1.【2025〜2026年】今年の冬は寒い?昨シーズンの気温の振り返りと今シーズンの予想

まずは昨シーズンの寒さや雪の傾向を振り返りつつ、今年の冬の気温の見通しや注意点を解説していきます。
●昨シーズン(2024〜2025年)は全国的に厳しい寒さだった
昨シーズン(2024〜2025年)は全国的に気温が低く、とくに西日本や沖縄・奄美では気温が平年を下回ったと記録されています。関東地方でも冷え込みが強く、早朝の路面凍結や暖房需要の増加が目立ちました。
各地で最低気温が平年より低い日が続き、体感的にも寒さが厳しかったことが記録されています。冬の生活における防寒対策の重要性が、改めて確認されたシーズンだったようです。
参考:気象庁
●今シーズン(2025〜2026年)の冬の気温は平年並みの予想だが暖かい秋から急に寒くなる
気象庁や専門機関の予測によると、今シーズン(2025〜2026年)の冬は全国的に平年並みの気温になる見込みです。しかし、10月〜11月の暖かい秋が続いた影響で、急な寒波の到来による体感温度の差が大きくなる可能性があります。
防寒着や暖房器具の準備は早めに整え、寒暖差による体調管理や雪への備えも忘れずに行いましょう。
参考:気象庁
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2.今年寒い?ラニーニャ発生時に近い特徴が現れやすい今年の冬!

今年の冬は、太平洋赤道域でラニーニャ現象が発生している影響を受ける可能性が高く、平年とは異なる気象パターンが見られる可能性があります。以下で今年の特徴を詳しく解説していくので、冬に備える準備を進めていきましょう。
●今年の冬に現れやすいラニーニャ現象的特徴
ラニーニャ現象が発生すると太平洋赤道域の海水温が平年より低くなる影響で、以下のような特徴が日本の冬の気象に現れやすくなります。
● 全国的に寒波が強まりやすい
● 太平洋側は晴天が続き乾燥しやすい
● 寒暖差が激しくなりやすい
今年は急激に寒くなると予想されているため、防寒対策や体調管理をしっかり行うのが冬を乗り越えるポイントです。とくに乾燥によって風邪やインフルエンザの感染が広がりやすいとも予想されるので、マスクや手洗いうがいなど感染症予防も意識しながら過ごしましょう。
参考:気象庁
●ラニーニャ現象が発生した過去の事例
ラニーニャ現象が発生した代表的な事例として、2010年から2011年の冬があります。この年は気温が平年を大きく下回り、各地で強い寒波と積雪が観測されました。
また、2017年から2018年の冬もラニーニャ現象が発生。北日本から西日本までの広範囲で、大雪や冷え込みが続きました。
こうした過去の傾向からもわかるように、ラニーニャ現象が発生する年はとくに寒さが厳しくなりやすい傾向にあり、今年も早めの防寒対策が求められます。
●日本海側は局地的な大雪に注意
ラニーニャ現象の影響で日本海側は雪雲が停滞しやすくなるため、局地的な大雪に警戒しましょう。北陸や山陰地方では積雪量が平年より増える可能性があり、交通障害や雪害リスクも高まります。
屋根や道路の雪かき、車の冬用タイヤ装備など雪に備えた準備を事前にしておきましょう。最新の積雪情報をチェックして早めに対策を行い、寒い冬を乗り越えましょう。
参考:気象庁
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3.【2025〜2026年:地方別】今年の冬の雪予想

今年の冬は、地域ごとに降雪量・積雪量に特徴が出やすいと予想されています。以下で地方別に今年の雪の予想を解説していくので、冬支度の参考にしてみてください。
●関東地方の雪予想
今年の関東地方の雪予想は、今回は「平年並みかやや少なめ」とされています。たとえば太平洋側で降水量が少なくなる予想が出ており、雪になる機会そのものが限定されやすいです。
ただし寒気が南下したタイミングで南岸低気圧が通過すると、短時間でまとまった雪になるリスクもあります。「積雪ゼロ」というわけではないので、積雪対策の準備をしておきましょう。
参考:気象庁
●関西地方の雪予想
近畿・中国・四国地域を含む関西では、日本海側寄りの山間部で「平年並み~やや多め」の雪になると予想されています。とくに日本海風を受けやすい地域では、積雪が増える傾向にあるでしょう。
一方で平地の太平洋側では雪よりも雨や寒波による冷え込みが主になるため、雪対策は山間部を中心に考えるのが合理的です。
参考:気象庁
●北海道・東北地方の雪予想
北海道・東北地域では、全体として「平年並みかやや多め」の降雪になると予想されています。とくに日本海側・山沿い地域では雪雲が停滞しやすく、積雪が強まる傾向にあるでしょう。
ただし太平洋側の平野部では降雪量が少なめ、晴れ間が多めになるとも予想されています。地域・地形ごとの差が大きい点に考慮して、雪対策を行いましょう。
●北陸・中部地方の雪予想
気象庁によると北陸・中部の日本海側では冬型の気圧配置が強まりやすく、「平年並み~やや多め」の降雪の可能性が高いと予想されています。とくに日本海からの雪雲が山間部に送り込まれやすいため、早期からの積雪の蓄積が懸念されている状況です。
中部太平洋側(信州・東海など)では雪よりも冷え込み・乾燥傾向が出やすく、雪が深く積もることはやや限定される可能性があると予想されています。
参考:気象庁
●九州・四国地方の雪予想
九州・四国地域では、本州ほどの雪量を伴う可能性は低いと予想されます。山間部で少量の積雪がある程度で、平地では雪より寒波と冷え込みが主になる見込みです。
ただし強い寒気が南下して南岸低気圧が通過した場合には、注意が必要です。平地でも「まれな大雪・積雪」の可能性があるため、もしもに備えた雪対策をしておきましょう。
参考:気象庁
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4.冬の寒さがもたらす健康面や生活へのリスク3選

冬の寒さはときに健康面や生活にさまざまなリスクをもたらすこともあるため、注意が必要です。ここからは、冬の寒さがもたらす3つのリスクについて解説していきます。
●寒波による健康への影響:冷え性・免疫力の低下
冬の寒波が続くと、冷え性や免疫力の低下といった健康リスクが高まります。気温が低くなると血管が収縮し、手足の血流が悪化して冷え性を引き起こしやすくなるので注意しましょう。
また体が冷えることで基礎代謝が落ち、免疫力が低下しやすくなります。風邪やインフルエンザにかかりやすくなるので、体調を崩さないための対策が必要です。
寒い季節には「暖かい飲み物を飲む」「手足を保温する」などの防寒対策を徹底し、体を冷やさないように工夫しましょう。
●電気代の高騰:暖房の使用時間が増えて家計を圧迫する
冬の寒さが厳しくなるとどうしても暖房の使用時間が増え、電気代が高騰して家計への負担が大きくなります。
とくに北海道などの寒い地域における電力使用量は夏に比べて約1.5倍程度増えるとされているため、電気代が予想以上に上がる可能性が高いです。
省エネ家電を使用するなどの省エネ対策や、効率よく部屋を温めるための暖房効率を高める工夫を行いましょう。
●停電のリスク:電力不足、雪や強風による停電に注意
冬の寒さが続くと雪や強風などの悪天候が原因で、送電線が損傷したり電柱が倒れたりすることで停電を引き起こしやすい傾向にあります。
また寒さが厳しくなると暖房需要が高まり、電力消費が増加することで電力供給が不足し、計画停電が行われることも。停電が発生すると暖房や調理ができなくなり、健康に危険を及ぼします。
停電対策として懐中電灯やポータブル電源、ガスコンロや非常食などの準備を早めに行いましょう。
5.寒さが厳しい冬に活躍する防寒グッズ7選

寒さが厳しい冬を乗り切るためには、防寒グッズが欠かせません。そこでここからは、寒さが厳しい冬に活躍する、自宅や外出先で使える防寒グッズを7つ紹介します。寒さが厳しいこの冬に役立ててください。
●電気毛布
電気毛布は、寒い冬に非常に役立つ防寒グッズです。体温が低下しやすい夜間に、手軽に温かさを提供してくれます。
使い方も簡単で、ベッドやソファに敷いておくだけ。温度調整もできるため、自分の好みに合わせて最適な温度で使用できます。
またエコモードやタイマー機能が搭載されているものも多く、過度な消費電力を抑えることも可能です。さらに布団全体を温めてくれるので、朝起きたときの寒さを和らげて体を温めながらゆっくり目覚められます。
●ホットカーペット
ホットカーペットは、床からの冷気を防いで足元を温かく保つ防寒グッズです。温度調整も可能で、好みに合わせた温かさを実現します。
さらに足元を温めるだけでなく、全身が暖かく感じるので寒さが厳しい日に最適です。エコモードやタイマー機能が付いている製品も多く、電力消費を抑えながら効率よく温められます。
厚手のカバーやクッションを重ねればさらに快適な温かさを得られるため、寒さから守ってくれる頼もしいアイテムです。
●湯たんぽ
湯たんぽは、寒い冬に手軽に使える防寒グッズとして人気のアイテムです。お湯を注いで布製やゴム製の袋に入れることで、体の芯から温まります。
寝室で使えば布団を温めてから寝られるため、寝冷えの防止が可能です。また足元や腰、肩など体の冷えやすい部分にピンポイントで使えば、血流が良くなり全身を効率的に温めることもできます。
エコで経済的な点も魅力で電気を使わずお湯だけで温かさを得られるため、電気代を気にせず使用できるのもポイント。持ち運びも簡単で外出時にも手軽に使えるため、寒さが厳しい冬に非常におすすめのアイテムです。
●充電式携帯カイロ
充電式携帯カイロは、繰り返し使えるエコなアイテムです。USBで簡単に充電ができ、一定時間温かさを持続します。
ポケットやバッグに入れて手軽に持ち運べるため、外出先でも寒さをしのげる万能アイテムです。温度調整機能が搭載されているものもあり、自分の好みに合わせて最適な温度で使用できます。
また手や肩などの体の冷えやすい部分に直接当てることで、局所的に暖かさを提供して寒さから守ってくれます。コンパクトで軽量なため、持ち運びも便利なので、冬の外出時におすすめの防寒グッズです。
●断熱シート・アルミシート
断熱シートやアルミシートは、寒さ対策に役立つシンプルで効果的な防寒グッズです。これらのシートは、アルミ箔のような素材が熱を反射して体温を逃さず保温する特性があります。
とくに床や壁に貼ることで冷気を遮断し、室内の温度を効率よく保つことが可能です。また布団の下に敷けば、床からの冷気を防いで暖かい眠りをサポートしてくれます。
軽量でコンパクトなため、持ち運びにも便利なのでアウトドアや車内での使用にも最適です。安価で手軽に入手できるため、冬の寒さが厳しくなる前に備えて効果的に温かさをキープする準備をしておきましょう。
●厚手のブランケット
厚手のブランケットは、冬の寒さをしのぐための必須アイテムです。リビングや寝室で膝にかけたり、肩に羽織ったりすることで手軽に全身を温めてくれます。
とくにフリースやウール素材のブランケットは保温性が高く、寒さが厳しい時期でも快適な暖かさを提供してくれます。また寝具に追加すれば布団の保温力を強化でき、夜間の冷え込み対策にも効果的です。
自宅や職場に1枚常備しておくと、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
●ポータブル電源(停電の備えに)

ポータブル電源とは、コンセントのないところでも家電に電力供給ができる大容量バッテリーです。災害時などの停電の備えには、以下の理由でポータブル電源がおすすめです。
・暖房器具が使えるから停電時の寒さ対策ができる
・照明が確保できるから暗くても安心
・スマホの充電ができるから連絡手段が途切れない
・停電対策以外にもキャンプなど冬のレジャーも楽しめる
冬に停電が発生すると、寒さによって体調を崩す可能性もあります。家庭に一台ポータブル電源を備えることで、停電時の寒さ対策を行いましょう。
6.今年の冬は寒い!大雪の停電や防災におすすめの非常用電源2選

大雪による停電などの防災対策としてポータブル電源を導入するなら、以下の理由からJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。
【Jackery(ジャクリ)ポータブル電源がおすすめの理由】
・全世界累計販売台数400万台以上を誇る安心感抜群のポータブル電源メーカー
・小型から大容量まで!ラインナップ豊富だから自分にピッタリの製品が見つかる
・自然放電が非常に少ないから、緊急時にすぐに使える
・防災安全協会に認められるほど安全性が高いから、冬の停電対策にピッタリ
ここからは、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator」のおすすめ機種を4つ紹介していきます。ソーラーパネルによる太陽光発電で停電が長期化しても安心の「Jackery Solar Generator」で、寒い冬の停電に備えましょう。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、「Jackery ポータブル電源 2000 New」と「Jackery SolarSaga 200W」がセットになった大容量モデルです。
消費電力が大きいエアコン(900W)やドライヤー(1,200W)のような家電を、複数同時に動かせるほどパワフル。アウトドアや災害時にも比較的自由に電源を使いたい人におすすめです。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、「Jackery ポータブル電源 1000 New」と「Jackery SolarSaga 100W」がセットになっています。
停電時に電源給電をポータブル電源に自動で切り替えてくれる「UPS機能」が搭載されているため、普段から冷蔵庫などの家電に接続しておくことで停電対策が可能です。
7.今年の冬は寒いに関するよくある質問
「今年の冬は寒い」に関するよくある質問について解説します。
①今年の冬の最も寒い時期はいつですか?
例年通りであれば、1月下旬から2月上旬にかけてが最も寒いと予想されます。この時期は日本全体で寒さが厳しくなり、とくに朝晩の冷え込みが強まる可能性があるので事前に寒さ対策を行いましょう。
②今年の冬の沖縄は寒いですか?
2025〜2026年の冬は、沖縄も寒波の影響を受けて例年より気温が低くなる見込みです。ラニーニャ現象の影響で寒気が南下しやすく、北風が強まる日には体感温度が下がります。
とはいえ、本州のような厳しい冷え込みにはならず、最低気温は10℃前後にとどまる可能性が高いです。軽めの防寒具を用意しておくと安心です。
参考:気象庁
関連記事:簡単にできる部屋の寒さ対策13選!手軽な方法で冬を乗り切ろう
③今年の冬はいつまで続きますか?
気象庁の予測では2025〜2026年の冬が平年並みかやや寒めの可能性があるとされており、寒気の影響で3月上旬まで冷え込む可能性があります。
地域によって変動が大きく、3月に入っても「春を感じない」といった日が出る可能性も高いです。衣類や暖房器具の準備を3月末まで見越しておくと、安心して過ごせるでしょう。
参考:気象庁
④今年の冬は暖冬ですか?
2025〜2026年の冬は「特別に暖かい冬(暖冬)」とは言えず、全国的には平年並みかやや寒い冬になる見込みです。11月ごろまで暖かい日が続きますが急に寒くなる可能性があるため、事前に寒さに備えておきましょう。
参考:気象庁
関連記事:暖冬でも大雪が降るのはなぜ?起こりえる5つの災害や大雪対策も解説
⑤今年の冬はいつから寒くなりますか?(200)
寒さの本格化は、例年通り12月上旬〜中旬が目安です。しかし、今年は11月末から急激に冷え込みが始まる可能性が指摘されています。
とくに北日本や山沿い地域では、11月末〜12月初旬にかけて急な寒波が来る恐れがあるため、早めの防寒準備をしておきましょう。
参考:気象庁
まとめ
今回は、2025〜2026年の冬の気温・雪の傾向について解説しました。今シーズンの気温は全国的に平年並みの予想ですが、11月末から急激に寒くなる可能性があります。早めの寒さ対策で、急な冬の到来にも対応できるようにしておきましょう。
また冬は、大雪や寒波による停電にも備える必要があります。自然放電が少なく長期保管にも向いている「Jackery」のポータブル電源で非常時に備えながら、寒い冬をあたたかく乗り越える術を手に入れましょう。