初心者向けキャンプガイド!一日の流れ・注意点・キャンプ場選び方・おすすめ道具を解説
「キャンプを始めてみたいけど、何から始めればいいか分からない」「初心者が一人前のキャンパーになるまでの流れが知りたい」このような想いを持っている方は多いのではないでしょうか。昨今ブームとなっているキャンプでは、都会の喧騒から離れ、自然を感じてリラックスできます。この記事では、キャンプ初心者の方に向けて、最初に揃えるものやキャンプ当日のやり方、おすすめのキャンプ場の選び方などを解説します。
キャンプとは?初心者に伝えたいキャンプの魅力
キャンプとは、「自然の中で、必要最小限の装備を携えて生活したり活動したり宿泊したりすること」を指します。人がキャンプに魅せられる理由は、キャンプ飯が美味しそうだから、自然を感じたいから、都会の賑やかさに疲れたから、など様々です。いくつもあるキャンプの魅力から、主な3つを抜粋して紹介します。
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●何もないこと
キャンプ場にあるのは、自分の持ち物と自然のみです。何もないからこそ、都会では味わえない解放感と、深い物思いにふけることができます。
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●大自然を感じられる
川のせせらぎ、木々が風に揺れる音、焚き火の薪が爆ぜる音を一心に感じられます。心が浄化していく感覚を一度味わうと、キャンプの虜になってしまいます。
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●自然の中で食べるキャンプ飯
キャンプで作るキャンプ飯は特別です。食材を1から調理し、自ら火を起こします。自然の中で作ったキャンプ飯は、達成感があるとともに、自然の恵みに感謝できます。
初心者必見!キャンプのやり方・流れ
キャンプに一度も行ったことがない方、行ったことはあるけど流れを覚えていないという方も安心してください。初心者向けキャンプのやり方は次の7つのステップで説明いたします。
①事前に必要な道具を揃える
キャンプ当日に道具を準備すると焦ってしまい、必ずと言っていいほど忘れ物をしてしまいます。前日までに必要な道具を揃えるようにしましょう。必要な道具は、泊まりを伴うかどうか、キャンプスタイルによっても変わってきます。
この記事の最後の章では、キャンプ初心者が最初に揃えるべきキャンプ道具を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。キャンプ飯で作る献立も前日までには考えておくのが良いです。当日の受付前に買い出しをして、スムーズにキャンプ場に向かえるようにしましょう。
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②受付でチェックインする
キャンプ場に着いたらまずは受付に行ってチェックインの手続きをします。ここで、ゴミの処理方法や就寝時間などの説明があるので、しっかり聞いておきましょう。
レンタル用品が必要な場合もここで手続きをします。また、予約不要なキャンプ場の場合は、受付順でサイトが埋まっていくため、チェックイン開始時刻の少し前に受付する場所に着いているのがおすすめです。
③サイトで設営する
車で来ている場合は、荷物を下ろしてサイトに向かいます。いよいよキャンプの始まりです。まずは、テントやタープを張ったり、テーブル、チェアを組み立てたりと設営を行います。
その日1日を過ごす居住空間になるので、あなたの好みに合わせて配置を考えましょう。
特にテントやタープはポールを立てたり、屋根を付けたりと力作業になるので、何人かで協力するとスムーズに設営が可能です。
➃料理や焚き火のための火を起こす
設営が完了したら、次は火起こしです。キャンプ初心者の方はこの火起こしで、手こずってしまうかもしれません。キャンプ初心者でも簡単にできる火の起こし方は次の通りです。
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1.焚き火台を設置する
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2.着火剤に点火する
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3.細い薪をくべる
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4.太い薪をくべて炎を安定させる
火が起こせたら、一旦焚き火を眺めて休憩するのもいいですね。焚き火の炎のゆらめきにはリラックス効果があります。大自然に囲まれたて焚き火を眺めながら、薪が爆ぜる音に耳を澄ましてみてください。
⑤キャンプ料理を作る
昼食または夕食の時間になれば、いよいよキャンプ飯を作ります。焚き火を使った直火料理もいいですし、BBQコンロを使って小さく料理するのもいいです。キャンプ料理では、みんなで協力して作り上げる楽しさがあります。ソロキャンプでも、全て一人で調理するため達成感がありますよ。
大自然の中で食べるキャンプ飯は、家庭料理とはまた違う美味しさを感じられるでしょう。ある程度慣れてきたら、調理方法を変えてみたり、あなたなりのアレンジレシピを考案してみたりすると、楽しさの幅が広がります。
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⑥サイトで撤去作業をする
キャンプを楽しんだら、最後の撤収作業に入ります。チェックアウト時刻の1時間半前くらいから始めると、余裕を持って撤収できるでしょう。
テントの下に敷いているグランドシートは土が付いているので、早めに水で流してサイトの近くに干しておくのがベストです。使ったキャンプギアはしっかり炊事場で洗い、ゴミは決められた場所に捨てます。
⑦受付でチェックアウトする
最後に受付でチェックアウトの手続きをしましょう。キャンプ場によっては、チェックアウト不要の場所もあるので、事前に確認しておくのがよいです。
これで一通りのキャンプの流れは終了です。一度体験すると次回からはスムーズに段取りをこなせるので、まずは行ってみるのがおすすめです。
キャンプ初心者がキャンプを楽しむための3つの注意点
これからキャンプを始めたいという初心者の方は、キャンプ場に向かう前から気をつけておくべき注意点があります。ここに気をつけるだけで、最高のキャンプができる条件が揃うので、ぜひ参考にしてみてください。
①天候や気温が安定している時期を狙う
キャンプには年中行くことが可能ですが、天候や気温が安定していない時期に行くと物足りなさを感じかねません。梅雨の時期に予約すると雨が降っている可能性が高いです。雨が降っていると、次のようなデメリットがあります。
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●設営・撤収が大変になる
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●火起こしが難しく、最悪火が使えない可能性がある
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●雨の音で寝付けない可能性がある
このように、雨が降っているとキャンプの楽しさは半減してしまいます。また、気温が低い冬も厚めの寝袋や毛布が必要になり、初心者には不向きです。天候や気温が安定している時期を選び、天気予報は事前に確認するようにしましょう。
②キャンプ場選びは慎重に行う
初心者の方は特にキャンプ場選びを慎重にしたほうがいいです。なぜなら、キャンプ場によってはレンタル品がなかったり、薪や炭が置いてなかったりと、できると思っていたことができない可能性があるからです。
最初のうちは、人気の高いファミリーキャンプ向きのキャンプ場がおすすめです。規模の大きいキャンプ場は、レンタル用品が売店が充実していることが多いです。
次の章で解説するキャンプ場の選び方をぜひ、参考にしてみてください。
②キャンプ場のルールを守る
キャンプにチェックインする際には、必ずルールを確認しましょう。特に確認すべき項目は、消灯時間、ゴミの処理方法、シャワーの利用方法です。
消灯時間を過ぎても焚き火を付けたままにしていると、明るいだけでなく薪の爆ぜる音が響き、近隣のキャンパーの迷惑になります。ゴミの分別が決まっていたら、きちんとルールに従って決められた場所に捨てましょう。
シャワーが使えるキャンプ場が多いですが、使える時間帯や使用方法を聞いておく必要があります。キャンプ場によっては、シャワー室に暗証番号が設定されていて、番号を聞くにも受付が閉まっていてシャワーが使えないことになりかねません。
初心者が気になるキャンプ場の選び方3選
キャンプ場選びに失敗すると、せっかくのキャンプが期待外れなものになってしまいます。最初は最高のロケーション、条件でキャンプがしたいですよね。初心者の方が失敗しないためのキャンプ場の選び方を3つご紹介します。
①スタッフが常駐している
キャンプ初心者の方は、サイトの使い方や設営方法などスタッフに聞きたい内容が多いと思います。スタッフが常駐しているキャンプ場を選ぶと、困った時にすぐ助けてもらえます。また、特にソロキャンプを楽しむ予定の方は、スタッフが常駐していると防犯対策にもなるため、おすすめです。
②売店・レンタル品が充実している
まず、薪と炭が現地で調達できると持ち物が大分軽くなります。最初のうちは、タープ、テーブルなどの重量のあるギアはレンタル品で揃えるのがよいでしょう。実際に使ってみることで、キャンプギアの良し悪しが分かります。
現地のレンタル品が充実していると、キャンプを始める難易度も下がるので、おすすめです。逆に、軽量な小物類は持っていくのは手間ではないので、事前に購入するのがよいでしょう。
③トイレ・シャワーが常設している
キャンプ場によっては、トイレが壊れていて使えなかったり、シャワーが付いていないことがあります。その場合は、離れた場所まで向かう必要があり、かなり手間がかかります。トイレ・シャワーは常設している場所を選びましょう。
初心者が最初に揃えるべきキャンプ道具4選
レンタル品に毎回頼っていると、料金がかさみ勿体ないです。これからキャンプをしていきたいと考えている初心者の方は、最初のうちに次の4つの道具を揃えておくのがおすすめです。これから紹介するそれぞれのキャンプギアの選び方も参考に、商品を選んでみてください。
①第二の居住空間「テント」
夜に寝泊まりを行う場合にはテントが必要になります。テントの料金はピンキリで、種類も全部で下記のような8種類にも及びます。
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●ドームテント
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●ツールームテント
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●ワンポールテント
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●ソロテント
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●シェルターテント
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●ワンタッチテント
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●特殊タイプテント
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●ロッジ型テント
キャンプ初心者はまずは、1万円前後の価格帯から、使用人数と設営・撤収のしやすさを重視して選びましょう。今では、1万円前後でも高性能なテントがあります。ワンタッチで設営ができると、スムーズにキャンプを始められるのでおすすめです。
②快適なキャンプの必需品「チェア」
キャンプでリラックスするためには、チェアは欠かせません。チェアの選び方は、重さと収納サイズです。重さが重いほど、座り心地は良くなりますが、持ち運びが不便です。キャンプ初心者によくある失敗として、座り心地だけで選んでしまい、持ち運びづらく使わなくなってしまいます。
リュックに収納するサイズも重要です。大きすぎると手で持つ必要が出てくるので、できるだけリュックに収納できる折りたたみチェアがおすすめです。
③キャンプの醍醐味「焚き火台」
キャンプをしていると焚き火をすると思いますが、焚き火台はマストアイテムです。キャンプ場によっては、焚き火台のレンタルがない場合もあるので、1つ持っていて損はありません。
焚き火台には様々なサイズがありますが、用途によって選ぶタイプは変わってきます。焚き火を眺める鑑賞がメインでしたら、できるだけコンパクトで軽量のものがいいでしょう。焚き火料理も楽しみたいとお考えの方は、土台がしっかりしていて、置ける面積が広めのものがおすすめです。
➃1台あると安心「ポータブル電源」
キャンプ初心者の強い味方と言えるのがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄電し、電源のないところでも電子機器や生活家電(炊飯器やIHヒーター、扇風機など)に給電できる機器を指します。キャンプにポータブル電源があることで、次のようなメリットがあります。
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●屋外でも電子レンジ、炊飯器、電気ポットなどの家電が使えるので、初心者でも簡単にキャンプ飯を作ることができる
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●夏には小型クーラー、扇風機、小型冷蔵庫が使え、冬には電気毛布が使えるため、季節を選ばずにキャンプできる
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●スマホを常にフル充電にしておけるため、キャンプでも災害・防犯対策ができる
ポータブル電源の中でも、容量別に様々なバリエーションの商品があるJackery(ジャクリ)製がおすすめです。ソーラーパネルで外出先でも充電ができるので、ランニングコストをかけずにキャンプで重宝するため、1台あるととても便利ですよ。
Jackery製の中で、キャンプ初心者の方には、「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」がおすすめです。特徴は次の通りです。
商品の特徴
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●軽量コンパクト設計のため、キャンプ初心者でも持ち運びしやすい
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●ソーラーパネル、コンセントを使い、最速1.7時間で高速フル充電が可能
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●LEDライト搭載で、夜を照らすライトとしても活躍
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●保証期間が5年(3年+無料延長サポート2年)ついてるため、安心して使用できる
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●4000サイクル数と10年間以上使える長寿命と静音設計により、キャンプに集中して楽しめる
大自然の中で過ごす非日常体験であるキャンプ。都会の忙しさから離れて、これまでのあなたを振り返って労り、物思いにふけることができます。キャンプで過ごした時間は素敵な思い出になることでしょう。キャンプ初心者の方でも、この記事でご紹介したキャンプの基本を参考に、あなただけのキャンプライフを楽しんでください。
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