簡単キャンプ飯の定番7選!初心者でも美味しく作れるポイントも解説
キャンプの醍醐味ともいえるキャンプ飯。そんなキャンプ飯にはキャンプで作るからこその魅力がたくさんあります。その魅力を確実に体感できるのが定番のキャンプ飯です。この記事では、簡単に作れる定番のキャンプ飯のレシピ7選や、美味しく作るためのポイントを解説しています。
「キャンプに行く予定があるけど、定番料理が分からない」そんな悩みをお持ちの方も最後まで読むことで、作りたいキャンプ飯が決まり、必要なアイテムを揃えることができます。
キャンプを盛り上げるキャンプ飯の魅力とは
「キャンプに行って何をする?」と聞かれて、「料理を作る」と答える人は多いのではないでしょうか。キャンプで作る料理、すなわち「キャンプ飯」にはキャンプだからこそ味わえる魅力があります。
キャンプ飯の魅力は主に次の3つです。
● なんといっても美味い!
焚き火を使った直火により高火力で焼き上げ、自然の中で素材の味を楽しむ。家庭で食べる料理とはまた違った美味しさがあります。その美味しさとともに食材への感謝、自然への感謝、日常への感謝が込み上げてくることでしょう。
● みんなで焚き火を囲って食べる楽しさ
みんなで協力して作った料理を、焚き火を囲って食べると、達成感と共に「キャンプって楽しい!」と実感できるはずです。
● 食材選びでキャンプ飯に思いを巡らせる
キャンプ飯の魅力は作ったり、食べたりしている時だけではなく、準備にもあります。何を作ろうか仲間で話し合ったり、キャンプ飯を想像しながら食材を購入する過程もキャンプ飯でしか味わえない楽しさです。
まずは定番のキャンプ飯から作るべき3つの理由
キャンプ初心者の方は、まずは「定番」といわれているキャンプ飯から作ることをおすすめします。その理由は次の3つです。
①キャンプ飯の魅力が詰まっている
定番のキャンプ飯は、前章で紹介したようなキャンプ飯ならではの魅力が詰まった料理です。そのため、最初に定番を作ればキャンプ飯の魅力が分かり、よりキャンプが好きになると思います。
②何より美味しい
定番のキャンプ飯は味も保証されているため、最初のキャンプで満足のいくキャンプ飯が作れることでしょう。一度その美味しさを知っておくことで、誰かにキャンプの楽しさを紹介したい時などに、迷わず定番を選ぶことができます。
③次のキャンプの楽しみができる
魅力が詰まった定番のキャンプ飯を最初に作ると、美味しかった料理は次回の楽しみになります。さらにその土台となる定番の魅力からヒントを得て、自分なりのアレンジレシピを考案したり、楽しさの幅が広がっていきます。そうして、キャンプの魅力にはまっていけるのです。
簡単キャンプ飯の定番おすすめレシピ7選(食材・必要の調理器具・作り方)
それでは、初心者でも簡単に作れるキャンプ飯の定番レシピ7選をご紹介します。一般的にもよく知られている定番から、キャンパー界隈での定番まで幅広く紹介しているので、初心者の方は作ってみたいキャンプ飯があるかチェックしてみてください。
①誰もが知る定番!「バーベキュー」
キャンプといえばバーベキューというイメージがあるように、バーベキューはキャンプ飯における一番の定番といえます。バーベキューの魅力といえば、食べたい素材をとにかく焼くだけ!という簡単な調理工程にあります。
食材(1人前)
肉 |
男性300g、女性200g |
野菜 |
適量 |
海鮮 |
適量 |
ソース |
適量 |
調理道具
● 厚い鉄板
● バーベキューコンロ
作り方・食べ方
1. とにかく食材を鉄板の上で焼いていきます。
2. 火が通ったら焼肉・テリヤキ・ポン酢などのソースにつけて食べます。
②みんなで協力「カレーライス」
火起こし、ご飯を炊く、野菜のカット、肉を焼く、カレーを煮込むという複数の調理工程をみんなで役割分担して楽しめるのが「カレーライス」の魅力です。みんなの力を集結して作ったカレーは格別ですよね。
食材(1人前)
肉(牛肉・鶏肉・豚肉など) |
適量 |
野菜(玉ねぎ、ニンジン、じゃがいもなど) |
適量 |
カレー粉 |
1人分 |
ご飯 |
1合 |
調理道具
● 鍋
● 焚き火台
作り方
1. 炭火で焼く野菜と、カレーに入れる野菜を分けます。
2. 炭火で焼く野菜は、大きくざく切りにし、カレーに入れる野菜は、火が通りやすいよう、細かく切ります。
3. ご飯を炊いておきます。
4. 鍋で細かく切った野菜を炒め、しばらく煮込みます。
5. 炭火で肉や野菜を焦げ目がつくまで焼きます。
6. お鍋の野菜が煮えたら、カレー粉を加えます。
7. ご飯にカレーをのせたら完成です。
③鉄板で豪快に作る「焼きそば」
キャンプで作る焼きそばは、自宅でフライパンで作る焼きそばに比べて美味しさが段違いです。高火力で一気に肉や野菜を焼き、そばとソースを絡ませ、鉄板で豪快に作っていると、これぞキャンプ!と実感します。
食材(1人前)
蒸し中華麺 |
1人分 |
もやし |
1/4パック |
キャベツ |
2枚 |
豚肉 |
50g |
ウスターソース |
大さじ2 |
ごま油 |
適量 |
紅生姜、青のり |
適量 |
調理道具
● 厚い鉄板
● バーベキューグリル
作り方
1. 麺を水洗いしてほぐします。
2. 豚肉と野菜を適当な大きさに切ります。
3. 鉄板にごま油を入れて熱し、麺を加えて焼き色が付くまで焼いたら戻します。
4. もやしとキャベツを炒めて、火が通ったら麺を戻し入れます。
5. ウスターソースを加えて中火で炒めて、全体にソースが回ったら器に盛りつけます。
6. 紅生姜や青のりで味付けをしたら完成です。
➃キャンプならでは!「燻製ステーキ」
自宅で燻製をする機会はなかなかないのではないでしょうか。燻製ステーキはまさにキャンプならではの定番キャンプ飯です。でかいステーキを贅沢に使い燻製させると、モクモクと香ばしい煙が立ってきます。その味はなんとも絶品なんです。
食材(1人前)
牛肉ステーキ |
男性300g、女性200g |
塩コショウ |
適量 |
調理道具
● メスティン
● スモークチップ
● ミニグリル
作り方
1. ステーキに塩コショウを振り、下味を付けておきます。
2. メスティンの底にスモークチップを散りばめ、底網を敷きます。スモークチップは、底網の上にはみ出ない程度にすることがポイントです。
3. 底網の上にステーキを置き、蓋をします。
4. 火が付いたミニグリルの上にメスティンを置き、モクモクと煙が立つまで待ちます。
5. 煙が立ってきたら完成です。
⑤キャンプの朝はこれ!「ホットサンド」
キャンプの朝食の定番といえば「ホットサンド」です。ホットサンドメーカーを使い、好きな材料をパンに挟んで、2つの鉄板でプレスして焚き火で焼きます。しばらくして美味しそうな香りがしてきたら、あなた特製のホットサンドの出来上がりです。
食材(1人前)
食パン |
8枚切り×2枚 |
溶けるチーズ |
1枚 |
ハム |
1枚 |
黒コショウ |
適量 |
調理道具
● ホットサンドメーカー
作り方
1. パンに具材をはさみ、お好みで黒コショウをふります。
2. もう一枚のパンを重ね、ホットサンドメーカーで焼き色がつくまで焼きます。
3. 焼き色が付き、チーズが溶けていたら完成です。
⑥隠れた定番「アヒージョ」
アヒージョは簡単に作れて美味しいキャンプ飯として、キャンパーの間では定番料理です。筆者も手間がかからず、簡単に美味しく出来上がるので毎回のキャンプ飯に取り入れています。入れる食材によって様々な味が楽しめるのも、スペイン料理アヒージョの魅力です。
食材(1人前)
エビ |
100g |
マッシュルーム |
4~5個 |
鷹の爪 |
1本 |
ニンニク |
4片 |
オリーブオイル |
適量 |
塩 |
適量 |
調理道具
● クッカー
● 焚き火台
作り方
1. エビに下味をつけたら、ニンニクは芽を取り除き薄切りにします。
2. クッカーにニンニクと鷹の爪を入れ、オリーブオイルを注いで弱火にかけます。
3. ニンニクの風味が出てきたらエビとマッシュルームを加え、オリーブオイルが沸騰したら、弱火で煮込みます。
4. 火が通ったら完成です。
⑦焚き火で作るデザート「焼きマシュマロ」
言わずと知れたキャンプの定番デザートといえば「焼きマシュマロ」でしょう。竹串の先端にマシュマロを刺し、みんなで焚き火を囲って炙って仕上げていきます。炙り過ぎたら焦げてしまうので火加減の調整が意外と難しかったりしますが、甘さと香ばしさのバランスが絶妙な絶品デザートです。
食材(1人前)
マシュマロ |
好きなだけ |
調理道具
● 串
● 焚き火台
作り方
1. マシュマロを串に刺して準備します。
2. 串をクルクル回しながら焚き火で炙って焼きます。
この時、火が強すぎると、マシュマロの内側が溶ける前に、表面だけが焦げて真っ黒になってしまいます。気長に弱火でじっくりと焼いていくのがよいでしょう。
3. こんがりときつね色に全体が染まったら完成です。
初心者必見!キャンプ飯の定番を美味しく作る3つのポイント
キャンプでは、普段何気なくしている調理過程に時間がかかったり、持ち物として盲点だった調理道具があったりします。キャンプ初心者の方は、特に気をつけておきたい定番のキャンプ飯を手早く、美味しく作るためのポイントを3つ解説します。
①自宅で下準備をしておく
作りたい料理が決まれば事前に自宅で食材の分量を計り、小分けにして持っていくのが望ましいです。その理由は次のとおりです。
● キャンプ中に分量を計る時間がもったいない。
● 計るための道具や不必要な量の調味料や食材を持っていくことになる。
● 誤った分量で料理してしまうと味付けに失敗する可能性がある。
その他の下準備として、野菜やお肉をカットしたり、串に刺したりしておくと、持っていく調理道具が少なくなり、料理時間も短縮できます。ただし、傷みやすい食材は、水分が多いと雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒になる恐れもあります。水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってから持っていきましょう。
②ご飯は無洗米を使う
ご飯は無洗米を使うと洗う手間が省けて便利です。無洗米も必要な量だけ自宅で小分けにしておくのが良いでしょう。
また、「米」は持っていくのを忘れがちな食材としても挙げられます。米を忘れてキャンプ場近くで調達すると、必要以上の量を購入する必要があり、持ち帰るのも大変ですので、注意してください。
③調理器具を揃える
現地で献立を考えてしまうと「持ってきた調理道具では作れない」、ということもありますので、事前に考えた献立に適した調理道具を揃えるようにしましょう。
特に燻製やホットサンドをする場合には、専用の調理道具が必要になりますので、注意してください。
定番のキャンプ飯に欠かせないアイテム3選
定番のキャンプ飯を作る上で、欠かせないキャンプギア3選をご紹介します。これらがあれば、幅広いキャンプ飯を楽しむことができますので、ぜひ揃えてみてください。
①メスティン
メスティンとは、スウェーデンのトランギア社が作っているクッカーを指すのが一般的です。アルミ製で熱伝導率が高いので、固形の燃料でも高温調理が可能です。
メスティンがあれば、ご飯を炊いたり、パスタを茹でたり、煮込み料理や燻製料理もできますので、多種多様なキャンプ飯を楽しむことができます。
②ホットサンドメーカー
キャンプの朝食に欠かせないのがホットサンドメーカーです。直火で焼いたハンバーグ、チーズ、レタスを食パンに挟み、ホットサンドメーカーでプレスして焼き上げると、贅沢なチーズバーガーが完成します!
中には、上下が分離して鉄板としても使える商品もありますので、ソロキャンプなどで荷物を減らしたい場合にもおすすめできるのがホットサンドメーカーです。
③ポータブル電源
定番のキャンプ飯の調理をサポートしてくれるのが電源のないキャンプ先でも調理家電や電子機器に給できるポータブル電源です。ポータブル電源があることで次のようなことが可能になります。
・キャンプ飯に必要な「ご飯」を炊飯器で炊いておくことができる
・定番のキャンプ飯と一緒にキンキンに冷えたビールで乾杯ができる
・扇風機の風に当たりながら、快適にキャンプ飯を作ることができる
ポータブル電源の中でも特におすすめなのが、次の2つです。
●Jackeryポータブル電源1500Pro
定格出力は1800Wと高出力なので、電子レンジやオーブンなども使用可能となり、自宅とキャンプそれぞれの良さを併せ持ったキャンプ飯を楽しむことができます。
また、スマートチップによって高度な温度制御を実現しているため、より安全にキャンプができ、お子さんがいるファミリーキャンパーにも安心です。
製品名 | Jackeryポータブル電源1500Pro |
容量 |
1512Wh |
定格出力 |
1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackeryポータブル電源1000Pro
消費電力が1000W以内の電化製品を使用することができるので、炊飯器や電気ケトルなど使える調理道具の幅が広がります。さらにソーラー充電も可能なので、電気代をかけることなく、電気を使った調理が可能になるのは魅力的です。
コンパクトかつ軽量で荷物にならないので、1台持っているだけでキャンプ飯はより快適なものになります。
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1002Wh |
定格出力 |
1000W/正弦波(最大瞬間出力:2000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:1.8時間 |
保証期間 |
5年間 |
まとめ
初心者のキャンパーは定番のキャンプ飯を最初に作ることで、キャンプ飯の魅力を存分に理解することができ、次回のキャンプの楽しみにもなります。
この記事でご紹介した7つの定番キャンプ飯から、実際に作ってみたい料理が見つかりましたら、次はそれに合ったキャンプギアを揃えてみてください。
定番のキャンプ飯を作り、あなたのキャンプライフの扉を開いてみてはいかがですか。
コメント