北海道の冬キャンプで雪景色を楽しむ!おすすめのキャンプ場5選を紹介
北海道で過ごす冬キャンプは、一面の銀世界や美しい星空など、魅力が満載です。夜になると氷点下-20℃前後になるため、寒さ対策は欠かせませんが、キャンパーなら誰しも一度は経験してみたいのではないでしょうか。この記事では、北海道の冬キャンプについて、その魅力やおすすめのキャンプ場を解説します。安全に楽しむ上での注意点や必需品も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
北海道の冬キャンプならではの3つの魅力
夜の厳しさを想像して、これまで冬キャンプを控えてきたけど、一度挑戦してみたいという方は多いのではないでしょうか。北海道の冬キャンプは、寒さに負けないほど魅力が詰まっています。
●雪景色が広がっている
北海道の冬キャンプの一番の魅力と言えるのが、あたり一面に広がる雪景色です。真っ白な銀世界の中で過ごすキャンプは、これまでとは一線を画した非日常体験になるでしょう。
雪が積もった森や山々を眺めながら楽しむ焚き火は最高です。また、札幌や旭川などの都市近くのキャンプ場では、雪の中での冬のアクティビティも楽しめます。子供も雪遊びができるので、1日を通して飽きることはありません。
●美しい星空が見られる
星が見やすい冬のスポットの中でも、北海道は別格です。空気中に水蒸気やチリが少ないために透過率が高く、空気が透き通っています。また、年間の降水量も少ないため、天体観測に向いている土地なのです。
雪景色と星空が重なった景観は、美しいという言葉を超えた感動が押し寄せてくるでしょう。北海道ならではの大自然を体験したい方は、ぜひ足を運んでみてください。
●温泉が気持ちいい
北海道は「温泉天国」といわれるほど、日本で最も温泉地が多く、なんと251カ所も存在します。雪景色の絶景を眺めながらキャンプを楽しんだら、温泉が待っています。温泉施設によっては雪景色を堪能しながらの露天風呂もあり、まさに北海道尽くしです。
また、十勝周辺ではフィンランドサウナを取り入れた施設が人気急上昇しています。サウナー兼キャンパーは一度は足を踏み入れたい地方と言えるでしょう。
北海道の有名な名湯は次のとおりです。
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・札幌:定山渓、朝里川温泉、ニセコ温泉郷
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・旭川:層雲峡温泉、旭岳温泉
初心者必見!北海道のおすすめ手ぶら冬キャンプ場5選
広大な土地と大自然が溢れる北海道に雪景色がプラスされる冬キャンプは、キャンパーの憧れです。北海道の手ぶらでも行けるおすすめの冬キャンプに適したキャンプ場を5つ、厳選して紹介します。
●八剣山ワイナリー焚き火キャンプ場
ぶどう畑に隣接する自然溢れるキャンプ場。ぶどうやりんごを使った地ワインが有名なので、ワイン好きにはたまりません。札幌中心部から車で30〜40分と、アクセスにも優れています。
冬季も休まず営業しており、雪の銀世界が見たい方におすすめです。車で5分の位置に小金湯温泉があるので、単純琉黄泉源泉100%でキャンプの疲れを癒やしてください。
住所 |
〒061-2275 北海道札幌市南区砥山194−1 |
電話番号 |
011-211-4384 |
営業時間 |
チェックイン:9:30 |
料金 |
中学生以上:2,000円〜 |
レンタル品 |
テント、タープ、焚き火台、椅子、ランタンなど |
公式ホームページ |
https://hakkenzancamp.com/ |
●恵庭市メイプルキャンプ場
通年営業していてサイトの除雪も行ってくれる北海道キャンプ場。お湯が使える炊事場があったり、電源サイトがあったりと冬キャンプで活躍する設備が備わっています。
フリーサイトは予約不要で行けるので、急に思い立ってキャンプできるのも魅力です。焚き火や手持ち花火もできるので、ファミリーキャンプでは子供に喜ばれる冬キャンプ場と言えるでしょう。
住所 |
〒061-1356 北海道恵庭市西島松576−1 |
電話番号 |
0123-39-3345 |
営業時間 |
チェックイン:10:00 チェックアウト:11:00 |
料金 |
大人:1,500円〜 |
レンタル品 |
有(品目は受付に相談が必要) |
公式ホームページ |
https://maplecamp.net/#fee |
●オートリゾート苫小牧アルテン
雪中キャンプが楽しめ、朝日や星空が綺麗な北海道冬キャンプ場。年によっては冬季のサイト利用料が半額で利用できるサービスをやっています。コテージ含め131区画にも渡る広大な敷地でキャンプできるのが魅力です。
センターハウスでは雪かき用のスコップも借りられます。徒歩圏内には温泉施設「ゆのみの湯」があり、苫小牧の寒さとの落差が気持ちいいです。
住所 |
〒059-1265 北海道苫小牧市樽前421−4 |
電話番号 |
0144-67-2222 |
営業時間 |
チェックイン:13:00 チェックアウト:11:00 |
料金 |
2,310円〜 |
レンタル品 |
テント、タープ、シュラフ、テーブル、チェアなど |
公式ホームページ |
https://arten-camp.co.jp/index.php |
●蘭越町ニセコサヒナキャンプ場
羊蹄山とニセコ連峰の壮大な風景を眺められるキャンプ場。林間サイト、カーサイト、バンガローから選べます。レンタル品の種類が豊富なので、手ぶらでも利用でき、北海道の冬キャンプ初心者におすすめのキャンプ場です。
どうしても寒い場合は、センターハウスの薪ストーブで体を温めましょう。ニセコは積雪量の多い地域なので、一面が雪に覆われた銀世界を見たい方にはもってこいのキャンプ場です。
住所 |
〒048-1321 北海道磯谷郡蘭越町字湯里224-19 |
電話番号 |
0136-58-3465 |
営業時間 |
チェックイン:13:00 チェックアウト:11:00 |
料金 |
1,000円〜 |
レンタル品 |
テント、タープ、シュラフ、マット、テーブルなど |
公式ホームページ |
https://sahina-camp.com/ |
●洞爺湖町月の光キャンプ場
洞爺湖の絶景が高台から楽しめるキャンプ場。車の横付けができるサイトがあるので、大きな荷物を持ち運ぶ手間がかかりません。近くには洞爺湖温泉街があり、温泉を楽しめる他、花火大会を開催しています。
サイトのバリエーションも豊富で、グランピングやカーサイト、プライベートサイトなどから選べます。炊事場はお湯が使えるので、食器洗いで手が凍える心配もいりません。
住所 |
〒049-5723 北海道虻田郡洞爺湖町月浦9-7 |
電話番号 |
080-8626-6752 |
営業時間 |
チェックイン:FREE チェックアウト:10:00 |
料金 |
3,000円〜 |
レンタル品 |
テント、テーブル、コット、ランタンなど |
公式ホームページ |
https://www.arclives.jp/camp |
関連人気記事:冬キャンプを快適に過ごすポイントを専門家に聞く
北海道で冬キャンプする際に欠かせない寒さ対策装備5選
北海道の冬キャンプを楽しむためには寒さ対策が欠かせません。雪解けや結露といった極寒の地方ならではの現象も起きるので、これから紹介する5つの冬キャンプ寒さ対策装備を参考にしてください。
①ダウンジャケット
体の体温を維持するための必需品がダウンジャケットです。ダウンによる「デッドエアー」と呼ばれる空気の層に体温で温まった空気を溜めることで、保温性を確保します。
北海道の冬キャンプに最適なダウンジャケットの基準は次のとおりです。
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・中綿は羽毛にする
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・フェザーに対するダウンの比率を高める
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・難燃素材が使用されている
羽毛は大量の空気を溜め込めるので、保温性に優れています。また、ダウンの比率が高い方が軽量で柔らかく、高品質です。焚き火の火の粉が服に着く可能性があるので、難燃素材が使用されているダウンジャケットを選びましょう。
②上下のヒートテック
インナーとしてユニクロのヒートテックTシャツを着て、ヒートテックタイツを履くことで、冷気が体に入るのを防ぎます。ヒートテックは保温、吸湿発熱、ウルトラストレッチなどにも優れています。
温かさだけでなく、着た時の肌心地も快適なので、北海道の冬キャンプの必需品です。冬キャンプでは重ね着をすることで、温度調節が容易になります。ヒートテックの上に着る中間着には、フリースが温かくておすすめです。
③湯たんぽ
お湯を入れるだけで暖かく過ごせる湯たんぽは、火災のリスクがないので、安全に寒さ対策ができるおすすめグッズです。湯たんぽの主な素材には、金属製、ゴム製、プラスチック製があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
湯たんぽの素材 |
特徴 |
金属製 |
・熱伝導率が高い ・保温性が高い ・直火で温められるタイプがる |
ゴム製 |
・コンパクトに収納できる ・柔らかいので体にフィットしやすい |
プラスチック製 |
・リーズナブルな価格で手に入る ・サイズ、機能、デザインが豊富 |
➃コット
北海道の冬キャンプでは結露や雪解けが起きやすく、テント内が浸水する可能性が高いです。万が一浸水した場合でも、コットがあれば地面からの影響を受けることがありません。
コットとは、就寝時に使用する簡易ベッドのことで、地面から高さがあります。
コットを選ぶ際に気をつけるべきポイントは「高さ」と「耐荷重」です。北海道の冬キャンプでは地面からの冷気が強いので、地面から40cm程離れているハイコットが良いでしょう。冬キャンプの重い荷物を乗せることもあるので、耐荷重は100kg以上がおすすめです。
⑤ポータブル電源
冬の北海道のような極寒なキャンプ場でも万全な寒さ対策を可能にしてくれるアイテムがポータブル電源です。
ポータブル電源とは、蓄電された電気を電子機器・家電製品に供給可能な電源装置を指します。ポータブル電源は、冬キャンプでは次のような活躍をします。
・コットの上に電気毛布を敷いて稼働することで、万全な底冷え対策ができる
・寒さで料理が難しい状況でも、電子レンジや電子ケトルを使って時短調理ができる
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・冬キャンプ中の災害時の緊急連絡手段になるスマホをフル充電にしておける
創業11年の実績を誇る「Jackery(ジャクリ)」は、高い安全基準を複数満たした、キャンプに最適なポータブル電源メーカーです。北海道の冬キャンプにおすすめするポータブル電源として「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」を下記のように紹介します。
・Jackery ポータブル電源 1000 Plus
極寒の北海道の冬キャンプで、電気毛布やヒーターを用いて快適な気温まで温めるには大量の電気が必要ですが、Jackery ポータブル電源 1000 Plusは1264Whの大容量と2000Wの定格出力により実現可能になります。
商品の特徴
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・バッテリー容量を1.2kWhから5kWhまで拡張できるので、ファミリーキャンプで大型テントを使用していても、テント内を迅速に温められる
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・キャンプ中に充電が切れても、ソーラーパネルを使うと最短2時間でフル充電できる
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・同時に8台の給電が可能なので、寒さ対策と調理は電化製品に任せて、北海道の銀世界の絶景に浸れる
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・雪解けや結露によりテント内の移動が難しくても、Jackery専用アプリを用いると遠隔操作できる
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・EPS機能搭載により、雪崩などの災害が発生しても電気を給電し続けられる
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
関連人気記事:ポータブル電源はキャンプでどんな使い方ができるのか?
北海道の冬キャンプを安全に楽しむための3つの注意点
北海道は場所によってはマイナス30度の極寒や一晩で1mも降り積もる雪を体験することになります。そのため、事前の安全対策が欠かせません。北海道の冬キャンプを安全に楽しむための注意点は次の3つです。
●雪崩の危険がない場所を選ぶ
雪崩は最大時速200㎞ものスピードで大量の雪が押し寄せてきます。就寝中や早朝などのテントにいる時間帯に雪崩が発生すると、気づかぬうちに押しつぶされてしまう危険もあります。そのため、雪崩の心配がない山岳地帯から離れたキャンプ場を選びましょう。
雪崩の危険有無は自己判断せず、キャンプ場に問い合わせるなどして滞在予定の地域の雪崩情報を確認するのが良いです。また、短期間に多量の降雪があった場合や吹雪や強風が伴う場合は雪崩の危険が高いので、控えましょう。
●除雪用のスコップを借りる
北海道の冬キャンプに除雪用のスコップは必需品です。ブルドーザーのような形状をしているので、一気に雪を押し出せます。除雪用のスコップが必要な場面は次のとおりです。
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・サイトに向かう道中を阻む雪を退ける
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・テントの設営場所に積もった雪を除雪する
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・テント設営時に地面を平らにするために圧雪する
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・雪で埋まったペグを掘り出す
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・車のタイヤがスリップして抜け出せない
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・雪に埋もれた人の救助をする
スコップの持ち運びはかさばるので、コンパクトで軽量なタイプがおすすめです。ただし、雪は重さがあるので、耐久性も優れている必要があります。現地にレンタル品がある場合は、利用すると便利でしょう。
●テント内の雪解け対策をする
北海道の冬キャンプならではの対策が「雪解け対策」です。内部の蒸気が、テントの壁面にふれて外気で冷やされると水滴になる「結露」が起きます。寒さ対策によって内部と外部の気温差が激しくなると結露が発生しやすく、それによって雪解けが起こります。
そのため、テント内部の防水対策は必須です。防水対策をしなければテント内は浸水し、夜凍えて寝れないことも十分ありえます。主な防水対策は次のとおりです。
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・ガスや灯油ストーブなどの水蒸気を発生させる暖房器具は使わない
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・結露の逃げ道(通気口)を作る
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・体温が地面に伝わり、雪解けが起きない工夫をする
まとめ|北海道の冬キャンプは事前の対策が重要
北海道の冬キャンプといえば、一面に広がる銀世界が魅力的です。雪景色が綺麗である一方、事前の徹底した寒さ対策も欠かせません。この記事で紹介した寒さ対策アイテムやおすすめのキャンプ場を参考に、北海道の冬キャンプをお楽しみください。
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