1.台風が来たときの自転車の安全対策5選
台風が来たときに自転車をそのまま屋外に置いておくと、強風で倒れたり飛ばされたりして危険です。
そこで、台風が来たときの自転車の安全対策を5つ紹介していきます。
①自転車は屋内にしまうのがベスト
台風による飛散や転倒被害を防ぐもっとも確実な方法は、屋内に自転車をしまうことです。玄関や廊下、アパートなら共用の物置などを活用して自転車を保管しましょう。
とくに電動自転車は重量がある上に精密機器も搭載されているため、水濡れや衝撃はできるだけ避けたいです。ベランダも風の通り道になるため、完全な屋内に保管して台風から自転車を守りましょう。
②自転車を倒して地面に寝かせる
室内に置いておくのが難しい場合は、スタンドで立てたままにせずに自転車を地面に寝かせておくのがおすすめです。倒しておけば自転車が風を正面から受けにくくなり、飛ばされたり倒れたりするリスクを抑えられます。
ただし、電動自転車の場合はバッテリーやモーターが水没する可能性があるため、地面に倒すのは避けてください。後述のロープなどの方法で倒れないように固定しましょう。
③柱やフェンスにロープやチェーンでしっかり固定する
柱やフェンスなど自転車が固定できるものがある場合は、しっかりと固定しておくと安心です。より安定感を増すために、前輪と後輪をそれぞれ固定しておきましょう。
チェーンやワイヤーなど切れにくいもので固定するのがおすすめですが、ない場合はロープや紐などで代用してもOK。固定する際は風の流れを受けにくい位置に寄せて、風が当たる面積をなるべく減らすようにするのがポイントです。
④サイクルブロックで固定する
地面に設置して自転車の前輪や後輪を挟み込むタイプの「サイクルブロック」は、台風時にも有効なアイテムです。鉄やコンクリート製で重く安定性が高く、駐輪中の自転車の移動や転倒を防いでくれます。
本来は自転車の整理を目的としたアイテムなので、台風のときだけでなく普段から活用できるのもおすすめポイントです。
⑤自転車カバーは外しておく
台風時は、必ず自転車カバーを外しておきましょう。自転車カバーをつけたままにしておくと、風の影響で帆のようになって自転車ごと飛ばされる可能性があります。
とくに風速20m/sを超えると、固定していても自転車の転倒リスクが高まります。どうしても雨よけとしてカバーを使用したい場合は、ロープや重りでしっかりと押さえてカバーの中に風が入り込まない工夫をしましょう。
2.台風対策に!自転車の固定・転倒防止に便利なアイテム3選
自転車の台風対策を行うなら、しっかりと固定して安定させてくれるアイテムが必要です。
ここでは、自転車の台風対策を行う際に役立つ3つのアイテムを紹介します。
①自転車スタンド

引用:Amazon
自転車スタンドは、日常使いだけでなく台風対策にも効果的です。とくに「ダブルスタンド(両立スタンド)」は接地面が広く、強風でも倒れにくい構造になっています。
電動自転車や子ども用シート付きの車体は重心が高く不安定になりがちなので、安定性の高いスタンドに交換するだけでも安心感が増すのでおすすめです。
②ワイヤーロック
引用:モノタロウ
「ワイヤーロック」は防犯だけでなく、台風対策にも活用できる優れものです。柱やフェンスにくくりつけて自転車を固定すれば、風による転倒や飛散を防げます。
ロックの長さに余裕があるタイプを選べば、フレームと前後輪を同時に結束できるので安定性が向上します。屋根付きの自転車置き場がないアパートなどでは、簡易的な固定手段として活用してみてください。
③ラッシングベルト
引用:パーマンショップ
「ラッシングベルト」は、荷物の固定に使われる工業用のベルトで、台風時の自転車固定にも最適です。強力なバックルで自転車をフェンスや柱に強く締めつけることができ、緩みにくく非常に安定します。
布製なのでフレームを傷つけにくいのもメリットです。とくに自転車カバーと併用し、外側からしっかり巻けば風の侵入も防げるでしょう。
3.台風でも安心な自転車置き場とは?設置と対策のポイント
自転車を台風から守るには、強風に耐えられる「安全な置き場」の確保が欠かせません。
ここでは、台風に強い自転車置き場の選び方や簡単にDIYでできる風よけ対策について解説します。
●台風に強い自転車置き場の選び方と設置条件
台風に強い自転車置き場を選ぶには、「柱と屋根の固定強度」がポイントになります。台風に強い自転車置き場を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
・支柱が金属製で地面にしっかり埋め込まれている
・屋根材がポリカーボネートなど耐風圧設計になっている
また、風の通り道を避けて建物の陰に設置することで、横風の影響も軽減されます。とくにアパートやマンションのベランダ近くに設ける場合は、風向きをしっかり確認してから設置しましょう。
●DIYでできる!自転車置き場の風よけ・補強方法
既存の自転車置き場でも、DIYで風よけ対策が可能です。たとえば、園芸用の防風ネットを側面に張るだけでも風の吹き込みを軽減できます。
さらに支柱部分にラッシングベルトを巻き、補強するのも有効。サイクルハウスや自転車用テントの場合は、ペグや重りで地面にしっかり固定し、風で飛ばない工夫を行いましょう。
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4.自転車の保険・保証もチェックしておこう
台風の影響で自転車が破損してしまった場合に備え、加入している保険の補償内容も確認しておくと安心です。
ここでは、保険や保証で補填できるケースについて解説していきます。
●火災保険・家財保険の「風災補償」で補填できる可能性あり
自転車が台風で破損した場合、火災保険や家財保険で補償を受けられるケースがあります。保険の内容に「風災・ひょう災・雪災」の項目が含まれていれば、自宅敷地内に保管していた自転車も対象になるので確認しておきましょう。
とくに戸建ての方は確認しておく価値ありです。ただし、経年劣化や屋外放置などは対象外となったり、免責金額によっては補償を受けられなかったりするかもしれません。事前に契約内容を確認してみてください。
●自転車保険でも破損対応が可能な場合も
自転車保険でも、保険会社によっては「車両補償オプション」を付けることで台風など自然災害による破損対応が可能になる場合があります。
とくに高額な電動自転車を所有している方には、心強い補償内容です。加入済みの保険がある場合は一度補償範囲を確認し、必要に応じてオプションを追加しておきましょう。
5.台風対策の強い味方!「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源で安心と安全を手に入れよう
台風時には自転車の対策だけでなく、停電対策も行いましょう。台風シーズンの夏に停電が発生すると、熱中症のリスクが高まって非常に危険です。またスマホの充電が切れたり照明が確保できず暗闇で過ごすことなったり、停電が起こるといつもの日常生活が送れなくなることもあります。
そんな時に役立つのが、一般的に使用されているほぼすべての家電に給電できる「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源です。ポータブル電源とは、持ち運び可能な大容量バッテリーのことで停電で電気が使えない状況でもさまざまな家電に電力供給が可能になります。
・スマホやタブレットの充電が可能だから、最新の台風情報を常に確認できる
・LEDライトやランタンで明かりを確保できる
・電子レンジや電気ケトルなどの調理家電で災害時に温かい料理が食べられる
・扇風機やポータブルクーラーで熱中症対策ができる
・ソーラーパネル対応だから停電が長期化しても繰り返し使える
「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源があれば、いつものように照明をつけて、スマホや家電を使いながら家族と安心して過ごせるように。自然放電が少なく、長期保管してもすぐに使える「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源で、もしもに備えておきましょう。
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6.台風発生時の自転車に関するよくある質問
ここでは、台風発生時の自転車に関するよくある質問にお答えしていきます。
●台風の日に自転車通勤はやめた方がいいですか?
台風の日の自転車通勤は、非常に危険です。風速10m/sを超えるとバランスを崩しやすくなり、風速15m/s以上では走行そのものが困難になります。
とくにビル風が強まる都市部や、橋の上・開けた道路では突風による転倒リスクがあり危険です。アパートの駐輪場から出るだけでも危険な場合もあるため、無理をせず公共交通機関や在宅勤務を検討しましょう。
●台風のあと、自転車を使うときに気をつけるところは?
台風通過後に自転車を使う際は、路面状況や車体のコンディションなど以下の点を確認しましょう。
・路面の枝や瓦礫、ぬかるみがないかを確認しながら走行する
・ブレーキやタイヤの異常はないかを確認する
・チェーンやギアのサビや動作不良がないかを確認する
・電動自転車のバッテリー端子が濡れていないかを確認する
被害がなく見えても、目に見えない劣化が進んでいることもあります。台風通過後は、一度メンテナンスに持って行って安全を確かめてから走行するのも一つの手です。
●サイクルハウスは台風でも安全ですか?
サイクルハウスは自転車用の簡易的な屋根付きテントとして人気ですが、台風時の使用には不向きな場合が多いです。とくに布製や軽量フレームのものは強風で飛ばされやすく、かえって危険を招く可能性があります。
地面にペグでしっかり固定し、コンクリートブロックで重しを加えるなどの補強が不可欠です。耐風仕様の製品を選び、風の通り道を避けるなど設置場所にも十分配慮しましょう。
●台風のときは電動自転車も横に倒した方がいいですか?
電動自転車は、台風時にも倒して地面に寝かせるとかえって危険な場合があります。とくにバッテリー部分は雨水の侵入や端子の腐食が起きる可能性があるため、横に倒さずに保管した方が安全です。
台風時には電動自転車は屋内で保管するのが理想ですが、難しい場合は屋外の場合はフェンスや柱にしっかりと固定しましょう。
まとめ
台風による強風や豪雨は、自転車の転倒・破損・飛散など多くのリスクを伴います。被害を防ぐには、屋内への避難や頑丈な固定、自転車置き場の補強など事前の対策を行いましょう。
また台風時には自転車の対策だけでなく、停電対策をしておくのもポイント。電気が使えない状況でも快適に過ごせるように、ほぼすべての家電に電力供給ができる「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源で台風に備えておきましょう。