1.買ってはいけない冷蔵庫の特徴5選
買ってはいけない冷蔵庫を選んでしまうと、ランニングコストが余計にかかり、買い替えを余儀なくされる恐れがあります。また、設置場所を考慮せずに購入すると、使用できないケースもあるでしょう。買ってはいけない冷蔵庫の特徴は、以下のとおりです。
①容量が家庭に合わない
家庭の人数に見合わない容量を選んでしまうと、冷蔵庫がぱんぱんになり、十分に冷却できない可能性があります。人数ごとの最適な容量は、以下の計算式で求めましょう。
冷蔵庫の容量(L) = 一人分(70L) × 家族の人数+常備品分(100L)+予備(70L)
また、自炊の有無や子供の年齢、作り置きの有無などによっても必要な容量は異なります。家族の人数別に最適な冷蔵庫の容量として、以下を参考にしてください。
・1人暮らし:150~240L
・2人家族:240~380L
・3人家族:380~400L
・4人家族:450L以上
②消費電力が高い
24時間稼働しっぱなしの冷蔵庫は、消費電力が電気代に大きく直結します。消費電力が高い冷蔵庫を選んでしまうと、年単位で見て数万円の損失を生みかねません。
省エネ性能に優れた冷蔵庫を選べば、同じ容量でも電気代を大幅に節約できます。最新の冷蔵庫は、10年前の冷蔵庫に比べて約40%以上も電気代が安いと言われているので、できるだけ最新モデルを購入しましょう(※1)。
※1参考:一般財団法人 家電製品協会「2021年度版 スマートライフおすすめBOOK」
③ドアの方向が合っていない
ドアの方向が自宅に合っていない冷蔵庫を選んでしまうと、日常生活で不便さを感じるようになります。扉が邪魔で物を取り出しづらかったり、扉が90度以上開かなかったりと、設置場所を事前に確認しておかなければ、後悔する結果になりかねません。
設置場所の条件に限らず、どこにでも対応できる冷蔵庫を探している方は、左右両方に開けられたり、観音開きができたりする冷蔵庫を選びましょう。
④動作音が大きい
稼働音が大きい冷蔵庫を選んでしまうと、日常生活でストレスになります。コンプレッサーや冷却ファンの稼働音は、静かな環境で特に耳障りです。稼働音は家電量販店では実際に確かめられないので、商品表示から調べなければなりません。
一般的な冷蔵庫の稼働音は、30〜40dBです。静音性を重視するなら、25dB以下の冷蔵庫を選びましょう。冷却方式は、直冷式の方が静音性に優れています。
⑤冷却効率が悪い
冷却効率が悪い冷蔵庫を選んでしまうと、無駄な電力を消費し、電気代が高くなります。設定温度に達するまでに時間がかかり、食品を十分に冷却できないので、食中毒の危険も高まるでしょう。特に古かったり安かったりするモデルは、冷却効率が悪い可能性があるので、注意してください。省エネ性能に優れたモデルは、冷却効率も優れています。
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2.買ってはいけない冷蔵庫メーカーとは

デザインや価格だけで冷蔵庫を選ぶと、後悔する結果になりかねません。冷蔵庫を長く使いたいなら、信頼できるメーカーを選びましょう。購入時に注意すべき、買ってはいけない冷蔵庫メーカーは、以下のとおりです。
●OEMのメーカー
OEM(Original Equipment Manufacturing)は、他社ブランドの製品を製造するメーカーを指します。OEMのメーカーは海外で製造しているため、国内製造よりも安価で購入できますが、性能は劣っている可能性があります。
代表的なOEMのメーカーは、アイリスオーヤマ・ニトリ・山善などです。OEMのメーカーでも高性能な製品もあるので、必ず通販サイトのレビューを見た上で購入しましょう。
●故障の口コミが多いメーカー
商品表示からは高性能に見えても、実際に使ってみると思わぬ難点が見つかる場合もあります。故障の口コミが多いメーカーは、避けるようにしましょう。故障のリスクが高い製品を選んでしまうと、たとえ初期費用が安かったとしても、余計なコストがかかります。
頻繁にトラブルが発生するメーカーかどうかは、口コミからしか分かりません。必ず第三者の意見が掲載されたサイトで、リアルな評価を確認してください。
●アフターサービスが不十分なメーカー
アフターサービスが不十分なメーカーを選んでしまうと、万が一故障した際に対応してもらえません。保証期間が付いていなかったり、短かったりする場合には、たとえ冷蔵庫が不良品であったとしても、返品・返金は不可能です。
充実したアフターサービスを謳っている製品でも、電話が繋がりにくかったり、修理費用が高額だったりと思わぬ落とし穴がある場合もあります。アフターサービスが行き届いているかは、商品のレビューを確認しましょう。
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3.失敗しない!おすすめの冷蔵庫メーカー3選
冷蔵庫は長く使う家電なので、信頼できるメーカーから購入したいものです。製品自体は優れていても、メーカーの評価が悪ければ、安心して購入できません。購入後に後悔しないおすすめの冷蔵庫メーカーを紹介します。
①Panasonic
収納のしやすさが特徴的なパナソニック。冷凍庫や野菜室を一番奥まで引き出せるので、ケース奥の食材を簡単に引き出せたり、食品を簡単に収納できたりします。
チルド室はパーシャルと呼ばれる約-3℃まで設定できるので、凍らない程度に冷やしたい食材に最適です。コンプレッサーは最上段にあり、身長の低い女性でも使いやすいでしょう。
代表的な機能 |
・野菜の鮮度を保存する「Wシャキシャキ野菜室」 ・肉や魚を美味しく保つ「うまもりカバー」 ・冷蔵庫内の食材やレシピを把握できる「Cool Pantry」 |
②三菱
食材を美味しく保存できる三菱の冷蔵庫。時間帯に合わせてAIが自動で温度を調節してくれるので、高い節電効果を発揮します。冷凍庫は約-7℃とカチカチに固まらない温度なので、使いたい時にすぐ解凍できるのも魅力です。冷蔵庫のすべての部屋が区切られています。
代表的な機能 |
・解凍なしで使える「切れちゃう瞬間冷凍AI」 ・肉や魚を長く保存できる「氷点下ストッカー」 ・製氷機を丸ごと洗える「まるごとクリーン製氷」 |
③東芝
高性能の野菜室を備える東芝の冷蔵庫。野菜室の湿度は約95%に保たれるので、10日間も野菜の鮮度を維持できます。冷蔵庫のドアはタッチするだけで開けられるので、調理で手がふさがっている状況でも問題ありません。スピーカー機能も魅力の一つです。
代表的な機能 |
・冷蔵室や野菜室の栄養をキープする「うるおい冷気」 ・18℃以下の冷凍庫で素早く冷凍する「パワフル冷気」 ・抗菌仕様で給水ホースまで洗える製氷室 |
4.災害の停電時も冷蔵庫を長時間稼働できるJackeryポータブル電源
24時間稼働する冷蔵庫は、災害による停電の影響を大きく受けてしまいます。数時間冷蔵庫に給電できないだけで、食品の腐敗につながりかねません。停電時に冷蔵庫を動かすには、ポータブル電源が必要です。
ポータブル電源とは、内部のバッテリーに大量の電気を蓄え、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。災害による大規模な停電時にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
・エアコンや扇風機などを稼働し、室内を適切な気温に保てる
・電子レンジや電気ケトルを稼働し、簡単に温かい料理が作れる
・LEDライトを点灯させて、暗闇を照らせる
・冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる
・連絡や情報収集の手段になるスマホを、常にフル充電にしておける
災害対策としてのポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計を誇るので、避難所まで気軽に持ち運べます。
災害時には最短60分で満充電できる上に、自然放電率が低いため、使いたい時にすぐ使えるのも魅力です。100%の充電残量なら、1年間でわずか5%しか放電しません。
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5.買ってはいけない冷蔵庫に関するよくある質問
最後に、買ってはいけない冷蔵庫に関するよくある質問を紹介します。買ってはいけない冷蔵庫を購入しないための対策や、買ってはいけない冷蔵庫を購入した場合の対処法まで、詳しく見ていきましょう。
●冷蔵庫を買ってはいけない時期は?
冷蔵庫を買ってはいけない時期は、年末年始やボーナスの時期、新製品発売直後です。年末年始やボーナスの時期は、消費者の財布のひもが緩むので、価格は下がりません。
新製品の販売直後は、価格が最も高くなります。反対に、モデルチェンジ直前の旧製品は、安く購入できるのでおすすめです。3月と9月の決算時期も、メーカーは在庫を処分しようとするので、価格は下がりやすくなります。
●買ってはいけない一人暮らし用の冷蔵庫は?
一人暮らしだからといって、小さすぎる冷蔵庫を購入すると後悔する可能性があります。牛乳を縦に収納できなかったり、冷凍庫が付いていなかったりと不便さを感じるでしょう。
一人暮らしの冷蔵庫には、150〜240L程度の容量が最適です。自炊の頻度が高い場合は、大きめサイズを選びましょう。作り置きする場合は、冷凍庫の性能も重要です。
●買ってはいけない冷蔵庫を買ってしまった時の対処法は?
買ってはいけない冷蔵庫を買ってしまった場合、開封前であれば返品できる可能性があります。まずは、商品の保証期間と補償内容を確認しましょう。冷蔵庫の故障ではない限り、返品・交換を受け付けていないメーカーもあるので、注意してください。
冷蔵庫を返品できない場合は、買ってはいけない理由に合わせた対策が必要です。たとえば、消費電力が高い冷蔵庫であれば、ドアの開閉を最小限にして電力を抑えましょう。
まとめ
買ってはいけない冷蔵庫の特徴として、家庭に合わない容量や高い消費電力、大きな動作音などが挙げられます。悪い口コミが多いメーカーやアフターサービスが充実していないメーカーも、購入は避けた方がよいでしょう。Panasonicや三菱、東芝製品がおすすめです。
この記事で紹介した買ってはいけない冷蔵庫を参考に、後悔しない選択をしてください。
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