台風によって換気扇が壊れた?強風や暴風雨時の正しい対処法をくわしく解説

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室内の空気の樹運管を良くし、いつでも快適な環境を整えるために欠かせない換気扇。その換気扇は屋外と繋がっている構造上、台風が接近してくると雨漏りや故障など思わぬ影響を受けてしまうことがあります。

 

今回の記事では、換気扇が故障してしまわないよう台風接近時の適切な換気扇対策についてくわしく解説します。また、賃貸マンションなどに配置されている24時間稼働する換気システムについても正しい台風対策をまとめていますので、ぜひ最後までじっくり読んでくださいね。

目次

1.台風襲来時は故障の原因となるため換気扇を止めておくのがベスト

 

換気扇は屋内にあるため台風とは関係ないと思われている方も少なくありません。しかし、台風接近時に使用していると、

「換気扇の中から変な音が聞こえる」

「換気扇がうるさい」

と感じたことはありませんか?換気扇は排気口を伝って屋外と繋がっているため、台風や強風の影響を強く受けてしまいます。知らずに使ってしまっていると、雨漏りや故障の原因になる可能性もあるため、この機会に台風接近時の換気扇の正しい対処法を知っておきましょう。 

結論から言えば、台風接近時は換気扇を使用しないのがベストです。換気扇を稼働させたままだとどうなるのか。換気扇を使用しないことで防げることをまとめています。

●換気扇を稼働させたままだと故障する原因に

台風襲来時でも換気扇をそのまま使い続けると、以下のような症状がおこる可能性があります。

・故障:通気口から強い風が入ってきて壊れる

・強風の侵入:外からのホコリや砂が排気口を伝って逆流してくる

・雨漏り:台風による大雨の影響で外の雨が中に入ってくる

台風が引き起こす強風は、換気扇の換気力より強いこともあり、逆流してくることもあります。そのため、排気口に溜まっていたチリやホコリなども逆流してくる可能性があります。また、強風の力に負けてしまうと換気扇のプロペラ部分の羽根が破損してしまうケースも珍しくありません。雨風の侵入は排気口に施されている防水コーティングの劣化を引き起こし、雨漏りに繋がることもあるため注意しましょう。

●横殴りの雨風の侵入を防ぐ

換気扇を停止させておくことで、台風による横殴りの雨風の侵入を防ぐことができます。最近では換気扇にシャッターが付いているものもあります。電動式シャッターであれば換気扇を停止させておけば、強制的にシャッターが閉まる仕組みになっているため、雨風の侵入を防げます。 

もし、シャッターが付いていない場合は、換気扇の屋外側に専用のカバーを取り付けておくと、雨風が屋内へ侵入しにくくなるのでおすすめです。

●強風による排気口からの逆流を防ぐ

換気扇の排気口を伝って風が逆流してくるのを防ぐことができ、その分排気口に溜まったチリやホコリが室内に逆流してくるのも防げます。万が一、強風が入り込んできたことを想定しフィルター部分を掃除しておくことも大切です。定期的なお手入れをしておきましょう。

2.台風接近時の換気扇周りの対策 

 

台風接近時の換気扇周りの対策

台風接近時、換気扇を動かしたままにしておくと、故障の原因につながってしまうことはおわかり頂けたかと思います。しかし、換気扇を停止させたら問題が解決するのかというと、実はそうではありません。換気扇を停める以外にも、台風対策としてやらなければならないことがあります。ここでは、換気扇を停止されること以外の換気扇周りの具体的な対策をくわしく解説します。

●排気口周りをビニールやテープでふさぐ

換気扇を停めても、強風の度合いによっては通気口を通って風は侵入してしまう可能性をゼロにすることはできません。換気扇は通気口で屋外と繋がっているため、この通気口を物理的に遮断する必要があります。 

シャッター付きの換気扇であればシャッターを占めれば問題ありません。シャッターがない換気扇だとビニールやテープで排気口周りをふさぐのも強風を遮断するひとつの方法です。ただ、閉めっぱなしにしておくと室内の湿度が上がってしまうため台風が過ぎ去ったあとは取り除くようにしましょう。

●排気口にシャッターを取り付けるのも効果的

排気口のシャッターは、後付けタイプも販売されています。シャッターがない場合は、後付け用の換気扇シャッターを取り付けるのも有効な方法です。ほかには、

・市販の換気扇カバーを取り付ける

・応急的な手段としてはベニア板やブルーシートを貼り着ける

などの手段も有効な方法です。風で飛ばされてしまわないようにしっかりと固定しておきましょう。

●換気扇は一時的に停止させる

換気扇を停めると、室内の空気の循環が悪くなり密閉状態と同じ状態になってしまいます。

台風接近時には換気扇を停止させることは故障を防ぐ手段として有効ですが、過ぎ去ったあとは稼働させるのを忘れないようにしましょう。台風接近時に部屋の湿度を抑えるには、

・部屋の広さに見合う除湿器を準備しておく

・サーキュレーターやエアコンを稼働させる

などの方法が効果的です。部屋の湿度は70%以上にならないよう気を配ることで、カビの発生&繁殖を防ぐことができます。

3.賃貸マンションの24時間換気システムも台風接近時に停めるべき?

 

24時間換気システム

賃貸マンションであれば、そのマンションに「24時間換気システム」が設置されていることがあるかと思います。台風接近時、このシステムは稼働させておいても大丈夫なのでしょうか。

ひょっとしたら、何気に利用していることもあり特に意識されていない方もいらっしゃるかもしれません。この「24時間換気システム」とはどんな設備なのか。台風接近時はこのシステムも停止させた方が良いのか、くわしく解説します。

●24時間換気システムとは

24時間換気システムとは、24時間機械で給気と排気を行うシステムのことです。室内の空気を常にキレイな状態で保つことを目的としていて、一般的に気密性の高い構造になっているマンションでは、自然に任せることなく機械によって常時換気を行うシステムが必要とされています。 

室外の空気は、外壁に面したリビングや寝室などの壁にある給気口から室内に取り入れられ、居室のドアの下にある隙間などから廊下を通り、浴室やトイレ、洗面所にある換気扇で室外に排出されるのが一般的です。

●大型台風接近時は24時間換気システムも一時的に停止させる

強風対策としてやっておきたいのは、各居室にある外気と室内内の空気を循環させる旧交を閉じ、24時間換気システムも一時停止させるのが望ましいです。雨風がひどいときは、排気口から風やホコリが吹き込むことがあるため、換気扇と同様にこのシステムも一時的に停止させておくようにしましょう。ただ、台風が過ぎ去って天候が回復したら、わすれずにシステムを作動させてください。

4.台風襲来時の換気扇周りの対策におけるよくある質問

 

台風襲来時の換気扇周りの対策におけるよくある質問

台風襲来時の換気扇周りでの異変について、わからないこと、よくある質問を集めました。同じような事象で気になっている場合は、この質問の回答を参考にしてみてください。

●換気扇が強風でうるさいのはなぜですか?

台風など強く風が吹くと、換気扇から「パタパタ」と音がすることがあります。この音の正体は、換気扇の背後にあるシャッターが強風に煽られていることが多いです。この音をなくしたい場合は、シャッターに消音テープを貼って固定するか、電動式シャッターに取り換えることで音はしなくなります。

●キッチンの換気扇をつけっぱなしにしたら壊れますか?

換気扇が正常に設置されていて、定期的なメンテナンスがきちんと行われている場合は、常時つけっぱなしでも通常の使用状況では壊れることは少ないです。ただ、換気扇にも寿命が存在します。設置して約10~15年ほど経っている場合は、劣化による故障の可能性があるので、新しい換気扇に取り換える必要があります。

●台風通過後にやっておくべきことは?

台風が通過したあと、換気扇周りの点検を行いましょう。プロペラ部分の羽根の破損や、排気口、フィルターなどをチェックしておき、破損個所を見つけたら修理する必要があります。また、換気扇を作動させてみて異音がないかも確認しておいた方が良いです。イオンがする場合は部品が破損している可能性があります。

5.台風の停電対策におすすめの非常用電源

 

台風の停電対策におすすめの非常用電源

台風の二次災害として困る被害で、「停電」があります。台風の影響による停電では、

・大雨による土砂崩れによって電信柱が倒れ電線が断線して起こる

・強風によって電線が煽られ切れてしまう

など、最悪復旧するのに数日を要する場合もあるため、台風対策を万全にするなら非常用電源を準備しておくことをおすすめします。非常用電源として考えるなら、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源が最適です。Jackery(ジャクリ)ポータブル電源が予備電源として向いている点は以下の通りです。

・手軽に持ち運びができ、スイッチ1つで稼働させられる

・AC100Vの家庭用電源以外にもUSBやDC12Vなど様々な機器に電力供給が可能

・予備電源として即座に稼働するEPSやUPS機能とパススルー機能を搭載している

などの点です。また、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載型モデルも販売しています。約4,000回充放電サイクル数の長寿命で自然放電率も5~10%と低いため、いざというときに即座に電力供給が可能な点が、Jackery(ジャクリ)製品をおすすめする理由です。 

以下に、上記の予備電源として最適な機能を持ち合わせたJackery(ジャクリ)製品をご紹介しています。台風対策を万全にしたい方は参考にして検討してみてください。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット

この製品の最大の魅力は、1000Wを超える電子レンジやホットプレートなどの高出力家電でも難なく稼働させることができ、ソーラーパネルによって停電時でも太陽光から充電が可能であること。予備電源に必要な性能、EPS機能も搭載しており台風による停電時での長期的な電力供給にも対応できるポータブル電源です。

●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット

軽量コンパクト設計なので、最悪避難が必要になったときでも持ち出すことができる手軽に使えて高出力家電も稼働可能なバランスの取れたポータブル電源です。

最大3個のバッテリーパックも増設が可能で5kWhまでの拡張も可能だから、必要な電力を増やすことも可能。台風災害だけでなく地震災害などにも幅広く使える製品です。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

1000Whクラスなのに重さ約10.8kgと最軽量に成功した最新モデル。そこに従来モデルよりも約50%の発電力をアップさせた最新ソーラーパネルがセットになっているので、台風災害時の停電発生時に電気を使いたい場所に手軽に持ち運びができ、もし使い切ったとしても太陽光から充電もできる製品です。 

まとめ:台風接近時は換気扇を停止させて故障を予防するのがベスト

 

今回の記事では、台風接近時での換気扇はどうしておくべきかについてくわしくまとめました。

ひょっとしたら、台風接近時の対応で、換気扇についてはあまり意識していなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

換気扇は、室内の空気を入れ替える大切な役割を持っています。もし換気扇が故障して使えなくなってしまえば、室内は湿度調整がうまくいかず居心地が悪くなり、最悪カビを発生させてしまう要因にもなってしまいます。台風接近時は換気扇を停止させておきましょう。また、換気扇を故障させることなく対処するためにも、正しい使い方は知っておき定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。

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