1.夏の関東で登山におすすめな涼しい山6選!
夏の関東で登山におすすめな涼しい山を、6箇所厳選してご紹介します。
名前 |
場所 |
アクセス |
高さ |
特徴 |
高尾山(東京都) |
東京都八王子市 |
京王線「高尾山口駅」から登山口まで徒歩約5分 |
約599m |
都心から近く気軽に登れる名山 |
日光白根山(栃木県) |
栃木県日光市 |
丸沼高原ロープウェイ山麓駅から山頂駅まで約15分 |
約2,578m |
関東最高峰で夏もひんやり快適に登山を楽しめる |
谷川岳(群馬県) |
群馬県みなかみ町 |
上越線「土合駅」からロープウェイまで徒歩約20分 |
約1,977m |
ロープウェイで絶景の双耳峰を目指せる |
大山(神奈川県) |
神奈川県伊勢原市 |
小田急線「伊勢原駅」からバスで約30分+徒歩15分 |
約1,252m |
歴史と自然が調和する信仰の山 |
赤城山(群馬県) |
群馬県前橋市 |
JR「前橋駅」からバスで約60分 |
約1,828m |
湖や湿原の自然が広がる涼しい登山スポット |
筑波山(茨城県) |
茨城県つくば市 |
つくばエクスプレス「つくば駅」からバスで約40分 |
約877m |
低山ながらスカイツリーや富士山が見れるチャンスもある
|
それぞれ特徴や立地を比較し、夏の山登りに出かける場所の候補を見つけましょう。
①高尾山(東京都)|駅からアクセスしやすく初心者にも人気

新宿から電車で約1時間とアクセス抜群の高尾山は、標高599mながら森林が深く、木陰が多いため夏でも比較的涼しい登山スポットです。複数の登山コースがあり、初心者から家族連れまで安心して楽しめます。
ケーブルカーやリフトもあるため、体力に自信がない方でも気軽に山頂までアクセス可能です。下山後は温泉や蕎麦店を訪れると、観光とセットで大自然を楽しめます。
②日光白根山(栃木県)|標高2,500m超の高地で夏でもひんやり
関東最高峰(標高2,578m)の日光白根山は、夏でも山頂付近の気温は10〜15℃程度と非常に涼しい登山スポットです。丸沼高原スキー場のロープウェイを利用すれば、登山のスタート地点まで楽に移動できます。
山頂からは男体山や中禅寺湖を一望できるため、眺めも抜群です。登山の経験や体力に応じてルートを選べるため、中級者以上に特におすすめです。
③谷川岳(群馬県)|ハイキングで絶景を満喫できる
引用:Wikipedia
日本百名山の一つである谷川岳は、標高1,977mで真夏でもひんやりとした空気が流れています。天神平ロープウェイを使えば標高1,300m付近まで一気に登れるため、初心者でもチャレンジしやすい登山スポットです。ハイキングの名所としても知られており、下記を含む独特の魅力があります。
・双耳峰(トマの耳・オキの耳)
・高山植物の群生
・迫力ある岩稜の景色など
登山道は整備されているものの、天候が変わりやすいため装備を万全にして臨みましょう。
④大山(神奈川県)|信仰の山としても親しまれる名所
引用:神奈川県ホームページ
伊勢原市に位置する大山(標高1,252m)は、東京・神奈川からアクセスしやすく、日帰り登山にもおすすめなスポットです。登山口からケーブルカーで阿夫利神社下社まで登れば、山頂まで約90分の本格登山が楽しめます。
道中には深い杉林や滝などがあり、夏でも涼しく歩けるコースが整備されているのが特徴です。信仰の山としても知られているスポットのため、歴史的・文化的な側面も堪能できます。
⑤赤城山(群馬県)|沢周辺や湖畔の風が心地よい高原が魅力
引用:前橋まるごとガイド
赤城山は標高は1,828mと、複数の峰からなる広大な山塊です。真夏でも平地より10度近く気温が低いため、避暑目的での登山にも向いています。
登山初心者には、大沼や小沼をめぐるハイキングコースが人気です。整備された遊歩道を歩けば、気軽に自然を楽しめます。アクセスも前橋駅からバスで約1時間と悪くなく、夏山の涼しさと自然の豊かさを一度に体験できる登山スポットです。
⑥筑波山(茨城県)|男体山・女体山が並ぶ関東の名峰
引用:つくば市公式ウェブサイト
筑波山は標高877mと比較的低いものの、風通しが良く夏場も比較的涼しい登山スポットです。男体山・女体山の2峰があり、周回コースで両方を楽しめます。
ケーブルカーやロープウェイもあり、初心者や家族連れにも人気です。山頂からは関東平野を一望できるほか、天候次第でスカイツリーや富士山が見えることもあります。
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2.関東の夏は登山がおすすめ!気候の特徴を月ごとに紹介
登山がおすすめといわれている関東の夏(6〜8月)の特徴を、月ごとにわけて紹介します。
●6月|雨が多いが標高の高い山なら涼しく登山が楽しめる
関東の6月は高地や山間部でしとしととした雨が森を潤すため、独特かつ幻想的な雰囲気を体感できます。標高1,000m以上の山では気温が20℃以下の日もあるため、都会の蒸し暑さを忘れるほど涼しいひとときを楽しめます。
夏休みの時期と比べて混雑も少ないため、山の中でゆったりと自然と向き合える穴場の季節です。急な雨や気温の変化に備えて、雨具や滑りにくい登山靴を用意しておきましょう。
●7月|梅雨明けとともに本格的な夏山シーズンとなる
7月中旬に梅雨が明けると、関東では本格的な夏山シーズンが始まります。山頂は爽やかな風が吹き抜けるため、日差しは強いながらも木陰や稜線で快適に過ごせるのがポイントです。
また7月は、高山植物が一斉に咲き始め、山全体が華やかになる季節でもあります。ロープウェイが稼働しはじめ、登山道が整備されるスポットも多いのが特徴です。
初心者でも登りやすい山が多くなるものの、紫外線・熱中症対策を忘れずに行いましょう。熱中症や直射日光を避けたい方は、朝の涼しい時間帯を選ぶのがおすすめです。
●8月|猛暑を避けて心地よい涼風を楽しめる
平地で猛暑日が続く8月も、関東の標高1,500m以上の山では気温が20℃前後と過ごしやすくなります。森林の中を吹き抜ける涼風や澄んだ空気、開放的な景色が心と体をリフレッシュさせてくれるでしょう。
特に朝晩は肌寒く感じることも多いため、薄手の長袖シャツなど軽い防寒着を用意しておくのがおすすめです。家族での登山やハイキングにもおすすめなスポットで、大自然の中で夏の思い出を作りましょう。
3.関東の夏の登山に便利なアイテム|涼しさ&快適性アップ
関東の夏の登山には、下記6つのアイテムがあると便利です。
・通気性と速乾性に優れた登山ウェア
・日焼け対策グッズ
・保温機能のある水筒
・防虫グッズ
・ハンディファン
・ポータブル電源
夏の登山へ向けて欠かせないアイテムを揃える準備をしましょう。
●通気性と速乾性に優れた登山ウェア
関東の夏山は標高により涼しいものの、登山中は汗を大量にかくため、通気性と速乾性のある登山ウェアが欠かせません。特にポリエステルやナイロンなどの化繊素材のアイテムなら、汗冷えを防ぎながら体温を調整できます。
モンベルやパタゴニアのベースレイヤーは軽量で動きやすく、蒸れにくい設計が魅力。綿素材は乾きにくく冷えるため避けた方が無難です。
●日焼け対策グッズ
夏の登山では標高が高くなるほど紫外線が強くなり、肌へのダメージが増します。紫外線対策として、日焼け対策グッズを用意しておきましょう。
・日焼け止め
・サングラス(UVカット機能付き)
・帽子
・アームカバー
・ネックガードなど
上記のグッズを活用しながら、日差しの強い時間帯(11〜14時)を避けるなどの工夫も行いましょう。
●保温機能のある水筒
真夏の登山では、冷たい飲み物で体温を下げる工夫が必要です。保温保冷機能のあるボトルを使えば、数時間の間飲み物の冷たさをキープできます。
登山用には、500ml〜750mlのステンレス製の魔法瓶タイプがおすすめです。山頂で温かい飲み物を楽しみたい場合にも役立つため、通年使える万能アイテムとして活用できます。
●防虫グッズ
関東の山では蚊やアブ、ブヨが多いため、虫除け対策を怠ると快適な登山が台無しになります。虫刺されを防ぐためにも、下記の防虫グッズを用意しておきましょう。
・虫除けスプレー
・衣類用防虫スプレー
・携帯用虫除けグッズ(虫除けバンド・携帯蚊取り線香)など
アブやブヨに刺されると肌の腫れがひどくなるため、徹底的な対策が欠かせません。上記のアイテムを複数組み合わせることで、虫が多い場所でもしっかりと対策ができます。
●ハンディファン
近年人気のハンディファン(小型扇風機)は、風を直接当てることで汗の蒸発を促進し、体温を効果的に下げられるアイテムです。首掛けタイプや手持ちタイプなどがあるため、好みに応じて選びましょう。
ハンディファンは、登山口や休憩中の風がない場所における夏の熱中症対策としても使えるアイテムです。充電切れに備えて、予備のバッテリーも忘れずに持参しましょう。
●ポータブル電源
ポータブル電源は、長時間の登山やテント泊における備えとして必要なアイテムです。持ち運び可能なポータブル電源があると、スマホやハンディファン、GPS機器の充電に活用できます。
近年では、軽量かつコンパクトなアウトドア向けモデルも多数登場しています。テントや山小屋ではコンセントが使えないことも多いため、ポータブル電源を必ず持っていきましょう。
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4.登山中のスマホやハンディファンの充電にはJackeryのポータブル電源がおすすめ
登山中における電子機器への給電には、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。持ち運び可能な小型バッテリーのようなイメージで、テントや山の中でも好きなときにスマホやハンディファンを充電できます。
またJackery(ジャクリ)のポータブル電源は、暖房設備や調理器具の給電にも使えます。キャンプ中のスマホの充電はもちろん、コーヒーメーカーや電気コンロを好きな場所で使いたい方にもおすすめなアイテムです。
Jackery(ジャクリ)は、2012年の創業以来ポータブル電源とソーラーパネルの販売に強みを持つアメリカ発の企業です。ポータブル電源に関しては、2025年7月時点で累計13年間、500万台以上の販売実績があります。
さらにJackery(ジャクリ)のポータブル電源は、登山だけでなく釣りやキャンプなどのアウトドアでも幅広く活用できます。いつでもスマホの充電や電子機器の使用ができる環境を整え、快適な夏を過ごす準備をしましょう。
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5.夏の関東での涼しい登山に関するよくある質問
最後に、関東の夏の登山に関してよくある下記の質問へ回答します。
・夏の登山は長袖長ズボンで行くべき?
・夏の登山で注意すべきポイントは?
・関東に登ってはいけない山はある?
記事で触れていない内容もチェックし、情報収集の参考にしましょう。
●夏の登山は長袖長ズボンで行くべき?
夏の登山は、基本的に長袖長ズボンを着用するのがおすすめです。山は高くなればなるほど紫外線が強くなり、肌を露出していると日焼けや虫刺されのリスクが高まります。
また登山道では、草木や岩場との接触によりケガをする可能性もあります。通気性や速乾性に優れた登山用ウェアを選べば、暑さを感じず快適に行動できます。
特に標高の高い山では気温差も大きくなるため、肌を覆える長袖長ズボンがおすすめです。
●夏の登山で注意すべきポイントは?
夏の登山では、主に下記3つのポイントに注意が必要です。
・熱中症
・急な天候変化
・虫刺され
炎天下の中で長時間歩くと体温が上がりやすくなるため、こまめな水分補給と塩分の摂取が必要です。山の天候変化に備えて、雨具や防寒具も必ず携帯しましょう。
さらにアブやブヨなど山の虫対策として、防虫スプレーや衣類用防虫剤の準備も欠かせません。体調管理を意識しつつ、計画的な登山スケジュールを立てるのが大切です。
●関東に登ってはいけない山はある?
関東には、下記など登山に向いていない山が存在します。
・妙義山(群馬県)|岩場や鎖場が多く危険
・岩殿山(山梨県)|切り立った崖に注意が必要
・雲取山(東京都)|日帰りでの往復は標準でも10時間超のロングルート
どれも登山自体は禁止されていないものの、難易度が高い上級者向けのスポットです。初心者の方は、無理せず登山コースが整備されたスポットを選びましょう。
まとめ
平地で蒸し暑い気候が続く関東の夏は、涼しい山への登山がおすすめです。高尾山や日光白根山など、一都三県からアクセスしやすく涼しい山へ出かけましょう。
初心者でも無理なく楽しめるルートも多いため、夏のレジャーにもおすすめです。夏の登山へ向けて、通気性の良いウェアや日焼け止めなど必要なアイテムを事前に揃えておきましょう。
登山中のスマホの充電には、Jackeryのポータブル電源がおすすめです。記事で紹介した登山スポットを比較し、家族や友人と夏を満喫できるスポットを探してみましょう。
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