【ユーザーインタビュー】2000 Newが旅を支える | 山から山へ、キャンピングカーで巡る日本百名山の旅

自分らしい生き方を楽しむ人々と、その暮らしを支えるJackery製品の魅力に迫るユーザーインタビューシリーズ。

今回は、車中泊で日本百名山の踏破を目指すシニアご夫婦をフィーチャー。7月上旬、キャンピングカーで北海道を旅する二人の姿は、日本最北の島・礼文島にありました。目指す百名山の利尻山(利尻富士)の姿をすぐ隣の島から眺めようと、礼文島に立ち寄ってキャンプを楽しんでいるところでした。

そんな二人の旅を支えているのが「Jackery ポータブル電源 2000 New」。電気ケトルや冷蔵庫といった電化製品まで使えるので、バンライフをより快適にしてくれる強力な相棒です。自由に生きるための「電気の自由」を手にしたご夫婦は、どんな旅をしてきたのでしょう。二人の旅のスタイルについて伺いました。

好きなことを、二人で思い切りやるために

好きなことを、二人で思い切りやるために

日本百名山の踏破を目指すこのご夫婦の旅は、いよいよ大詰めを迎えていました。名古屋を出発し、フェリーで40時間の船旅を経て苫小牧に上陸した二人は、今回の北海道旅で残りの百名山をすべて踏破しようとしていました。礼文島で二人と合流した時には、残る百名山は利尻山とトムラウシ山の2座になっていました。二人はいつ頃から百名山を意識するようになったのでしょう。

「きっかけはコロナの時です。それまではかっこいい山とか好きな山に登っているだけで満足だったんですけど、あの時は県外移動も禁止されていたので、山の雑誌とかをひたすら眺めたりしていたんです。そうしたら、『こんなにいい山があるんだ』とか『まだ行きたいところがいっぱいあるのにどうしよう』って、そんな焦りの気持ちがどんどん広がってきて、もう百名山を目指そうかなって」

「僕らは名古屋在住なので、アルプスの夏山はよく登っていたんです。コロナが明けてからは、車中泊しながら百名山を巡る方法を調べて、2年くらいで3040座とか登りましたは雪のない九州方面に行き、秋は紅葉が綺麗なところを目指して北海道や東北に行って、そのエリアにある百名山をいくつか続けて登る感じですね」

百名山とは、1964年に刊行された深田久弥の『日本百名山』に基づき、深田が登った山の中から品格や歴史、個性のある山々を基準に選定されています。北海道から鹿児島まで幅広く点在していることから、百名山を車で巡ることで、国内を隅々まで巡るような旅ができるというのです。

「わたしたちはもともとスノーボードが大好で、冬は毎週末長野県まで通っていました。毎週宿をとるのはお金も手間もかかるので、冬の間だけ安曇野市にアパートを借りて、週末はそこを拠点にスキー場を回ったりしていたんですけど、スキー場まではどうしても距離がある。朝一のいいコンディションを滑るには、スキー場の近くで車中泊するのが一番いいんじゃないかって二人で話して……」

「それで思い切ってキャンピングカーを買ったのが2016年だったね。この車を手に入れてからは週末に泊まりがけで出かけることも増えましたが、これで長期間旅ができたらもっと楽しいだろうなと考えるようになって、翌年二人して早期退職することにしました」

 「同じ日に退職して、その1週間後には北海道にいました。初めての冬の北海道旅でした。そこからわたしたちの旅が始まった感じですね」

まるで示し合わせたように、二人交互にこちらの問いかけに答える様子はまさにおしどり夫婦。同じ会社で出会って20代で結婚した二人は、一緒に楽しめそうな趣味としてスノーボードと登山に出会い、気づけば服装の好みまで一緒になっていたと言います。そんな仲睦まじい二人だからこそ、自由を謳歌する二人の旅のスタイルはとても魅力的に映りました。

バンライフの欠点を補ってくれたポータブル電源

バンライフの欠点を補ってくれたポータブル電源

寒冷地を車中泊で旅するにあたって、何か困ったことはなかったのでしょうか。懸念していたことを二人に尋ねると、寒さ対策で車に取り付けたFFヒーターの使用などによるサブバッテリー(車内で家電製品を使用するために搭載されているバッテリー)の消耗の早さだったと言います。

「基本的に寝る時はFFヒーターを止めるみたいですが、わたしは寒がりで起きた時に寒いのも嫌だから、一晩中つけっぱなしで寝るんです。他にも照明やテレビ、お湯を沸かすのも全部サブバッテリーで賄っていたので、バッテリーが上がりやすくなってしまって。なので節電を心がけて、FFヒーターやスマホの充電以外はサブバッテリーを使わないようにしていました」

「冬の北海道の車中泊で電気が使えないと死に直結するからね。もともと満充電で13Vあった電圧が、12Vを下回る状態になっていたんです。充電するためにガソリンを使って無駄に走らせる、なんてこともけっこうやりました」

 「わざわざ遠いスキー場に行ってみたりね。そんな時にポタ電が出始めたんだよね」

 「そうそう。ちょうど車を買って4年目の2020年に、サブバッテリーの電圧がガクンと下がっちゃったので交換したのですが、交換費用が結構高いんです。この先も4年ごとに交換するコストを考えると、できるだけサブバッテリーの寿命を伸ばすのが賢明だと思ってポータブル電源を探していたら、Jackeryに出会ったんです」

二人が最初に手に入れたのは、コンパクトで持ち運びや収納に便利な「Jackery ポータブル電源 400」でした。これで車内のほとんどの電気を賄うようになってからは、サブバッテリーの寿命が1年伸びたと言います。しかし最近になってJackery ポータブル電源 2000 New」に買い換えたそうです。買い換えた理由は何だったのでしょう。

「わたしにとってはお湯を沸かせることが肝心なポイントでした。400W以下で使える電気ケトルがほぼなかったんです。車内でガスを使うのは避けたかったので、アルポットというアルコールランプ構造の湯沸かし器を使うようにしていましたが、沸くまでに15分くらいかかるし、定期的に薬局に行ってアルコールをストックしておかないといけなくて。なので、もう少し容量の大きいポタ電が欲しくなりましたね」

 「ポータブル電源が車の中にあれば本当に便利ですね。2000 Newはほんと優れもので、電気ケトルは余裕で使えるし、テレビと照明と扇風機を使っても電力の余裕があるので、冷蔵庫も買いました。それでも、満タンに充電して家を出てから1週間経ちましたが、まだ80%も残ってましたからね。僕らのような使い方なら、3週間は充電なしで使えるかもしれません」

昨日二人は、オートキャンプ場の電源にコンセントを繋いで今回の旅で初めてJackeryを充電したそうです。ソーラーパネルでの充電はもちろん、車のシガーソケットからも充電できたりと、選択肢の広さもまたJackeryの便利なところだと言います。

日本百名山の旅が教えてくれたこと

日本百名山の旅が教えてくれたこと

今後の旅のプランを二人に聞いてみると、せっかく礼文島に来たからには礼文岳にも登って、その後天気が好転するタイミングで利尻山1,721mを登り、その足で最後の百名山のトムラウシ山(2,141m)に登りに行く予定とのこと。立て続けに登山というのはなんだかハードそうに思えますが、魅力的な山が集中するエリアを旅していればよくあることなんだとか。

 「日程が決められていると、近くの宿ももう押さえてあるし天気がどうであろうと登らなきゃとつい考えてしまうものですが、車中泊のわたしたちは天気に合わせて臨機応変に行き先や登る日を決められます。それがやっぱり自由でいいですね」

 「車を走らせるのもけっこう楽しいんです。知らない土地を旅して、登山口はどこだろうとか下調べをしていくうちに、こんなにいい場所があったんだと思わぬ発見があったり」

 「登山をしてなかったらきっと行くことがなかった町や村に行くのがまた楽しいんです」

場所や時間、天気にも縛られずに自分たちで選びとる自由こそがバンライフの魅力。そしてその快適な移動生活は「電気の自由」があってこそなのだということもよくわかりました。最後に、百名山の達成を目前に控えた今の気持ちをそれぞれに伺いました。

「終わってしまうのかという寂しさと、やっと終わるんだという安堵の気持ちの両方ですね。あとは、最後までやりきらなきゃという義務感みたいなものから解放される喜びも、わたしはあるかな」

 「百名山の旅が終われば、今度は一度登ったことがある山を違うルートから登ってみるのもまた楽しいでしょうね。そうやって山登りは続けていきたいと思っています」

その後二人は、78日に晴天の利尻山に無事登頂。山頂からは礼文島やサハリンまで見渡せたと言います。そして712日には最後の一座トムラウシ山を登頂し、ついに日本百名山踏破の旅を終えたのでした。

Jackery ポータブル電源 2000 New

項目 数値

容量/定格出力

2042Wh /2200W

満充電時間

 

ACコンセント充電:2時間、ソーラーパネル:6時間(400W)、シガーソケット:24時間

出力ポート数

AC出力×3USB-C出力×2USB-A出力×1、シガーソケット出力×1

保証期間

5年間


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