調査結果概要」
数々の専門家の調査や内閣府が公表した資料によれば、今後30年以内に北海道・首都圏・中部地域で東日本大震災クラスの大規模地震が起きる可能性が高いといわれています。震災がいつ来ても良いよう、ソーラーパネルと蓄電池で自家発電の基盤を整えておくのは効果的でしょう。
参考:内閣府防災情報ページ「地震災害」
理由③:売電価格が徐々に値下がりしている
かつての太陽光発電は、生み出した電力を電力会社に売って収入を得る「売電」のスタイルが一般的でした。しかし年々「FIT価格」という電気の買取価格は下落の一途をたどっており、今までソーラーパネルしか設置していなかった家庭でも「蓄電池を設置して電気を自家消費するスタイル」にシフトチェンジしてきています。FIT価格は2013年には1kWhあたり38円でしたが、2023年には16円となっており得られる収入は半分以下です。
※資源エネルギー庁資料などを基に当社作成
太陽光発電の普及に伴い、どうしてもFIT価格は下落を続けていきます。損をしないために、これからソーラーパネルを設置したい人は蓄電池も同時に検討が必要でしょう。
理由④:補助金制度が充実してきている
ソーラーパネルの補助金制度は以前から多くありましたが、最近では蓄電池に関する補助金制度も増えてきました。たとえば東京都の場合、蓄電池の容量やソーラーパネルの同時設置有無に応じて最大120万円の補助金がもらえます。
参考:東京都環境局「助成制度」
東京都では引き続きソーラーパネルの補助金も出ているので、200万円以上するソーラーパネルと蓄電池のセットを100万円以下で導入できるケースも。電気料金値上げなどの背景もあり、補助金を使って蓄電池を導入する家庭はさらに増えていくでしょう。
家庭用のソーラーパネル&蓄電池は150~400万円で導入可能!元は取れる?
たとえばソーラーパネル5kW、蓄電池10kWの構成の場合は350万円前後の費用がかかります。非常に高く感じる方が多いかと思いますが、実際には補助金を使って少し安く導入できる可能性が高いです。
●一般的な家庭での利用をシミュレーション
一般的な家庭の平均である「出力5kW」のソーラーパネルと「容量10kW」の蓄電池を設置した場合でシミュレーションしてみましょう。日照時間などの条件によって若干変動しますが、5kWのソーラーパネルの年間発電量はおよそ5,000kWhです。1kWあたり31円の「電力目安単価」で考えると、年間155,000円ほど電気代が浮く計算になります。
結論:家庭用のソーラーパネル&蓄電池は10~20年で元が取れる!
「ソーラーパネル&蓄電池の導入費用の内訳」で解説したように、出力5kWのソーラーパネルと容量10kWの蓄電池の費用相場は350万円です。先ほどのシミュレーションで「年間155,000円」の電気代節約効果があると判明しましたが、単純計算で23年使えば元が取れる計算になります。
実際には定期点検などの費用が追加でかかるため、費用総額は400万円程度と推定されます。それでも26年使えば元が取れる計算です。ソーラーパネルと蓄電池の期待寿命は20ほどとなっているため、トータルでは得をする可能性が高いでしょう。補助金を使って安く導入したり、将来電気料金が上がったりすればさらに得をするのもポイントです。
初期費用の捻出が厳しい人や賃貸住まいの人におすすめな家庭用ソーラーパネル&蓄電池
家庭用ソーラーパネルと蓄電池の導入には、どうしてもそれなりの初期費用が必要です。初期費用の捻出が難しい人や、賃貸住まいで屋根に設置できない人には持ち運びができる大容量・高出力の蓄電池「ポータブル電源」と「持ち運び式ソーラーパネル」の組み合わせがおすすめです。ポータブル電源と持ち運び式のソーラーパネルのメリットは4つあります。
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・初期費用が小さく済む
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・設置工事が不要
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・外へ持ち出しができる
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・廃棄費用がほとんどかからない
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
ポータブル電源&ソーラーパネルのメリット①:初期費用が小さく済む
ポータブル電源・ソーラーパネルの場合、初期費用は圧倒的に安く済みます。「Jackery(ジャクリ)」の製品を例にとると、安いものは50,000円以下で購入可能です。最高クラスのモデルでも500,000円以下で揃えられます。屋根に据付するタイプと比較し、初期費用のハードルは非常に低いといえるでしょう。
ポータブル電源&ソーラーパネルのメリット②:設置工事が不要
ポータブル電源と持ち運び式のソーラーパネルの場合、設置工事は一切不要です。ソーラーパネルを陽が当たる好きな場所に置いて、専用のケーブルをポータブル電源に挿すだけでOK。数十万円する設置工事費に頭を悩まされる必要はありません。面倒な業者とのやり取りも不要です。
ポータブル電源&ソーラーパネルのメリット③:外へ持ち出しができる
ポータブル電源と持ち運び式のソーラーパネルの組み合わせなら、庭やベランダはもちろんキャンプ場などの出先でも使えます。万が一の災害の際には、持ち出して避難所で使うことも可能です。AC100V電源(コンセントの穴)があるので、どこでも家電が使えます。
避難所で電気毛布の使用やスマホの充電ができれば、不安だらけの災害時も安心して過ごせるでしょう。工事費がかからないだけでなく、使い方のバリエーションも大きく広がるのがポイントです。
ポータブル電源&ソーラーパネルのメリット④:廃棄費用がほとんどかからない
一般的な家庭用ソーラーパネルと蓄電池の場合、廃棄に10~30万円程度の費用がかかってしまいます。それに対してポータブル電源と持ち運び式のソーラーパネルは、廃棄費用がほぼかかりません。多くのメーカーがポータブル電源を無料回収しており、ソーラーパネルもサイズが小さいため数千円~2万円程度で廃棄できます。「将来の廃棄にかかるお金」を積み立てる必要がないのも、ポータブル電源と持ち運び式のソーラーパネルを選ぶ大きなメリットです。
例えば、Jackeryの場合、無料(送料がお客負担)で当社のポータブル電源を回収できます。
●家庭用ソーラーパネル蓄電池おすすめ一覧
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ポータブル蓄電池・ソーラーパネル家庭用おすすめ2選
ポータブル電源と持ち運び式ソーラーパネルを揃えたいなら、Jackery(ジャクリ)社の「Jackery Solar Generator」シリーズがおすすめです。当社のポータブル電源は全世界300万台以上の販売実績があり、200以上のメディアにも掲載されている信頼性の高い製品です。保証も充実しており、万が一の故障にもしっかり対応します。
今回は「Jackery Solar Generator」シリーズから、特におすすめな2モデルをピックアップしました。ぜひ気に入ったポータブル蓄電池ソーラーパネルを見つけて、電気代の節約や災害対策を安価にスタートしましょう。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus:本格的な災害対策がしたい人に!
Jackery Solar Generator 2000 Plusは、2,042Whの容量と3,000Wの定格出力を誇るポータブル電源にソーラーパネルがついた上位モデル。コンセントの穴が4つ、USBポートが4つ(A×2、C×2)がついており、いくつもの家電を同時に使えます。たとえば炊飯器なら5.2時間、電子レンジなら1.5時間の稼働が可能です。スマホの充電には100回以上対応します。
大容量と高出力のおかげで幅広い用途で使えるため、特に大規模な災害にしっかり対策しておきたい人におすすめです。セットの出力200Wのソーラーパネルのおかげで、電気代の節約や長期間のアウトドア滞在などにも活用できます。ソーラーパネルはIP67の防水加工が施されており、雨にぬれても安心です。
もし容量が足りなければ、最大12,000Whまで拡張バッテリーで増やせるのもポイント。30万円台までの予算を想定している人はぜひ「Jackery Solar Generator 2000 Plus」を選びましょう。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
●Jackery Solar Generator 1000 Plus:アウトドアやDIYなどの用途におすすめ!
Jackery Solar Generator 1000 Plusは、容量1,264Whのポータブル電源と出力100Wのソーラーパネルがセットになったお得なモデル。ポータブル電源の出力は2,000Wとなっており、普段使いしている家電のほとんどを動かせます。たとえばコーヒーメーカーなら1.3時間、電動ドライバーなら1.5時間程度稼働可能です。
普段使いして節電する用途にももちろん使えますが、先ほどの「2000Plus」よりも軽めなためキャンプなどのアウトドアや庭でのDIYで使うのがおすすめです。ソーラーパネルは出力100Wで、4枚接続する場合最速4.5 時間ほどあればポータブル電源をフル充電まで復活させられます。持ち出して活用するのに魅力を感じた人はぜひ試してみてください。
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
まとめ
電気料金の値上げや売電価格の下落、補助金制度の充実により家庭用のソーラーパネルと蓄電池を導入する人が増えてきています。安い買い物ではありませんが、長い目で見れば元が取れる優秀なアイテムです。
初期費用が高くて手が出せない人や賃貸住まいで設置できない人には「ポータブル電源」と「持ち運び式ソーラーパネル」の組み合わせがおすすめ。設置工事不要で安く導入できます。ぜひ「Jackery Solar Generator」から気に入ったモデルを選んでみてください。