停電時に蓄電池は使える?確実に使用するための4つの条件と選び方をご紹介

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停電時に蓄電池は使える?確実に使用するための4つの条件と選び方をご紹介

「停電時に蓄電池は使える?」と疑問に感じている人もいるでしょう。停電時でも蓄電池は使えますが、使用するためにはいくつかの条件をクリアする必要があります。また「停電した際にどの家電を使用したいか」を考えることも重要です。

 

この記事では停電時に使える蓄電池の条件や、蓄電池の選び方をご紹介します。参考にして、自分のニーズに合った最適な蓄電池を見つけましょう。

目次

1.停電時に蓄電池は使用できる!

 

「停電時に蓄電池は使える?」という疑問ですが、結論からいうと使用可能です。

まずは蓄電池の仕組みを説明しながら、停電時に蓄電池がどのように使えるのかを理解していきましょう。

●蓄電池の仕組み

蓄電池は電気を貯蔵しておき、必要な時に使用するための装置です。家庭用の蓄電池は太陽光発電や、家庭の電力を使って充電をします。

停電時には貯蔵された電気を家庭内に送電し、電化製品や照明などを動かすことができます。

●太陽光発電と併用すれば停電時でも電気を使い続けられる

蓄電池は太陽光発電と組み合わせることで、停電が発生した際でも電気を使い続けることが可能です。 

停電時に蓄電池から電気を供給できれば、停電中でも家にある家電が使えます。 

さらに太陽光発電を併用すれば停電中も繰り返し蓄電池を充電できるため、安定的な電力供給が可能に。エアコンで暑さ寒さをしのげたり、炊飯器や電子レンジで食事を作れたりと、いつも通りの生活が送れるでしょう。

2.停電時に蓄電池が使えるための4つの条件

 

家庭用ソーラーパネル蓄電池の使い道

停電時に蓄電池が使えるための条件を以下の4つご紹介します。

・自立運転モードに切り替わっていること

・使いたい家電に対して出力が間に合っていること

・充電がされていること

・蓄電池や送電する機器が故障していないこと 

順番に見ていきましょう。

◇自立運転モードに切り替わっていること

蓄電池が自立運転モードに切り替わっていないと、停電時には蓄電池を使うことができません。 

自立運転モードとは、太陽光で発電した電気を電力会社に送らず、家庭内で電力を供給する仕組みのことです。 

停電時に自動で切り替わる蓄電池の場合は問題ありません。しかし自動で切り替わっていなければ、自分でモードを切り替える必要があるので気を付けましょう。

◇使いたい家電に対して出力が間に合っていること

蓄電池の容量や出力が使用する家電の出力に対して不足している場合、停電時に使いたい家電を同時に動かすことはできません。 

特に電子レンジやドライヤーなど、消費電力の大きい家電を使うと他の家電が使えなくなる可能性は高いです。 

このような問題を防ぐためにも、停電時に使いたい家電をあらかじめピックアップしてから蓄電池の容量を検討するようにしましょう。

◇充電がされていること

蓄電池が充電されていないと、いざ停電した時に電気を供給することはできません。

突然の停電に備えるためにも、あらかじめ充電されているか日頃から確認するようにしましょう。

◇蓄電池や送電する機器が故障していないこと

蓄電池や送電する機器が故障していないことも大切です。

災害時には以下のような原因による故障もあります。

・地震の揺れ

・落雷による故障

・風・水害による故障 

自立運転モードになっており、充電があるにもかかわらず電気が使えない場合は、蓄電池関連の機器が故障していないか以下の方法で確認してみましょう。

・バッテリーの膨張や液漏れがないか

・端子部分の損傷がないか

・蓄電池の表示ランプやモニターがエラー表示になっていないか 

故障している場合は、停電時に電気を供給できない可能性があるので注意してください。

3.停電対策のための蓄電池の4つの選び方

 

停電対策のための蓄電池の4つの選び方

ここからは停電対策のための蓄電池の選び方を以下の4つに絞ってご紹介します。

・停電時に使いたい家電の消費電力を計算する

・蓄電池が200Vに対応しているか確認する

・回路数に対応できるものを選ぶ

・家電を使う場所を考える 

突然の停電にスムーズに対応するためにも、上記のポイントを参考にして蓄電池を選びましょう。

◇停電時に使いたい家電の消費電力を計算する

まずは停電時に使いたい家電をピックアップし、消費電力を計算します。そのうえで消費電力に応じた容量の蓄電池を選びましょう。 

ただし家庭用蓄電池の容量は、大きいタイプでも10kWh台までしか対応していません。

参考:製品一覧 |ニチコン株式会社 | ニチコンの家庭用蓄電システム 

そのため以下のような高出力な家電を長時間使用すると1日で容量不足になってしまう恐れがあります。

・エアコン

・電子レンジ

・冷蔵庫

・ドライヤー

・IHクッキングヒーター

・大型テレビ 

容量不足にならないためにも、「停電中でもこれだけは使いたい」という家電をピックアップすることが大切です。ピックアップした家電の消費電力と使用時間から、必要な容量を計算して蓄電池を選びましょう。

◇蓄電池が200Vに対応しているか確認する

蓄電池が200Vに対応しているかどうかも確認しましょう。蓄電池には100Vのみに対応したものと、100V/200V両方に対応したものがあります。200Vにも対応していれば以下の家電が使用可能です。

・食器洗い乾燥機

・IHクッキングヒーター

・200Vエアコン

・エコキュート 

夏や冬はエアコンを使う機会も増えます。またオール電化の家庭であれば、IHクッキングヒーターやエコキュートなども含まれるため、使用する機器によっては200V対応の蓄電池を選ぶことが大切です。

◇回路数に対応できるものを選ぶ

太陽光発電システムに蓄電池を後付けする場合、既存のパワーコンディショナー(※1)をハイブリッド型に交換する必要があります。

この時にパワーコンディショナーを太陽光パネルの回路数(※2)に合わせなければいけません。

※1.パワーコンディショナー:太陽光発電システムから発電された電力を家庭で使用できるように変換する装置。

※2.回路数とは、パネル上で電気を作るために独立した電気回路の数のこと。この回路数か一致していないと十分な電力を送電することができず、電力ロスが生じてしまいます。 

そのため設置時には太陽光発電システムとパワーコンディショナーの回路数を合わせることが大切です。出力を同じにすることで発電量を余らせることなく、効率的に送電することができます。

◇家電を使う場所を考える

蓄電池には以下の2種類があり、選ぶタイプによって用途も変わります。 

全負荷タイプ

停電時に家中全ての部屋の電気が使用できる

特定負荷タイプ

停電時に特定の場所や部屋で電気が使用できる

 

全負荷タイプの蓄電池は、家中全ての電気が使用できるため、停電時であっても普段と変わらない生活が送れます。ただしどこでも使える半面、通常通り使っていると、容量がすぐに無くなってしまうので注意が必要です。 

一方、特定負荷タイプの蓄電池は、指定した場所や部屋のみで電気が使えるように設計されています。そのため使えない家電もでてきますが、その分節電ができるため長時間の節電に備えられるメリットがあります。 

それぞれメリット・デメリットがありますが、どちらも家庭内での使用に限られます。

避難先でも使えることを想定している場合には、持ち運びができるポータブル蓄電池を検討すると良いでしょう。

4.ポータブル蓄電池なら停電が起きてもすぐ対応できる!

 

ポータブル電源の使い方

停電時に備えた蓄電池選びなら、ポータブル蓄電池がおすすめです。ポータブル蓄電池とは持ち運びができる大容量バッテリーで、停電した際も出力の大きな家電を使ったり、避難先に持参したりすることができます。 

ポータブル蓄電池とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」であれば以下の機能を備えているため、手軽に導入でき持ち運びも簡単です。

・設置工事が不要で簡単に導入できる

・自然放電率が低い

・容量が大きく高定格出力で消費電力の高い家電も使える

・コンパクトで持ち運びも簡単!避難所でも使える

・折り畳みソーラーパネルで太陽光充電もできる

・災害だけではなく、アウトドアの趣味も充実する 

Jackery Solar Generatorは節電対策やアウトドアなど、停電時以外にも活躍できます。さまざまな用途で蓄電池の利用を検討している人は、Jackery Solar Generatorを検討してみましょう。

★設置工事が不要で簡単に導入できる

「Jackery Solar Generator」は持ち運びができるポータブル蓄電池とソーラーパネルのセット。そのため設置工事は不要で、導入する際の手間や費用もかかりません。2019年度のデータによると工事費も含めた蓄電池の導入は18.7万円/kWhです。そのため10kWhの蓄電池を導入すると約187万円の初期費用がかかります。

参考:定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめp.11 

一方、Jackery Solar Generatorであればハイスペックモデルでも50万円弱。拡張バッテリーを追加して同じ10kWhにしても150万円以下と低コストです。「蓄電池を導入したい!」と思ったら、はるかに据付型のタイプよりも簡単に導入できるのが大きなメリットといえます。

★自然放電率が低い

Jackery Solar Generatorは高品質なリチウムイオン電池を搭載しており、自己放電率が非常に低いのが特徴です。長期保管してもいざという時に十分な電力を発揮できます。 

蓄電池は充電した後も時間が経つと徐々に電力が失われてしまうのがデメリットです。停電時に備えてもバッテリー減の心配があります。しかしJackery Solar Generatorなら自然放電が非常に少ないため、一度充電しておけばそのまま置いても大丈夫です。突然の停電にもすぐに対応できるでしょう。

★容量が大きく、高定格出力で消費電力の高い家電も使える!

「設置型蓄電池はエアコンや電子レンジのような出力が大きな家電も使えるけど、ポータブル蓄電池は使えるの?」と不安に思う人もいるでしょう。Jackery Solar Generatorであれば容量や出力が大きいタイプもあるため、定格出力や消費電力の高い家電も使用可能です。 

例えば上位モデルの「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」であれば、2042.8Whの容量に3,000Wの定格出力。拡張バッテリーを追加すれば最大24,000Whまで容量を広げることができます。エアコンや電子レンジなどの高出力の家電を始め、家中の家電を1日中使用することも可能です。停電時でも普段通りの生活が送れるでしょう。

★コンパクトで持ち運びも簡単!避難所でも使える

Jackery Solar Generatorは容量に合わせてさまざまなサイズを用意しています。具体的なサイズと重量は以下の通りです。 

重量

3.75㎏〜27.9㎏

サイズ

約230 x 155 x 167mm~約473×359×373 mm

 

小さいタイプはリュックに入るほどのコンパクトなサイズなので、避難先にも気軽に持ち運ぶことができます。大きなタイプでもキャスターが付いており、移動も楽々です。 

どのサイズを購入しても持ち運びが容易にできるよう設計されているため、急な災害で移動が必要な場合でもすぐに持ち出すことができるでしょう。

★折り畳みソーラーパネルで太陽光充電もできる!普段使いで節電にも

通常、ポータブル蓄電池は停電中に充電できません。そのため停電時にバッテリー残量が十分にあったとしても、減りを気にするあまり思うように使うことができない場合もあるでしょう。 

その点Jackery Solar Generatorであれば、ソーラーパネルがセットになって販売されています。太陽光発電が可能なため、停電が長引いても安心して使い続けられるのがポイントです。またJackeryのソーラーパネルは、業界最高レベルのエネルギー変換効率を実現。日照の少ない曇りの日でも効率的に発電できるのがメリットです。 

さらに設置工事もいらないので、ベランダや庭に広げるだけですぐに発電できます。折り畳み式のため、蓄電池と一緒に持ち運ぶことも可能です。庭やベランダなどに置いて普段から使用すれば、節電にもつながるでしょう。

★災害だけでなくアウトドアの趣味も充実する

持ち運びができるJackery Solar Generatorは、災害時以外の用途にも使えます。例えばキャンプではライトを使ってテント周辺を照らしたり、電気ケトルでお湯を沸かしたりすることが可能。釣りでは投光器を使えば魚をおびき寄せられるため、夜釣りが楽しめます。 

電源のない場所にポータブル蓄電池を持っていけば、アウトドアをより快適に楽しめるでしょう。「停電時の対策のためだけに蓄電池を買うのは抵抗がある」とお考えの人は、Jackery Solar Generatorを検討してみてください。

関連人気記事:停電対策はポータブル電源と発電機どちらがおすすめ?

5.停電時に活躍するソーラーパネル蓄電池のおすすめ3選

 

ここからは停電時におすすめのソーラーパネル蓄電池製品を3つ紹介します。

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

用途に合わせて最適な1台を見つけましょう。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット:停電中でも不自由なく生活したい人におすすめ

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは容量や出力が大きいハイスペックモデルです。バッテリーは大容量の2,042Wh・定格出力は3,000Wもあるため、家中の家電はほぼ動かすことができます。 

さらに拡張バッテリーを追加すれば最大12,000Whまで容量を増やすことが可能。照明や冷蔵庫など、外せない家電のみを稼働させれば数日間は持つでしょう。 

「停電時であっても家中の電気が使えるようにしたい」という人に最適な1台です。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット:コンパクトサイズだから避難所でも使える

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットはよりコンパクトなモデルです。1,264Whの容量と、2,000Wの定格出力を誇って、家中の電気はほぼ動かせるでしょう。 

さらに拡張バッテリーを使用すれば、最大5,000Whまで容量の拡張が可能。電子レンジや電気ケトルのような高出力な家電を使って、停電時でも温かい食事を楽しむことができます。 

コンパクトなサイズなので避難先やキャンプなど、どこでも持ち運びが可能です。暑い時期に扇風機を使ったり、寒い時期に電気毛布を使ったりすれば、過酷な環境でも快適に過ごせるでしょう。 

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、家・外問わずさまざまなシチュエーションで使いたい人におすすめです。

●Jackery Solar Generator 600 Plus ポータブル電源 ソーラーパネル セット:スマホの充電やライトの使用におすすめ

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットはコンパクトなサイズのモデル。サイズは約300x219x197mm、リュックに入れて持って行くことも可能です。 

定格出力は632Wh・容量は800Wで、スマホ(20W)約24回・ノートPC(80W)約5回の充電ができます。停電時であっても常にスマホやパソコンが使えれば最新の情報を入手することができるでしょう。LEDライト(5W)も約50時間使用できるので、停電時やキャンプ時の夜間の移動に便利です。 

さらに「緊急スピード充電」に対応しており、最短60分で充電できるため、充電し忘れてもすぐにフル充電できます。台風や大雪などで停電が予想される時にも活躍できるでしょう。

※緊急スピード充電は緊急時のみの使用を想定した機能です。 

デバイスの充電やライトの使用など、ちょっとした電気をいつでも使えるようにしたい人はJackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットを検討してみてください。

まとめ

 

停電時でもいくつかの条件をクリアすれば蓄電池は使えます。ただし避難先のような家以外の場所では使えないため、大きな災害時の停電対策であれば、持ち運びできるポータブル蓄電池がおすすめです。

Jackery Solar Generatorであればコンパクトなため好きな場所に持ち運べます。さらにソーラーパネルがセットになっており、太陽光発電が可能。停電が長引いても安心して電気を使い続けられるでしょう。 

停電対策にJackery Solar Generatorシリーズをぜひ検討してみてください。

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