キッチンカーの電源はポータブル電源で!選ぶ6つのポイントとおすすめ製品を紹介

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キッチンカーは、いまや食を担うインフラの一つとなっています。読者のなかには「腕によりをかけた自慢の料理を提供したい」と思う方も、いるのではないでしょうか?

キッチンカーには電源が欠かせませんが、方法は発電機やポータブル電源の搭載などいくつかあります。そのなかでも、Jackeryのポータブル電源の活用はおすすめです。騒音を気にせず、どこでも大容量の電気を使えます。

この記事ではキッチンカーを営業する方、これから営業する方に向けて、電源を確保する主な方法を解説したうえでキッチンカーにおすすめのポータブル電源を紹介します。

目次
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1.キッチンカーの営業には電源の確保が必須

キッチンカーの営業には、電源の確保が必須です。電気を必要とする機器を多く使うこと、営業中以外の場面でも電気を要するケースがあることが理由です。また営業開始よりも早い段階で、電源を設置しなければなりません。

ここからはキッチンカーに電源が必要な理由を3つに分け、詳しく解説していきます。

●キッチンカーで電気を必要とする機器は思いのほか多い

キッチンカーでは、電気を要する機器が思いのほか多く使われます。代表的な機器は、以下のとおりです。

・冷蔵庫・冷凍庫(コールドテーブル)

・換気扇

・給水ポンプ

・照明

・レジ

調理に使う機器は、販売する品目により大きく変わります。一例を以下に挙げました。

・IH調理器(IHコンロ)

・電気式フライヤー

・炊飯器

・ホットショーケース

・コーヒーマシン

上記で挙げた多くの機器を動かすためには、高い出力が可能な電源が必要です。

●調理・販売時だけでなく、移動中の電源確保も重要

キッチンカーは調理・販売するときだけでなく、移動中も電源を必要とします。食材は事前に調達し、キッチンカーの冷蔵庫や冷凍庫に積み込んで出発するケースが多いでしょう。食材を傷めないためには、移動中も常に冷やしながら運ぶ必要があります。このため出発の時点で、冷蔵庫や冷凍庫の電源を確保することが必要です。

●保健所による検査を受ける時点で、電源を備える必要がある

キッチンカーは営業を始める前に、保健所の検査を受けたうえで営業許可を得る必要があります。検査は、キッチンカーそのものも対象です。電気を使う場合は、あらかじめ発電する装置(ポータブル電源など)を備えたうえで検査を受けなければなりません。

関連人気記事:移動販売を始めたい!保健所の許可を得る要件と必要な手続きを解説

2.キッチンカーの電源を確保する3つの方法|ポータブル電源が一番おすすめ

キッチンカーの電源は3種類から選べる|それぞれのメリットとデメリット

キッチンカーで営業しようと思う方は料理の専門家である一方で、電気の資格を持たない方も多いでしょう。このような方でも安心してキッチンカーの電源を確保する方法は、大きく以下の3つに分かれます。

・現地の施設で電源を借りる

・発電機をレンタルする

・ポータブル電源を用意する

いずれも、メリットとデメリットがあります。特徴も含めて、詳しく確認していきましょう。

キッチンカーの外部電源コネクタを使用して現地の電源を借りる

外部の電源コネクタを使用して現地の電源を借りる方法のメリットとデメリットは、以下の表でまとめます。

項目

内容

メリット

・電力が安定して供給できる

・騒音・排気がゼロ

・燃料を使わないため、ガソリン代・メンテナンス費がかからず、ランニングコストが非常に低い

デメリット

・電源がキッチンカーから遠いと、コードリールや延長コードが必要になることがある

・現地に電源がないと使えない

・電力制限・契約制限がある。同時に複数の高出力機器(電子レンジ・IH・冷蔵庫など)を使うとブレーカーが落ちるリスクがあります。

・配線トラブル・接続責任。接続ミス(極性逆転・アース未接続)や劣化ケーブルによる発熱事故のリスクも。

現地で電源を借りる1番のメリットは、発電機やポータブル電源を持ち運びしなくてよいことです。発電機やポータブル電源を稼働させるための準備も不要となるため、手間が省けます。一方で要冷蔵・要冷凍の食材を扱う場合は、移動中に食材を冷やすためにどうしても電源が必要です。

関連記事:キッチンカーの営業許可を得るには?必要な準備と費用・4つの注意点を解説

発電機をレンタルする

キッチンカーの外部電源コネクタを使用して現地の電源を借りられない場合の手段の1つは、発電機をレンタルすることです。キッチンカーに発電機をレンタルすることによるメリットとデメリットは、以下の表でまとめます。

項目

内容

メリット

・自由に電源を使える

・車の給油時には、一緒に発電機の燃料も調達できる(燃料がガソリンの場合で、携行缶は必要)

・事前の充電の手間がかからない

デメリット

・取り扱いに注意が必要となる(騒音・排気ガス・引火の危険)

・屋内では使えない

・メンテナンスの手間がかかる

・燃料の入手できないと、発電機を稼働させられなくなることもある

発電機は燃料さえ手に入れば自由に電源を使えて、その都度現地で電源を借りる手続きも不要です。

一方で騒音や排気ガスの問題で発電機の使用を禁止する場所もあることや、引火の危険性があるため取り扱いにも注意が必要となります。規制次第では、キッチンカーによる営業が難しくなる可能性があるでしょう。

関連人気記事:キッチンカーで使う発電機の選び方を紹介!ポータブル電源との比較も解説

③ポータブル電源を用意する

現地の電源を借りられない場合や、騒音や排気ガスの観点から発電機が使えない場合のもう1つの手段は、ポータブル電源を用意することです。キッチンカーにポータブル電源を用意することによるメリットとデメリットは、以下の表でまとめます。 

項目

内容

メリット

・燃料を用意する手間が省ける

・事前に充電しておけばいつでも自由に使える

・稼動音が静かで騒音や排気ガスを気にする必要がない

・屋内でも安全に使える

・日々のメンテナンスが簡単にできる

・ソーラーパネルがあれば、発電しながら営業できる

デメリット

・充電がなくなると家電に給電できなくなるため、事前の充電が必須となる

・高温/低温の環境下では、性能を発揮しにくくなる

ポータブル電源を使えば、発電機をレンタルすることで生じるデメリット(騒音・排気ガス・引火の危険など)はほぼ解消できます。ただし充電がなくなると使えなくなるため、事前の充電を欠かさないことが大切です。 

関連人気記事:発電機vsポータブル電源電源はどちらがおすすめ?6つの違いや注意点を紹介

3.キッチンカー用ポータブル電源を選ぶ5つのポイント

キッチンカー用ポータブル電源を選ぶ5つのポイント

キッチンカーで電源を確保する方法は3つありますが、安全性と確実性を考えるとポータブル電源の活用がおすすめです。もっとも、どんなポータブル電源でも良いわけではありません。おいしい料理を提供しお客を満足させるためには、5つのポイントをクリアできる製品選びが重要です。

ここからは、キッチンカーで使用するポータブル電源を選ぶ際に注目したい5つのポイントを解説します。

キッチンカーの電化製品を動かせるパワーや電源容量があること

キッチンカーでは複数の機器を同時に使う場面が多く、消費電力の合計が大きくなります。営業前にキッチンカーで使用する機器の消費電力を把握し、合計値以上の定格出力を持つポータブル電源を選びましょう。 

キッチンカーでよく使われる機器と消費電力の目安として、具体例を以下の表でまとめました。 

よく使われる機器

消費電力の目安

冷蔵庫(業務用小型)

60〜300W

ホットプレート

1,0001,300W

電気ケトル

1,2001,500W

ミキサー

300500W

LED照明

1050W

たとえば、以下の機器をキッチンカーで使用するとします。 

● 冷蔵庫(200W)

● 電気ケトル(1,200W)

● 照明(30W) 

消費電力合計は約1,430Wです。この場合、定格出力1,500W以上・容量2,000Whクラスのポータブル電源がおすすめです。「Jackery Solar Generator 2000 New(定格2,200W/容量2,042Wh)」なら、出力面に十分な余裕があります。

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ポータブル電源に数多くのAC出力ポートが付いていること

ポータブル電源にAC出力ポートがいくつ付いているか確認しましょう。AC出力ポートの数は、キッチンカー営業中の使い勝手に直結します。 

キッチンカーでは、複数の機器を同時に稼働させる場面が多くあります。たとえば「冷蔵庫+換気扇+ホットプレート+LED照明」の組み合わせなら最低4口、さらに電気ケトルを追加するなら5口必要です。調理の流れや同時稼働の有無によっても必要数は変わるため、まずはピーク時に同時使用する機器の数をリストアップしましょう。 

またACポートは延長コードやタップで補えますが、ポータブル電源本体の最大出力を超えると稼働できません。安全性と効率を考えると、必要数に加えて1〜2口の余裕を持たせたモデルを選ぶのがおすすめです。

●正弦波を出力すること

キッチンカーでは換気扇や冷蔵庫、炊飯器、コーヒーメーカーなど、モーターが内蔵された機器を多く使います。これらの機器は、正弦波を使った交流電源でないとうまく動きません。修正正弦波や矩形波では、不具合を起こすおそれがあります。ポータブル電源の出力が正弦波であることも、製品を選ぶ重要なポイントの一つです。

その点Jackeryポータブル電源は、すべて純正弦波出力を採用しています。家庭用コンセントと同等の安定した電力を供給できますので、キッチンカー用ポータブル電源としても問題なく使えます。

●静音性

音量が小さいことも、ポータブル電源を選ぶうえで重要なポイントです。音量が50デシベル前後(静かな事務所内や図書館内に相当)であれば、不都合は生じにくいでしょう。お客様と円滑にやり取りできるほか、騒音によるトラブルも起きにくいです。

一方で機器から発する音量が大きい場合は、会話に支障が生じます。近隣の施設や住宅、出店する他の店舗から苦情が来るかもしれません。

その点、Jackeryポータブル電源はどれも静音性が高く、動作音がほとんど気になりません。アプリから静音モードへの切り替え機能がある機種もあります。日常会話よりも小さい音で、接客中でも快適に使用できるでしょう。

●ソーラーパネルで充電できる機種が便利

ポータブル電源は、電池残量がないと使えません。充電を忘れたときや十分な充電時間を取れなかったときは、「営業中に電気を使えなくなるのではないか」と不安になるかもしれません。

もしキッチンカーの営業場所が屋外なら、ソーラーパネルを使うことで営業中でも充電できます。複数のソーラーパネルを使えば充電スピードも速くなるため、「電気を使えなくなるかも」という不安を和らげることが可能です。このような状況に対応するためにも、ソーラーパネルで充電できるポータブル電源の活用をおすすめします。

その点Jackeryのポータブル電源は、純正ソーラーパネルと組み合わせることで高効率な充電が可能です。天候や設置条件に応じて複数枚を同時接続できるため、日射条件が変わっても安定して発電できます。そして、屋外営業中でも問題なく電力を確保できます。

●安全性が高い製品であること

キッチンカーでは高出力の電気機器を長時間使用するため、ポータブル電源の安全性が重要です。ポータブル電源の安全性を調べるには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。 

・バッテリーマネジメントシステム(BMS)が搭載されていること

・「防災製品等推奨品マーク」があること

・ポータブル電源付属のACアダプターにPSEマークの表示があること

・メーカーサポートが充実していること 

さらに、バッテリーの種類も安全性に影響します。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは熱暴走しにくく充放電にも強いため、業務用途に適しています。安全性が高いポータブル電源を選べば、現場での予期せぬトラブルや機器の損傷を防いで安定した営業を続けられるでしょう。

関連人気記事:【失敗しない】ポータブル電源メーカーの選び方!買ってはいけないメーカーの特徴とおすすめを紹介

4.キッチンカーの営業におすすめのポータブル電源5選

キッチンカーの営業におすすめのポータブル電源3選キッチンカーで使うポータブル電源には、信頼性と使いやすさが欠かせません。中でもJackery(ジャクリ)は14年間で600万台の販売実績を持つ代表的ポータブル電源メーカーで、正弦波出力・大容量・高出力モデルを揃えています。そして静音設計で作られていることから、騒音を気にせず営業できます。

さらに純正ソーラーパネルとのセット「Jackery Solar Generator」なら屋外でも充電でき、バッテリー切れの不安を軽減します。BMSやNCM制御機能などの安全機構も搭載し、長時間稼働でも安心です。

Jackeryのポータブル電源を選べば、安心してキッチンカーの営業ができるでしょう。ここからはキッチンカー営業に適したポータブル電源おすすめをご紹介します。

①Jackery ポータブル電源 3000 New セット|容量:3,072Wh

Jackery ポータブル電源 3000 New セット 最軽量

Jackeryポータブル電源3000Newセットは、3000Wの高出力を持ち、電子レンジや冷蔵庫、電気ケトルなど消費電力の高い家電を同時複数稼動できます。

アプリ連携で遠隔操作やバッテリー節約も可能な、高耐久・多機能な大容量ポータブル電源です。最新の「セル・トゥ・ボディ技術(電池のセルを構造に組み込む方式)」を採用していて、本体サイズが従来よりもコンパクトになってさらに耐久性も大幅に向上しています。

また、専用の折りたたみキャリーカートで手軽に持ち運びもできるため、屋外のキッチンカー営業でも便利に使えます。

製品スペック

Jackery ポータブル電源3000Newセット

容量

3,072Wh

定格出力

3,000W (瞬間最大6,000W)

出力ポート数

AC出力×4(最大20A)、AC出力×1(最大30A)
USB-A×2(最大18W)
USB-C×2(それぞれ最大100W、30W)
DC出力×1:12V⎓10A

稼働時間(例)

電子レンジ(1160W):約2時間
炊飯器(330W):約6時間
スマホ(29W):約108回
冷蔵庫(15W~520W):冷凍5時間/保冷70時間

②Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット|容量:2042Wh

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット|容量:2042Wh

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、2000Whクラスで最小・最軽量を実現したモデルです。ソーラー高速充電にも対応していることで、電気代の節約になります。

また静音レベルは約30dB以下なので、キッチンカーの営業中に使用しても動作音はほとんど気になりません。

電子ケトルや冷蔵庫など家電を同時使用できる大容量・高出力モデルのため、キッチンカーの営業でも安心して使えます。

製品スペック

Jackery Solar Generator 2000 New

容量

2,042Wh

定格出力

2,200W (瞬間最大4,400W)

出力ポート数

AC出力×3、
USB-A×1(最大18W)
USB-C×2(それぞれ最大100W、30W)
DC出力×1:12V⎓10A

稼働時間(例)

電子レンジ(1160W):約1.5時間
冷蔵庫(15W-520W):冷凍3.2h/保温72H
スマホ(29W):約80回
電気バーベキューコンロ(1700W):1時間

③Jackery Solar Generator 5000 Plus ポータブル電源 セット|容量:5040Wh

Jackery Solar Generator 5000 Plus ポータブル電源 セット|容量:5040Wh

Jackery Solar Generator 5000 Plus ポータブル電源 セットは、シリーズ最大容量5040Whのポータブル電源で、長時間のキッチンカー営業でも安心のハイエンドモデルです。

拡張バッテリーを使うことで最大30,240Whまで拡張可能で、エアコンや冷蔵庫など消費電力が大きい電化製品でもまとめて長時間使用可能です

また耐久性や安全性にも優れ、真夏や冬場など過酷な環境下でも安定して稼働します。一般家庭・企業の事務所や常設店舗の非常用電源にもおすすめです。

製品スペック詳細

Jackery Solar Generator 5000 Plus

容量

5,040Wh(最大30,240Whまで拡張可能)

定格出力

6,000W (瞬間最大12,000W)

出力ポート数

AC出力×4(最大20A)
USB-A×2(最大18W)
USB-C×2(最大100W)
DC出力×1:12V⎓10A

稼動時間例

電気ケトル(850W):約5時間
電子レンジ(960W~1160W):約3.4時間
冷蔵庫(55W):約75時間

④Jackery Solar Generator 2000 Plus|ソーラージェネレーター2000プラス

⑤Jackery Solar Generator 1000 Plus|ソーラージェネレーター1000プラス

消費電力の高くない機器を使ってキッチンカーを営業する場合は、Jackery Solar Generator 1000 Plusも選択肢に挙がります。主な特徴を、以下に挙げました。

・本体の容量は1264Wh。バッテリーパックを3台追加し、5kWhまで拡張できる

・45℃といった高い温度でも、充電や給電を行える

・AC100Vの出力ポートは3口あるため、複数の機器を動かせる

定格出力は2000W。調理機器の併用には注意が必要

・内部にリン酸鉄リチウムイオン電池を備え、寿命は4,000サイクル。10年以上使用可能

Solar Generator 1000 Plusは、フル充電までの時間の短さが特徴的です。AC100V電源で充電した場合、1.7時間でフル充電にできます。

一方でセットされているソーラーパネル「SolarSaga 100W」で充電した場合、1枚では18時間、4枚では4.5時間かかります。

製品名 Jackery Solar Generator 1000 Plus

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間


5.キッチンカーとポータブル電源に関連するよくある質問

キッチンカーとポータブル電源に関連するよくある質問は、以下の4つです。

①キッチンカーの営業でソーラーパネル付きのJackeryポータブル電源を使うと補助金の対象となるのでしょうか?

キッチンカー営業でソーラーパネル付きJackeryポータブル電源を導入する場合、自治体によっては補助金の対象になる可能性があります。以下の表は2025年8月時点で確認できる補助金制度で、東京都江戸川区で設けているものです。

補助金制度名

気候変動に備え、脱炭素を目指す補助金(ポータブル蓄電池購入費)

対象機器

ポータブル蓄電池(400Wh以上・AC100V出力付き/新品)

補助金額(上限)

一律10,000円

参考:江戸川区ホームページ「気候変動に備え、脱炭素を目指す補助金」 

補助金制度の名称や内容は自治体ごとに異なります。公式サイトを見る、担当窓口に問い合わせるなどして、お住まいの地域の最新情報を確認しましょう。

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②キッチンカーの電力計算はどのようにするのでしょうか?

キッチンカーの電力計算は、以下の手順で進めていきます。 

● 家電ごとの消費電力(W)に使用時間(h)を掛けて必要電力量(Wh)を求める

● その合計から必要容量を決める 

たとえば炊飯器(700W)を1時間使えば「700Wh」、冷蔵庫(150W)を8時間使えば「1200Wh」です。これらを合計し、変換ロスや予備を考えて1.2倍程度の容量を確保します。 

また容量だけでなく「定格出力(W)」も重要です。同時に使う家電の合計が定格出力を超えると動かないため、営業中に同時稼働させる家電を想定して選びましょう。具体例を以下で示します。 

● 冷蔵庫(150W×8h)=1200Wh

● 炊飯器(700W×1h)=700Wh

● 照明(20W×5h)=100Wh 

合計すると2000Whですが、余裕を見て約2400Whのポータブル電源がおすすめです。

③キッチンカーで使う200Vの電化製品にも対応可能なJackeryのポータブル電源はどれですか?

Jackeryのポータブル電源で日本の200V機器に対応できるのは、「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」を2台並列接続した場合と「Jackery ポータブル電源 5000 Plus」の単体使用です。

「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」では、「Jackery コネクタ(2000 Plus専用)」を用いて2台並列接続することで200Vの電化製品にも対応できるようになります。

④キッチンカーの電源はサブバッテリーでも良いですか?

キッチンカーの電源としてサブバッテリーを使うことは可能ですが、用途や条件によってはポータブル電源のほうが適している場合があります。以下の表に、サブバッテリーとポータブル電源のメリット・デメリットをまとめました。 

項目

サブバッテリー

ポータブル電源

メリット

走行中に充電できて、容量を拡張しやすい

・工事不要。届いたらすぐ使える。

・持ち運びが可能で、ソーラーパネル充電と走行充電にも対応できる

デメリット

・車に固定設置。配線・走行充電システムが必要で、初期工事費が高い(約10〜30万円)

・固定設置で持ち運び不可。

・容量に限界があり、電気なくなったら使えない

したがって長期固定運用なら「サブバッテリー」、初期投資を抑えて柔軟に対応できることを重視するなら「ポータブル電源」と営業スタイルに合わせて選ぶのが理想です。

キッチンカーの営業には安心して使えるポータブル電源の活用を

どれだけおいしい料理を提供できたとしても、食材の保存状況が悪かったり、騒音で近隣に迷惑をかけたりすると信用を失いかねません。Jackeryのポータブル電源を活用してキッチンカーを営業すれば、安全でおいしい料理を提供でき、騒音の心配もいりません。取り扱いが簡単なことも、メリットの一つです。

おすすめするポータブル電源は、キッチンカーで使う機器や営業時間の長さにより変わります。機器の消費電力を調べたうえで、最適な製品を選びましょう。Jackeryなら豊富な機種から、あなたに合った製品を選べます。安心してキッチンカーを営業できるでしょう。

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