ポータブル電源は本当に防災対策に必要なのか?使用時の注意点や防災用ポータブル電源の選び方を紹介

ポータブル電源は防災対策に必要?使用時の注意点やおすすめの商品を紹介

モバイルバッテリーよりも大量の電気を蓄え、電化製品に給電できるポータブル電源。アウトドアだけでなく、防災対策グッズとしても活躍します。もしもの災害時にポータブル電源があることで、普段通りに電化製品を稼働させられ、迅速な情報収集が可能です。

この記事では、ポータブル電源は防災対策として必要かについて解説します。災害時に役立つポータブル電源の選び方やおすすめの防災用ポータブル電源も紹介するので、防災の準備としてぜひ参考にしてみてください。

ポータブル電源は防災対策に必要か?その理由も解説

ポータブル電源は防災対策に必要か?その理由も解説

防災対策をする上で、ポータブル電源の使い道が分からず、必要かどうか決めかねている方は多いのではないでしょうか。防災対策グッズとしてポータブル電源を用意する5つの必要性をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

①非常時の連絡手段を確保できる

災害発生時には救助の要請や大切な人たちの安否確認のために、連絡手段を確保している必要があります。ポータブル電源があると、それが可能です。スマートフォンは複数回充電できるので、1週間程度の避難生活であれば十分使用し続けられます。

②停電時に安全確保や避難経路の照明に役立つ

災害で停電が発生した場合、復旧の目処がすぐには分かりません。ポータブル電源を使うことで、早急に予備ライトを付け、身の安全を確保できます。災害によってガラスが割れたり、物が倒れたりしている場合、暗い状態で身動きを取るのは危険です。

また、避難経路を灯すための照明としても役立ちます。特に、体の弱い方が近くにいる場合、足元を照らしてあげるだけで安全に避難できるでしょう。

③災害に関する情報収集が行える

災害で停電が発生し、外部との通信手段が絶たれてしまうと、適切な災害情報を収集できずに危険な行動を取ってしまう恐れがあります。ポータブル電源によって電力をラジオやスマホに供給できれば、迅速に最新情報を入手でき、適切な行動が取れます。

災害発生時に必要となる情報は次のとおりです。

  • ・避難場所・避難経路

  • ・現在の被害状況

  • ・今後の被害予想

  • ・警報・注意報の発令状況

  • ・電気・水道・ガスの復旧状況

➃在宅避難時に普段通りの生活を送れる

在宅避難を行う場合、ポータブル電源があることで寒さ対策や暑さ対策が容易に取れます。停電により電気の供給が絶たれたとしても、電気毛布や小型クーラーなどを用いて体温を維持できます。

また、調理家電も使用できるので、備蓄している食料を使い、手軽に温かい料理が作れるでしょう。停電が長引く場合でも冷蔵庫に電気を供給し、食材が腐るのも防げます。

⑤ポータブル電源が防災以外に幅広いシーンで活躍できる

ポータブル電源の用途は防災だけではありません。アウトドアでは、電気供給が可能になることで真夏や真冬でも温度調節が容易になり、快適に楽しめます。車中泊では、車載冷蔵庫や小型クーラーを使用することで、生活環境を整えられます。

移動先に長期間滞在する場合にも、パソコンやスマホを常にフル充電にしておけるので、仕事をする上で困りません。いつくるか分からない防災のためだけにポータブル電源を買うわけではなく、普段の生活においても活躍の場は豊富にあるのです。

災害時に役立つポータブル電源の選び方6選

災害時に役立つポータブル電源の選び方6選

防災の用途でポータブル電源を購入する場合、考慮すべきポイントがあります。災害用ポータブル電源の選び方が分からない方もぜひ参考にしてみてください。

①バッテリー容量が大きい

災害時には1、2週間の避難生活を送る場合も想定されます。バッテリー容量が大きいタイプでなければ、避難生活を終えるまでに充電がもたない可能性もあるでしょう。

ポータブル電源のバッテリー容量は、Wh(ワットアワー)という単位で表されます。日常使いであれば、500〜700Whで十分ですが、災害用であれば1,000Wh以上は必要です。

②定格出力が大きい

定格出力の大きさも防災用途では重要なポイントです。定格出力とは、安定して電気を供給できる電力を指します。災害発生時には、消費電力の高い電化製品や複数の電化製品を同時に使用することもあるでしょう。消費電力が定格出力を超える電化製品は使用できないのです。

そのため、定格出力が使用する電化製品の消費電力よりも大きいポータブル電源を購入しましょう。災害発生時の使用が予想される電化製品の消費電力は次のとおりです。

電化製品

消費電力

エアコン

300W〜3,000W

電子レンジ

1,000W~1,400W

洗濯機

200W~400W

冷蔵庫

100W~300W

 

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③出力ポート数が多い

出力ポート数が多いと、より多くの電化製品に同時に給電できます。気温を一定に保ちながら、冷蔵庫や電子レンジ、テレビなどを同時に稼働させるといった普段通りの生活を災害時にも行えるようになります。

➃出力ポートの種類が豊富にある

電化製品の豊富なポートの種類に対応している必要があります。定格出力やバッテリー容量が十分にあったとしても、出力ポートが使用したい電化製品のポートに対応していなければ意味がありません。

電化製品の主なポートの種類は次のとおりです。

ポートの種類

電化製品

ACポート

扇風機、炊飯器

USBポート

スマートフォン、タブレット

DCポート

電気ケトル、LEDライト

 

⑤安全性が高い

ポータブル電源を購入する上で注意したいのが、異常発熱や発火です。安全性の高いポータブル電源を選ぶことで、安心して電化製品に給電できます。安全性を測るための認証には次のようなものがあります。

  • ・PSEマーク:電気用品安全法の安全規格を満たしている

  • ・防災推奨マーク:防災安全協会から安全性、機能性、利便性の認証を受けている

これらの認証を取得していて、十分な安全設計がされている場合、高品質なポータブル電源と言えるでしょう。

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⑥バッテリー寿命が長い

いつくるか分からない災害に備えるためには、バッテリー寿命の長さが重要です。いざ使おうとしても、バッテリーが駄目になっていて使い物にならないのでは意味がありません。

バッテリー寿命の長いポータブル電源を選ぶ際、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルがおすすめです。毎日使ったとしても10年以上の寿命を持ちます。

ポータブル電源を防災対策用にする際の3つの注意点

ポータブル電源を防災対策用にする際の3つの注意点

災害時にポータブル電源を安全に使用するためには、気をつけなければいけない注意点があります。充電したら終わりではなく、定期的に確認する必要があるので、注意してください。

●高温多湿の場所での保管を避ける

ポータブル電源を保管する際は、高温多湿な環境を避けましょう。直射日光が当たるような場所に放置されると、内蔵されているリチウムイオン電池が熱くなります。熱を持ったまま使ったり置きっぱなしにするのは、電池劣化の原因になります。

●長期間使用しない場合でも定期的に充電を行う

過放電はバッテリーにダメージを与えます。長時間使用しない場合でも、バッテリー残量を50〜60%ほど残し、3ヶ月に1回は充電する習慣を付けましょう。

過放電の状態で長く放置してしまうと、充電を受け付けなくなったり、バッテリー寿命が短くなったりするので注意が必要です。

●過充電を行わない

過放電だけでなく、過充電もダメージの原因になります。過充電は行わず、バッテリーの容量を80%あたりまでに留めておくのが最適です。リチウム電池には「充電上限電圧」が決まっています。それを超えて充電を行うと、性能の劣化を招くのです。

Jackery製が防災用ポータブル電源に最適な6つの理由

Jackery製が防災用ポータブル電源に最適な6つの理由

世界販売台数300万台を突破し、創業11年の実績を誇るJackeryのポータブル電源は、防災対策用に最適です。Jackery(ジャクリ)製のポータブル電源の魅力を6つ紹介します。

①容量・定格出力のバリエーションが豊富

ポータブル電源を利用する全ての人の用途に最適な容量・定格出力のバリエーションが取り揃えられています。防災対策においても、家族の人数に応じて適切なタイプが見つかるでしょう。Jackery製の各ポータブル電源の容量・定格出力は次のとおりです。

 

②ソーラーパネルによる充電が可能

jackeryはソーラーパネルも販売しており、ポータブル電源のソーラー充電が可能です。ソーラーパネルは業界最高水準となる25%の変換効率を実現しています。また、従来のソーラーパネルと比較すると、明度が低い状況下でも50%以上の電力を作り出します。

災害の発生時に避難生活が長引いたとしても、ソーラー充電により半永久的に電力を生み出せるのです。そのため、ポータブル電源とソーラーパネルをセットで持っていると、より万全な防災対策が可能になります。

③高い安全設計

高い安全性を誇るのも、Jackeryポータブル電源の魅力です。Jackeryポータブル電源の安全性の高さを象徴する特徴を紹介します。

  • ・計62個の保護システムを搭載している

(インバータ保護システム、光充電モジュール保護システムなど)

  • ・12重のBMS保護システムを搭載している

  • 一般社団法人防災安全協会が推奨するPSEマークを取得している

➃自然放電が少ない

自然放電が多い製品だと、災害が発生した際に供給できる電力がない恐れがあります。Jackeryポータブル電源は、BMS(バッテリーマネージメントシステム)を搭載し、過放電を防止しています。大容量のモデルでは、80%の電池残量で472日間保管することが可能です。

⑤コンパクト

避難時にポータブル電源を持ち出す際には、コンパクトさも重要です。Jackeryポータブル電源は市販のポータブル電源と比較すると軽量化を実現しています。また、持ちやすいハンドルも備わっているので、荷物にならずに容易に運びだせます。

⑥長寿命

長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているので、一度購入すると10年以上も利用可能です。さらに、独自のChargeShield技術を採用することで、バッテリー効率を高め、長寿命化に貢献しています。

バッテリー性能が高い状態での充放電サイクルが多く、防災用だけでなくアウトドアや車中泊でも使用予定の方も、安心して利用できます。

防災対策におすすめのポータブル電源3選

防災対策におすすめのポータブル電源3選

防災対策の用途に適したJackery製のポータブル電源は、容量・定格出力、ソーラーパネルとの併用などの観点に特化しています。防災対策に特におすすめのポータブル電源は次の3機種です。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス

2042Whの大容量と定格出力3000Wを備えた「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」と「ソーラーパネル 200W 1枚」がセットになったJackery Solar Generator 2000 Plusです。 

商品の特徴

  • 3種の出力ポートを計10ポート備え、同時に複数の電化製品を稼働させられる

  • ・Step Charge急速充電により、2時間の高速充電を実現している

  • ・付属しているソーラーパネル 200W を用いると、最速2時間でフル充電できる

  • ・バッテリーセービングモードにより、バッテリー寿命を1.5倍延ばせて、4000サイクル数が実現

  • ・Jackery専用アプリを用いると、動きづらい避難生活でも遠隔操作できる

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス

1264Whの大容量かつ2000Wの定格出力を備えた「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」と「ソーラーパネル 100W 1枚」がセットになったJackery Solar Generator 1000 Plusです。

商品の特徴

  • ・独自のChargeShield技術により、ACコンセントなら1.7時間のフル充電ができる

  • 約4,000回サイクルの充放電サイクルにより、防災対策以外にアウトドアや車中泊でも頻繁に使用する場合も、10年以上使える

  • ・付属しているソーラーパネル 100Wを用いると、最短4.5時間でフル充電できる

  • バッテリーを5kWhまで拡張でき、長期間の避難生活や大家族での使用にも重宝する

  • EPS機能が搭載しているため、停電になったとしても中断なく電力を供給できる

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速4.5時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ

定格出力1800Wという高出力に加えて、高速充電が可能なJackery Solar Generator 1500 Proです。非常用ライトは丸4日間点灯し続けられ、電気毛布による寒さ対策は3日間、夜通し使用できます。

商品の特徴

  • ・充放電サイクルが2,000サイクルなので、長期的に使用できる

  • ・80%の電池残量で472日間保管できる自然放電の少なさをほこる

  • 耐衝撃設計がされているため、災害時の衝撃にも耐える

  • ・米国UL規格で最高の耐火素材により、火災発生時も使用できる

  • LEDライトを搭載しているため、安全確保や避難経路の照明として活躍する

製品名 Jackery Solar Generator 1500 Pro

容量

1512Wh

定格出力

1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速1.8時間
シガーアダプター:16.5時間

保証期間

5年間

まとめ|ポータブル電源は防災対策に必要

ポータブル電源は防災対策に必要です。ポータブル電源があることで、連絡手段を確保でき、迅速な情報収集や各電化製品への同時給電が可能になります。

この記事で紹介したJackeryのポータブル電源は防災対策用として最適です。いざという時に備えて、ポータブル電源の購入を検討してみてはいかがでしょうか。