ワイルドで自由な旅を!キャンプツーリングの魅力
バイクでキャンプに行くキャンプツーリング。移動手段をバイクにするだけで、家を出た瞬間から家に帰宅するまで楽しさが持続します。キャンプツーリングの主な魅力は、以下のとおりです。
・道中の風を切る爽快感が、気分を高揚させる
・バイクの小回りの良さから、好きな場所に自由に立ち寄れる
・車よりも道中の五感への刺激が強く、思い出に残る
・他のライダーやキャンパーから声をかけられることがある
キャンプツーリングはまさに最高の旅と言っても過言ではありません。キャンプツーリングに最適な季節は、春や秋です。真夏や真冬のキャンプでは、気温対策のためのグッズが必要になったり、バイクの走行中のストレスが多かったりするので、避けた方が良いでしょう。
キャンプツーリングに最低限必要な持ち物6選
キャンプツーリングでは、キャンプとバイクのどちらをメインにするかによって、必要な道具が異なります。キャンプをメインにする場合は、キャンプ場での滞在時間が長いので、必要な道具も多くなるでしょう。一方で、バイクがメインの場合は、宿泊道具のみで十分です。何れの場合においても、以下のような持ち物が最低限必要になります。
テント
衣住空間となるテントは、キャンプツーリングに欠かせません。バイクに積めるサイズは決して大きくないので、軽量かつコンパクトに折りたためることが重要です。キャンプ道具を最小限にする場合は、荷物を置くスペースを考慮しなくてよいので、一人用のテントで十分でしょう。今後、バイクツーリングで持参するキャンプ道具を増やしていきたい場合には、2〜3人用を選んでおくと買い足す必要がなくなります。
寝袋
寝具である寝袋も、コンパクトさが肝になります。寝袋の重量やサイズは、行く時期によっても異なるのが特徴です。冬の時期に行くとなると、どうしても大きめの寝袋が必要になるので、気温対策が不要な春や秋を選びましょう。
以下のようなポイントを抑えて、寝袋を購入するのがおすすめです。
・ダウンの充填量が350~850g
・持ち運びしやすいマミー型
・足先から頭まですっぽり入るサイズ
寝袋にはマミー型と封筒型があり、マミー型の方が軽量かつコンパクトに収納できます。しかし、夏場などの暑い時期にはマミー型だと暑すぎる可能性があるので、軽量かつコンパクトの封筒型タイプを探してみるのも良いでしょう。
マット
就寝時に地面からの影響を抑えるために、マットは必ず必要です。マットには多くの種類がありますが、バイクツーリングにはエアマットが向いています。エアマットは、手動や電動で空気を入れて膨らませるマットです。空気が入っていない時はコンパクトに収納できる上に、軽量なので、バイクの集積スペースを節約できます。
シートバッグ
バイクに荷物を積載するためには、シートバッグが必要です。バイクにリアキャリアが付いている場合は、安定感の高いリアボックスを選ぶのも良いでしょう。キャンプツーリングで選ぶシートバッグは、25L以上あると安心です。サイドバッグも装着すると、レインコートや財布などがすぐに取り出せます。
レインウェア
雨天時に安全に走行するためにレインウェアの着用は、必要です。バイク用のレインウェアには、上下が分かれたスーツタイプと、羽織るだけのコートタイプがあります。キャンプツーリングでは、長時間の走行が予想されるので、浸水をより防げるスーツタイプがおすすめです。浸水しやすいお尻の部分の防水性にも気を付けましょう。
ポータブル電源
キャンプツーリングにポータブル電源があると、道中やキャンプ場での快適性が向上します。ポータブル電源とは、大量の電気を内部に蓄え、キャンプ場などのコンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。
キャンプツーリングにポータブル電源があると、以下のような場面で活躍します。
・バイクのメンテナンスをする際に、電動工具が使える
・道中の休憩時にスマホをフル充電にできる
・就寝時に使用するエアマットに、電動ポンプで高速で空気を送り込める
・キャンプ場で電気毛布や扇風機を使い、簡単に気温対策が行える
・電気ケトルなどの小型の調理家電を使い、手軽に加熱調理が行える
ポータブル電源は、自宅での防災対策や節電対策、釣りや車中泊、登山といったアウトドアなど、キャンプツーリング以外の用途でも大活躍するアイテムなので、一台持っておくと重宝すること間違いありません。
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キャンプツーリングにあると便利な持ち物
楽しみにしていたキャンプツーリングを最高の思い出にするために、以下のようなアイテムもあると便利です。キャンプ場でレンタルしようにも、取り扱いがない場合が多いので、一つ持っておくと良いでしょう。
LEDランタン
夜のキャンプ場の灯りには、LEDランタンがおすすめです。アウトドアの雰囲気が演出できる上に、ポータブル電源があると燃料切れにも困りません。以下のようなポイントを抑えて、LEDランタンを選んでみてください。
・サイト全体を照らせる1000ルーメン以上の明るさを持つ
・シーンに合わせて色調を調節できる
・7時間以上連続で点灯できる
コット
組み立て式の簡易ベッドがあれば、寝袋やマットは必ずしも必要ではなくなります。コットがあることで、地面からの影響を全く受けなくなり、コットの下には荷物を収納することも可能です。2kg以下の軽量タイプや、折りたたんで50cm以下のコンパクトになるタイプもあるので、バイクへの積載に向いている商品を選んでみてください。
焚き火台
キャンプの醍醐味ともいえる焚き火は、バイクツーリングにも取り入れたいですよね。バイクツーリングで使用する焚き火台は、軽量かつ巻いてコンパクトに収納できるメッシュタイプがおすすめです。設営方法も簡単なので、着いてすぐに焚き火が始められます。
初心者必見!キャンプツーリングの安全な積載方法とは
キャンプツーリングでは、キャンプ道具をどのように積載するかが肝心です。誤った積み方をしていれば、走行中に荷物が落ちて、事故にも繋がりかねません。キャンプツーリングの安全な積載方法は、以下のとおりです。
シートバッグ荷室に隙間なく詰める
キャンプ道具が多くなると、シートバッグの上やサイドバッグにも積載する必要が出てきますが、できるだけシートバッグの荷室に入れ切るのが重要です。シートバッグは最も安定感があるスペースなので、重たい物から順に積めるようにしましょう。
荷室上に大きいものから順に挟む
シートバッグに入りきらないサイズの大きな物は、荷室の上の蓋下に重たい物から順に挟みます。折り畳みのコットや椅子、マットなどが該当するでしょう。走行中に滑り落ちる危険もあるので、ネットで包んだ上でカラビナを通してシートバッグに固定しておくと安全です。
荷室の上にも荷物が溢れかえるようであれば、無理に持っていくことはおすすめできません。キャンプ場のレンタル品も上手く活用し、できるだけ最小限の荷物になるよう、工夫してください。
サイドバッグは空けておく
臨機応変に対応できるよう、サイドバッグには余白を作っておくのが望ましいです。キャンプ料理で使用する食材や、足りなくなった薪など、荷物が増える可能性があります。また、レインウェアや財布、着替えなどは、すぐに取り出せるサイドバッグに入れておくのが良いでしょう。
キャンプツーリングで心得ておくべき3つの注意点
思いつきでキャンプツーリングを行うと、アクシデントに見舞われるリスクが高まります。以下のような注意点を守った上で、安全かつ快適にキャンプツーリングを楽しみましょう。
持参する持ち物は最低限に抑える
キャンプツーリング初心者は、できるだけ荷物を最小限にしてください。荷物を最小限にすることで、走行中の転落リスクを下げられます。向かう前に積載を万全にしていたとしても、撤収時には荷物が多いと慌てて乱雑に収納してしまう可能性もあります。
まずは、最低限の荷物から始めてみて、慣れてきたら徐々に増やしていくのがおすすめです。荷物は少なければ少ないほど、自由度が上がります。
突然の悪天候に備えた雨対策を行う
車と違い、バイクでは体がむき出しになっているので、雨の影響を直接受けます。雨対策を行うことで、体の冷えを防ぎましょう。以下の雨対策アイテムがあると便利です。
・防水機能のあるライディングウェア
・シューズカバー
・レイングローブ
・レインウェア
雨が降っているとスリップする危険が高まりますので、チェックイン時刻が迫っていたとしても、焦らずに徐行運転するようにしてください。
適度に休憩をはさむ
キャンプでは疲れが溜まりやすいので、帰路は特に、適度に休憩を挟むことが重要です。普段のキャンプとは違い、バイクの走行でも多くの神経を使っています。休憩する時間間隔や走行距離をあらかじめ決めておくと良いでしょう。
快適なキャンプツーリングを実現するポータブル電源
快適なキャンプツーリングを実現するための必需品「ポータブル電源」。キャンプツーリングで使用するポータブル電源は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇るJackery製がおすすめです。
Jackeryのポータブル電源は、キャンプツーリングに最適なコンパクトかつ軽量設計に加えて、複数の安全認証を取得した高い耐久性と安全性を備えています。バッテリー容量の種類も豊富に取り揃えられているので、キャンプツーリングだけでなく、車中泊や普段のキャンプ、自宅での防災対策など、用途に応じて選べるのも魅力です。
Jackeryのポータブル電源の中でも、キャンプツーリングにおすすめな機種を紹介します。
Jackery ポータブル電源 240
軽量かつコンパクト設計なので、シートバッグの容量を圧迫しません。スマホを約14回もフル充電できるので、行きと帰りの道中のナビ代わりにもなります。キャンプ場に着いたら、電気毛布や扇風機を稼働させ、快適な気温で過ごせます。
ACコンセントは1口、USB-Aが2口、シガーソケットを1口搭載しているので、同時に4台まで給電可能です。比較的安価で購入できるので、キャンプツーリング初心者にもおすすめの機種と言えるでしょう。
Jackery ポータブル電源 300 Plus
288Whの容量かつ最大300Wの定格出力を備えているので、「Jackery ポータブル電源 240」よりも同時に稼働させられる家電の幅が広がります。スマホを充電しながら、電気工具を使ったメンテナンスや、扇風機・電気毛布の使用も可能です。
リュックに入るコンパクトサイズなので、シートバッグに入れやすく、走行中の転落の心配もいりません。専用のアプリを使うと、シートバッグから出さずにスマホで操作できます。独自のChargeShield技術により、バイクに乗る前の2時間で高速充電が可能です。
初めてのキャンプツーリングによくあるご質問
本来はどちらもメインになりえるバイクとキャンプ。それらを同時に行う場合、安全に終えられるか不安に思う方も多いでしょう。初めてのキャンプツーリングで、よくある質問と回答をまとめました。
キャンプツーリングにおすすめのバイクはありますか?
どんなバイクでも、キャンプツーリングに向いているわけではありません。キャンプツーリングを頻繁に行う予定で、まだバイクを持っていない方は、以下のような観点でバイクを選ぶのがおすすめです。
・シートバッグを載せられる十分なスペースがある
・一度の燃料補給で走れる航続距離が長い
・走破性が良く、オフロードも難なく走れる
ランニングコストをできるだけ抑えたい方は、排気量250cc以下が良いでしょう。連泊する場合により多くの積載量を求める方は、251cc~400ccが望ましいです。
キャンプツーリングにおすすめのバッグは何リットル?
荷物を積載するためのシートバッグは、最低でも25L以上は欲しいところです。入りきらずに、シートバッグの上に括りつけるくらいなら、初めから大容量のものを買っておくと良いでしょう。サイドバッグに入りきらない程の食材や、道中でのお土産など、途中でシートバッグに入れる荷物が増える可能性もあるので、スペースに余裕があるくらいが丁度良いです。
まとめ|キャンプツーリングで濃厚な旅を楽しもう
身軽な装備を携えて、キャンプ場へとバイクで駆り出すキャンプツーリング。ワイルドな旅を実現できるので、キャンパーやライダーの憧れと言えるでしょう。走行中の安全を第一に考え、荷物は最小限にして、できるだけシートバッグに収めるのが望ましいです。
この記事で紹介したアイテムを揃えて、あなただけのキャンプツーリングを楽しんでください。
ご参考になるブログサイト:最新バイク情報更新!MotoConnect(モトコネクト)
「バイクと人を繋げる」「ライダーのバイクライフを豊かにする」 バイク情報Webメディア。バイク用品レビューや地元民がお進めするツーリングスポットなどバイクライフがもっと楽しくなる情報を発信中です。
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