1.【現場作業】業務用バッテリーとしてポータブル電源が使える道具例

ポータブル電源でよく使われる仕事工具は例として以下の5つが挙げられます。
(※ポータブル電源で稼動できる道具は下記に限りません)
①電動工具
②サーキュレーター
③計測器
④食料保管の冷蔵庫
⑤夜間作業での照明
現場作業をされている方は、実際に使える道具をチェックして、必要性を確かめてみましょう。
①電動工具
ポータブル電源を使用することで、電動工具を動かせます。屋外でも電力を供給できるので、問題なく作動させることが可能です。
先ほども紹介したように、電動ドリルや切断機、電動丸鋸まで使えます。その他の仕事道具も使えるので、現場作業が効率的になるでしょう。
以下に、当社のポータブル電源「Jackery ポータブル電源 3000 New(容量3070Wh)」で使える電動工具の例と稼働時間をまとめました。
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電動工具 |
消費電力 |
稼働可能時間の目安 |
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ブロワー |
400W-700W |
3.5時間 |
|
電気ドリル |
150W-350W |
9時間 |
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電気ドリル(大型) |
400W-800W |
5時間 |
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洗車機 |
400W-600W |
5.5時間 |
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枝粉砕機 |
800W-1800W |
3時間 |
|
高枝切りノコギリ/剪定ノコギリ |
600W-900W |
3時間 |
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草刈機 |
1100W-2200W |
3時間 |
|
高圧洗浄機 |
最大1400W |
2時間 |
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電動ウォーターポンプ |
60W以下 |
30時間 |
|
アングルグラインダー |
400W-800W |
5時間 |
現場作業で手動のドライバーやノコギリを使っていると、作業が非効率的になってしまいます。作業を素早く行うためにも、電動工具が使えるポータブル電源は必要ですね。
②サーキュレーター
サーキュレーターも、ポータブル電源で動かせるアイテムです。使用する機種にもよりますが、さまざまな出力方法に対応しているので、問題なく動かせます。
このサーキュレーターは、夏場の現場作業の必需品です。プロペラが回り、直線的な風を起こしてくれます。そのため、作業場の湿度を逃すことが可能です。
特に、周りが壁で囲まれた場所で作業する時にあると便利です。サーキュレーターが空気を循環させて、快適な作業空間にしてくれます。
熱中症対策としても活躍するので、ポータブル電源を持っておいた方が良いでしょう。
③計測器
計測器も、ポータブル電源があれば動かすことができます。基本的にバッテリーが内蔵されているタイプが多いのですが、電力が必要なものもあります。
計測器は作業で使用するコンクリートや鉄筋など、物の重さを測るために必要です。また、温度や湿度などを確認できるタイプもあります。
「購入した計測器が電力を必要とするタイプだった」という場合もあるので、ポータブル電源を準備しておくと良いでしょう。
④食料保管の冷蔵庫
食料保管の冷蔵庫も、大容量のポータブル電源なら動かせます。ACコンセントの出力方法があるので、全く問題ありません。
こちらの冷蔵庫は、夏場などの炎天下の日や気温が高い日に活躍します。なぜなら、食料を保管しておけるからです。食料の腐敗を防げるので、比較的安心してお召し上がりいただけます。
食中毒を防ぐためにも、冷蔵庫を動かせるポータブル電源は必要でしょう。
⑤夜間作業での照明
夜間作業で使う照明も、ポータブル電源で動かすことが可能です。ACコンセントやUSBを差し込む場所が幾つかあるので、2台以上の照明を動かせます。
現場での作業が上手くいかず、思わぬ残業になってしまう場合もあるでしょう。特に冬は日が落ちるのが早いので、辺りを照らす照明が必要です。
無理して暗いまま作業を行ってしまうと、最悪な事態に繋がる恐れもあります。このような事態を回避するためにも、照明が使えるポータブル電源を持っておくようにしましょう。
関連人気記事:ポータブル電源でどんな家電が使えるのか?
2.業務用バッテリーにポータブル電源がおすすめの理由

発電機と比べて、工事現場にポータブル電源をおすすめする理由は、以下の4つです。
①どこでも電力が使える
②電源工事をする必要がなくなる
③排気ガスが出ない
④低騒音で動かせる
この4つのメリットを具体的に紹介します。また、発電機と比較しながら解説するので、利用する価値を知りたい方は目を通してみてください。
メリットやデメリットを飛ばして、ポータブル電源の選び方をチェックしたい人は、「現場作業に適したポータブル電源の選び方!」までスキップしてください。
①どこでも電力が使える
ポータブル電源のメリットは、どこでも電力が使える点です。本体の中に電気が充電されているので、コードで繋げばどこでも利用できます。
発電機でも電力が使えるのですが、ひとりでは重くて持ち運びにくいです。そのため、現場へ持ち運ぶのに少々手間がかかってしまいます。
また、発電機を使用していると、ガソリンのニオイがする場合もあります。近隣住民の方に迷惑をかけてしまうので、使用する場所も選ばないといけません。
ポータブル電源の場合は、比較的軽くてニオイもしないので、安心して利用できますね。
②電源工事をする必要がなくなる
電源工事をする必要がなくなるのも、ポータブル電源のメリットです。ポータブル電源自体が電力を供給してくれるので、準備する必要がなくなります。
この電源工事には、長い時間を要する場合があります。まず電源工事を行ってから作業に移らないといけないので、余分な時間がかかってしまうのです。
また、電源工事をすることで、費用が嵩んでしまいます。現場作業のコストを減らすためにも、電源工事はおすすめできません。
余分な時間や出費を減らして作業を行いたいのであれば、ポータブル電源を準備しておくと良いですね。
③排気ガスが出ない
ポータブル電源は排気ガスを出しません。本体に電力を蓄えて放出するだけなので、心配する必要がないですね。
発電機の場合は、ガソリンを使用して電力を生み出します。そのため、排気ガスが放出されてしまうのです。使用する場所によっては、近隣住民から苦情が寄せられる場合もあります。
また、環境汚染にも繋がってしまうので、地球に良くないです。これらのことから、排気ガスが出ないのはポータブル電源の大きなメリットと言えるでしょう。
④低騒音
ポータブル電源は低騒音なので、屋外で使いやすいです。本体の熱を逃すためのファンの回転音がしますが、遠くへは聞こえにくくなっています。
しかし、発電機の場合は筒の中で燃料が燃えて、衝撃が本体に伝わり、大きな音が発生してしまいます。ものによっては(100dB)を超えるモデルもあり、非常にうるさいです。騒音被害として警察に通報されてしまう可能性もあるでしょう。
ポータブル電源は、多くのアイテムが(30dB)以下に設定されています。そのため、屋外でも気兼ねなく使用することが可能です。
関連人気記事:【徹底比較】発電機VSポータブル電源
3.現場作業に適したポータブル電源の選び方!

現場作業に適したポータブル電源(ポータブルバッテリー)の選び方は、以下の4点です。
①電気容量
②バッテリー出力
③充電の速度
④安全性と品質
こちらの4点の選び方について、ポイントを交えながら解説します。失敗しない商品選びをするため、必ずチェックするようにしましょう。
①電気容量を確認する
現場作業用のポータブル電源を選ぶ際には、電気容量を確認する必要があります。できるだけ、電気容量が大きいタイプを選ぶと安心です。
現場作業で使用する仕事道具は、消費電力が大きいものが多いので、電気容量が少ないとすぐに充電が切れてしまうでしょう。
例として以下に、Jackeryのポータブル電源における機種別の電動工具稼働時間目安をまとめました。
|
電動工具 |
消費電力 |
2000New (容量:2042Wh) |
3000New (容量:3070Wh) |
5000Plus (容量:5040Wh) |
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ブロワー |
400W-700W |
2.3時間 |
3.5時間 |
5.7時間 |
|
電気ドリル |
150W-350W |
6時間 |
9時間 |
14.8時間 |
|
電気ドリル(大型) |
400W-800W |
3.3時間 |
5時間 |
8.2時間 |
|
洗車機 |
400W-600W |
3.7時間 |
5.5時間 |
9時間 |
|
枝粉砕機 |
800W-1800W |
2時間 |
3時間 |
4.9時間 |
|
高枝切りノコギリ/剪定ノコギリ |
600W-900W |
2時間 |
3時間 |
4.9時間 |
|
草刈機 |
1100W-2200W |
2時間 |
3時間 |
4.9時間 |
|
高圧洗浄機 |
最大1400W |
1.3時間 |
2時間 |
3.3時間 |
|
電動ウォーターポンプ |
60W以下 |
20時間 |
30時間 |
49.3時間 |
|
アングルグラインダー |
400W-800W |
3.3時間 |
5時間 |
8.2時間 |
なお「Jackeryポータブル電源5000 Plus」は最大30,240Whまで容量拡張が可能。つまり、上記の表の約6倍まで稼働可能時間を延ばせます。長時間使いたい方はチェックしてみてください。
関連ページ:大容量ポータブル電源のおすすめ一覧
②バッテリー出力を確認する
バッテリー出力も、現場作業用のポータブル電源を選ぶ際に大切なポイントです。このバッテリー出力とは、通称「定格出力」とも言い、ポータブル電源が安定して出力できる電力の量を表した言葉です。
現場作業で使用する電動道具の消費電力が、バッテリー出力を上回ってしまうと、動かすのに必要な電力が供給できずに停止してしまいます。
ですので、こちらのバッテリーの定格出力を確認するのは、非常に重要なポイントです。使用する仕事道具の消費電力をチェックしてから選ぶと、より失敗しにくくなるでしょう。
そこで、以下に現場作業で使用する道具とその消費電力目安をまとめております。どうぞご参照ください。
|
道具名 |
消費電力の目安 |
|
電気ドリル(小型) |
150W-350W |
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電気ドリル(大型) |
400W-800W |
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コンクリートドリル |
600W-1200W |
|
電動ノコギリ |
800W-1500W |
|
丸ノコ |
1000W-1800W |
|
アングルグラインダー |
400W-800W |
|
電動鉋(かんな) |
500W-700W |
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高圧洗浄機 |
800W-1400W |
|
草刈機 |
1100W-2200W |
|
枝粉砕機 |
800W-1800W |
|
電動ウォーターポンプ |
60W以下 |
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ブロワー |
400W-700W |
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タッカー(釘打ち機) |
300W-500W |
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洗車機 |
400W-600W |
|
高枝切りノコギリ |
600W-900W |
③充電の速度を確認する
充電の速度も確認するようにしてください。ポータブル電源によっては、次の日までに充電が完了しないモデルもあります。
また、緊急で充電したい際にも、短い時間で少しでも多く充電できた方が、現場作業で長く使えます。そこで以下に、主な充電方法ごとの速度基準をまとめました。
● AC充電(コンセント):標準的なポータブル電源ではフル充電に7〜10時間
● ソーラー充電:100Whにつき1~2時間が目安
● シガーソケット充電:1,000Whのポータブル電源なら10〜24時間程度が目安
高速充電対応のJackeryモデルなら「急速充電モード」を使って最短1~2時間でフル充電可能です。ソーラーパネルも高変換効率で、容量が2042Whのポータブル電源「2000 New」が最短6時間で充電できます(※)。スピーディーに充電していつでも使えるポータブル電源なら「Jackery」がおすすめです。
※200Wソーラーパネル2枚時。1枚の場合は最短12時間。
④安全性と品質
安全性と品質は、ポータブル電源を使用する際の信頼性に直結します。名の知れた有名なメーカーや、評価の高いモデルを選ぶと良いです。
そんなポータブル電源の安全性は、事故を防ぐための大切なポイントになります。「過充電保護」「過放電保護」「温度保護」などの機能がついているとおすすめです。
ポータブル電源が自動で過負荷を察知して、充電や放電を抑えてくれます。現場作業での事故を減らすためにも、必ず安全性や品質を確認してみてください。
Jackeryのポータブル電源は独自の「ChargeShield 2.0」安全技術を搭載し、62種類の保護機能で機器とユーザーを守ります。さらに、UL安全認証や防災製品等推奨品マークを取得しており、安心して使える高品質な製品です。
4.現場用におすすめのポータブル電源5選
また、重量も比較的軽いモデルが多いので、屋外への持ち運びも快適です。このように「Jackery」のポータブル電源を選ぶと、快適に現場作業ができます。そんなJackeryの製品の中で、現場作業におすすめなのは以下の3点です。それぞれの特徴やメリット、そしてデメリットも紹介します。現場作業への導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
●Jackery ポータブル電源 5000 Plus|容量:5,040Wh、定格出力:6,000W
拡張バッテリーを最大5台まで接続し、現場の規模や作業内容に合わせて電力容量を自由に調整できるポータブル電源。最大容量は30,240Whと、もはや家庭用蓄電池と同じか、それ以上のレベルです。
長期工事や大型機器を使う現場でも、電力が足りなくなる心配がありません。超大容量ながらテーブルの下にも余裕で収まるサイズ感で、置き場所の心配もないでしょう。
●Jackery ポータブル電源 3000 New|容量:3,072Wh、定格出力:3,000W
冷蔵庫から大型の電動工具まで、現場で必要なほぼすべての電気機器に対応します。同時に複数の工具を使う作業でも、電力不足の心配なく効率よく進められるでしょう。
また、独自の「低自然放電技術ソリューション」により、1年間放置しても電池残量が5%程度しか減りません。「たまにしか現場で使わない」用途でも活躍します。事務所の防災もこの1台でOKです。
●Jackery ポータブル電源 2000 New|容量:2042Wh 定格出力:2,200W
Jackeryポータブル電源2000Newは、市場の2,000Whクラスと比較し40%小さく、34%軽くなったモデルで、現場間の移動が多い作業にぴったりの業務用バッテリーです。重い機材と一緒に持ち運ぶ負担が大幅に軽減されます。
耐震性能が高く、震度7クラスの揺れにも耐える頑丈さなので、不安定な現場でも安心して使用可能です。ドリルなどを使った、激しい振動が起き得る現場での作業にもおすすめします。
●Jackery ポータブル電源 2000 Plus|最大24Kwhまで拡張可能
拡張バッテリーを追加し、最大で24,000Whまで容量を増やせるモデル。1日で終わらない長期工事でも電力切れの心配がありません。
スマホアプリで電池残量を確認できるため、作業計画も立てやすくなります。昼休み中に急速充電すれば午後の作業も安心。一度の投資で長期間使える耐久性の高さと10年以上におよぶ長寿命も、現場のプロフェッショナルに選ばれる理由です。
●Jackery ポータブル電源 1500 Ultra|IP65レベルの防水・防塵
5.現場仕事でポータブル電源を使う際の注意点
関連人気記事:ポータブル電源の安全使用方法、メンテナンス
6.現場用ポータブル電源に関するよくある質問
現場用のポータブル電源に関するよくある質問と、その回答をまとめています。
①Jackeryのポータブル電源でマキタの丸ノコは動く?
Jackeryの2000Wh以上のモデル(2000 New/Plus、3000 New、5000 Plus)であれば、一般的なマキタの丸ノコ(1000〜1500W程度)を問題なく動かせます。以下は、機種ごとの動作時間の目安です。
● 2000 New:約1.2時間
● 2000 Plus:約1.2時間
● 3000 New:約1.8時間
● 5000 Plus:約3.0時間
※丸ノコの消費電力1500Wとして計算
なお、5000Plusをバッテリー拡張して30,240Whまで増やせば、約18時間もの連続使用が可能になります。長時間の切断作業には大容量モデルがおすすめです。
②Jackeryのポータブル電源はグラインダーも動かせる?
一般的なグラインダー(400〜800W)であれば、Jackeryの1000Whクラス以上のモデルで問題なく動作します。容量1,000Whにつき約1時間の動作が可能で、機種ごとの動作時間の目安は以下のとおりです。
● 1000 New:約1時間
● 2000 New:約2時間
● 1000 Plus:約1.1時間
● 2000 Plus:約2.1時間
● 3000 New:約3.1時間
● 5000 Plus:約5.1時間
※グラインダーの消費電力800Wとして計算
長時間の研磨作業なら、なるべく大容量のモデル選びをおすすめします。足りない場合は、バッテリーを拡張して動作時間を延ばせる「Plusシリーズ」を選ぶと良いでしょう。
まとめ
現場作業にはポータブル電源が必要です。屋外への持ち運びができ、あらゆる現場に対応してくれます。また、発電機と比べて低騒音で排気ガスも出ないので、使う場所を選びません。どんな作業現場でも安心してお使いいただけます。
しかし、その分電気容量を確認したり、雨天時に注意したりする必要があります。これらの点を意識し、ポータブル電源を使うようにしてください。
そんな現場作業用のポータブル電源を選ぶなら「Jackery」のアイテムがおすすめです。比較的コンパクト且つ軽い設計になっているので、屋外への持ち運びが快適になります。
また、現場に使う電動工具のご購入を検討されている方には、電動工具(マキタ、日立、ボッシュ、マックス、リョービなど)の激安ショッピングサイト「ウエダ金物」がおすすめします。

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