車中泊の三種の神器とは?経験者が選ぶ便利な車中泊グッズ10選!
車中泊に必要なものを揃えるのも、車中泊の醍醐味です。その中で、車中泊にも一番初めに揃えなければならない必需品として「三種の神器」があります。今回の記事では、三種の神器とともに必需品となる車中泊グッズを10件厳選してご紹介します。季節に応じた車中泊グッズとしても紹介し、必要性と合わせてまとめていますので、揃えるさいの参考になります。
車中泊の「三種の神器」と言えばこれ!
車中泊に必要な装備を揃えるときに、必需品とも言える「三種の神器」があります。それは、
「寝袋(シュラフ)」
「マット」
「サンシェード」
です。この三種の神器は優先的に揃えたいものです。この3つの装備の利用目的と必要な理由を含めて紹介します。
●寝袋(シュラフ)
車中泊とは、簡単に説明すると、クルマの中で寝泊まりをすることです。車内に家で寝るように布団を持ち込むとかさばってしまいますよね。だから、車中泊にはキャンプ同様に「コンパクトに収納できる快適に眠るためのもの」が必要になります。
寝袋であれば、折りたたんで収納袋に詰め込めばかなりコンパクトになります。季節に応じた寝袋もあって、外気温から守ってくれる重要なアイテムの1つです。
●マット
車内で眠るためには、シートを倒して人が横になっても大丈夫なスペースが必要です。フルフラットにしたり、後部座席を倒して荷物室を広げたりしてスペースを確保することになります。
そのままの状態で寝袋に入って横になると、シートの凹凸が気になったり、下地が固くてカラダを痛めてしまうことも。そんなときに活躍してくれるのがマットです。マットの弾力で凹凸を軽減してくれるほか、防寒性も期待できます。車内で睡眠の質を上げるためにもマットは三種の神器の1つに選ばれているんですね。
●サンシェード
道の駅やRVパークに停泊している車を見てみると、目張りがされている車を見かけます。見たらすぐに「車中泊しているんだな」とわかる方は多いでしょう。サンシェードの役割は2つあります。
・車内の温度が奪われるのを防ぐ「断熱効果」
・外から車内を見えなくする「目隠し効果」
です。自分のプライバシーを守るため。そして、外気温からも身を守るためにも、サンシェードは車中泊に必要不可欠なアイテムです。
夏の車中泊に欠かせない車中泊グッズ3選
季節によって必要なものが変わるのも、車中泊ならではです。気温が正反対である夏期と冬期の車中泊では、「暑さ」と「寒さ」対策が必須になってきます。ここでは夏の車中泊には欠かせない車中泊グッズを3つ紹介します。
①ベープマット
夏と言えば人にとって対策が必要になるのは「暑さ」と「虫(主に蚊)」です。暑いからと言って窓を開けていると、虫(蚊)が入ってきて刺されてしまい痒さに悶えることになる経験をされた方は多いのではないでしょうか。寝ていると耳元から聞こえる虫の音は、かなり不快感を感じてしまいます。
車内に蚊を侵入させない対策として。また、蚊が侵入してきたとしても殺虫対策のためにも、乾電池で動くベープマットを用意しておきましょう。また、刺されてしまったときの塗り薬も常備しておくことをおすすめします。
②扇風機
車内の暑さを凌ぐ方法として、手軽に準備できるのが扇風機です。スポットクーラーやエアコンがあればホントに快適なのですが、高価なため購入をためらう方もいらっしゃるはず。また、車内に置くにはかなりスペースを取ってしまうこともあり、扇風機がスペース的にも邪魔にならないため多くの方が利用されています。
おすすめはクリップ型扇風機です。アシストグリップに取り付けられるので、邪魔にならずピンポイントで望む場所に風を送ることができます。扇風機に望む機能としては、
・首振り機能
・リモコン機能
・風量調節機能
の3つとも付いていれば不自由なく扇風機を使うことができますよ。
③冷感素材商品
暑さを和らげる効果のある冷感素材商品を身につけるのも、夏の車中泊を過ごすために必要なアイテムです。おすすめは、
・首掛けクールリング
・冷感タオルケット
・接触冷感敷きパッド
です。寝袋を使うと余計に暑さを感じてしまう場合、冷感素材の敷きパッドとタオルケットでカラダを冷やすと感じる暑さを軽減できます。扇風機と併用することで、熱中症対策にもなります。
冬の車中泊に欠かせない車中泊グッズ3選
次に、冬の寒さ対策です。クルマのボディは鉄板なので、外気温がかなり影響してきます。車中泊はエンジンを切った状態で過ごさなければならないため、対策は十分に取っておかなければなりません。ここでは車中泊で寒さを防ぐ対策グッズとして効果のあるものを3つご紹介します。
①充電式湯たんぽ
冬用の寝袋を用意したとしても、すでに冷え切ってしまったカラダを温めるには熱を帯びているものが必要です。それに、冷たい寝袋に入るのも気が引けますよね。
そんなとき、湯たんぽを寝袋の中に入れて寝袋を温めておくことで、快適に眠ることができます。また、冷え性な方は手足を温めるのに湯たんぽは最適です。普通の湯たんぽだとお湯が必要になるので、ここでは充電式の湯たんぽをご紹介することにしました。
②電気ひざかけ&ブランケット
カラダが冷えるのを防ぐために、電気ひざかけやブランケットでカラダを温めるのも寒さを防くことができます。ブランケットを肩にかけて、足はひざ掛けであたためると効果的です。
眠るときに寝袋の中に入れてもあたたかい状態で眠れるので快適な車中泊を過ごすことができます。ただ、低温火傷をする可能性もあるので、利用温度にはご注意ください。
③断熱効果のあるサンシェード
外気温の影響を防ぐため。車内の温度を外に逃がさないためにも、断熱効果のあるサンシェードは冬の車中泊には必要です。ちょっとした調理をしたときにガスを使った場合や、お湯を沸かしたときに出た熱を外に逃がしてしまうのはもったいないですよね。
車内全体を温めるものがない車中泊では、いかに熱を車内に蓄えられるかで快適さが変わってきます。寝る前にエンジンをかけてクルマをあたためておくと、断熱効果のあるサンシェードが熱を車内に留めておいてくれるので、寒さをかなり和らげることができます。
車中泊の必需品となる便利グッズ4選
①エンジンをかけずに家電や電子機器に電力を供給できる「ポータブル電源」
ポータブル電源とは、モバイルバッテリーのようにUSBに限定されたものではなく、消費電力の高い電化製品が使える持ち運び便利な電力供給アイテムです。ポータブル電源があれば、車中泊で不便に感じることの大半をクリアすることができます。
〇車中泊でのポータブル電源の必要性
家庭用の電化製品が使えるようになると、車中泊での快適さが劇的にあがります。たとえば、
・電気ポットで簡単にお湯が沸かせるようになる
・お米が炊ける
・暑さ&寒さを防ぐ電化製品が使えるようになる
・小型冷蔵庫で食料品を冷やした状態で持っていける
など、便利さと快適さの両方を手に入れることができるのです。また、できることが増えることで、車中泊の醍醐味である「車内での食事」の幅も広がりますよね。カップラーメンやレトルト食品など簡単なものも良いですが、車中泊を満喫するならできることが多い方が楽しめます。
〇おすすめのポータブル電源と言えば「Jackery(ジャクリ)」
ポータブル電源の選び方に迷ったら、メーカーブランドで選ぶのもアリです。ポータブル電源は処分方法が限られていることはご存じでしょうか。
「保証期間が定まっていないもの」
「価格重視なもの」
「聞いたことのないメーカーから販売されたもの」
は壊れたときに処分方法に困ることが多々あります。その点、Jackery(ジャクリ)は保証期間も長く、長寿命はもちろんのこと、処分に関しても無料で引き取ってくれるので安心です。メーカーブランドとしても世界的に有名ですから、「迷ったらこれ!」と太鼓判を押せるのがJackery製品です。
車中泊に最適なJackery製品なら、ポータブル電源と折りたたみおソーラーパネルをセットしたJackery Solar Generatorがおすすめです。長期間の車中泊でも、ソーラーパネルがあれば、電源の使い切ったポータブル電源に太陽光発電により充電できるので安心できます。
●車中泊におすすめのポータブル電源製品一覧
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②車内空間をマルチ活用「天井収納グッズ」
軽自動車での車中泊なら余計に気にしなければならないのが収納スペースです。自分の寝床を確保もあって、荷物を置く位置や場所は考えないとスペースがなくなってしまいます。
そんなとき、車高の高い車であれば天井を活用する手段があります。100均アイテムを利用して天井に収納スペースを設けることもできるので、手軽に活用できるのも良いです。
利用する便利グッズとしては、
・車用ラゲッジネットを利用する
・突っ張り棒や簡易ネットで自作も可能
工夫次第で収納スペースを自作することもできます。また、コンパクトに折り畳みができるものを選んだり、折りたたみコンテナなどを使って整理整頓するのも、限られた車内空間をうまく使うコツです。
③車内の雰囲気を変える「ランタン」
「夜でも本を読んだりできる明るさがあれば良い」と考えて実用性に特化させた照明器具を選ぶのもアリですが、雰囲気を良くしたいのであれば「ランタン」を使うのもおすすめです。一気にアウトドア感が出て車中泊をしている実感がかなり出ますよ。ランタンの選び方としては、
・必需品を揃える予算(価格)で選ぶ
・ランタンの光の色で選ぶ
・形状で選ぶ
など、様々な選び方があります。実際に火を使うランタンは車内では危険なので、充電式のランタンを使うのが良いでしょう。
電気を利用したランタンなら、光の色も変えられるものがあります。あなたの車内の雰囲気にあった色を選ぶのも、車中泊を盛り上げる要素になります。今はランタンも100均で買えるように。予算に合わせて選ぶこともできるので、おすすめです。
➃多目的に使える「折り畳み式テーブル」
車中泊の必需品として「テーブル」があります。使用用途は、
・食事用テーブル
・作業用テーブル
・就寝用テーブル
など、いろいろなことに使えるので車中泊には必要な装備です。しかし、「ちょっとかさばる恐れがある」と感じる方もいらっしゃるかと思います。そんなときは、『折りたたみ式』を選べばコンパクトに収納できます。使うときだけテーブルとして利用し、使わない時は折りたたんで隅に立てかけておくことで邪魔になりません。
まとめ:不便を無くすアイデアで車中泊を快適に
車中泊は自宅で過ごすことから比べれば、「不便さの塊」かもしれません。しかし、装備次第でその不便さを解消することは可能です。今回の記事では車中泊を快適に過ごすための車中泊グッズを『三種の神器』とともにご紹介しました。
・夏の車中泊に欠かせない車中泊グッズ
・冬の車中泊に欠かせない車中泊グッズ
・車中泊の必需品となる便利グッズ
どれも車中泊を快適に過ごすために必要になってくるアイテムなので、ぜひ検討してみてください。
ときに車中泊で感じる不便さを醍醐味として楽しむのも良いです。1つずつ改善していくことで便利グッズを使う楽しさを味わえば、「今度は何を揃えよう」と考える楽しみがありますよ。色んな形で車中泊を趣味として楽しみを見つけてほしいです。