夏の海釣りで釣れる魚種5選
水温が高くても活動できる魚は、夏になると活性が上がります。浅場に接岸してくるので、釣り初心者でも狙いやすいです。夏の海釣りで釣れる魚種を5つ紹介します。
キス
初心者から上級者までが釣りを楽しめる、夏の風物詩とも言える魚がキスです。針に虫エサを付けて投げ込むことで、比較的簡単に釣れます。エサに食いついた時の手に伝わる振動、キスとの駆け引き、まさに釣りの醍醐味とも言える楽しさを味わえることでしょう。
キス釣りでは基本的に「イシゴカイ」や「アオイソメ」を使いますが、虫が苦手という方は、擬似餌でも構いません。キスは砂地に生息しているため、海釣りであれば砂浜がポイントです。釣ったキスは、天ぷらにして美味しく召し上がってください。
チヌ(クロダイ)
夏の砂場で釣りやすい魚として有名なチヌ(クロダイ)。夏の砂場にはエサが沢山いるため、チヌのコンディションが良く、初心者でも釣りやすいです。マキエを撒くことで、さらに浅場へと浮いてきます。
夏のチヌ釣りでは、ハリスを細くすることによって、仕掛けの沈み方がゆっくりになり、チヌに違和感を与えません。引っ掛けてからのやり取りがソフトになるため、魚が暴れづらいのも特徴です。ツケエのメインとなるオキアミは、一口で食べたくなるよう演出しましょう。
アジ
産卵が終わった7月〜9月は、「豆アジ」と呼ばれるアジが多くなる時期です。サイズを求めないのであれば、アジの数釣りが楽しめます。潮の出入りが激しい漁港の入口近辺がポイントで、漁港内のアジを全体的に狙えます。
アジは回遊魚であるため、海面を見てもアジの姿は見つかりませんが、サビキ釣りを行うと一斉にアジが集まってきます。潮の流れに合わせて自然な動きを演出することで、アジの食いつきもよくなるでしょう。
イワシ
イワシには「マイワシ」「カタクチイワシ」「ウルメイワシ」の3種類がいます。その中でも、夏の7〜8月はマイワシが沢山釣れる時期です。サビキ釣りによって、サバやイワシなども同時に釣れます。
イワシはトップシーズンになると沿岸に寄ってくるため、堤防や海釣り公園などが釣りやすいです。潮の動きがある日没・日の出の少し前を狙うことで、高い釣果が期待できるでしょう。子供でも簡単に釣れる魚なので、ファミリー層にもおすすめです。
サバ
水温が上がり始める6月頃からサバは狙い目になります。夏の終わりに差し掛かると大物も期待できます。サバの釣り方は、アジやイワシと同様にサビキ釣りです。サビキカゴにアミエビを詰めることで、マキエが海中に広がり、サバが誤って仕掛けに食いつきます。新鮮なサバは刺身や味噌煮、しめさば、塩焼きなど美味しい食べ方が豊富にあるのも特徴です。
真夏におすすめ!夜釣りの3つの魅力
昼間のレジャーのイメージが強い釣りですが、夏の夜釣りには魅力が目白押しです。時間帯を夜にするだけで、釣果や快適性が向上します。真夏におすすめの夜釣りの魅力は、以下のとおりです。
日中帯の暑さを避けられる
夜釣りの一番の魅力ともいえるのが、夏の猛暑を避けられる点です。うだるような暑さと紫外線から解放されるので、熱中症の心配もいりません。涼しく快適に釣りが楽しめるので、初心者や子供連れにもおすすめです。
暑さを避けられるのは、人間だけではありません。水温が高すぎると活性が下がりますが、夜になると水温が落ち着くので、魚影が濃くなります。数釣りをしたい人にとっても、夜釣りは絶好の釣り方と言えるでしょう。
大物が釣れやすい
太陽が沈み、天敵から狙われづらくなる夜は、魚の警戒心が薄れます。大物も岸の近くを回遊するようになるため、日中よりも大物が釣れやすいです。魚のエサであるプランクトンは光に集まる習性があるため、夜のサビキ釣りでは常夜灯の下がよく釣れます。サビキを動かさずにじっと待つことが、大物を釣るためのポイントです。
他の釣り人を気にせず楽しめる
昼間は釣り人で賑わっていたポイントも、夜になると人気が少なくなります。他の人と釣り場を譲り合う必要がないので、気兼ねなく自由に楽しめるのも魅力です。特に、夏休みシーズンになると、昼間は家族連れや学生も多く見かけます。他の釣り人を気にせず、静かに楽しみたい方は、ぜひ夜釣りに挑戦してみてください。
夏の釣りを快適に楽しむための3つの注意点
夏は軽装で釣りが楽しめる一方で、注意しなければならない点もあります。楽しみだったはずの釣りが思わぬ危険な事態に発展する恐れもあります。夏の釣りを快適に楽しむための注意点は、以下のとおりです。
暑さ・日焼け対策を行う
夏の釣りでは、熱中症対策が欠かせません。熱中症にかかると失神や痙攣が起こり、最悪の場合、死亡するケースもあります。以下のような対策を行い、安全に釣りを楽しみましょう。
・帽子を着用する
・こまめに水分補給を行う
・冷たいタオルで体を冷やす
また、夏は紫外線も強くなるので、日向にいることが多い夏釣りでは、日焼け対策も必要です。日焼け止めクリームは、釣りを行う15〜30分前に肌に塗っておきましょう。
釣った魚を水汲みバケツに放置しない
釣りに集中しすぎて、釣った魚を水汲みバケツに長時間放置してしまうことは、避けてください。青魚はバケツの中でも泳ぎ回るため、長時間バケツの中に入れていると弱ってしまいます。筋肉を動かし続けると乳酸が溜まり、味にも影響を及ぼすのです。
また、夏の高い水温に晒され続けることで、腸炎ビブリオによる食中毒やヒスタミン中毒の危険性が高まります。釣った魚は速やかにクーラーボックスで冷やしましょう。
生きエサはクーラーボックスに入れる
生き餌は高い釣果が望めますが、夏場は弱りやすいのが特徴です。生き餌の管理を怠り、死んでしまえば、釣果は期待できません。生き餌はクーラーボックスに入れることで、低い温度を維持できます。また、クーラーボックスは外気や日差しも遮断してくれるので、夏に長時間釣りをする際には必要な対策と言えるでしょう。
紫外線から守る!夏の釣りに最適な服装の選び方
夏の釣りで快適性を大きく左右するのが服装です。日差しをカットする素材や動きやすさ、通気性などを重視する必要があります。夏の釣りに最適な服装の選び方は、以下のとおりです。
トップスは動きやすい長袖
ウィンドブレーカーやパーカー類は、動きやすく、日差しから身を守ってくれるため、夏におすすめのトップスです。また、夏は汗をかきやすいので、速乾性や通気性に優れた素材を選びましょう。
どうしても半袖を着たい場合は、長袖のアンダーシャツを下に着ることで、直射日光を防げます。船釣りの場合は、ライフジャケットも着用する必要があるので、厚手の長袖は内部が蒸れて、熱中症を引き起こす危険があります。
ボトムスはタイツの上にハーフパンツ
ボトムスも素肌が露出しないよう、インナータイツの上にハーフパンツを着用するのがおすすめです。迷彩柄やカモ柄といったおしゃれな釣り用パンツも販売されてます。釣り用パンツは、ポケットの数や素材も釣りに適しているので、釣り具屋で探してみてください。また、防虫対策としてはレッグカバーや長めのソックスを履くのも良いでしょう。
滑りにくいフィッシングサンダル
水抜けや風通しの良さから夏の釣りで重宝するサンダル。地磯や堤防では安全面を考慮する必要があるので、滑りにくいフィッシングサンダルを選びましょう。以下のような特徴を抑えたフィッシングサンダルがおすすめです。
・ソールが厚い:長時間の釣りでも疲れにくい
・凹凸が深い:地面に追従してくれるので、滑りにくい
・かかと付き:脱げづらいため、転倒リスクが低い
夏の釣りに持っていきたい便利グッズ5選
ジリジリとした暑さが続く夏の釣りでは、暑さ対策グッズが欠かせません。また、暑さを避けて夜釣りを楽しみたい場合にも必要なアイテムがあります。夏の釣りに持っていきたい便利グッズは、以下のとおりです。
首かけ扇風機
首にかけるだけで涼しい風を浴びられる首掛け扇風機は、夏の釣りで大活躍します。両手を自由に使えるので、釣り動作の邪魔になりません。首掛け扇風機を選ぶ上でのポイントは、以下のとおりです。
・長時間の釣りでも疲れにくい軽量タイプ
・気温に応じた風量調整機能付き
・電池交換が不要な充電式
・日中帯に稼働し続けられる連続使用時間の長さ
すぐに釣れるとは限らないので、長時間日光に照らされている可能性があります。軽量タイプを選ぶことで、首に負担をかけずに風を送り続けられます。充電式であれば、釣り場にいながらポータブル電源などで充電が可能です。
偏光サングラス
太陽光の乱反射による眩しさを軽減してくれる偏光サングラス。通常のサングラスと同様に紫外線から目を保護する役割も兼ね備えています。乱反射を抑えられることで、水面が確認しやすくなるのも魅力です。偏光サングラスには、以下のようなカラーバリエーションがあります。
カラー |
特徴 |
赤、橙、茶 |
・コントラスト効果によって物が識別しやすい ・海面を泳ぐ魚を見つけやすい |
黄、緑 |
・早朝や夕方でも視界が鮮明になる ・曇りや雨でも見えやすい |
灰 |
・自然な色見で見える ・眩しさをより軽減してくれる |
クールコアタオル
水に濡らすと気化熱冷却効果を促進し、熱を帯びた体を冷やしてくれるクールコア素材を使ったタオルは、暑さ対策グッズとして重宝します。水に濡らしてタオルを振ることで、冷感効果が上がるのが特徴です。
UVカット効果もあるので、顔を覆って日差し除けにも使えます。首に巻いたり、頭からかけたりと、夏の釣りで手放せないこと間違いありません。洗濯機で洗って繰り返し使用できるので、夏の時期には最低1枚は持っておきたいアイテムです。
ヘッドライト
夜釣りの必需品とも言えるのが、ヘッドライトです。頭にライトを固定することで、両手が自由になります。糸を結んだり、仕掛けをセットしたりといった手元の細かい作業も、ヘッドライトがあることで楽に行えます。また、移動の際には、ヘッドライトで常に足元を照らしておけるので、堤防からの転落リスクを下げられ、安全に夜釣りが楽しめるでしょう。
ポータブル電源
夏だけでなく、一年中の釣りで大活躍するアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を内部のバッテリーに溜め込み、釣りなどのアウトドアで電化製品に給電できる機器を指します。夏の釣りでポータブル電源を使うメリットは、以下のとおりです。
・扇風機やポータブルクーラーによって、涼しい風を常に浴びられる
・電気ケトルや電気鍋を使い、釣り場を移動せずに簡単に加熱料理が行える
・釣った魚をポータブル冷蔵庫に入れることで、鮮度を落とさない
・夜釣りで使うヘッドライトや緊急時のスマホを常にフル充電にしておける
釣りで使用するポータブル電源は、複数の電化製品を同時に使用できる大量の容量を備えたJackery製がおすすめです。Jackeryは、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、アウトドアでの使用に最適な高い安全性を備えています。
Jackery製の釣りで大活躍する機種は、以下のとおりです。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
1264Whの大容量と2000Wの定格出力により、扇風機で冷風を浴びながら快適に釣りが楽しめ、釣った魚はポータブル冷蔵庫で冷却しておけます。
商品の特徴
・電気ウキやポータブル冷蔵庫、扇風機など計8台に同時に給電できる
・ChargeShield技術により、夜釣りに出かける前の1.7時間で高速充電できる
・リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、釣りやキャンプなどのアウトドアシーンで年中使用しても、10年以上使い続けられる
・45℃の高温環境でも効率的かつ安全に作動するので、夏の釣りでも安心して使える
Jackery Solar Generator 600 plus
632Whの大容量と800Wの定格出力を備えた中型ポータブル電源と、100Wの両面受光ソーラーパネルのセットにより、釣りをしながら発電した電気で、暑さ対策や魚の保存、ライトの点灯が行えます。
商品の特徴
・800Wの定格出力により、電気ケトルやポータブル冷蔵庫も稼働させられる
・ポータブル電源とソーラーパネルがセットで10.95kgという軽さとコンパクト設計を兼ね備えているため、釣り場に持ち運びやすい
・62の保護メカニズム、12のBMS保護アルゴリズム、4種類の物理的安全保護により、振動や温度差が激しいアウトドアでも安全に使用できる
・LFPバッテリーを搭載により、毎日使っても10年以上使用し続けられる
・ソーラーパネルは、最大25%の太陽光変換効率を実現する
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まとめ|夏の堤防釣りで大物を狙おう
夏の釣りでは、水温が高くなると活性が上がる魚が狙い目です。キスやチヌ、アジ、イワシ、サバといった魚は沿岸部に集まってくるので、堤防や砂浜などで釣れやすくなります。また、暑さを避けて、大物を狙える夜釣りもおすすめです。
暑さ対策グッズを万全にして、夏の釣りをぜひ楽しんでください。
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