キャンプで本格焼き鳥!仕込み・網焼きのやり方やおすすめの焼き鳥台も紹介

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キャンプならではの料理といえば、焼き鳥が挙げられます。炭火でじっくり焼き上げた焼き鳥は、まさに絶品。前日に串打ちをしておき、当日は焼くだけで完成します。鳥の部位や味付けを変えることで、自由にアレンジが加えられるのも魅力です。

 

本記事では、キャンプ料理に最適な焼き鳥の焼き方について解説します。美味しく焼くためのコツやおすすめの焼き鳥台も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
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1.【キャンプ前日】焼き鳥に必要な仕込み

 

キャンプ当日は、すぐに出発の時間になってしまうので、前日に仕込みをしておくのがおすすめです。前日に仕込みをしておくと、当日は焼くだけで焼き鳥が完成したり、タレがじっくり染み込んでいたりといったメリットもあります。 

それでは、キャンプ前日に必要な焼き鳥の仕込みを見ていきましょう。

●食材を一口サイズに切る

以下のような食材を準備し、一口大に切っていきます。鶏肉だけでは味気ないので、野菜も欠かせません。変わり種となるえんがわや手羽先といった部位もおすすめです! 

種類

食材

鶏肉、豚肉、牛肉

野菜

ネギ、玉ねぎ、ピーマン、ししとう、アスパラガス、ミニトマト

キノコ

しいたけ、エリンギ

焼き鳥用の鶏肉の切り方は、以下のとおりです。

1.皮目を下にしてまな板の上に置く

2.余分な脂身や筋を取り除く

3.縦半分に切った後、大きさを揃えて一口大に切る 

切り終わった食材は、混ざらないように分けておきましょう。

●部位に応じた下処理を行う

鶏の部位によっては、下処理が必要になる場合があります。一度覚えておくと、家庭料理にも生かせるので、この機会にマスターしましょう! 

<鶏レバー> 

1.ハツに膜が張っている場合は取り除く

2.ハツを包丁で切り離す

3.脂肪の部分を切り離す

4.縦割りにして、中に溜まった血を取り除く

5.レバー・ハツを牛乳に浸し、冷蔵庫に一晩寝かす

 <砂肝> 

1.白い筋を包丁で取り除く

2.黄色い脂肪を取り除く

●つくねを作る

焼き鳥につくねは外せない!という方も多いのではないでしょうか?つくねは意外と簡単にできてしまうので、ぜひキャンプの焼き鳥にも加えてみてください。 

■材料

食材

分量

鶏挽き肉

200g

長ねぎ

大さじ2

大さじ1

醤油

小さじ1/2

生姜汁

小さじ1/2

 塩

少々

 鶏軟骨

80g

■作り方

1.鶏軟骨と長ネギをみじん切りにする

2.ボウルに軟骨以外の材料を全て入れて、手で混ぜる

3.粘りが出たら軟骨を加えて混ぜる

●串打ちを行う

それでは、仕込みの仕上げに入っていきます。準備した食材を串打ちしていきましょう。指を傷付けないように、ゴム手袋をして作業するのがおすすめです。 

串打ちを上手に行うためのポイントを紹介します。

・小さめのものから刺していく

・大きくて刺しづらいものは折り曲げて刺す

・皮が付いている場合は先に皮から刺す

・筋が多い部位は端から刺し始めて、折り曲げて刺す 

まな板の上に並べた状態で刺していくことで、安定感を保てます。つくねは、串を包み込むように形作っていきますが、上手くつかない場合は軽く茹でてから付けると簡単です。

●タレを作る

せっかくなら焼き鳥のタレも自家製にしてみませんか?あなた好みの味に仕上げて、完全オリジナルの焼き鳥を完成させてください!

■材料

食材

分量

醤油

大さじ3

大さじ3

みりん

大さじ3

砂糖

大さじ1

■作り方

1.タレの調味料を鍋に入れて、中火で煮立たせる

2.弱火にして半量になるまで煮詰める 

作ったタレは当日使うので、必要量だけ小分けにして冷蔵庫で保存しておきましょう。

●冷凍庫で凍らせる

下準備が完了した串は、ジッパー付きの袋に入れて、冷凍庫に保存しておきます。当日焼く際には解凍された状態である必要がありますが、キャンプの道中や料理を作るまでに炎天下にさらされると傷む恐れがあるため、冷凍庫で凍らせておくのが望ましいです。

2.キャンプの焼き鳥に欠かせない部位3選

 

焼き鳥の部位には、数多くの種類があります。いざ焼き鳥をしてみて「あの部位があったら良かった...」とならないように、事前に食べたい部位を選定しておきましょう。キャンプの焼き鳥に最低限必要なおすすめの部位は、以下のとおりです。

●鶏モモ

鶏モモ

出典:国産焼き鳥の通販 ・お取り寄せの大黒堂 

焼き鳥の定番である鶏モモ。足の付け根の部位です。ほどよい脂と弾力で、お酒が進むこと間違いありません。塩で食べてもタレで食べても美味しいです。バリエーションを出すために「ねぎま」も用意しておくとよいでしょう。

●豚バラ

豚バラ

出典:メシ通 

鶏以外の肉を使った焼き鳥に外せないのが、豚バラです。豚のばら肉を使用しています。甘い脂のジューシーな味わいがたまりません。塩と一味唐辛子を振って、召し上がりましょう。豚のバラ肉は脂が多いので、焦げやすい部位でもあります。脂が全部抜けてしまわないように、焼き過ぎに注意してください。

●鶏皮

鶏皮

出典:クラシル 

おつまみにも最適な鶏皮。鶏の首やもも、むねにある皮を使っています。しっかり焼くとパリパリの食感、軽く炙るとモチモチの食感に仕上がります。 

コラーゲンやナイアシン、ビタミンKといった豊富な栄養素が詰まっているので、健康志向な方にもおすすめです。鶏皮は、鮮度が落ちた白いものよりも、みずみずしさがある黄色みを帯びたものを選びましょう。

3.【キャンプ当日】美味しい焼き鳥の焼き方

 

前日に仕込んだ材料をクーラーボックスに入れ、いよいよキャンプに出発です。キャンプ場では、以下の流れに従って焼き鳥を焼くことで、美味しく仕上がりますよ。

●食材を解凍する

部分的に焼きムラができないよう、食材は自然解凍が望ましいです。クーラーボックスに入れてから焼き鳥を焼き始めるまでに、十分な時間が空いていれば、食材は解凍できているでしょう。ここで気を付けなければならないポイントは、以下の2つです。

・気温の高い夏場に常温解凍はしない

・一度解凍した食材を再冷凍しない 

食材が解凍しきっていないからといって、炎天下の中に置いておくと、食中毒の危険が高まります。反対に、既に解凍していて、使用するまでに時間があるからといって、再冷凍するのは控えましょう。冷凍と解凍を繰り返すたびにお肉は傷んでしまいます。

●塩をかける

十分に解凍できたら、焼く直前に塩を全体にかけましょう。塩をかけるのが早すぎると、肉が硬くなる恐れがあるので、注意してください。先端には塩を強めに振っておくことで、先に食べ始めた先端の肉の塩が最後まで口に残って、塩のバランスが均等になります。

●炭火で焼く

それでは、いよいよ炭火で食材を焼いていきましょう。炭火は表面を焦がさずにパリッと焼けて、中はふっくらに仕上げてくれます。網焼きの場合、肉が網に引っ付きやすいので、脂が多いぼんじりや豚バラなどから焼いていくのがおすすめです。

最後にタレを付けて食べようと考えている場合は、この段階でもタレを表面に塗ってから焼いておくと、二度漬けすることになり、さらに香ばしさが上がります。

●タレを付けて完成!

両面に焦げ目がついて焼きあがったら、タレを塗って完成です!手にタレが付かないよう、100円ショップなどでハケを買っておくと重宝します。洗い物を最小限にしたい場合は、細長いボトルにタレを入れておき、串を下まで付ける方法も楽でおすすめです。

味変がしたい場合には、アウトドアスパイスをふりかけましょう。黒瀬スパイスやほりにしスパイスなど、キャンプ料理を美味しく仕上げられる万能スパイスが多く販売されています。

4.キャンプで使うおすすめの焼き鳥台

 

せっかくキャンプで焼き鳥をするなら、本格的な焼き鳥台が欲しくなりますよね。フライパンの上でも焼けますが、アウトドアの雰囲気が出ません。キャンプで使う焼き鳥台には、以下のような種類があります。あなた好みの1台を揃えておきましょう。

●電気式グリル

電気式グリル

出典:ロゴスショップ公式オンライン 

火を使わずに電気だけで本格的な焼き鳥が作れるアイテムが、電気式グリルです。電源サイトのコンセントやポータブル電源から電気を供給し、ボタン一つで温度を調節できます。 

1時間当たりの電気代は約43円なので、ガスボンベや炭よりも低コストです。煙が少ないので、キャンプだけでなく、自宅の庭でも焼き鳥やバーベキューができます。

●バーベキューグリル

バーベキューグリル

出典:アウトドアお役立ち情報 

本格的な網焼きがしたい方には、バーベキューグリルがおすすめです。焼き鳥だけでなく、バーベキューにも使用でき、数多くの種類が発売されています。焼き鳥専用のグリルが欲しいという方は、卓上ミニグリルを選ぶとよいでしょう。 

バーベキューグリルの選び方として、材質も重要です。スチール製はお手頃価格で購入できる上に、品揃えが多いですが、耐久性には劣ります。これから長く使い続けたいという方は、価格は比較的高めですが、耐久性に優れたアルミ製が最適です。

●カセットコンロ

カセットコンロ

出典:Amazon 

燃料にカセットボンベを使うタイプの焼き鳥台です。放射される輻射熱でムラなく、美味しい焼き鳥が出来上がります。火起こしの手間がいらず、つまみを回すだけで点火できるので、手軽に焼き鳥が作りたい方におすすめです。

5.キャンプの快適性を向上させるおすすめのポータブル電源3選

 

ポータブル電源

焼き鳥などのキャンプ料理を快適に調理するためには、ポータブル電源があると便利です。ポータブル電源とは、モバイルバッテリーを超える大量の電気を蓄え、コンセントがないアウトドアでも電化製品に給電できる機器を指します。 

キャンプにポータブル電源があるメリットは、以下のとおりです。

・電気式グリルを稼働させて、手軽に焼き鳥が作れる

・電気ケトルや炊飯器、電子レンジで簡単に調理が行える

・扇風機や電気毛布を使い、快適な気温で調理や食事が行える

・車載冷蔵庫で焼き鳥に使う食材を保存しておける

・レシピを調べるためのスマホを常にフル充電にしておける

・LEDランタンで調理している手元を照らせる 

キャンプで使用するポータブル電源は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery製品がおすすめです。Jackery製品は、高い耐久性と安全機能、静音設計などを備えているため、アウトドアでも安心して使用できます。 

キャンプに最適なJackeryのポータブル電源は、以下のとおりです。 

●Jackery ポータブル電源 300 plus 

低容量モデルである容量288Wh、定格出力300Wのポータブル電源です。リュックに入るコンパクトサイズなので、最小限の荷物でキャンプがしたい方に向いています。 

耐衝撃性とUL94-V0の耐火性に優れているので、炎天下でのキャンプにも使用できます。料理をしたり、焚き火を眺めたりしながら、スマホ一つで遠隔操作できるのも魅力です。

●Jackery ポータブル電源 600 plus 

軽量かつコンパクトな容量632Wh、定格出力800Wのポータブル電源です。持ち運びやすいので、駐車場からサイトまで距離があっても問題ありません。緊急充電モードを使用すれば、最短1時間で満充電が可能です。 

中容量モデルのため、ソロキャンプやデイキャンプで電化製品を使って手軽に料理がしたい方におすすめです。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、これから10年以上もアウトドアシーンで活躍してくれることでしょう。 

●Jackery ポータブル電源 1000 Plus 

Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、定格出力2000W/電気容量1264Whという大容量・高出力の機種です。AC出力やUSB出力、シガーソケット出力などの計8つのポートから、電気式グリルや冷暖房機器などを同時に稼働させられます。 

最大5kWhまで容量を拡張できるので、複数人でのキャンプや、宿泊を伴うキャンプに最適です。合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載しているので、子供や女性でも安心して使用できるでしょう。

まとめ|キャンプで食べる焼き鳥は絶品!

 

お酒のお供に最高な焼き鳥。前日に仕込みを行っておくことで、当日は焼くだけで焼き鳥が完成します。美味しく焼くためには、食材を自然解凍するようにしましょう。 

この記事で紹介した作り方を参考に、ぜひキャンプに焼き鳥を取り入れてみてください。

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