夏キャンプの虫除け対策7選!最強虫除け対策グッズやキャンプ場の選び方など紹介

夏キャンプの虫除け対策7選!最強虫除け対策グッズやキャンプ場の選び方など紹介

長期休みで行けて軽装で楽しめるのが夏キャンプ。そんな魅力溢れる夏キャンプで唯一、気がかりなのが「虫」という方も多いのではないでしょうか。夏になると気温や湿度の上昇に伴い、虫も多くなります。何も対策を取らずにキャンプをしていると、食材に虫が付いて食欲が失せたり、虫に刺されて感染症にかかってしまったりと弊害は大きいです。この記事では、夏キャンプにおける虫対策7選について解説しています。最後まで読むことで、夏キャンプにおける虫除け対策に関する知識が身につき、虫を寄せ付けない快適なキャンプができるようになるでしょう。

夏キャンプは虫対策必須!よく出る7種類の虫

夏キャンプではよく出現する虫の種類が決まっています。それぞれの特徴を理解しておくことで、より的を絞った効果的な虫除け対策ができるようになります。夏に出現頻度の高い虫は次の7種類です。

虫の種類

生態

人への害

・蚊は水のあるところに卵を産み付けるため、川辺や水たまりがある場所で多く見られる

・人が発する炭酸ガスや皮膚の臭い、温度を感知して寄ってくる

・蚊に刺されるとかゆみが生じる

・蚊に刺されることによる感染症が最も深刻(例:日本脳炎、デング熱)

ブヨ

・ハエの仲間

・人に被害を及ぼすのは5種ほど

・ノコギリ状の口を使い、皮膚を咬み切って出血させ、血をエサとする

・刺された傷口から入る唾液によって、腫れやかゆみが生じる

・完治まで1〜2週間かかることがある

・酷い腫れ、ズキズキとした痛み、水膨れ、倦怠感、微熱が発症するケースもある

・低地から低山地に生息している

・繁殖期である7~10月に攻撃性が増す

・肉、魚、アルコール、甘い飲料の臭いに寄ってくる

・2回同じ種類の蜂に刺されるとアナフィラキシーショック症状を起こす

・呼吸困難や血圧低下などを起こし、死に至るケースもある

アブ

・ハエの仲間

・川・沼・水田などの湿地に生息する

・6月〜9月に被害が増える

・卵巣の発育を目的に吸血するため、しつこく追いかけてくる

・刺された患部が腫れ、痛みや痒みが生じる

・完治まで2〜3週間かかる場合もある

ムカデ

・温度が18℃以上になる6〜8月ごろに活発に活動する節足動物

・暗くて湿気の多い場所を好む

・鋭い毒を持つ牙がある

・噛まれると患部が腫れ上がり、嘔吐や頭痛、吐き気、めまいを発症する

・胴が太く地味な色

・幼虫は毛虫や芋虫が多い

・紫外線に集まる

・不快害虫

・毒針によって皮膚炎を引き起こす

ハエ

・人が生活している環境に生息する

・糞を食べるものが多い

・動物の死体や糞に発生する

・病原菌を媒介する

・汚いところを歩き回り、病原菌を運搬する

 

初心者必見!夏キャンプの虫除け対策7選

夏キャンプにおける虫除け対策は、自身や一緒に行った仲間を守るために重要です。万が一虫に刺されてしまった場合には、腫れや痛みが発症するだけでなく、最悪の場合死に至る危険もあります。ここで紹介する7つの夏キャンプ虫対策を徹底しましょう。

①虫除けグッズを使用する

虫除け対策と聞いて最初に思い浮かぶのが、虫除けスプレーなどの虫除けグッズの使用ではないでしょうか。虫に対してピンポイントで殺虫・防虫効果を発揮するため、虫除けグッズのキャンプ場への持参は欠かせません。虫除けグッズには、スプレータイプ、吊るすタイプ、集めるタイプなどがあり、その種類は様々です。それらは虫除けの方法や対象の虫、効果が異なりますので、予定しているキャンプ場に多く生息している虫に合った種類を選ぶとよいでしょう。

②ランタンを離れた位置に設置する

虫は明るい場所に集まるという習性を活かした虫除け対策がこちらです。生活拠点となるテントから離れた位置に、囮としてランタンを設置します。そうすることで、虫はランタンの近くに集まり、テント周辺は虫に煩わされることなく過ごせます。また、光に集まることで知られる虫が好むのは紫外線です。そのため、テント周辺を照らす灯りには蛍光灯ランタンではなく、紫外線を含まないLEDランタンを使用するのがよいでしょう。

③長袖・長ズボンという服装にする

素肌を露出していると、虫に刺されるリスクが高まります。そのため、夏キャンプであっても長袖・長ズボンを着用するのがおすすめです。とはいっても、真夏に長袖・長ズボンは暑すぎますよね。そのような方は、上着として長袖・長ズボンを持参し、必要なときに重ね着するという方法もあります。できるだけ通気性の良い素材を選ぶのもポイントです。また、黒色の服装はブヨやハチが反応してくるため、避けましょう。

➃メッシュの付いたギアを使用する

メッシュ付きのテントやタープは、プライベートスペースに虫を侵入させない方法として有効です。また、虫だけでなく焚き火の灰も防げます。メッシュ付きのギアの選び方は次の3点です。

  • ●使用する人数とキャンプギアが入り切るか

  • ●収納サイズがコンパクトか

  • ●UVカット加工がされているか

夏キャンプでは、キャンプギアを外に出していると灰や虫がつく可能性があります。そのため、使用していないキャンプギアはできるだけテントの中に収納するのがベストです。また、メッシュが付いていてもコンパクトに収納できると、キャンプの道中が楽になります。さらに、UVカット加工がされていると真夏の暑いキャンプでも快適に過ごせますよ。

⑤ヨモギの葉を焚き火に入れる

ヨモギの葉に含まれるシオネールという成分は、蚊やハエが嫌う香りを発します。そのため、焚き火の中にヨモギの葉を放り込むだけで防虫効果が期待できます。ヨモギは全国に生えている野草ですが、採取する際には注意が必要です。ヨモギとよく似た葉を持つ植物にブタクサとトリカブトがあります。これらには毒性があるため、誤って採取してしまうと呼吸困難に陥り、最悪死に至る可能性も考えられます。ヨモギには、春菊に似た甘い香りがあるため、必ず嗅ぎ分けてから使用しましょう

⑥虫が少ないキャンプ場を選ぶ

虫が好む環境が揃ったキャンプ場には、勿論ですが虫は多いです。そのため、キャンプ場選びの段階で、虫が出現しやすい条件に合致しないキャンプ場の中から選ぶ方法があります。おすすめのキャンプ場の選び方は次の章で解説しているので、参考にしてみてください。また、キャンプ場の口コミやレビューを見ると、虫が多いか少ないかやどんな虫が発生するかといった情報が書かれている場合があります。事前にチェックしておくのがよいでしょう。

⑦ゴミ袋を長時間放置しない

生ゴミから出る腐敗臭や水気には、虫が集まりやすいです。長時間放置していると、近隣のキャンパーの迷惑にもなりかねません。そのため、キャンプで出たゴミは長時間放置せずに、決められた場所に早めに捨てるのがよいでしょう。また、ゴミ袋を置いておく場合は、封を縛りテントから離れた位置に置いておくのが望ましいです。

夏でも虫が少ないキャンプ場の3つの選び方

夏でも虫が少ないキャンプ場の3つの選び方

夏キャンプでいくら虫除け対策を徹底しても、虫が大量にいるキャンプ場ではその効果を十分に発揮することは難しいでしょう。そのため、夏でも虫が少ないキャンプ場を選ぶことが最初の虫除け対策になります。夏でも虫が少ない環境は次の3つです。

①川・池付近ではない

川や池などの水場付近には虫が発生しやすいです。特に蚊は水場に産卵するため、川辺のサイトなどでは蚊が多くなります。そのため、川や池付近ではないキャンプ場を選びましょう。もし仮に川遊びを楽しむ目的も含んだキャンプである場合は、川から離れたサイトを選ぶのがよいです。また、どうしても川辺付近でキャンプがしたい場合は、流れの速い上流付近を選ぶと比較的虫は少ないですよ。

②標高が高い

標高が高いと平地に比べて気温が下がります。虫は気温が高い環境を好むので、標高の高さに比例して虫も少なくなります。そのため、標高が高いキャンプ場は虫が少ないと言えるでしょう。特に標高1,000m以上では蚊が少ないといわれています。ただし、標高の高いキャンプ場はアクセスしづらい場所にあることも多いので、注意しましょう。水場が近くになく、標高が高いキャンプ場は、虫の数がぐっと少なくなります。

③芝生より砂利

キャンプ場のフィールドは「芝生」よりも「砂利」のほうが虫は少ないです。草木を食す虫が多いため、芝生にはアリやバッタなども生息しています。また、砂利場に虫がいても分かりやすいですが、芝生の中に虫がいると草で隠れて見つけづらいです。山や林間のキャンプ場はサイトが芝生であることが多いため、川や池に比べて虫が少なく砂利のフィールドとなる「海」はおすすめのステージです。

夏キャンプの最強虫除け対策グッズ4選

虫除け対策グッズは、虫が多くなる夏キャンプに欠かせません。ここでは、特に効果の高い虫よけ対策グッズを4つご紹介します。

①身体をバリア「虫除けスプレー」

身体にスプレーを吹きかけて、虫から身を守るのが虫除けスプレー。成分や濃度、スプレーのタイプなどによって、さまざまな種類があります。特にキャンプ場で活躍する虫除けスプレーの選び方は次の3つです。

  • ●ディート:30%、イカリジン:15%配合

  • ●ミストタイプ

  • ●使い切りタイプ

虫除けスプレーの主な成分である「ディート」は蚊やアブ、ブヨなどの多くの虫に効果があります。効き目が強いため、虫を徹底的に寄せ付けたくない方には30%配合がおすすめです。「イカリジン」はディートよりも皮膚への刺激が弱く、効果があります。また、スプレータイプとして、ガス噴射式であるエアゾールタイプは引火の恐れがあるため、ミストタイプがキャンプには望ましいでしょう。さらに、虫除けスプレーには使用期限が決まっているため、使用人数に応じた使い切りタイプが最適です。

②煙による殺虫効果「蚊取り線香」

サイトに近寄ってきた蚊を、燻煙式渦巻き型の殺虫成分を練り込んだ線香の煙で殺すのが蚊取り線香です。蚊取り線香には、通常の10倍もの効果を発揮する赤いパッケージの「コダマパワー森林香」があります。キャンプ場で大活躍するため、キャンパーに人気の高い商品です。パワー森林香は5〜6時間の燃焼時間があるため、デイキャンプでは1個、泊まりのキャンプでは2、3個あれば十分でしょう。

③サイトを虫から守る「ハッカ油」

ハッカ油は、キャンプ場に出やすい蚊・アブ・ブヨ・蜂・カメムシ・ゴキブリなどの虫に対して虫除け効果があります。ハッカ油の使い方としては手足に吹きかけるだけです。また、自然由来のオーガニック製品のため、子どもでも安心して使用できます。さらにハッカ油には虫除け効果だけでなく、次のような効果もあります。

  • ●メントールによる抗菌効果

  • ●清涼感による覚醒効果

  • ●夏の暑さによる汗や料理で出たゴミの消臭効果

一般的な虫除けスプレーは刺激が強く、身体への影響が心配な方には特におすすめです。

➃安全基地「メッシュ付きタープ」

雨・風・日差し除けとしても役立つタープは、メッシュ付きを選ぶことで虫除け対策にも抜群です。メッシュがあることで風を通して涼しい上に、虫の侵入も防げます。メッシュ付きタープのおすすめは次の3商品です。

  • ●ヘキサメッシュタープUV M-3150|キャプテンスタッグ

  • ●REVOスクエアメッシュウォール|ユニフレーム

  • ●テント カヤード|スノーピーク

夏キャンプを快適に過ごすにはJackeryポータブル電源もおすすめ!

夏キャンプを快適に過ごすにはJackeryポータブル電源もおすすめ!

キャンプにおける快適さを妨げる要素として、この記事では「虫」を取り上げましたが、その他にも「猛暑・極寒」「料理の高難度」「不審者」などがあります。それらの課題を解決し、快適なキャンプを提供してくれるのが「Jackeryポータブル電源」です。

ポータブル電源とは、大量の電力を蓄電し、電源サイトのない場所でも、生活家電や電子機器に給電できるバッテリーを指します。ポータブル電源があることで、次のような場面で役立ちます。

  • ●小型クーラー、扇風機、電気毛布が常時使用できるため、暑さ・寒さ対策ができる

  • ●電子レンジ、オーブン、ケトルなどの家電が使用できるため、簡単に料理が可能

  • ●スマホを常にフル充電にしておけるため、緊急時の連絡手段が確保できる

  • ●テントから離れた位置に虫を寄せ付けるLEDライトの役割も担う

ポータブル電源の中でも、特にJackery製は容量別の商品バリエーションが豊富なため、あなたのキャンプスタイルに合った商品が見つかるでしょう。

また、コンパクトかつ軽量設計のため、キャンプの行き帰りの持ち物の邪魔にもなりません。ポータブル電源初心者の方に特におすすめなのが、191400mAh/708Whという大容量の「Jackery ポータブル電源 708」です。

 

Jackery ポータブル電源 708

Jackery ポータブル電源 708」の特徴

  • ●スマホを約40回フル充電できるため、万が一虫に刺された場合も適切な機関に迅速に連絡できる

  • ●車載冷蔵庫は約51時間、電気毛布が約10時間使用できるため、暑さ寒さ対策が可能

  • ●AC100Vコンセント、USB-A、USB-C、DCによる接続ができ、多様な機器に対応している

  • ●防災製品等推奨品認証、PSEマーク、UN38.3を取得した高い安全性を誇る

  • ●ソーラーパネルと組み合わせることで、キャンプ上で蓄電することもできる

夏キャンプでは気温の上昇に伴い虫が増えるため、虫除け対策が必須です。まずは虫が少ないキャンプ場を選び、長袖・長ズボンを持参しましょう。キャンプギアでは、ランタンを用いることでテントから虫を遠ざけることが可能になり、メッシュ付きタープでテント内への侵入を防ぎます。そして、身体に虫除けスプレーを吹きかければ最善の対策と言えるでしょう。虫除け対策を徹底して、夏キャンプを最大限楽しんでください。


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