外仕事や工事現場におすすめの熱中症対策グッズ10選!作業着の選び方も解説

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外仕事や工事現場におすすめの熱中症対策グッズ10選!作業着の選び方も解説

野外作業が多い職種の方は、熱中症対策グッズを活用することで、現場における安全性を確保できます。万が一熱中症にかかってしまうと、意識障害を起こしたり、多臓器不全になったりと、最悪の場合は死に至る危険もあるのです。

 

この記事では、現場で使える熱中症対策グッズを紹介します。グッズを使わずにできる対策や作業着の選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

工事現場などの外仕事におすすめの熱中症対策グッズ10選

 

工事現場などの外仕事におすすめの熱中症対策グッズ

高温多湿の炎天下の中、日々働いているという外仕事の方は、熱中症対策が欠かせません。熱中症にならないためには、以下のようなグッズを現場で活用し、体を冷やすようにしてください。

冷感タオル

水に濡らして振ることで、長時間の冷感効果を発揮するタオルが、冷感タオルです。現場では、首にかけておくことで、常に首筋を冷やせます。何度でも繰り返し使える上に、水さえあればどこでも効果を発揮するので、現場にあると重宝するアイテムです。 

冷感タオルを選ぶ際は、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

・冷却力に優れたポリエステル素材

・直射日光を防げるUVカット機能付き

・現場に持ち運びやすい収納ケース付き 

2000円前後で購入できる商品ばかりなので、1週間のうち使用する日数分持っておくと、週中に洗濯する必要がありません。

小型扇風機

持ち運びやすい小型扇風機があると、暑さを感じた時にすぐに体に風を送れます。小型扇風機には、手で持つハンディタイプや机に置く卓上タイプなどがありますが、何れも現場で仕事をしている最中には使えない可能性が高いです。 

そこで、現場で使う小型扇風機には、首にかけるタイプがおすすめです。両手が自由になるので、仕事に支障はありません。角度を自由に調節できるので、暑い部分にダイレクトで風を送れます。ただし、首掛けタイプはバッテリー容量が少ない傾向にあるので、連続使用時間が長い商品を選びましょう。

クーラーボックス

熱中症対策には、こまめな水分補給が欠かせません。現場にクーラーボックスを持っていくことで、飲み物を常に冷たい状態にしておけます。また、クーラーボックスにお昼の食事も入れておくことで、炎天下の中放置しておくことによる食中毒を防止できます。クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプがあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。 

ハードタイプ

ソフトタイプ

・保冷力が高い

・耐久性が高い

・テーブルや椅子代わりになる

・かさばりやすく、持ち運びにくい

・コンパクトにたたんで収納できる

・軽量で持ち運びやすい

・保冷力は劣る

・費用が安い

瞬間冷却パック

手で叩くことで急速に冷却効果を発揮するグッズが、瞬間冷却パックです。手で叩くと、水の袋が割れて、硝酸アンモニウムと尿素が溶けだし、吸熱反応が起こることで冷たくなります。瞬間冷却パックは、数多くの商品が販売されているので、現場で使用する用途では、以下のポイントを押さえましょう。

・冷却持続時間が、60分~90分と長い

・手のひらサイズで、ポケットから出してすぐ使える

・冷蔵庫で凍らせて、再利用できる

保冷剤アイスベスト

冷蔵庫で凍らせておいた保冷剤を、メッシュベストのポケットに入れて着用することで、背中や両脇を冷やせるグッズが、保冷剤アイスベストです。メーカーによって名称は異なり、「アイスベスト」「クールベスト」「フリーザーベスト」などとも呼ばれます。 

保冷剤アイスベストは、体へのフィット感が商品によって異なるので、できれば店頭で試着できればベストです。冷却時間が長かったとしても、セットできる保冷剤の量やサイズによって、冷却力は異なるので、注意してください。

ポータブルクーラー

持ち運んで好きな場所で、体を冷やせるポータブルクーラーは、現場の休憩中に役立つグッズです。休憩所の室内を全体的に冷却できるので、仕事仲間にも感謝されることでしょう。普段使いもできるので、自宅でも活躍します。 

ポータブル電源もセットであると、AC電源タイプのポータブルクーラーであっても、問題なく現場で使用できます。取っ手が付いているタイプだと、持ち運びしやすいです。

冷却スプレー

作業着にスプレーするだけで、冷涼感を得られる衣服に早変わりするグッズが、冷却スプレーです。メントール配合のタイプを選ぶことで、すっきりとした爽快感も味わえます。商品によっては、消臭成分が配合されているものもあり、現場で大量の汗をかく方にはおすすめです。香り付きを選ぶと、仕事をしながら匂いも楽しめます。

ネッククーラー

熱中症対策として、首を冷やすことは重要です。ネッククーラーは、装着するだけで首を冷やせる上に、両手が使えます。首掛け扇風機と混同しがちですが、ネッククーラーには冷却機能が付いているのが特徴です。現場で使用するネッククーラーは、以下のポイントを押さえて選びましょう。

・軽量で長時間の外仕事でも首の負担にならない

・連続使用可能時間が長い

・ポータブル電源で充電できる

冷感マスク

外で人と接する機会が多い方は、マスクを着用せざるを得ないでしょう。夏場は特に、マスクの中が蒸れやすく、熱がこもりやすいです。そんな時には、冷感マスクを着用すると口元をひんやりさせられます。冷感マスクには、プリーツ型と立体型がありますが、隙間がないことで冷涼感をより感じられる立体型がおすすめです。

 ポータブル電源

外仕事で活躍する熱中症対策グッズには、電気を使用する機器が多いです。ポータブル電源があることで、コンセントを気にせずに、現場でいつでも熱中症対策ができます。 

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーを超える電力を蓄え、AC出力やUSB出力などから電化製品に給電できる機器のことです。外仕事の現場にポータブル電源があるメリットを紹介します。

・給電が必要なネッククーラーや扇風機、ポータブルクーラーが現場で使える

・車載冷蔵庫でアイスや氷を凍らせておき、休憩中に使用できる

・工事現場などで、バッテリー残量を気にせずに電動工具が使える

・取引先とのやりとりで使うスマホを常にフル充電にしておける

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現場の作業着を選ぶ上での熱中症対策3選

 

現場の作業着を選ぶ上での熱中症対策

作業着は体に密着している面積が広いので、体温を大きく左右します。外仕事の作業着を自由に選べる場合は、以下のようなポイントに気を付けて選ぶことで、熱中症対策が可能です。

吸湿性・速乾性に優れた素材

汗をかいても素早く吸収してくれる吸湿性と汗を乾燥させる速乾性に優れた素材を選ぶことで、作業着の中のジメジメとした蒸れを防ぎます。肌が蒸れることで、暑さを感じやすくなるだけでなく、肌トラブルも起こしやすいです。 

水分の吸収力に優れた綿素材は、速乾性には乏しく、化学繊維は速乾性はあるものの、吸湿性には優れません。そこで、両者の良いとこどりをした、綿ポリ混紡素材を使用した作業着を選ぶのがおすすめです。

通気性に優れた形状

空気の通りが良い通気性に優れた作業着は、最低限の汗で体を効率的に冷やします。通気性が悪い作業着を選んでしまうと、体温を下げるために発汗しますが、作業着の中に熱気がこもり、余計に汗をかいてしまいます。 

また、外にいると常に新鮮な風が作業着の中に入ってくるので、冷涼感も感じられるでしょう。作業着にメッシュ加工がされているタイプを選ぶと、通気性は抜群です。

熱の吸収を防ぐ白や淡色

熱中症対策には、作業着の色も重要です。黒などの濃い色は熱を吸収しやすく、表面温度が上がりやすいのに対して、白などの淡色は熱の反射率が高く、表面温度が下がります。また、作業着だけでなく、作業中に被る帽子も黒などの濃い色は避けてください。

熱中症対策グッズ以外に現場でできる暑さ対策5選

 

暑さ対策

「熱中症対策グッズを購入すれば安心」というわけではありません。以下のような熱中症対策の基本を知っておくことが大前提です。これらの対策を熟知しておくことで、熱中症対策グッズの効果もさらに上がることが期待できるでしょう。

首や脇などの太い血管がある場所を冷やす

体の中でも首や脇といった太い血管が通っている箇所を冷やすことで、効率的に体全体を冷やせます。なぜなら、太い血管を通る大量の血液を冷やせるので、冷えた血液を全身に巡らせることができるからです。手のひらや足裏にも、動静脈吻合と呼ばれる毛細血管の10倍の太さの血管が通っているので、冷感アイテムをあててみてください。

帽子や日傘で日陰を作る

直射日光を長時間浴びることで、熱中症リスクは高まります。帽子や日傘、テントなどで日陰を作り、日陰の下で活動するのが望ましいです。直射日光を浴びていると体内の水分を大幅に消費し、脳の水分量が減ると頭痛に見舞われることもあります。

こまめに水分補給を行う

大量の汗をかいて、体内の水分量が減少すると、熱中症のリスクが高まります。最低でも30分おきには水分補給を行うようにしましょう。また、血液のバランスを保つミネラルも一緒に摂取できると安心です。塩分の補給源としてスポーツドリンクを選ぶと、水分とミネラルを同時に摂取できますが、糖分・カロリーが高いので注意してください。

黒い服装を避ける

太陽光から放出されるエネルギーの多くを吸収してしまう黒色の服装は、避けるようにしましょう。風がない気温30℃の屋外で、様々な色のポロシャツを5分間日光にあてた実験では、白色は30℃のままだったのに対し、黒色の表面温度は50℃を超えていました。帽子や作業着、靴は黒色を避けて、白色や淡色を選ぶのがおすすめです。

十分に休息を取る

作業に集中していると、つい時間が経ってしまいがちですが、こまめに日陰で休憩を取ることが重要です。気持ちの面では大丈夫だと思っていても、体は限界に近づいています。日本スポーツ協会が示した指標によると、気温が28℃〜31℃では30分おき、気温が31℃〜35℃では10分〜20分の休憩が必要です。

電気の力で万全な熱中症対策!おすすめのポータブル電源

 

外仕事の現場にポータブル電源があると、使用できる熱中症対策グッズの幅が広がります。熱中症対策グッズに給電するためのポータブル電源は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、長時間稼働させられる幅広い容量バリエーションと高温耐性を備えたJackery製がおすすめです。現場での使用に最適な機種を紹介します。 

Jackery Solar Generator 600 plus 

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
・電気容量は632Wh。扇風機を1日中稼働できる
・定格出力は800W。ポータブル冷蔵庫も使用できる
・ソーラーパネルは最大25%の太陽光変換効率を実現
・Jackery製品として初めてフェーズフリー認証を取得した製品

容量632Wh、定格出力800Wの.ポータブル電源と100Wのソーラーパネルを組み合わせた発電機です。セットで10.95kgという軽量さとコンパクトさを兼ね備えているため、仕事の現場に持っていく荷物の邪魔になりません。 

UL94-V0の耐火性やIP68の防水性、防塵性を備えているので、作業している近くに置いて、安全に使えます。現場でソーラー充電を行うと、4.5時間でフル充電が可能です。 

Jackery Solar Generator 1000 Plus 

Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
・電気容量は1264Wh。追加バッテリーで最大5kWhまで拡張可能
・定格出力は2000W。消費電力が高い家電を同時に8台使用できる
・合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載する
・ソーラーパネルのIBCセル技術により、最短2時間で充電可能
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Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルをセットにした製品です。AC出力やUSB出力などの計8つの多彩なポートから、ポータブルクーラーや扇風機、電気工具、スマホなどに同時に給電できます。 

複数の安全システムに加えて、優れた高温耐性も備わっているので、猛暑の中でも使用できます。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、10年以上も現場で活躍してくれるでしょう。 

Jackery Solar Generator 2000 Plus 

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
・電気容量は2042Wh。追加バッテリーで最大24kWhまで拡張可能
・定格出力は3000W。消費電力の高い家電を同時に10台使用できる
・365日経過しても自然放電は10%程度
・Step Charge急速充電により、2時間でフル充電できる
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Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルをセットにした製品です。AC5口、USB4口、シガーソケット1口をフル活用し、現場にいる複数人の熱中症対策ができます。 

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの採用により、現場だけでなく、自宅の節電対策や防災対策などで使用したとしても、10年以上使用できます。約30dB以下の静音設計のため、仕事の邪魔にもなりません。

まとめ|熱中症対策グッズを駆使して現場で快適に過ごそう

 

外仕事の現場で使える熱中症対策グッズには、風を送るタイプや体を冷却するタイプ、飲食物を冷却するタイプなどがあります。また、体への密着度が高い作業着は、吸湿性・速乾性・通気性に優れているものを選びましょう。 

この記事で紹介した熱中症対策グッズを駆使して、現場での快適性と安全性を向上させましょう。


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