路上ライブをする方法とは?手順や注意点、おすすめのポータブル電源も紹介

路上ライブをする方法とは?手順や注意点、おすすめのポータブル電源も紹介

街を歩いていると、ストリートミュージシャンの演奏が聴こえてくることがあります。音楽好きならば、自分も路上ライブをやってみたいという方も多いでしょう。この記事では、路上ライブに必要なものや方法などを解説するとともに、路上ライブにおすすめのポータブル電源も紹介します。

路上ライブに必要なもの

路上ライブに必要なものは、おもに次の5つです。

・楽器類

・アンプ

・マイクとマイクスタンド

・譜面台

・路上ライブを行う許可

以下で、それぞれの詳細を順に解説します。

①路上ライブに必要なもの【楽器類】

まず、路上ライブには楽器類が必要です。伴奏はBGMをかけて、歌だけを披露するという方法もあるでしょうが、生演奏ならではの良さを聴衆に感じてもらうことは路上ライブの魅力です。

路上ライブでどんな楽器を使うのかは各自の自由ですが、よく使われるのは次の3種類です。

・アコースティックギター

・キーボード

・カホン

●アコースティックギター

アコースティックギター(アコギ)は、路上ライブで最もよく使われる楽器でしょう。

これから路上ライブを始める方には、エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)がおすすめです。なぜなら、アンプを使用して多くの聴衆に楽曲を聴いてもらうことができるからです。

通常のアコギでは、演奏がよく聞こえるのは自身の周囲の数m程度のみなので注意しましょう。

●キーボード

路上ライブでよく使われる楽器として、キーボードがあります。キーボードを選ぶときは、まず鍵盤数がポイントです。鍵盤数は49~88ほどの数の幅があるので、自身が演奏したい曲に合わせて選ぶとよいでしょう。

また、路上ライブでキーボードを使用する場合は、キーボードスタンドも必須です。風などで転倒しないように、安定したものを選びましょう。

●カホン

カホンは木製の箱型の打楽器で、ドラムの代わりとして使用します。使い方は決して難しくないので、多くの路上ライブで使用されている楽器です。

また、最近では電子ドラムを使用する路上ミュージシャンも増えています。電子ドラムは通常のドラムセットと比べて、持ち運びがはるかに簡単です。ただし電源が必要になることに注意しましょう。

②路上ライブに必要なもの【アンプ】

路上ライブをする際には、アンプは必須です。なぜなら、アンプなしで生演奏を披露するときに聞こえる範囲は数m程度だからです。

つまり、後方の聴衆には十分に聞こえません。路上ライブに適したアンプも数多く販売されているので、自身の演奏スタイルに合わせて選べます。

アンプには、大きく分けて次のようなものがあります。

・乾電池タイプ

・バッテリー内蔵タイプ

・AC電源使用タイプ

また、アンプを選ぶポイントとなるのは、アンプの出力です。

自身が使用する楽器類の消費電力を計算して、それを上回るアンプを選びましょう。

路上ライブでよく使用されるアンプの出力は、おおむね50~150W程度です。

参考:MUSIC PLANET

③路上ライブに必要なもの【マイクとマイクスタンド】

路上ライブで多くの聴衆に演奏を聴いてもらうためには、マイクも必須です。マイクには、大きく分けて「ダイナミック型マイク」と「コンデンサー型マイク」の2種類があります。

路上ライブでは、風や衝撃などに耐性があるダイナミック型マイクを使用するとよいでしょう。

また、マイクスタンドも用意しておくと長時間の歌唱でも疲れません。屋外での演奏なので、マイクスタンドは風で倒れたりしない安定したものを選びましょう。

参考:wellen

➃路上ライブに必要なもの【譜面台】

路上ライブには、譜面台も用意しておくと良いでしょう。

なぜなら、普段一人で演奏しているのとは違って、路上ライブでは多くの聴衆や通行人の視線を受けながら演奏することになるからです。

緊張したり、風などの外的要因により集中力を持続することが難しいので、普段はしないようなミスをしてしまうこともあるでしょう。

せっかく練習したパフォーマンスを十分に発揮するためにも、ケアレスミスを防ぐためにも、譜面台を用意しておいたほうが無難です。

⑤路上ライブを行うための許可

路上ライブを行うためには、路上ライブを行う許可が必要です。なぜなら、歩道は道路交通法によってさまざまなルールが規定されており、音楽活動をするためには、管轄の警察署へ許可申請をしなければならないからです。

参考:音楽のまち・かわさき

一方で、街の文化活動を奨励する目的であったり、若手ミュージシャンの育成を目的として、路上ライブが奨励されている地域もあります。

例えば、井の頭公園アートマーケッツや、柏ストリートミュージシャン登録制度などが該当します。

料金が必要になりますが、路上ライブをしたい方は検討してみてもよいでしょう。

路上ライブを行う手順と流れ

路上ライブを行う手順と流れ

ここでは、路上ライブを行う手順を紹介します。具体的な手順は、次のような流れになります。

1.開催場所を決める

2.許可申請をする

3.機材を用意する

4.ライブを開催する

以下で、それぞれの詳細を順に解説します。

手順1、開催場所を決める

まず、路上ライブを行う場所を決めましょう。路上ライブを行う場所には、いくつかの定番の場所があり、例えば次の3ヶ所が狙い目です。

・新宿駅

・大宮駅

・溝の口駅

新宿駅は利用者数が世界一という巨大ターミナル駅で、場所の確保にはやや手間取るかもしれませんが、多くの人に演奏を聴いてもらえるチャンスがあります。

埼玉県の大宮駅も新幹線などの利用者が多い巨大ターミナル駅で、路上ライブの開催者も多いため、狙い目の場所の一つです。

溝の口駅は神奈川県川崎市にあり、日常的に路上ライブが行われている場所ですが、比較的初心者のミュージシャンが参入しやすい印象があります。

手順2、許可申請をする

路上ライブをする際には、あらかじめ許可を取っておいたほうが安心して演奏できます。

ただし、場所によっては元々路上ライブの開催が禁止されていて、警察から注意を受けることもあるので注意しましょう。

参考:神奈川県行政書士会湘南支部

また、路上ライブの許可を取ることが難しい場合には、逆に路上ライブを奨励している場所を利用する方法もあります。

例えば、東京都で行われているヘブンアーティストのように、住民が気軽に芸術文化に触れる機会を用意している事業に登録してもよいでしょう。

手順3、機材を用意する

路上ライブを行う場所が決まったら、機材を開催場所まで運びます。

複数人数で開催する場合は運搬にそれほど手間取らないでしょうが、一人で開催する場合は機材の運搬は大変です。

当日になって運ぶのが大変なことが分かっては困るので、あらかじめ運搬のシミュレーションをしておき、できるだけ機材が少なくて済むように工夫しましょう。

手順4、路上ライブを開催する

路上ライブを行う場所に機材を運んで、設置が完了したら、いよいよ路上ライブの開催です。演奏しながら、適宜聴衆に声掛けなどを行うことにより、聴衆を演奏に引き込むことができるとともに、ファンの獲得にもつながります。

また、演奏を後日SNSで配信してファンとコミュニケーションを取ることも効果的です。

路上ライブをする際の3つの注意点

路上ライブをする際には、次の3つの点に注意しましょう。

・天候に注意する

・演奏の音量に注意する

・交通の妨げにならないよう注意する

以下で、それぞれの詳細を順に解説します。

①天候に注意する

路上ライブをする際には、天候に注意しましょう。大切な楽器などが雨に濡れてしまっては大変です。特に路上ライブでは、電気を使う機器を屋外で使用するため、雨に濡れてしまうと故障の原因になります。

一見晴れているように見えても、最近ではゲリラ豪雨のような天候の急変が珍しくないので、安心してはいけません。

あらかじめ天気予報をチェックしておくことはもちろんですが、数時間後の雨雲の動きをつかむ「雨雲レーダー」の利用が便利です。

②演奏の音量に注意する

路上ライブをする際には、演奏の音量にも注意しましょう。なぜなら、騒音に対して各自治体が条例で規制しているからです。

音楽は、誰に対しても心地良いものであるとは限りません。興味のない人々からすれば、ただの騒音にすぎないのです。

具体的な規制の基準は、各自治体によって異なりますが、特にアンプを使用しての演奏は音量が大きくなり、注意や指導を受けるケースがあります。

また、自身の音楽作品を収録したCDなどを販売する場合は、営利目的の宣伝放送と同じ扱いを受け、場所によっては規制の対象になります。

参考:神奈川県行政書士会湘南支部

③交通の妨げにならないよう注意する

路上ライブをする際には、交通の妨げにならないように注意しましょう。なぜなら、路上の一部を使用して演奏する行為は、道路交通法の規制対象になるからです。

具体的には、路上ライブは道路交通法上の「祭礼行事」や「集団行進」の一種という扱いを受けます。これらの行為を行うには、管轄の警察署への許可申請が必要です。

また、たとえ許可を受けたとしても、路上を占拠してしまうような路上ライブを行ってはいけません。通行人の妨げにならないように気を配りながら、マナーを守って演奏しましょう。

参考:川崎市公式ホームページ

路上ライブで電源を確保する3つの方法

路上ライブで電源を確保する3つの方法

路上ライブには電源が必要ですが、それにはおもに次の3つの方法があります。

方法①:ポータブル電源を使うこと(一番おすすめ)

方法②:発電機を利用すること

方法③:電池式の機材を揃えること

以下で、それぞれの詳細を順に解説します。

方法①:ポータブル電源を使うこと(一番おすすめ)

路上ライブで電源を確保する方法として、一番おすすめなのが、ポータブル電源を使用する方法です。ポータブル電源とは何かということから、特徴やメリットまで併せて解説します。

●ポータブル電源とは?

ポータブル電源とは事前に電気を貯めて、電気のないところで、家電や電子機器、楽器等に給電できる持ち運び便利な大容量バッテリーのことです。おもにキャンプなどのアウトドア用の電源や、停電時などの非常用電源として使用されています。

持ち運びができることにより、電気機器を使用する路上ライブにも有効に活用できます。

●ポータブル電源の特徴

ポータブル電源の特徴は、おもに次の5つがあります。

・静音

・ガソリンが要らない

・排気ガスがない

・コンパクトで持ち運び便利

・USBやAC出力ポートが複数ある

ポータブル電源は音が静かなので、繊細な演奏が求められる路上ライブには最適です。

また、危険物であるガソリンを使用しないことや、排気ガスがないことも、大勢の人が集まる場所で使用するには向いていると言えるでしょう。

バッテリーにはリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので、軽量かつコンパクトで持ち運びに便利です。

また、USBやAC出力ポートが複数あるため、同時に多種多様な機器を演奏に使用できます。

●ポータブル電源のメリット

路上ライブでポータブル電源を使用するメリットは、おもに次の3つがあります。

・高性能なアンプを使用できる

・多数の機材を併用できる

・演出に工夫ができる

ポータブル電源は電源の容量が大きく、消費電力の心配をする必要がないので、高性能なアンプを使用して高音質な演奏を披露できます。また、多数の機材を同時に使用できることにより、大人数のバンド演奏も可能です。

さらに照明器具なども使用できるので、ライトアップなどの演出にまで凝ることもできます。

関連人気記事:「徹底解説」用途別のポータブル電源容量目安を紹介

方法②:発電機を利用すること

路上ライブで電源を確保する方法としては、発電機を使用する方法もあります。発電機を使用するメリットは、燃料さえあれば充電が必要ないので、すぐに使用を開始できることです。

燃料も、ガソリンやカセットボンベなど、比較的入手しやすいものが使用されています。

デメリットとしては、騒音が比較的大きいので演奏の妨げになる可能性があることです。

また、危険物であるガソリンを使用するので安全性においてもリスクがあり、火災が起きないように十分に注意する必要があります。

方法③:電池式の機材を揃えること

路上ライブで電源を確保する方法の3つ目は、電池式の機材を揃えることです。電池式の機材には、バッテリー内蔵式と乾電池式があります。

電池式のメリットは、特に乾電池式の機材は持ち運びに便利なことです。

逆にデメリットとしては、それぞれの機材に乾電池を用意しなければならず、手間がかかることです。また、バッテリー内蔵式の機材は重量が10kg以上あるものが多く、持ち運びには大変苦労するでしょう。

路上ライブにおすすめのポータブル電源3選

路上ライブにおすすめのポータブル電源3選

路上ライブにおすすめのポータブル電源は、次の3つです。

・Jackery ポータブル電源 2000 Plus

・Jackery ポータブル電源 1000 Plus

・Jackery ポータブル電源 1500 Pro

それぞれのポータブル電源の詳細を順に紹介するとともに、各機種のアンプを稼働できる時間も試算して記載しているので、参考にして下さい。

●Jackery ポータブル電源 2000Plus

Jackeryポータブル電源2000Plus」は、「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載した最新型モデルです。リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴は、過熱に強いことと寿命が長いことで、サイクル数は4000回にも及ぶので、毎日使っても10年以上使えます

基本スペックは、容量2042Wh・定格出力3000W・瞬間最大出力6000Wで、路上ライブで多くの機器を同時に使用できるほどの余裕があります。

また、AC出力ポートを5口も備えているので、人数の多いバンドでも問題なく演奏することができます。アンプを稼働できる時間は、アンプの出力を50~150W程度とすると、約13~40時間も稼働できます。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●Jackery ポータブル電源 1000Plus

Jackeryポータブル電源1000Plus」も、最新式の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載しており、長く愛用していただけるモデルです。

容量1264Wh・定格出力2000W・瞬間最大出力4000Wという高スペックが、路上ライブにおけるあらゆる機器の使用を可能にしています。

また、Plusシリーズは専用アプリが用意されており、スマートフォンによる遠隔操作が可能なことも特徴です。

アンプを稼働できる時間は約8~25時間と、こちらも長時間にわたる稼働が可能で、演奏時間が長くなっても消費電力を気にする必要がありません。

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

●Jackery ポータブル電源 1500 Pro

Jackeryポータブル電源1500Pro」は、容量1512Wh・定格出力1800W・瞬間最大出力3600Wという余裕のあるスペックが自慢のモデルです。

最速の充電時間が約2時間しかかからないので、万が一ライブの直前にバッテリー切れを起こしたり、急なライブで電源が必要になった場合でも安心です。

重量は約17kgで、持ちやすい頑丈なハンドルが付いており、持ち運びに便利なため路上ライブで大活躍するでしょう。

また、アンプを稼働できる時間は約10~30時間もあるので、遠征先でも安心してお使いいただけます。

製品名 Jackery Solar Generator 1500 Pro

容量

1512Wh

定格出力

1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速1.8時間
シガーアダプター:16.5時間

保証期間

5年間

まとめ

路上ライブをする際には、いかに多くの聴衆に自身の演奏を聴いてもらえるかということが成功の鍵になります。そのためには良質な機器とともに電源の確保が重要で、ポータブル電源は路上ライブを成功に導く有効なツールとなるでしょう。路上ライブを開催したい方は、この機会にぜひJackeryのポータブル電源をご検討下さい。


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