日本一周してみたい!かかる費用や時間は?最低限必要な持ち物も詳しく解説
「日本一周に興味があるけど、費用や時間はどのくらい?」1度きりの人生、せめて日本くらいは一周してみたいと考える人は多いでしょう。全国各地の絶景を眺めたり、美味しいものを食べたり。さまざまな魅力があります。
しかし「とんでもない費用がかかりそう」と思って敬遠している人もいるはず。そこで今回は日本一周にかかる費用・時間の目安をまとめました。この記事を読んで、日本一周のイメージが湧けば幸いです。
日本一周してみたい!かかる費用・時間は?
日本一周にかかる費用や時間は、どこからどこまでの移動を「日本一周」と捉えるかによって変わってきます。たとえば下記はそれぞれ異なる距離の移動ですが、いずれも「日本一周」として扱われるものです。
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・47都道府県を通過する
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・海沿いに日本列島を一周する
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・東西南北の先端に行く
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・北海道から沖縄まで縦断する
誰かが「日本一周とはこうやって移動したものを指す」と定義したわけではないので、どれを日本一周とするか、どれだけ費用や時間がかかるかは人によります。とはいえ、これからチャレンジしたい人はおおよその目安を知っておきたいはず。そこで今回は「海沿いに日本列島を一周」した場合にかかる費用・時間の目安を見ていきましょう。
●日本一周でかかる費用は50~500万円が目安!
「海沿いに日本列島を一周」を日本一周とした場合、かかる費用の目安は50~500万円です。ただし、下記のように移動手段によって大きく費用感は変わってきます。
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・車の場合:50~200万円
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・バイクの場合:50~100万円
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・自転車の場合:100~150万円
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・徒歩の場合:200~500万円
移動手段ごとに「どんな部分にお金がかかってくるのか」を見ていきましょう。
①車の場合:50~200万円
車で日本一周する場場合の費用目安は50~200万円で、かかるのは主に下記の4つです。
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・車両代
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・ガソリン代
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・設備・機器代
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・食費
車で日本一周をする場合は、車中泊スタイルで進んでいくのが一般的です。寝泊まりできる軽バン・キャンピングカーなどを用意する必要があるので、その車両代が大きくかかります。
もちろん移動のためにはガソリン代も必要。社内で使う調理器具などを一式揃えるのにも費用がかかるでしょう。毎日の食費もそれなりにかかってくるので注意が必要です。
②バイクの場合:50~100万円
バイクで日本一周する場合の費用目安は50~100万円で、かかるのは主に下記の4つです。
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・車両代
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・ガソリン代
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・食費
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・宿泊費
バイクで車中泊をする人の多くはすでに所有している愛車で日本一周を試みるため、車両代の心配はないかもしれません。ただし車と同様にガソリン代はかかるので注意しましょう。またどうしてもコンビニ食や外食が多くなってしまうので、車よりは食費が高くなるので注意。もっとも問題なのは宿泊費ですが、この点についてはこの後詳しく解説します。
③自転車の場合:100~150万円
自転車で日本一周する場合の費用目安は100~150万円で、かかるのは主に下記の2つです。
・食費
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・宿泊費
車やバイクと違いガソリン代はかかりませんが、少なくとも半年程度はかかるので食費・宿泊費により費用は大幅に高くなります。予算によってはかなり厳しい生活を強いられるでしょう。
➃徒歩の場合:200~500万円
徒歩で日本一周する場合の費用目安は200~500万円で、かかるのは主に下記の2つです。
・食費
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・宿泊費
基本的にかかってくるのは自転車と同じく食費と宿泊費。ただし徒歩の場合は2年程度のスパンで日本一周することになるため、自転車よりもはるかに費用がかかります。毎日すさまじい距離を歩くので、余裕を持った計画を立てないと体調を崩してしまうかもしれません。
●車での日本一周なら1~2ヶ月で実現できる可能性あり!
車で日本一周するなら、最短1~2ヶ月程度で実現できる可能性があります。海沿いに日本列島を一周した場合の距離はおよそ12,000kmです。時速60キロで1日5時間(300km)ずつ進んだとすれば、40日程度で12,000kmを走破できます。信号待ち・休憩などのタイムロスを考慮しても、2ヶ月以内での日本一周は十分に可能です。
2ヶ月という短期間で日本一周が実現できるなら、退職から転職までの間に実行してみるのも良いかもしれません。フリーランスなど場所にとらわれず仕事ができる方は、思い切ってすぐに準備をしてスタートしてみても良いでしょう。
日本一周中の食事や宿泊はどうする?
日本一周中の課題となるのが食事と宿泊先です。それぞれどのようにすべきか見ていきましょう。
●食事:費用を抑えるなら自炊が必須!
食事は基本的に外食や、スーパー・コンビニで購入したカップラーメン・総菜がメインとなります。食費を抑えるなら自炊は必須です。簡易的なバーナーと調理器具を携帯して、焼く・煮る・炊くといったカンタンな調理方法で安価な食事を作れるようにしておきましょう。
ただし宿泊先や休憩場所で火を使えないケースも多いため、どうしても食費は思うように削れません。「飯抜き」を繰り返していると、エネルギー不足でひどい体調不良を引き起こす「ハンガーノック」に陥る可能性も(※)。食費はほとんど減らせない前提で予算を立てるのがおすすめです。
●宿泊:意外と豊富に宿泊先がある
宿泊先は下記のような選択肢があり、意外と豊富です。
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・ホテル・旅館
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・ゲストハウス
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・漫画喫茶
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・ライダーハウス
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・キャンプ場
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・道の駅
車以外の場合は、費用を抑えられる漫画喫茶や「ライダーハウス」を活用するケースが多いでしょう。ライダーハウスとは各地にあるバイク・自転車ライダー向けの簡易宿泊施設で、無料~2,000円程度で宿泊できます。徒歩でもほとんどは利用可能です。
車の場合はキャンプ場や道の駅を転々として、車中泊をするケースが多くなるでしょう。ただし道の駅は宿泊施設ではなく休憩施設という扱いになっており、国土交通省では「宿泊目的での利用は遠慮するように」としています。
参考:国土交通省『「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?』
実態としては道の駅での宿泊は容認されているものの、明確に禁止と張り紙をしている場合もあるので注意してください。
日本一周のおすすめの方法は「車で春~夏スタート」
日本一周のおすすめは「車で春~夏スタート」で進める方法です。詳しく見ていきましょう。
●初めての日本一周なら圧倒的に軽バンがおすすめ
初めての日本一周なら、圧倒的に「軽バン」でのチャレンジがおすすめです。車で日本一周を進めることと軽バンを使うメリットは下記のとおり。
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・季節問わず過ごしやすい
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・広い車内で生活できる
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・キャンピングカーより低コスト
車ならエアコンの効いた車内で移動できるので、季節問わず快適に過ごしやすいのがポイント。広い車内で生活を完結でき、自炊で食費を浮かせたり、宿泊施設に払う分のお金を節約したりできます。
そして軽バンは、キャンピングカーと比較して大幅に車両代がかからないのもメリットです。最近では短期のカーリースなども使えるので、2ヶ月軽バンを借りて費用を10万円程度に抑えられる可能性もあります。ぜひ短期間・低コストで快適に進められる軽バンでの日本一周を計画してみましょう。
●春~夏に北海道を目指して南下するルートが快適!
スタート地点にもよりますが、もっともおすすめなのは春から夏の間に日本一周を始めて、北海道を目指したのち南下していくルート。暑い時期に北海道で「避暑」をして、少し涼しくなってくるタイミングで気温の高いエリアへ移動できます。少し長めのスパンで日本一周をするなら、できれば「春~夏スタート」で計画を立ててみてください。
車で日本一周するのに最低限必要な持ち物一覧
車で日本一周をするなら、最低限下記8つの持ち物は用意しましょう。
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・ポータブル電源&ソーラーパネル
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・ランタン
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・調理器具
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・食器類
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・冷蔵庫・クーラーボックス
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・車用マットレス
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・ブラインドシェード
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・衣類・タオル類
それぞれ必要な理由を解説します。
持ち物①:ポータブル電源&ソーラーパネル
日本一周中の車中泊でまともな家電生活を送るためには、最低限電源が必須です。電源として最適なのがポータブル電源・ソーラーパネルセット製品です。何度も繰り返し充電できるので、いつでも快適な旅ができます。
持ち物②:ランタン
夜間の照明確保のためにはランタンがおすすめです。車内照明を使う手もありますが、長時間の使用を繰り返すとバッテリー上がりでエンジンがかからなくなるリスクがあります。ポータブル電源に接続して使える「LEDランタン」が特におすすめです。
持ち物③:調理器具
少しでも食費を抑えるなら、下記のような調理器具をいくつか用意しておきましょう。
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・炊飯器
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・蒸し器
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・ケトル
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・コンロ
最近では車のシガーソケットで動作できる調理家電も増えていますが、何をするにも時間がかかります。日本一周にかかる期間が延びて余計な費用がかかる可能性があるので、最初からポータブル電源で動く(コンセントに挿して使う)調理器具を選ぶのがおすすめです。
持ち物④:食器類
調理器具とあわせて、作った料理を食べる食器類は必須となります。ただし食器類はキャンプ場などに泊まったタイミングでしか洗えないため、紙・プラスチックの使い捨てタイプも用意しておくと良いでしょう。
持ち物⑤:冷蔵庫・クーラーボックス
飲み物を冷やしたり肉や魚を保存したりするのに、冷蔵庫やクーラーボックスは必須です。最近では冷凍保存にも向くポータブル冷蔵・冷凍庫も多数ラインナップされています。予算に余裕があるならぜひ検討してみましょう。
持ち物⑥:車用マットレス
「適当に毛布か何かを敷いて寝れば大丈夫だろう」と考える方もいますが、長期にわたる日本一周では車用マットレスもしっかりと用意するべきです。そもそも長時間運転をしなければいけないので、想像以上に身体に疲労がたまります。身体に合った快適に寝られるマットレスを用意して、疲れを貯めないような旅ができるようにしましょう。
持ち物⑦:ブラインドシェード
周りの人から車の中を見えなくする「ブラインドシェード」は必ず用意しましょう。最初の数日は気にならないかもしれませんが、人に見られるストレスは想像以上に大きいです。日光をさえぎって車内も涼しくキープできるので、ガラス全面を覆えるように用意してみてください。
持ち物⑧:衣類・タオル類
忘れてはいけないのが衣類やタオル類。暑い・寒いに対応できるような衣類と、温泉・銭湯で使えるタオルの準備をしておきましょう。夏に日本一周をするなら、汗で冷えて体調を崩さないように特に下着類の替えを多めに用意していくのがおすすめです。洗濯はコインランドリーでまかなえるので心配いりません。
車で日本一周するならポータブル電源は絶対に用意しよう!
車で日本一周するなら、絶対に「ポータブル電源」を用意しておきましょう。ポータブル電源がなぜ日本一周にそれほど必要か、おすすめのポータブル電源はどれか解説します。
●火を使えない場所でも調理ができる
車で日本一周をする場合の食事は、多くの場合で自炊が主体となるでしょう。しかし道の駅などの駐車場では、基本的に火の使用が許可されていません。そこでポータブル電源があれば、火を使えない場所でも下記のような家電を使って車内で調理ができます。
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・炊飯器
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・電気圧力鍋
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・電子レンジ
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・IHクッキングヒーター
準備するのにかかるコストよりも、毎回外食やコンビニで済ませるための費用のほうが大きいです。コスパ良く日本一周がしたいなら、ポータブル電源と調理家電を用意してみてください。
●スマホ・パソコンの充電や車載冷蔵庫の使用にほぼ必須
スマホやパソコンなどの情報機器の充電、車載冷蔵庫のキープにはポータブル電源がほぼ必須です。一部のはシガーソケットでまかなえるかもしれませんが、使いすぎるとバッテリー上がりでエンジンがかからなくなってしまうリスクがあります。
そもそもシガーソケットで動かせる家電の種類は限られるので、快適な旅のためにはやはりポータブル電源が必要となるでしょう。
●日本一周におすすめのポータブル電源は「Jackery Solar Generator 2000 Plus」
日本一周におすすめのポータブル電源は「Jackery Solar Generator 2000 Plus」です。2,042Whの大容量と最大3,000Wの高出力で、あらゆる家電を自由に使って快適な旅ができます。
ソーラーパネルが付属しており、休憩中につないで太陽光発電で充電すれば電力切れの心配はなし。一般的なポータブル電源よりも耐熱性にすぐれているので、暑い夏の旅でも安心でしょう。
もし旅の途中でもっと容量が欲しい!と感じたら、拡張バッテリーを追加する手もあります。最大12,000Whまで容量拡張し、家電をいくつも使った自宅のような快適な空間をつくることも可能です。旅先でも郵便局留めを使えば拡張バッテリーを受け取れるので、「Jackery Solar Generator 2000 Plus」で不安のない日本一周の旅をスタートしましょう。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
まとめ
日本一周には50~500万円ほどの費用がかかります。車での日本一周なら1~2ヶ月の短期間でも十分に進められるでしょう。「軽バン」を用意して、春〜夏ごろにスタートする計画を立てるのがおすすめです。
車で日本一周する場合、火使えない場所での調理やスマホ・パソコンの充電をするために、絶対に「ポータブル電源」を用意するべきです。ぜひソーラーパネル付きの「Jackery Solar Generator 」を用意して日本一周にチャレンジしてみてください。