扇風機の電気代は高い?電気代の安い扇風機の選び方と節約になる使い方を紹介
「扇風機の電気代って高いの?」なんて疑問お持ちではないですか?扇風機の電気代は高いものではありません。しかし、扇風機を使ってもっと電気代を節約する方法や、電気代の安い扇風機があるんです。ただ、自分に扇風機の風を当てる使い方は、もったいないです!そこで今回は、扇風機の電気代や活用方法、節電アイデアまで紹介します。この記事を読んで、電気代を節約しながら快適な夏を過ごしてくださいね。
扇風機の電気代を計算
まずは、気になる扇風機の電気代を計算して行きます。
条件としては、
・計算式は、「kW(消費電力)×kWh(電気料金単価)」
・電気代の単価である、kWh(電気料金単価)は東京電力スタンダードプランS 121kWh〜300kWhの36.60円計算します。
・扇風機の消費電力を40W
で以下に電気代の計算をしました。
40WをkW換算するため、1000で割って0.04とします。
0.04kW×36.6=1.464円が1時間あたりの扇風機の電気代です。
1日8時間:1.464×8=11.712円
1日8時間を1ヶ月:11.712×30日=351.36円
となります。
扇風機が1ヶ月351円程度と、高くはない電気代ですね。
扇風機を使ってエアコンの電気代を削減する方法
扇風機と共に、電気代が気になるのがエアコン。実はエアコンの電気代を節約するカギを握っているのが、扇風機なんです。
総務省によると、エアコンの温度設定を1℃あげれば消費電力が13%も削減になると発表しています。
(出典:環境省家庭でできる節電アクション)
扇風機を使って、エアコンの設定温度を1℃下げるアイデアを紹介して行きます。
①扇風機を使って室温のムラを無くす
エアコンから出た空気を、扇風機でかき混ぜてあげましょう。
「エアコンの温度設定を変えているのに、効きが悪い気がする」ってことありませんか?エアコンから出た空気が、室内の一部分に溜まってしまい、室温にムラができている可能性があるんです。
エアコンから出た空気は、
・冷たい空気:床にたまる
・暖かい空気:天井にたまる
といった性質があり、室内の場所によって室温のムラができてしまいます。結果として、快適な室温にならずエアコンの設定温度を変えてしまうこともありますよね。
扇風機で室内の空気をかき混ぜてあげれば、効率よくエアコンの空気を室内に行き渡らせてくれます。結果として、エアコンの温度設定を下げずにすみ、電気代の節約につながります。「エアコン効いてる?」と思ったら、扇風機を使ってあげましょう。
②部屋の空気を循環させるならサーキュレーター
部屋の空気をかき混ぜるなら、扇風機ではなくサーキュレーターを使うのもおすすめです。
扇風機とサーキュレーターの違いを表にまとめました。
|
扇風機 |
サーキュレーター |
特徴 |
風が届く範囲が広い |
風が届き距離が長い |
使い方 |
主に体に直接当てる |
部屋の空気を循環させる |
表を見てわかる通りサーキュレーターは、遠くに風を届けるため、部屋の空気をかき混ぜるのに適しています。
またサーキュレーターは、風向きを真上に向けられます。力強い風を天井まで届けて部屋の空気をかき混ぜてくれるんです。エアコンの風を効率よく部屋全体に行き渡らせるのが目的なら、サーキュレーターを選びましょう。
イマドキ扇風機【DCモーター型】なら電気代がもっとお得
家電量販店でよく見かけるようになったDCモーター型扇風機。
「DCモーター型扇風機ってなに?」という方も多いです。そこで、DCモーター型扇風機について、以下3つのポイントから紹介して行きます。
・DCモーター型扇風機とは
・ACモーター型扇風機との違い
・DCモーター扇風機の電気代
DCモーター扇風機が気になっているかたは、ぜひチェックしてくださいね。
●DCモーター型扇風機とは
DCモーター型扇風機とは、DC(直流)モーターを使った扇風機です。特徴は以下4点になります。
・風量調整が細やか
・価格が高い
・電気代が安い
・おしゃれなデザインのものが多い
DCモーター型扇風機は、10,000円を超える商品が多く発売されています。一般的なACモーター扇風機が4,000円程度ですので、価格の高さが伺えます。
ただしDCモーター型扇風機は、消費電力が最大風量でも20W程度と低くい特徴があります。消費電力が低いので単純に電気代を安くできますね。長い目で見てお得なのは、DCモーター型扇風機ですね。
また、風量調整が細やかで優しい風を送り出してくれるので、「扇風機の風が苦手」という方にもおすすめです。電気代をとにかく節約したい方は、DCモーター型扇風機を選びましょう。
●DCモーター型扇風機の電気代を計算
DCモーター型扇風機の電気代を計算してみます。条件としては,ACモーター型扇風機と同じですが、消費電力を20Wに設定して計算します。
0.02kW×36.6=0.732円が1時間あたりの電気弾
・1日8時間:5.856円
・8時間を1ヶ月:175.68円
です。単純にACモーター扇風機の半分ですね。半分の電気代で、心地よい風を送り送り出してくれるのは嬉しいポイントですね。扇風機の電気代も頭に入れて、使い方を考えて行きましょう。
電気代を節約する扇風機の3つの選び方
DCモーター型扇風機ではなくても、電気代を節約する扇風機はあります。電気代を節約する扇風機の選び方は、以下の3つになります。
・便器機能で選ぶ
・羽の枚数で選ぶ
・使い方に合わせた扇風機
一つずつ解説して行きます。
①便利機能で選ぶ
電気代を節約するなら、節電になる機能のついた扇風機を選びましょう。主な機能としては、
・停止タイマー:睡眠時の電気代削減に
・羽の逆回転:床に向けて送風して空気を攪拌
・リモコン付き:遠くからでも電源OFFできて節電につながる
などがあります。
特に停止タイマーは無駄な運転時間を減らしてくれるので、必ずチェックしておきたい機能ですね。「寝ている時にずっと扇風機がついていた」なんて無駄をなくせます。扇風機の機能を見て、自分に合う商品を選びましょう。
②羽の枚数
扇風機の羽は、枚数によって風の強さが変わってきます。羽の枚数で以下のような違いがあります。
・羽の枚数が多い:音が大きいが、優しい風
・羽の枚数が少ない:音は小さいが、風が強い
ただし、羽の形状によっても違ってくるので、扇風機は家電量販店で使ってみた方が良いでしょう。羽の枚数や風の強さをチェックして、自分にあった風を作り出す扇風機を購入しましょう。
③使い方や場所に合わせた扇風機
扇風機といっても、以下のような扇風機の種類があります。
・DCモーター型扇風機
・小型卓上扇風機
・タワー型扇風機
・壁掛け扇風機
例えば家族で寝るときに、ベッドの端に寝ている人へ扇風機の風が届かないから風量を強くした経験はありませんか?そんなときに壁掛け扇風機を使えば、高い位置から首振りで満遍なく風を届けてくれるため、弱い風量でも風を感じられます。結果的に、消費電力が抑えられて電気代の節約になるわけです。使い方や場所にあった扇風機を選んで、効率よく扇風機を使いましょう。
電気代を節約するアイデア集
扇風機以外の場所に目を向けると、より電気代を節約できます。今回は、以下5つのアイデアを紹介します。
・エアコンのタイマーを活用する
・冷蔵庫の節電
・LED電球に交換する
・エアコンのフィルターを掃除する
・古い家電は買い替える
電気代を節約するには、小さいことの積み重ねが必要です。全てチェックして、コツコツ節電して行きましょう。
①エアコンのタイマーを活用する
エアコンのタイマーを活用すれば、無駄なエアコンの稼働が減って電気代を安く抑えられます。
例えば寝る前に電源を入れたエアコンを、朝までつけっぱなしにしたことありませんか?エアコンタイマーを利用すれば、エアコンの消し忘れを防止できます。
消費電力1000Wのエアコンの電源を切り忘れて3時間つけっぱなしにすると、約110円の損になります。(料金単価36.6円で計算)
エアコンのタイマーを活用して、無駄な電気代の出費を無くしましょう。
②冷蔵庫はモノを詰め込みすぎない
冷蔵庫に物を詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなりムダな電力を消費します。経済産業省によると、モノを詰め込んだ場合と半分にした場合では、年間1,360円も電気だの節約になるそうです。
(出典:経済産業省 省エネポータルサイト)
また小さいことですが、熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。熱いモノを冷蔵庫に入れて上がった庫内の温度を下げるために、電力を使ってしまいます。電気代を節電するなら、冷蔵庫の使い方も見直しましょう。
関連人気記事:【2023年】冷蔵庫電気代の大幅削減も夢じゃない!11個の節電方法と最強のプラスα
③LEDに交換する
家の照明をLEDに交換するだけでも、節電になります。LED照明は、一般的な蛍光灯などと比べて60%〜70%程度の消費電力と言われています。単純に電気代も70%節約になりますね。
ただし、経済産業省によると、LEDと一般的な蛍光灯は以下のような価格差があります。
・電球型蛍光ランプ:800円
・LEDランプ:2,000円
(出典:経済産業省 LED照明産業を取り巻く環境 )
購入費用こそ高額なものの、寿命が40,000時間と長く交換回数が少ないのも大きなメリットです。家に蛍光灯が残っていたら、LEDに交換して節電しましょう。
➃エアコンのフィルターを掃除する
電気代を安くするなら、エアコンのフィルターを掃除しましょう。
経済産業省によると、エアコンのフィルターを月に2回掃除すれば、年間990円の節約になるそうです。
(出典:経済産業省)
2週間に1回のペースですので、「第2第4土曜日にする」など習慣化しておくと良いでしょう。エアコンを大切に使って、節電して行きましょう、
⑤古い家電は買い替える
最新家電は、省エネ性能に優れた商品が多く、買い替えるだけで電気代の節約につながります。環境省の発表によると、10年前と比べて以下のように節電能力が高くなっているようです。
・エアコン:10%
・テレビ:31%
・温水洗浄便座:7%
エアコンの10%やテレビの31%は家電の進化を感じますね。また、最新のエアコンはAI搭載で人が快適に過ごせるように自動調整してくれるものもあります。家電を買い替えて、節約と快適な生活を手に入れましょう。
関連人気記事:省エネ対策に有効な方法とは?ポータブル電源が役立つ理由
効率よく電気代を節約するならJackeryポータブル電源がおすすめ!
電気代の節約なら、Jackeryポータブル電源を使う方法もあります。Jackeryポータブル電源を使った節電アイデアとしては、
①ソーラーパネルとセットで利用します。ソーラーパネルに接続して太陽光発電した電力をポータブル電源に貯めます。貯めた太陽光電力を様々な家電に給電することにより、電力会社から購入する電力が減り、電気代の節約につながります。
②ポータブル電源単体の場合、安い夜間電力で充電→電気代の高い昼はポータブル電源を使って家電に給電する
しかもJackery のソーラーパネルは、置き型だから設置工事が不要で、ベランダや庭など気軽に置くだけで太陽光発電ができます。気になる扇風機の稼働時間は、定格容量2160WのJackeryポータブル電源2000Proで計算すると、40W扇風機43時間も動かせます。災害の備えにもなるモバイルバッテリーで、電気代を節約しましょう。
おすすめのポータブル電源・ソーラーパネルセット一覧
Jackery Solar Generator 2000 Pro
(ポータブル電源2000Pro+ソーラーパネル200W)
容量:2160Wh
定格出力:2200W
フル充電:7.5時間(Solarsaga 200W×1枚)
Jackery Solar Generator 1000 Pro
(ポータブル電源1000Pro+ソーラーパネル100W)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
フル充電:13.5時間(Solarsaga 100W×1枚)
Jackery Solar Generator 1500pro
(ポータブル電源1500Pro+ソーラーパネル200W)
容量:1,512Wh
定格出力:1800W
フル充電:11時間(Solarsaga 200W×1枚)
Jackery Solar Generator 1000
(ポータブル電源1000+ソーラーパネル100W)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
フル充電:13.5時間(Solarsaga 100W×1枚)
まとめ
扇風機の電気代は、1時間使っても1,464円と高くないので、暑いと思ったら使って良いでしょう。また、扇風機を回せばエアコンの空気が部屋をかき混ぜるので、エアコンの電気代も節電になる可能性もあります。扇風機を上手に使って、快適な生活を送りましょう。
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