ビーチキャンプの注意点や必需品は?ポータブル電源の活用例も紹介
暑い夏におすすめのアウトドアの1つが、「ビーチキャンプ」です。ビーチキャンプでは、キャンプと海遊びの両方を、一度に思う存分楽しめます。
ただし、ビーチキャンプには、ふつうのキャンプにはない注意点もあります。そのなかの1つが、テント内などで、電化製品を使えないことです。
しかし、ポータブル電源があれば、ビーチ上に張ったテント内でも、電化製品の使用が可能になります。
今回は、ビーチキャンプの魅力や注意点、必需品やポータブル電源の活用例から、おすすめの海沿いキャンプ場についてまで、紹介していきます。
ビーチキャンプとは?ビーチキャンプでできること
ビーチキャンプとは、海辺にテントを張って行うキャンプのことです。
キャンプ場のなかには、海のすぐ近くにあるものや、砂浜のキャンプサイトがあるところもあります。
こうしたキャンプ場では、キャンプだけでなく、海で泳いだり、主に以下のマリンアクティビティを楽しんだりできます。
- 釣り
- サーフィン
- SUP(スタンドアップパドルボード)
- ダイビング
- スノーケリング
- シーカヤック
※遊べるマリンアクティビティの種類は、近隣の海水浴場などによっても異なります
このほか、海辺でバーベキューやキャンプファイヤーをしたり、海辺から日の出や夕日が見られたりするのも、ビーチキャンプの醍醐味です。
ビーチキャンプでは強風と日差しに要注意
①テントが風で飛ばされないよう注意
砂浜のキャンプサイトでテント泊をする場合は、突風に注意しましょう。
多くの場合、昼は海側から、夜は山側から風が吹きます。テントの出入り口が、海側か山側のどちらかを向いていると、風が吹いてきたときに、テントに砂が入ってきたり、テントが飛ばされたりする危険があります。これを防ぐためにも、テントの出入り口は、海岸線と平行になるように設置しましょう。
また、砂浜でのテント泊では、ペグを砂浜に刺すことになるため、通常のキャンプと比べて、ペグが抜けやすくなっています。砂浜では、砂地用の「サンドペグ」を使ってテントを固定したうえで、ペグの上に砂をかぶせて、埋めてしまいましょう。
こうすることで、ペグが抜けてしまうのを防ぎやすくなります。
海沿いのキャンプ場でも、土や芝生など、ふつうの地面の上にテントを張る場合は、上記の対策は必要ありません。
②日焼けや熱中症に注意
ビーチは日差しが強く、日陰もないため、日焼けや熱中症の対策は欠かせません。
日焼けや熱中症対策に必要なアイテムについては、説明します。
用途 |
アイテム |
宿泊 |
テント ペグ(砂浜ではサンドペグ) |
休憩 |
ビーチテントorタープ ビーチマット(ビーチタオル) |
アクティビティ |
水着 サンダルorマリンシューズ 着替え タオル |
日焼け対策 |
ラッシュガードor上着 ハット 日焼け止め |
熱中症対策 |
クーラーボックスorウォータージャグ |
砂浜サイトでキャンプをする場合は、突風対策に、テントは背の低いタイプや、メッシュ生地など風通しの良いタイプを選ぶのをおすすめします。砂浜にテントを張るなら、サンドペグを使用しましょう。
ビーチで休憩する際には、日差しを避けるため、「ビーチテント」か「タープ」を持参しましょう。ビーチテントやタープの下には、ビーチマットを敷けば、座ったり横になったりして休めます。
砂浜の上は暑いため、サンダルは必須ですが、砂浜の上だけでなく、海の中にもそのまま入れる「マリンシューズ」で代用するのもおすすめです。
日焼け対策には
長袖のラッシュガードか上着、頭から首周辺までを守るハット、日焼け止めなどが有効です。
熱中症対策には
水分補給が欠かせません、飲み物を入れるクーラーボックスか、「ウォータージャグ」をもっていきましょう。ウォータージャグは、水を入れられる大きめの容器で、つまみをひねったり、ボタンを押したりすることで、中の水を注げます。
他の持ち物については、通常のキャンプと変わりません。
ビーチキャンプにポータブル電源を持っていこう
ビーチキャンプには、ポータブル電源を持っていくと便利です。ポータブル電源とは、持ち運びのできる電源(コンセント)であり、蓄電池でもあります。
ポータブル電源は、自宅のコンセントなどから充電でき、コンセントを挿すことで、ためた電気を利用して、電化製品を動かせます。
近年では、AC(コンセント)電源が使える「電源サイト」のあるキャンプ場も増えてきましたが、これは地面が芝生や土などのサイトの話です。地面が砂浜のサイトでは、電源サイトは一般的ではありません。ポータブル電源があれば、砂浜サイトでも、テント内で電化製品が使えます。
また、ポータブル電源の充電方法は、コンセントだけではありません。車のシガーソケットからも充電できるほか、ソーラーパネルがあれば、太陽光による充電も可能です。
ビーチキャンプにポータブル電源を持っていくときの注意点
ビーチでポータブル電源やソーラーパネルを使用する際は、以下の3点に注意しましょう。
- 水濡れ
- 高温
- 突風
多くのポータブル電源は、完全防水ではありません。海に沈めるのはもちろん、海水で濡れたラッシュガードやタオルなどを上に置いたりしないよう、注意しましょう。
砂浜の上は、温度が高くなっています。ポータブル電源やソーラーパネルは、熱い砂浜の上に直接置かず、ビーチマットの上などに置くようにしましょう。
また、ポータブル電源をソーラーパネルで充電する場合は、風で飛ばされないように注意しましょう。ポータブル電源は重量があるため、飛ばされる心配はありませんが、ソーラーパネルは薄い形状であるため、強風で飛ばされてしまう危険があります。
風が強いときは使用を控えるのはもちろん、突風が吹いても飛ばされないように、ポータブル電源とソーラーパネルをロープで結んでおくなどして、対策するといいでしょう。
ビーチキャンプでのポータブル電源の活用例
ビーチキャンプにポータブル電源を持っていけば、ビーチの上やテントの中で、様々な電化製品を使えます。ここでは、ビーチキャンプでのポータブル電源の活用例について、紹介していきます。
①電気式のバーベキューコンロを使って海辺でバーベキュー
ビーチキャンプといえば、海辺でのバーベキューを連想する方も多いでしょう。
バーベキューにはバーベキューコンロが必要ですが、これには以下3タイプがあります。
- 炭火式
- ガス式
- 電気式
このうち、「炭火式」と「ガス式」では火を使いますが、突風が吹くこともある海辺では、危険も伴います。その点、電気式であれば、火を使わずに済むため、より安心してバーベキューが楽しめます。
ポータブル電源があれば、電気式のバーベキューコンロも、使用可能です。
②扇風機を使ってテント内で涼む
ビーチキャンプでは、気温の高さにも注意しなければなりません。
暑いビーチの上で、役立つ電化製品が、扇風機です。
ポータブル電源に扇風機をつないで、テントやビーチテントの中に置いておけば、暑いと感じたときに、いつでも涼みながら休憩できます。
おすすめの海沿いキャンプ場3選
国内には、すぐ近くに海があるキャンプ場もたくさんあります。
そのなかでも、おすすめのキャンプ場は、以下の3箇所です。
ここでは、それぞれのキャンプ場について、紹介していきましょう。
①【茨城県】大洗サンビーチキャンプ場
画像出典:大洗サンビーチキャンプ場
「大洗サンビーチキャンプ場」は、東京から車で約1時間30分と、好アクセスな場所にある、ビーチ沿いのキャンプ場です。
キャンプ場から「大洗サンビーチ」までは、たった徒歩5分でいけます。
キャンプ場内の1区画には、「海が見えるエリア」があるので、海を身近に感じたいなら、こちらの区画がおすすめです。
また、キャンプ場内に併設されている「大洗海の大学」では、様々なアクティビティ体験が実施されています。
ヨットクルージング体験を通年行っているほか、夏はボディボード体験、秋は漁業体験など、季節ごとのイベントが楽しめます。
②【千葉県】九十九里浜シーサイドオートキャンプ場
「九十九里浜シーサイドオートキャンプ場」は、千葉県九十九里浜の海岸沿いにある、オートキャンプ場です。
砂浜のサイトはありませんが、キャンプ場から海までは、たった100メートルしか離れていません。
目の前の海は遊泳禁止となっているものの、近辺には海水浴場が点在しています。
海水浴場は、車で数分程度の距離にあり、駐車料金もかからないので、キャンプ場を拠点にして、海水浴が楽しめます。
③【兵庫県】弁天浜キャンプ場
画像出典:弁天浜キャンプ場
「弁天浜キャンプ場」は、兵庫県豊岡市の竹野浜にあるキャンプ場です。
兵庫県の水質調査で最高ランクを獲得した、透明度の高い海に面しているのが特徴です。
キャンプ場内には、「砂浜区画サイト」や、ウッドデッキの上にテントを張れる「ビーチサイドデッキ」があり、どちらも海のすぐ目の前にあります。
近隣には「竹野浜海水浴場」があり、カヌーやダイビングなどのアクティビティも楽しめます。
まとめ
せっかく海沿いでキャンプをするのなら、砂浜の上でテント泊をしたいという方も多いはずです。
地面が芝生や土のサイトなら、電源サイトもありますが、砂浜のサイトでは、電源サイトは一般的ではありません。
ポータブル電源があれば、砂浜のサイトでも、電化製品の使用が可能です。
本格的なビーチキャンプをしたうえで、電化製品を使って、快適かつ便利に過ごしたいという方は、ぜひポータブル電源の使用を検討してみてはどうでしょうか。
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