1.冬のバイク走行における防寒対策の重要性
冬のバイク走行には多くのリスクを伴います。寒さはライダーの体調だけでなく、安全運転にも大きな影響を与える要因です。そのため適切な防寒対策を講じることは、快適な走行だけでなく、事故を防ぐためにも非常に重要となります。それでは、より詳しく見ていきましょう。
●体が冷えると操作ミスが生じ、事故につながることも
冬のバイク走行では、気温が低くなることで体温が急激に下がり、手足の感覚が鈍くなります。その結果、クラッチやブレーキの操作が遅れがちになり、一瞬の操作ミスが事故を引き起こすリスクを高めます。特に寒さが厳しい日には、体が思うように動かなくなり注意力も散漫になりがちです。このため、特に手足の防寒対策は非常に重要となります。
●時速50kmで走行した場合、気温8℃でも体感温度は-6℃に
バイクは風を受けながら走行するため、実際の気温よりも体感温度が大幅に低下します。体感温度に関する「リンケの法則」では、風が強いと体表面からの熱が奪われるため、実際の気温よりも低く感じることが示されています。リンケの法則に基づく時速ごとの体感温度は以下のとおりです。
時速 |
秒速 |
体感温度 |
30km |
8.33m |
-11.55℃ |
50km |
13.89m |
-14.91℃ |
80km |
22.22m |
-18.86℃ |
100km |
27.78m |
–21.1℃ |
時速50kmで走行した場合、体感温度は-14.91℃になります。そのため、気温8℃でも実際には-6.91℃(8℃-14.91℃)と感じることになります。このような厳しい寒さから身を守るためには、万全の防寒対策が欠かせません。
●防寒対策を怠ると、低体温症や凍傷のリスクが高まる
防寒対策を怠って長時間走行すると、体温が下がり続け、低体温症や凍傷を引き起こす危険があります。低体温症は体温が異常に下がることで意識を失う可能性があり、凍傷は手足の末端が冷えすぎて最悪の場合、組織が損傷することもあります。これらのリスクを避けるためには、しっかりとした防寒対策を講じることが重要です。
2.寒すぎる冬のバイク走行におすすめの防寒対策アイテム16選
安全で快適に冬のバイク走行を楽しむために、おすすめの防寒対策アイテムを16点紹介します。それでは詳しく見ていきましょう。
●ライディングジャケット
冬用のライディングジャケットは、防風性や保温性が優れており、冷たい風や寒さから体をしっかり守ります。体温の低下を防ぎ、快適なライディングを実現可能です。またプロテクターが内蔵されているモデルを選ぶことで、事故時の衝撃を和らげる役割を果たします。
●ライディングパンツ
下半身を暖かく保つための冬用のライディングパンツは欠かせません。防風性が高く、動きやすいデザインのものを選べば、冬のツーリングも快適に楽しめます。また安全性を重視するなら、膝プロテクターが付いたタイプがおすすめです。プロテクターは万が一の事故時に膝をしっかりと守ってくれます。
●ライディンググローブ
バイクを運転する際は、ブレーキやクラッチの操作を手元で行うため、防寒性の高い冬用ライディンググローブが必須です。防風性や保温性に優れた素材で作られており、着用することで冬でも快適にバイクを運転できます。事故や転倒のリスクを避け、安全にツーリングを楽しむためにも、必ず冬用のライディンググローブを着用しましょう。
●ライディングブーツ
バイク走行時には、足首が冷えないように冬用ライディングブーツを履くのがおすすめです。防寒性に優れたライディングブーツを履くことで、冷気や雨水から足をしっかり守り、保温効果を高められます。ブーツ内部には保温素材が使用されているため、長時間のライディングでも暖かさを保てるでしょう。
●インナージャケット
ライディングジャケットの下にインナージャケットを一枚加えることで、隙間風を防ぎ、より高い保温効果を得られます。動きやすさを重視する方には、薄手のダウンジャケットやベスト型のインナージャケットがおすすめです。これらは軽量でありながら優れた保温性を持ち、ライディング時の動きを妨げません。選ぶ際にはフィット感やデザインも考慮し、自分に合ったものを見つけましょう。
●高性能保温インナー
ユニクロのヒートテックやミズノのブレスサーモなどの高性能保温インナーを着用することで、より快適にツーリングを楽しめます。これらのインナーは優れた吸湿発熱機能を備えており、体から発生する汗を素早く吸収し、暖かさを逃しません。上下セットで着用すると、さらに保温性が高まります。
●リストバンド
手首の冷えを防ぐリストバンドは、ライディンググローブとの相性が抜群です。装着することで手首周りの冷気をシャットアウトし、暖かさを保てます。また簡単に装着できるため、手軽に防寒対策ができるのも魅力です。特に袖が詰まっていないタイプのジャケットと組み合わせると、さらに防寒効果が期待できます。
●レインコート
非常用の防寒具としておすすめなのがレインコートです。防風性に優れたものが多いため、いざという時に防寒対策として役立ちます。コンパクトに収納できるものをカバンやバイクの収納スペースに常備しておくと安心です。
●ライディングソックス
足元を温めるためには、厚手のライディングソックスが効果的です。足元の冷えを防ぐだけでなく、快適なフィット感も得られます。素材には保温性に優れたメリノウールや、体温を利用して熱を発生させる発熱素材を選ぶと良いでしょう。
●フェイスマスク
顔や首元を冷えから守りたい方には、フェイスマスクがおすすめです。フェイスマスクは、顔と首を覆う防寒用のマスクです。薄手のタイプが多いため、フルフェイスヘルメットを着用していても快適に使えます。
●レッグウォーマー
ライディングパンツの上からレッグウォーマーを着用することで、さらに保温効果が期待できます。簡単に着脱できるため、必要に応じて暖かさを調整できるのが魅力です。また軽量でコンパクトに収納できるモデルが多く、気軽に持ち運べます。気温の変化に柔軟に対応でき、安心して冬のツーリングを楽しめるでしょう。
●アンクルウォーマー
足首周りを温めるアンクルウォーマーは、寒さが厳しい日には特に重宝します。足首をしっかり覆うことで、冷えを防ぎ、血行を促進する効果も期待できます。厚手の素材を選ぶことで、さらに暖かさが増し冬のバイク走行をより快適にしてくれるでしょう。
●グリップヒーター
手元の暖かさを重視する方には、グリップヒーターの導入をおすすめします。グリップヒーターは電熱線を内蔵したグリップで、バッテリーから電力を供給します。スイッチを入れるとグリップ自体が温まり、手を暖かく保ちます。
●カイロ
手軽に使えるカイロは、冬のバイク走行に便利です。ジャケットの内側やインナーダウンの裏側に貼ることで、低温やけどの心配なく、効率的に暖かさを取り込むことができます。寒い時期でも安心してライディングを楽しむためのお手軽アイテムです。
●電熱アイテム
下記の電熱アイテムは、内蔵された電熱ヒーターによって暖かさを提供し、寒い季節でも快適なライディングをサポートします。
・電熱ジャケット
・電熱パンツ
・電熱インナー
・電熱グローブ
・電熱ソックス など
電熱ヒーターはバッテリーや外部電源から電力を供給しており、バッテリーの容量が大きいほど、より長時間使用できます。寒い冬でも快適にバイクに乗りたい方におすすめです。
●ポータブル電源
ポータブル電源は、電熱アイテムやスマホの充電に便利です。冬のツーリングでは、電熱アイテムを使って暖かさを保つことで快適さが増します。長時間使用するためにはポータブル電源が欠かせません。またナビとして使うスマホを長時間活用できるため、長距離ツーリングにも役立ちます。冬のツーリングを存分に楽しみたい方は、自分に合ったポータブル電源を準備しておきましょう。
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3.ポータブル電源があれば冬のツーリングがより快適に!
とにかく快適に冬のツーリングを楽しみたい方は、ポータブル電源を準備しましょう。ここではポータブル電源を利用することで得られる具体的なメリットを紹介します。
●電熱アイテムを充電できる
ポータブル電源を活用すれば、電熱ジャケットや電熱グローブなどの電熱アイテムを簡単に充電できます。電熱アイテムはバッテリー容量が限られているため、長時間の使用には不向きです。しかしポータブル電源があれば電熱アイテムをすぐに充電できるため、長時間快適にツーリングを楽しめます。
●ナビ代わりになるスマホを充電できる
ポータブル電源があれば、スマホを充電してナビとして長時間使用することができます。また、PCやタブレットなどの電子機器も移動の途中に充電可能です。特にツーリングが趣味のノマドワーカーは、小型のポータブル電源を1台持っておいて損はありません。
●寒すぎるときに電気毛布で暖まれる
冬のツーリングの休憩中に、電気毛布や小型ヒーターを活用して暖を取れるのも魅力です。長時間のバイク走行で体が冷えてしまった場合でも、電気毛布を使えばすぐに体を温められます。寒い休憩時も快適に過ごせるため、体力を温存しながら冬のツーリングを続けられるでしょう。
●休憩場所や目的地で温かい料理を作れる
休憩場所や目的地で温かい料理を作れるのは大きなメリットです。ツーリングの休憩時には、仲間とバイクを囲んで電気ケトルで淹れた温かいコーヒーで体を温められます。またツーリングの後に景勝地で絶景を眺めながら、リュックに入る1合炊きのマイクロ炊飯器で炊いた、炊き立てのホカホカ炊き込みご飯を楽しむことも可能です。ポータブル電源を準備して、冬のツーリングをさらに思い出深いものにしましょう。
4.バイクの防寒対策におすすめのポータブル電源3選
冬のバイクの防寒対策には、当社「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源がおすすめです。その理由は以下のとおりです。
・軽量・コンパクト設計のためバイクで持ち運びやすい
・ラインナップが豊富なので、自分に合った容量やサイズのモデルを選べる
・多彩な出力ポートが搭載されており、複数のアイテムを同時に使用できる
全世界で400万台以上の販売実績がある当社Jackery(ジャクリ)製品から、バイクの防寒対策におすすめのポータブル電源を3つ紹介します。あなたにぴったりのモデルを見つけて、安全で快適な冬のバイクツーリングを楽しみましょう。
●Jackery Explorer 100 Plus
※Jackery Explorer 100 Plusには、AC電源が搭載されていません。
Jackery Explorer 100 Plusは、Jackeryのポータブル電源の中で最もコンパクトで軽量なモデルです。UL規格の耐衝撃テストをクリアしているため、バイク走行時の振動にも耐えることができます。持ち運びやすさを重視する方に特におすすめのモデルです。
●Jackery ポータブル電源 240 New
Jackery ポータブル電源 240 Newは、世界累計50万台以上を売り上げた大ヒットモデル「240」をパワフルに進化させた製品です。定格出力300Wを備えながら、重量は約3.6kgと軽量コンパクト。毎日充電しても10年間持つ長寿命バッテリーに加え、安心の5年保証も魅力です。
●Jackery ポータブル電源 300 Plus
Jackery ポータブル電源 300 Plusは、容量288Wh・定格出力300Wを備えたコンパクトなポータブル電源です。リュックにすっぽり収まるサイズで、バイクの積載にも困りません。スマホを約14回充電でき、電気毛布を約4時間使用できるため、冬のロングツーリングのお供にぴったりです。また、家庭のコンセントから約2時間でフル充電できます。
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まとめ
冬のバイク走行を快適に楽しむには、しっかりとした防寒対策が不可欠です。体が冷えると操作ミスが生じ、事故のリスクが高まるため、保温性の高いアイテムを装備する必要があります。ライディングジャケットや電熱アイテムなどの防寒グッズを活用することで、快適な冬のツーリングが実現します。
またポータブル電源を利用すれば、冬のバイク走行がさらに快適になります。具体的な利点は以下のとおりです。
・電熱アイテムを利用できる
・ナビ代わりのスマホを充電できる
・休憩時に電気毛布で暖をとれる
・電気ケトルを使って、すぐに暖かいカップラーメンやコーヒーを作れる
バイクに積載できるコンパクト設計のポータブル電源を豊富に取り扱うJackeryのポータブル電源を準備して、安心で楽しい冬のツーリングを楽しみましょう。
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