1.【引っ越し】冷蔵庫の電源の切り方から入れ方まで7ステップ
引っ越し時に重要な冷蔵庫の電源の切り方から入れ方まで、7つのステップを解説します。
・ステップ①冷蔵庫の中身と製氷皿の氷を全て処理する
・ステップ②運搬前の15~24時間前までに電源を切る
・ステップ③電源プラグを抜いたら庫内が乾燥するのを待つ
・ステップ④溶けた霜や蒸発皿の水を拭き取って掃除する
・ステップ⑤冷蔵庫のトレイや扉、電源コードなどをテープで固定する
・ステップ⑥引っ越し後の冷蔵庫の電源は設置から10分以上待って入れる
・ステップ⑦冷蔵庫が冷えてから中身を入れる
順番に見ていきましょう。
●ステップ①冷蔵庫の中身と製氷皿の氷を全て処理する
1つ目のステップは、冷蔵庫の中身と製氷皿の氷を全て処分することです。引っ越し前に冷蔵庫の中身を入れたままにしておくと、庫内の温度が上がって下記の事態に遭う場合があります。
・食材を腐らせる
・冷蔵庫にカビやサビが発生する原因になる
・冷蔵庫から溶けた氷が漏れて、周りの物や家電にダメージを与える
家電が濡れれば壊れてしまい、買い替えのコストがかかるかもしれません。冷蔵庫と周りの物を守るために、最初に冷蔵庫の中身と製氷皿の氷を処分しておきましょう。
●ステップ②運搬前の15~24時間前までに電源を切る
冷蔵庫の電源は、運搬前の15~24時間前に切っておきましょう。庫内の全ての霜が溶けるまで15~24時間ほどかかります。引っ越し前に冷蔵庫の電源を切り忘れた場合、当日に電源を切っても庫内の霜が残ってしまいます。
溶けた霜が漏れだすと、冷蔵庫が壊れてしまうかもしれません。また、第三者の荷物と一緒に載せる運搬方法だった場合、第三者の荷物にまでダメージを与える可能性があります。
●ステップ③電源プラグを抜いたら庫内が乾燥するのを待つ
電源を切った後は、庫内が乾燥するまで冷蔵庫の扉を開けて待ちます。庫内の温度が上昇すると、発生した霜が水に変わり、蒸発皿に溜まります。待っている間に溶けた水が冷蔵庫周辺に漏れだすケースがあるため、雑巾やタオルを敷いて床が汚れるのを防ぎましょう。
床の水汚れは腐食の原因です。賃貸で床を腐らせてしまうと、退去時に原状回復費用がかかるかもしれません。余計な出費を避けるためにも、冷蔵庫の足元を雑巾やタオルで保護して水汚れを防ぎましょう。
●ステップ④溶けた霜や蒸発皿の水を拭き取って掃除する
庫内が乾燥したら、溶けた霜や蒸発皿の水を拭き取って掃除します。蒸発皿とは、庫内で溶けた水の受け皿です。
溶けた霜の掃除と蒸発皿の排水を、それぞれ「霜取り」「水抜き」と呼びます。最新の冷蔵庫は基本的に霜取りと水抜きが必要ありません。自動霜取り機能と、溜まった水を蒸発させるシステムが備わっているためです。
ただし、現在も一部機種は水抜きが必要なため、霜取りと水抜きが必要かどうかは取扱説明書で確認しましょう。説明書は、各メーカーの公式サイトで型番を入力すればダウンロードできます。冷蔵庫の型番は、基本的に冷蔵庫の扉の内側に記載されています。説明書の紛失に備えて確認方法を覚えておきましょう。
●ステップ⑤冷蔵庫のトレイや扉、電源コードなどをテープで固定する
冷蔵庫の運搬時は、トレイや扉、電源コードなどの部品はテープで固定しておきましょう。固定しないまま運搬すると、以下の事態が発生する可能性があります。
・庫内のトレイや電源コードが破損する
・開いた扉が周囲の荷物を破損させる
部品を固定し忘れると、自分や第三者の荷物にダメージを与えるかもしれません。引っ越しの余計な不安を減らすためにも、冷蔵庫の部品は固定しておきましょう。
●ステップ⑥【使えなくなるかも!】引っ越し後の冷蔵庫の電源は設置から10分以上待って入れる
引っ越し後に冷蔵庫の電源を入れる際は、設置から10分以上待ちましょう。長時間の移動後に冷蔵庫の電源をすぐに入れてしまった場合、壊れる可能性があります。
参考:日立「設置してから、どのくらいで電源を入れれば良いですか?」
●ステップ⑦冷蔵庫が冷えてから中身を入れる
引っ越し後に冷蔵庫に中身を入れる場合は、庫内が冷えるまで待ちましょう。冷蔵庫が冷えるまで4時間~24時間以上かかります。
特に、夏の時期は冷蔵庫が冷えるまで長時間必要です。引っ越してすぐに飲食物を冷やしたい人は、クーラーボックスや小型冷蔵庫をあらかじめ用意しておきましょう。
参考:パナソニック「使い始めの冷蔵庫は冷えるまでどれくらいかかるか」
2.引っ越し前に冷蔵庫の電源を切る2つの理由
引っ越し前に冷蔵庫の電源を切る理由は2つあります。
・冷蔵庫本体を守るため
・運搬中に冷蔵庫の周りの物を守るため
それぞれ詳しく解説します。
●冷蔵庫本体を守るため
引っ越し前に冷蔵庫の電源を切るのは、冷蔵庫本体を守るためです。冷蔵庫の電源を切ると温度が上昇し、庫内で霜が溶けて水になります。引っ越し当日に電源を切って庫内の水を放置していると、庫内にカビやサビが発生する可能性があります。
冷蔵庫を守るためにも、引っ越し前に電源を切って霜取りと水抜きを徹底しましょう。
●運搬中に冷蔵庫の周りの物を守るため
運搬中に冷蔵庫の周りの荷物を守るためには、引っ越し前に電源を切っておかなければなりません。引っ越し当日に電源を切って庫内の霜を放置した場合、水が漏れだして冷蔵庫の周りの物を汚してしまうケースがあります。
電化製品が濡れてしまえば壊れかねません。荷物を第三者と混載して汚してしまった場合、賠償責任が発生するリスクもあります。引っ越しを無事に済ませるためにも、冷蔵庫の電源は引っ越し前に切っておき、水分を拭き取っておきましょう。
3.個人で引っ越し先に冷蔵庫を運ぶ際の5つの注意点
引っ越しを個人で行う場合は、5つの点に注意する必要があります。
・引っ越し先に冷蔵庫が入るスペースがあるか調べる
・冷蔵庫を運ぶ道具を用意する
・冷蔵庫をトラックに積むときは縦にする
・水が漏れていないかチェックする
・壁と床、冷蔵庫を養生して保護する
なお、冷蔵庫のような大型家電を運ぶ際は、2人以上での作業が鉄則です。大型家電を1人で運ぶと、住宅の破損だけでなく、支えきれずに押しつぶされる事態がありえます。冷蔵庫や住宅の破損、運搬中の事故による重傷などのリスクを避けたい人は、引っ越し業者に依頼しましょう。
●引っ越し先に冷蔵庫が入るスペースがあるか調べる
引っ越し予定の住宅に冷蔵庫が入るスペースがあるかは、事前に調べておきましょう。スペースを調べずに引っ越してしまうと、スペースが足りずに冷蔵庫を設置できない場合があります。
無理に押し込んでしまうと、下記の被害が発生しかねません。
・壁を傷付けてしまう
・冷蔵庫の扉が開かなくなる
・放熱できずに稼働効率が下がってしまう
スペースが足りない場合は、冷蔵庫の買い替えが必要です。引っ越し先のスペースを事前に確認し、冷蔵庫を置けるか調べておきましょう。
●冷蔵庫を運ぶ道具を用意する
個人で冷蔵庫を運ぶ際は、運搬用具を用意しましょう。冷蔵庫の重量は、4人家族向けの物ともなれば重量約130kgにもなります。運搬ベルトや専用の台車などで運ばなければ、住宅や冷蔵庫の破損、運搬中の事故による重傷のリスクが高まります。
冷蔵庫のような大型家電を運ぶ際は、必ず人手を呼んで専用の運搬用具をそろえましょう。
●冷蔵庫をトラックに積むときは縦にする
トラックに冷蔵庫を積むときは、縦にして固定しましょう。冷蔵庫を横向きにしてトラックに積むと、冷蔵庫の冷却システムが故障する可能性があります。冷蔵庫をトラックに積む際は、縦になるようにロープで厳重に固定するのが効果的です。
●水が漏れていないかチェックする
冷蔵庫の運搬時には、水漏れが起きていないかチェックしましょう。霜取りや水抜きが不足していると、水漏れが発生する場合があります。水漏れは、冷蔵庫本体や周囲の荷物にダメージを与える要因です。運搬前に庫内や外観に水が付着していないか、確認しておきましょう。
●壁と床、冷蔵庫を養生して保護する
冷蔵庫の運搬時には、壁や床、冷蔵庫本体を養生する保護は必須です。運搬経路を養生せずに冷蔵庫を運ぶと、住宅を傷つけかねません。住宅の固い部分に冷蔵庫本体をぶつければ、冷蔵庫が故障する可能性もあります。
住宅の設備や冷蔵庫を養生テープで保護し、冷蔵庫の運搬リスクを減らしましょう。
4.引っ越し先ですぐに家電を使える!ポータブル電源とソーラーパネルのセット3選
引っ越しシーズンの4月前後や長期連休の前後では、住宅の通電が間に合わない可能性があります。通電が遅れれば、引っ越しが完了しても冷蔵庫やエアコンを動かせません。
しかし、ポータブル電源があれば、通電していない住宅でも家電を使えます。ポータブル電源は、携帯可能なバッテリー装置です。屋内外を問わず、さまざまなシーンで電化製品に給電できます。
具体的には、ポータブル電源は下記の用途で活躍します。
・ソーラーパネルで節電できる
・停電時の非常用電源として利用できる
・キャンプや車中泊などで家電を使用できる
また、Jackery(ジャクリ)のソーラーパネルセットなら、住宅の通電の遅延が長引いた場合でも太陽光発電で給電可能です。
引っ越し先の通電が遅れた場合への対処法や、アウトドア趣味の利便性向上、停電対策などを求める人は、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源をチェックしておきましょう。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery ポータブル電源 1000 Newと、Jackery SolarSaga 100Wのセットです。ポータブル電源は同容量のクラスでは最軽量のコンパクトサイズ。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池により、10年以上の稼働年数を誇ります。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery ポータブル電源 2000 Plusと、Jackery SolarSaga 200のセットです。大容量、高出力、ポートの多さが持ち味で、引っ越し先の通電遅延が長期化しても、複数の家電を長時間同時に動かせます。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100Wのセットです。優れた高温耐性を誇り、45℃の環境でも給電できます。稼働時は静かな図書館と同レベルの静音性で、寝室で動かしても睡眠の邪魔になりません。
まとめ
引っ越し時に冷蔵庫を運搬する際には、7つのステップが重要です。
・ステップ①冷蔵庫の中身と製氷皿の氷を全て処理する
・ステップ②運搬前の15~24時間前までに電源を切る
・ステップ③電源プラグを抜いたら庫内が乾燥するのを待つ
・ステップ④溶けた霜や蒸発皿の水を拭き取って掃除する
・ステップ⑤冷蔵庫のトレイや扉、電源コードなどをテープで固定する
・ステップ⑥引っ越し後の冷蔵庫の電源は設置から10分以上待って入れる
・ステップ⑦冷蔵庫が冷えてから中身を入れる
引っ越しシーズンの4月前後やお盆、GWの前後では、引っ越し関連の業者は繁忙期です。引っ越し先の通電が遅れるケースに備えて、ポータブル電源の用意がおすすめです。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら、アウトドアから非常時の停電対策まで幅広く活躍できます。ポータブル電源を購入して、引っ越し後の生活を安定させましょう。
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