モバイルバッテリーでお湯を沸かすには?湯沸かしに最適なポータブル電源も紹介

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災害時やアウトドアで、モバイルバッテリーから簡単にお湯を沸かせたら便利です。粉末を持参していれば、お茶やコーヒー、粉ミルクなどがどこでも作れます。ただし、全てのモバイルバッテリーでお湯を沸かせるわけではありません。

 

そこで本記事では、モバイルバッテリーでお湯を沸かす方法について解説します。湯沸かしにポータブル電源を使うメリットや、モバイルバッテリーでお湯を沸かす際の注意点も掲載しているので、場所を選ばずにお湯を沸かしたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.モバイルバッテリーでお湯を沸かすためには

 

温かいお湯は、屋内外問わず寒い季節に体を温めるために欠かせません。お湯を沸かすためには、ガス火でヤカンを熱したり、電気ケトルに給電したりする必要があると思われている方も多いでしょう。 

しかし、携帯性に優れたモバイルバッテリーからも手軽にお湯を沸かせます。モバイルバッテリーでお湯を沸かすためには、以下の2つのアイテムを揃えなければなりません。

高出力・大容量のモバイルバッテリー

モバイルバッテリーであれば無条件にお湯が沸かせるわけではなく、高出力かつ大容量を備えている必要があります。電気ケトルは1,000W前後の電力を消費するのに対して、一般的なモバイルバッテリーは5〜30W程度であり、沸かすための電力には到底及びません。 

お湯を沸かすためには、出力100W・容量10,000mAh以上を備えたモバイルバッテリーを選びましょう。USB PD対応の高出力なモバイルバッテリーがおすすめです。

充電式の湯沸かしポットや水筒

モバイルバッテリーにはUSBポートしか搭載されていないので、USB充電式の湯沸かしポットや水筒を選びましょう。ACコンセントからの給電にしか対応していなければ、モバイルバッテリーの接続すらできません。 

また、モバイルバッテリーの性能には限界があるため、湯沸かしポットや水筒はできるだけ低出力のタイプを選ぶことも重要です。製品によっては、出力300W・6分間で湯を沸かせるケトルも存在します(※1)。 

※1参考:Amazon「電気ケトル ポータブル 400ml 小型 USB充電式」

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2.モバイルバッテリーでお湯を沸かす場面4選

 

モバイルバッテリーでお湯を沸かす場面4選

モバイルバッテリーでお湯を沸かせるようになれば、災害時やプライベート、仕事などあらゆる場面で快適に過ごせます。モバイルバッテリーは携帯性に優れているので、持ち運びも楽々です。モバイルバッテリーでお湯を沸かす主な場面は、以下のとおりです。

災害・停電時

大規模な災害が起きると、電気・ガス・水道などのライフラインが寸断する恐れがあります。避難生活は3日〜1週間以上も続く可能性があり、以下のような場面でお湯を沸かす必要性が出てくるでしょう。 

インスタントの味噌汁やスープ、カップ麺を調理する

インスタントコーヒーや紅茶、ココアなどで体を温める

湯たんぽにお湯を入れて、足元を暖める

使った食器を温水で洗い、汚れを落とす

お湯を湯船に溜めて、お風呂に入る 

たとえ、コンセントからの電気供給が途絶えていたとしても、モバイルバッテリーがあれば手軽にお湯を沸かせます。災害時に温かい飲み物が飲めれば、精神的なストレスも和らぐでしょう。

アウトドア

キャンプや釣り、グランピングなどのアウトドアでは、お湯を手軽に沸かせる環境があると重宝します。特に寒い季節や山間部では、温かい食べ物や飲み物が体を温め、活動のエネルギーを補給してくれます。 

通常、アウトドアでお湯を作るには、薪や着火剤で火を作ってからヤカンを火にかけて、お湯を作らなくてはなりません。一方、モバイルバッテリーが使えれば、湯沸かし器に接続するだけの簡単な手順でお湯を沸かせます。 

アウトドアでは荷物が多くなりがちなので、携帯性抜群のモバイルバッテリーと湯沸かし器のみでお湯を沸かせると、荷物を大幅に削減できるでしょう。火気厳禁の場所や、強風時でも安心して使用できます。

車中泊

車を宿代わりにして自由な旅を実現する車中泊においても、お湯が手軽に作れる環境は必要です。アウトドアと異なり、車内では火を起こせないので、モバイルバッテリーからお湯を沸かせるようにしておくと便利です。 

夜の車内は、窓や床の隙間から冷気が侵入してくれるので、特に冷え込みます。車内のエアコンを使おうにも、エンジンがかかっていない就寝中は稼働できません。モバイルバッテリーからお湯を沸かせれば、湯たんぽにお湯を入れて温かい布団の中で眠れます。 

また、サービスエリアや駐車場などで、レトルト食品やカップ麺を簡単に作れます。赤ちゃん連れで車中泊を楽しむ場合は、調乳用のお湯を沸かすためにも必要不可欠です。

オフィス

オフィスでモバイルバッテリーから手軽にお湯を沸かせられれば、ランチタイムに温かいスープやカップ麺を用意して、快適な休息時間を送れます。デスクでの作業中も、休みたいタイミングで温かいコーヒーやお茶を入れられるので、オンオフの切り替えが容易です。 

社員数が多い会社ほど、共有の電気ケトルを使用するのに時間がかかったり、お湯が切れていたりする場合もありますが、個別の湯沸かし器は外部環境に左右されません。お昼の限られた時間を効率よく過ごせます。 

オフィスにお湯を沸かせる環境があったとしても、みんなで共有していてウイルスや菌が付着していないか気になる方も多いでしょう。モバイルバッテリーと湯沸かし器があれば、個別でお湯を準備できるため、衛生的な心配もありません。

3.湯沸かしに最適なポータブル電源の魅力

 

モバイルバッテリーからでもお湯を沸かせますが、使用できる湯沸かし器やモバイルバッテリーは限定されます。モバイルバッテリーの容量では、保温効果もほとんど得られません。そこでおすすめのアイテムが、ポータブル電源です。 

ポータブル電源とは、内部にモバイルバッテリーを超える大量の電気を蓄え、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。湯沸かし器への最適な給電方法であるポータブル電源の魅力は、以下のとおりです。

消費電力の高い電気ケトルやIHクッキングヒーターなどを稼働できる

モバイルバッテリーの出力は5W〜100W程度なのに対して、ポータブル電源の出力は100W〜3000W程度もあります。そのため、湯沸かし器として、消費電力の高い電気ケトルやIHクッキングヒーターなども使用できます。 

お湯を沸かす速度は、湯沸かし器の消費電力に比例するのが特徴です。水1Lを沸騰させるまでにかかる時間について、電化製品ごとに比較していきましょう。 

電化製品

消費電力

水1リットルを沸かすまでの時間

IHクッキングヒーター

1400W

2分~3分

電気ケトル

1250W

4分~6分

電気ポット

400~600W

8分~11分

モバイルバッテリーよりも消費電力の高い家電を動かせるポータブル電源を使えば、より早くお湯を沸かせるので、快適性が向上します。創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)は、最大出力3000Wの製品も販売しています。


他の調理家電も同時に動かせる

家電の消費電力の合計が、ポータブル電源の出力を超えない範囲であれば、他の調理家電も同時に動かせます。例えば、3000Wの出力を備えるポータブル電源であれば、以下のような調理家電への同時給電が可能です。 

電気ケトル(1000W)

電子レンジ(1100W)

炊飯器(350W)

冷蔵庫(150W)

ミキサー(120W) 

車中泊であれば、複数の調理家電を駆使して自宅のように快適なキッチンが車内に出来上がります。調理家電に限らず、冷暖房機器やスマホ、LEDランタンなど、様々な電化製品への給電が可能です。 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源には、合計10ポート以上を備えているタイプもあるので、日常生活と同じように家電を同時に動かせます。出力ポートの種類は、ACやUSB-A、USB-C、DCなど多彩なので、接続する家電を選びません。

長時間家電を使用できる

ポータブル電源はモバイルバッテリーに比べて大容量なので、湯を沸かすために使う家電を長時間稼働できます。一方のモバイルバッテリーには、小型の湯沸かし器を1回充電させる程度の容量しかありません。 

ポータブル電源の容量を表す単位は、1時間に使える電力量を指すWhです。2042Whの大容量を備える「Jackery ポータブル電源 2000 New」では、以下の家電を使用できます。 

電気ケトル(1000W):2時間

電気ポット(1600W):1.1時間

電気ストーブ(820W):2.2時間

液晶テレビ(60W):25時間

電気毛布(55W):25時間 

災害によって停電生活が長引いたとしても、家電を使った快適な生活を継続できます。ソーラーパネルから太陽光発電を行えば、充電器れに困る心配もありません。 


4.モバイルバッテリーでお湯を沸かす際の注意点

 

モバイルバッテリーやポータブル電源でお湯を沸かす際には、便利さだけでなく、安全面にも注意が必要です。使用方法を誤ると、本体の故障や火傷につながる恐れがあります。モバイルバッテリーやポータブル電源でお湯を沸かす際の注意点は、以下のとおりです。

出力と容量を確認する

お湯を沸かす際に使用するモバイルバッテリーは、出力(W)と容量(mAh)を確認してから利用しましょう。湯沸かし器は比較的消費電力が高く、最低でも300W以上の出力を必要とする場合が大半です。 

これに対応できないと機器が動作しなかったり、満充電までに多くの時間を要したりする可能性があります。また、容量が足りなければ、充電の途中で供給が途絶えてしまい、お湯を十分に沸かせません。

発熱による安全性を確保する

モバイルバッテリーやポータブル電源は、家電を長時間使用することで発熱する場合があります。特に湯沸かし器は消費電力が高いので、温度上昇が激しくなります。そのまま放置すれば、発火やバッテリーを劣化させる原因にもなりかねません。 

発熱による安全性を確保するために、以下の注意点を守りましょう。 

長時間の連続使用を行わない

直射日光の当たる場所では使用しない 

バッテリーの休息時間を設けることは、発熱の予防につながります。直射日光の当たる暑い環境は発熱を助長するため、風通しの良い場所で使用するようにしてください。

加熱効率が悪化する場所は避ける

モバイルバッテリーでお湯を沸かす際は、加熱効率が悪化する場所を避けることが重要です。寒冷地や強風が吹き抜ける場所では、熱が分散して加熱に必要な時間が長くなり、バッテリーの消耗が激しくなります。 

特に、屋外や冬季の車中泊では、断熱効果のある環境を作り、熱を逃がさない工夫が必要です。風除けを利用したり、断熱材で容器を保護することで、効率的に加熱が行えるようになるでしょう。

5.モバイルバッテリーでお湯を沸かすに関するよくある質問

 

最後に、モバイルバッテリーでお湯を沸かすに関するよくある質問を紹介します。モバイルバッテリーでお湯を沸かせるとは言っても、実用性があるのか疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。 

ポータブル電源とモバイルバッテリーのどちらを選ぶかの判断基準にしてみてください。

モバイルバッテリーでお湯を沸かすのに必要な電力は?

USB充電式の電気ケトルは、お湯を沸かすのに300Wが必要です。モバイルバッテリーは最大100Wなので、満充電するまでに表記されている以上の時間を要します。 

場合によっては、正しく動作しない恐れもあるので、注意してください。ポータブル電源であれば、100W〜3000Wの電力を供給できるので、問題なくお湯を沸かせます。

モバイルバッテリーで沸かしたお湯を保温できる?

モバイルバッテリーで湯沸かし器を満充電できれば、商品表示に記載されている時間だけ、お湯を保温できます。ただし、高性能な保温機能が付いた湯沸かし器は、消費電力が高くなるのが特徴です。 

長時間の保温機能が付いた電気ケトルや電気ポッドは、モバイルバッテリーでは動かせません。AC出力に対応した大容量のポータブル電源があれば、電気ケトルや電気ポッドでお湯を長時間保温できます。

モバイルバッテリーを使うとお湯を何分で沸かせる?

モバイルバッテリーに対応した充電式の湯沸かし器でお湯を沸かす場合、約6分間でお湯を沸かせます。ただし、モバイルバッテリーは出力・容量が少なく、湯沸かし器を満充電できない可能性があるので、注意してください。 

お湯を最短で沸かしたい方は、高出力・大容量のポータブル電源を選びましょう。消費電力の高いIHクッキングヒーターを使えば、最短2分でお湯を沸かせます。Jackery(ジャクリ)は、消費電力の高い家電を複数台同時に動かせる、高出力・大容量の製品を販売しています。

まとめ

 

モバイルバッテリーでお湯を沸かすには、出力100W・容量10,000mAh以上を備えたモバイルバッテリーとUSB充電式の湯沸かし器が必要です。確実に最短でお湯を沸かしたい場合は、高出力・大容量のポータブル電源を選びましょう。 

自身の用途に合わせて、コンセントやガス以外からお湯を沸かす環境を整えてください。

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