家族でファミリーキャンプを始める方法!費用・楽しみ方・キャンプ場とグッズの選び方
子供と一緒に家族でアウトドアを満喫できるファミリーキャンプ。大自然のなかで遊べるので、子供も大喜びします。しかし、初めて家族キャンプをする方は「どのように始めたら良いんだろう?」「ファミリー向けキャンプ場の選び方は?」と不安に思っている方もいるでしょう。そこで今回の記事では、家族で楽しむファミリーキャンプの始め方・かかる費用・楽しみ方・必需品とキャンプ場の選び方を詳しく解説します。初めて家族キャンプをされる方は、ぜひ最後までご覧ください。
家族でファミリーキャンプを始めよう!
家族キャンプの費用を紹介!
家族キャンプを始める場合には、費用がかかります。その代表的な費用は以下の2つです。
● ①道具の初期費用
● ②キャンプ場の利用料
上記の費用について詳しく解説します。家族でのファミリーキャンプの初期費用やキャンプ場利用料が気になる方は、チェックしておきましょう。
①道具の初期費用
項目 |
費用(目安) |
テント |
約30,000円 |
タープ |
約10,000円 |
寝袋 |
約5,000円 |
マット |
約2,000円 |
チェア |
約3,000円 |
クーラーボックス |
約5,000円 |
調理道具(コンロ・スプーンなど) |
約8,000円 |
ランタン |
約2,000円 |
家族キャンプを始めるために必要不可欠なキャンプ道具は、テントやタープ、寝袋、チェアなどです。これらを初めて揃える場合、初期費用が必要になります。
家族4人で利用するためのテントは約3万円。タープやシート、ハンマーやペグなどの付属品も合わせると約4万円以上かかるでしょう。
また、寝袋やランタンなどの道具も購入しないといけません。そのため、比較的安価な道具で揃えても、初期費用だけで約6万円以上になります。
ただし、キャンプ場によっては道具をレンタルすることもできます。まずはお試しで楽しんでみてから、購入を検討してみると良いでしょう。
②キャンプ場の利用料
キャンプ場の利用料は、1泊につき約5,000〜8,000円が相場です。サイトの利用料、テントの設置代、車の駐車料金などが含まれています。
また、テントを増やしたい場合は、追加で約2,000円を払います。多くても約10,000円以内で収められるケースが多いです。
しかし、ハイシーズンや土日祝日は利用料が異なる場合があります。キャンプ場のWebサイトを確認したり、電話でお問合せをしたりして、必ずチェックするようにしましょう。
関連人気記事:冬キャンプを快適に過ごすポイントを専門家に聞いてみた
家族・ファミリーキャンプの楽しみ方
家族でするファミリーキャンプには、いくつかの楽しみ方があります。みなさんに楽しんでみて欲しいのは以下の4つです。
● 自然を満喫する
● 家族で料理を作ってみる
● 夜のキャンプファイヤーで癒される
● ゲームやスポーツを楽しむ
上記の楽しみ方を実行すれば、さらに家族キャンプを満喫できるでしょう。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
①自然を満喫する
ファミリーキャンプの一番の魅力は、なんと言っても自然のなかで過ごす時間です。森林や川、湖や海など、自然豊かな環境で精神をリセットできます。
千葉大学環境健康フィールド科学センターの山を歩く実験では「ストレス時に高まる代表的なストレスホルモンであるコルチゾール濃度は、都市部歩行に比べて15.8 %低下し、ストレス状態が軽減しました。リラックス時に高まる副交感神経活動は、森林部15分間の歩行によって、都市部歩行に比べ、102 %亢進し、リラックス状態が顕著に高まりました。」と述べられています。
そして、山には虫や鳥、川には魚が生息しているので、生き物を目にする機会が多いです。川に入って魚掴みをしたり、山で虫取りをしたりするのも良いでしょう。このように、家族キャンプでは子供はもちろん、大人もリラックスできるのでおすすめです。
②家族で料理を作ってみる
家族キャンプでは、みんなで料理を作って楽しめます。家族と料理を作ることで、チームワークが生まれて絆を深められるのです。
普段自宅では、お母さんに任せっきりになる場合が多いので、家族みんなで手伝ってみると良いでしょう。ただ調理を楽しめるだけでなく、母親への感謝の気持ちも生まれます。
みんなで作れる料理やデザートを一緒に作り、夫婦の仲も子供との関係も良好にしてみてください。ファミリーキャンプで料理を安全に作るには、火を使わずに家電に給電できるポータブル電源の活用がおすすめです。
③夜のキャンプファイヤーで癒される
キャンプファイヤーも、家族キャンプの楽しみ方のひとつです。夜の風景をより美しくし、特別な思い出を作ることができます。
そんな焚き火には、癒し効果もあることはご存知でしょうか。こちらは「1/fゆらぎ」のリズムが影響しています。人間の心臓の鼓動と同じリズムで揺れているので、生体的に快感を得るのです。その結果、焚き火を見ると心が落ち着きます。
ただし、安全面には注意が必要です。焚き火から1m以上の感覚をあけ、周囲に燃えるものがない場所で行うようにしましょう。
④ゲームやスポーツを楽しむ
家族キャンプでは、大自然のなかでゲームやスポーツを楽しめます。道具を準備して行けば、以下のような遊びが可能です。
● フリスビー
● バドミントン
● キャッチボール
また、雨の日にはテントのなかで、トランプゲーム(UNO・神経衰弱)をしてみるのもおすすめです。子供だけでなく、大人も童心を思い出して楽しめます。
子供が好きな遊びに適した道具を持ち運び、キャンプで満喫してみましょう。
家族で楽しむキャンプ場5つの選び方!
家族とファミリーキャンプを楽しむためには、場所選びが大切です。その選び方のポイントは以下の通りになります。
● ①設備の充実度をチェックする
● ②サイトの大きさを確認する
● ③安全性を気にする
● ④自宅からの距離を意識する
● ⑤トイレやお風呂に近い場所を選ぶ
上記のポイントを押さえておけば、素晴らしいキャンプ場を見つけられます。必ず目を通しておくようにしましょう。
関連人気記事:【2023年】夏でも涼しいおすすめのキャンプ場10選|関東・関西・東海など地域別で解説
①設備の充実度をチェックする
キャンプ場の設備は、家族キャンプを楽しむうえで非常に重要なポイントです。自宅にあるような設備が揃っていることで、アウトドアを楽しみながら快適に過ごせます。
● トイレ
● シャワー
● 洗面台
● 炊事場
上記のような設備が揃っているキャンプ場が理想です。トイレやシャワーを我慢する必要がないので、不便なく過ごせます。
また、近くにコンビニやスーパーマーケットがあると便利です。緊急時や何かを忘れてしまった場合など、近くで買い出しできる場所があると、安心してキャンプを楽しめます。
②サイトの大きさを確認する
家族キャンプでは、サイトの大きさが重要です。大きなテントを張れる場所や、子供が遊べるスペースがないといけません。そのため、理想的なサイトの大きさは「約100㎡」です。省スペースでも構わない方は「約80㎡」でも構いません。
子供と活発的に遊びたいのであれば、大きめのサイトに越したことはないです。できる限り「約100㎡」のサイトがあるキャンプ場を選んでみてください。
③安全性を気にする
キャンプ場は自然に囲まれた環境で過ごすため、安全性を気にしないといけません。家族キャンプでは、小さなお子さんがいるので注意する必要があります。特に、夜間は暗くなってしまうので、子供の居場所がわかりにくいです。街灯が多くある場所を選ぶと、見失う心配もなくなります。
また、山岳地帯にあるキャンプ場は、斜面になっている場所も多いです。怪我や事故の原因になるので、これらのキャンプ場を避ける必要があります。そして、万が一の場合があるので、スタッフが常在しているキャンプ場が良いです。トラブルが起きた場合に、すぐに相談できます。
家族キャンプをする際には、
● キャンプ場が開けている
● 街灯が配置されている
● スタッフが常在している
これらのポイントを意識して選ぶと、比較的安心して生活が送れるでしょう。
④自宅からの距離を意識する
自宅からの距離も意識する必要があります。子供の体調が優れない場合に、すぐに自宅へと帰るためです。
もし、離れたキャンプ場に行った場合には、帰っている間に体調が悪化する可能性があります。万が一の場合に備えるためにも、近場のキャンプ場を選びましょう。
理想としては、自宅から1時間以内に行けるキャンプ場です。すぐに帰って来られるので、安心感があります。
⑤トイレやお風呂が近い場所を選ぶ
家族キャンプをする際には、トイレやお風呂が近いキャンプ場を選ぶと良いです。子供たちは、尿意や便意を我慢できないので、トイレが近くにないといけません。
また、お風呂が近くにあると、着替えなどを持ち運ぶ手間を減らせます。移動の労力を軽減できるので、ご両親が助かるでしょう。
トイレやお風呂が近いサイトがあるキャンプ場を選ぶか、小規模なキャンプ場を見つけるようにしてみてください。
家族キャンプに持って行きたい道具!
家族でファミリーキャンプを楽しむためには、以下の道具が必要です。
● ①テント
● ②寝袋
● ③大型テーブル
● ④タープテント
● ⑤ランタン
● ⑥折り畳みチェア
● ⑦調理機器
● ⑧スマートフォン
● ⑨寒さ対策・暑さ対策グッズ
● ⑩ポータブル電源
上記10種類のアイテムを持ち運べば、家族キャンプを快適に楽しめるでしょう。家族キャンプに向けて、それぞれのグッズの選び方をぜひ確認してみてください。
①テント
テントはファミキャンに必要不可欠なアイテムです。金属や布で作られた天幕で、寝るスペースを確保してくれます。
また、風や雨から守ってくれるので、快適に生活することも可能です。天候が悪い日には、テントのなかに入ってゲームも楽しめます。
そんな家族キャンプのテントの選び方は、以下の3ポイントです。
● 使用人数をチェック(4〜5人用)
● 耐水圧をチェック(1,500m以上がベスト)
● 設営のしやすさをチェック(ドーム型がおすすめ)
このようなポイントを意識すれば、家族キャンプに相応しいテントが見つけられます。初心者の方は、シンプルで設営しやすい4〜5人用のドーム型テントを選んでみましょう。
②寝袋
寝袋は家族キャンプの必須アイテムです。袋状の形をした携帯用寝具になっており、キャンプの就寝時に使います。
寝袋は体全体を覆ってくれるので、肌寒い時期でもポカポカと温まりながら眠りにつけます。子供の体温を守って風邪を引かないためにも、大切なアイテムです。
そんな寝袋を選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
● 快適使用温度をチェック(夏5〜10℃・冬-5℃以下)
● 寝袋の形状をチェック(家族キャンプには封筒型がおすすめ)
● 収納サイズをチェック(コンパクトな寝袋が持ち運びやすい)
封筒型の寝袋は、連結ができるタイプです。家族みんなで一緒に寝れるので、小さいお子さんも安心して眠りにつけます。
③大型テーブル
大型テーブルも、家族キャンプに必要なアイテムです。料理を作る際に、たくさんの食材を並べて切ったり、焼いて調理したりできます。
特に家族キャンプでは、食材や食器などの量も多いので、全てを乗せられる大きさのテーブルが必要です。小さいテーブルを持って行った場合には、置き場所に困ってしまいます。
ですので、必ず大きめのテーブルを準備しないといけません。
● サイズをチェック(横幅約120cm〜×奥行約80cm〜)
● 設営のしやすさをチェック(折りたたみ式が簡単で使いやすい)
● 素材をチェック(アルミ製のテーブルがおすすめ!軽くて耐熱性にも優れいている)
上記の選び方を意識すると、家族キャンプに適したテーブルが選べます。長く使い続けるためにも、