1.地震発生時の食器棚の危険性3つ
ここからは、地震発生時の食器棚の危険性3つをそれぞれ詳しく解説していきます。
●危険性①食器が落下する
地震が発生すると食器棚が揺れ、収納されている食器が落ちてくる可能性があります。
食器棚には鍋や調理家電など、食器以上に重量のあるものを収納している家庭も多いです。落ちてくると危険なものが収納されている可能性もあるので、収納しているものが落ちてこないように対策をしておきましょう。
●危険性②食器棚が倒れる
地震によって激しい揺れが起きると、食器棚そのものが倒れてしまう可能性もあります。食器棚は大きく重量もあるので、万が一下敷きになってしまうと命にかかわる怪我をしてしまうかもしれません。
食器棚が倒れてしまうと外へ出る脱出経路を塞がれてしまう可能性もあるため、事前に対策しておくと安心です。
●危険性③食器棚のガラスが割れる
食器棚は、扉部分にガラスを使用しているものが多く、地震によって割れてしまう可能性も考えられます。ガラスが割れてしまうと、破片が飛び散って大変危険です。
割れたガラスを踏んで怪我をする可能性があるため、ガラスが割れて飛び散らないように事前に対策をしておきましょう。
2.これでバッチリ!食器棚の地震対策6選
引用元:政府広報オンライン
食器棚の地震対策は、以下の6つです。
・転倒防止グッズを使う
・扉にロックを取り付ける
・ガラス飛散を防止する
・重いものは低い場所に収納する
・立てる収納で横滑りを防ぐ
・引き出しタイプの食器棚にする
それぞれ詳しく解説していきます。
●転倒防止グッズを使う
食器棚の転倒を防ぐには、「突っ張り棒」などで食器棚を固定するのがおすすめ。ほかにも食器棚の下に差し込む「転倒防止プレート」や、「耐震シート」「耐震マット」といったグッズも効果的です。
大きさや耐荷重に合わせて、自宅の食器棚に最適なものを選びましょう。
●扉にロックを取り付ける
地震によって食器棚の扉が開いて中のものが落下しないように、扉にロックを取り付けておきましょう。
揺れを感じると自動でロックしてくれる「耐震ラッチ」や、簡易的な鍵の役割をしてくれる「扉ロック」などがおすすめです。
●ガラス飛散を防止する
食器棚にガラスが使用されている場合、割れて破片が飛び散らないように事前に対策しておきましょう。あらかじめ飛散防止フィルムで対策をしておけば、割れて飛び散ったガラスを踏んで怪我をすることもなくなります。
地震発生時に怪我をすると避難が難しくなる可能性もあるので、事前に対策しておくことが大切です。
●重いものは低い場所に収納する
食器棚に重いものや割れやすいものを収納する際は、腰よりも下に収納するのがポイントです。低い位置に収納することで万が一、お皿や重い調理器具が落下しても頭を怪我するリスクを回避することができます。
落下しても危険が少ないものを食器棚上部に収納し、地震が発生しても怪我をしないように対策しておきましょう。
●立てる収納で横滑りを防ぐ
食器を重ねて収納すると横滑りしやすく、横の食器とぶつかって割れやすくなってしまいます。とくに平皿類は重ねて収納すると横滑りしやすく、小さい揺れでも破損や落下の危険性があるので注意しましょう。
平皿類を食器棚に収納する場合は、ファイルボックスなどを活用して立てて収納するのがおすすめ。仮に平皿類が割れてしまってもファイルボックス内に破片が収まるので、破片を踏んで怪我をするリスクも抑えられます。
●引き出しタイプの食器棚にする
食器棚を購入するなら、扉タイプではなく引き出しタイプがおすすめです。引き出しの食器棚は腰よりも低い位置であることが多く、高い場所から食器が落ちてくる危険を回避することができます。
また、地震で食器が割れてしまっても引き出しの中に収まるため、破片を踏んで怪我をすることもありません。これから食器棚の購入を考えている方は、引き出しタイプのものを選びましょう。
3.食器棚の地震対策!おすすめ耐震グッズ6選|100均で買えるものも!
ここからは、食器棚におすすめの耐震グッズを6つ紹介していきます。
●耐震マット
「耐震マット」は粘着性のあるジェル状のマットが地震の揺れや衝撃を吸収し、食器棚の転倒を防ぐ耐震グッズです。耐震マットは製品によって耐震度が異なるため、できるだけ耐震度が高いものを選びましょう。
ただし大きな食器棚の場合、耐震マットだけでは十分な地震対策とならない場合があります。耐震マットとほかの耐震グッズを併用するのがおすすめです。
●転倒防止突っ張り棒
「転倒防止突っ張り棒」は、天井と食器棚の間に設置して食器棚の転倒を防ぐ耐震グッズです。金具を使用せずに固定でき、食器棚や壁に傷がつかないので賃貸住宅に住む方でも気軽に導入できます。
ただし転倒防止突っ張り棒だけでは、地震の揺れによっては支えきれない可能性もあります。家具と床のあいだに設置するストッパー型の転倒防止グッズなど、ほかの耐震グッズと組み合わせて大きな地震にも備えましょう。
●耐震ラッチ
「耐震ラッチ」は、地震の揺れを感知すると自動で食器棚の扉をロックして中身の飛び出しを防ぐ耐震グッズです。地震の揺れを察知しない限りロックが作動しないため、普段の使用で不便を感じることはありません。
耐震ラッチは開き戸の食器棚の地震対策として用いられることが多いですが、引き戸用の商品も販売されています。引き戸の食器棚は地震によってスライドして開いてしまうので、引き戸用の耐震ラッチで対策しましょう。
●扉ロック
「扉ロック」は、食器棚の扉をロックして中身の飛び出しを防ぐ耐震グッズです。両面テープで貼り付けるだけと取り付けも簡単で、100円ショップでも気軽に入手できます。
ロックさえしておけば扉が開かなくなるので、小さい子どものイタズラ防止としてもおすすめです。バンド式と回転式の2種類あり、おしゃれなデザインのものも販売されているので使用場所や好みにあわせて選択しましょう。
●滑り止めシート
「滑り止めシート」は、食器棚の中に敷いて食器の滑り出しを防ぐ耐震グッズです。さまざまな素材や形状、構造のものがあるので幅広い用途で使用できます。
使用場所にあわせたサイズにカットできるものもあり、100均で手軽に購入できます。色やデザインも豊富でおしゃれなものも多いので、好みやインテリアにあわせて選択するといいでしょう。
●飛散防止フィルム
「飛散防止フィルム」は、貼るだけで割れたガラスの飛び散りを防ぐアイテムです。
地震で食器棚のガラス部分が割れてしまうと、飛び散った破片を踏んで怪我をする可能性があります。非常に危険なので、ガラスが割れても飛び散らないようにしっかりと対策しておきましょう。
4.危険は食器棚だけじゃない!準備しておきたい地震対策5選
ここからは、食器棚以外にも準備しておきたい5つの地震対策を詳しく解説していきます。
●食料・飲料水・生活必需品などの備蓄
地震でライフラインが止まってしまった場合に備えて、保存のきく食料や飲料水の備蓄をしておきましょう。また、生活にかかせない生活必需品も用意しておくと安心です。
準備しておくべき備蓄の目安は、以下のとおりです。
食料 |
1人3日分を用意 【例】 ご飯・ビスケット・板チョコ・乾パンなど |
飲料水 |
3日分(1人1日3リットル) |
生活必需品 |
トイレットペーパー・ティッシュペーパー・カセットコンロ・ろうそくやマッチなど |
参考:首相官邸
備蓄の目安は3日分ですが、大規模災害時には1週間分の備蓄が必要とされています。また飲料水と別に、食器洗いやトイレなどで使用する生活用水も必要です。常にお風呂に水をはっておく、水道水を入れたポリタンクを用意するなど日頃から準備しておきましょう。
●救急セット・衛生管理用品の準備
地震が発生すると怪我をする恐れがあるため、救急セットは必ず用意しておきましょう。とくに持病をお持ちの方は、医薬品の用意も忘れずに行ってください。
また体を清潔に保ち、感染症を予防するためにウェットティッシュや手指消毒剤などの衛生管理用品も準備しておくと安心です。
●避難用持ち出しバッグの準備
地震が発生し、自宅から避難しなくてはいけなくなった際に持ち出せる「避難用持ち出しバッグ」を準備しておきましょう。避難用持ち出しバッグには、下記のようなものを入れておくと安心です。
・水
・食品
・衣類、下着
・懐中電灯
・防災用ヘルメットや防災頭巾
・携帯ラジオ
・予備電池、携帯充電器
・毛布、タオル
・救急用品
参考:首相官邸
準備した避難用持ち出しバッグは、非常時でもサッと持ち出せる場所に保管しておきましょう。また、乳児がいるご家庭の場合はミルクや紙おむつ、哺乳瓶なども用意しておくと安心です。
●避難ルートや避難場所の確認
地震が発生し、安全な場所へ避難するときのために事前に避難ルートや避難場所の確認をしておきましょう。
また、家族が離れているときに地震が発生した場合の安全確認の方法も事前に決めておくと安心です。
●非常用電源(ポータブル電源)の設置
地震が発生すると停電が起こる可能性があるため、長期間の停電に備えて非常用電源を準備しておきましょう。非常用電源には下記のような理由から、大容量バッテリー「ポータブル電源」がおすすめです。
・コンセント(AC電源)がない場所でも家電や電子機器に給電できる
・軽量、コンパクトで非常時に手軽に持ち運べる
・排気ガスが出ないから室内でも安心して使用できる
・非常時以外もキャンプや車中泊、節電にも活用できる
・ソーラーパネルで充電可能
ポータブル電源があればスマホを充電して家族の安否を確認したり、扇風機や電気毛布、冷蔵庫に給電したりできます。ソーラーパネルをセットで導入すると太陽光での充電が可能になるため、停電が長期化しても電力が途絶えることはありません。災害時の強い味方となるポータブル電源を用意して、地震から家族の安全を守りましょう。
5.Jackeryのポータブル電源で地震に備えよう!おすすめ機種4選
地震の備えとしてポータブル電源を導入するなら、下記の理由からソーラーパネルとポータブル電源がセットになった「Jackery Solar Generator」がおすすめです。
・全世界累計販売台数400万台を誇り、信頼性が抜群
・防災製品等推奨品マークを取得しているから災害時も安心して使用できる
・ラインナップが豊富で自分に合った製品が見つかる
・自己放電率が低く、いざというときにすぐに使える
・充電しながら給電でき、電力供給がストップしない
ここからは、地震の備えにおすすめの「Jackery Solar Generator」4機種を紹介します。
●Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル
「Jackery ポータブル電源 240 New」と「Jackery SolarSaga 40 Mini」がセットになった製品です。
重さ約3.6㎏と軽量かつコンパクトなので、災害時でもリュックに入れて簡単に持ち運べます。長期保管時に重宝する「超ロングスタンバイモード」も搭載された、いざというときに心強いアイテムです。1~2人用の停電対策におすすめします。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
「Jackery ソーラーパネル 600 Plus」と「Jackery SolarSaga 100」がセットになっています。
電源供給をポータブル電源に自動で切り替えてくれる「UPS機能」が搭載されているため、地震で停電が発生しても安心です。専用のアプリにも対応しており、電源のオン・オフを遠隔で操作することもできます。2~4人程度で1日分、もしくは1~2人で数日分の地震対策におすすめです。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
「Jackery ポータブル電源 1000 New」と「Jackery SolarSaga 100」がセットになった製品です。
22dB以下の静音設計モデルなので、枕元や狭い避難所で使用しても動作音が気になりません。10年以上使用できる長寿命バッテリーが搭載された、停電時の備えやアウトドアに重宝するアイテムです。3~4人の家族で、数日分の停電対策をするのに適しています。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
「Jackery ポータブル電源 2000 New」とソーラーパネルがセットになった製品です。
耐震試験に合格しているため、震度7までの強い揺れにも耐えることができます。「バッテリー節約モード」や「超ロングスタンバイモード」など、災害時に大活躍の機能が搭載されたJackeryの最新モデルです。4人以上の大家族で、数日~1週間程度の電源を確保したい人におすすめします。
まとめ
今回は、食器棚の地震対策について解説しました。地震はさまざまな危険を及ぼす自然災害です。いつ発生するかわからないからこそ、日頃からしっかりと対策しておきましょう。
地震による停電に備えて、非常用電源としてポータブル電源を準備しておくと安心です。「Jackery Solar Generator」を導入して、地震による停電に備えましょう。