キッチンカーの電源はポータブル電源で!選ぶ5つのポイントを紹介
キッチンカーは、いまや食を担うインフラの一つとなっています。読者のなかには「腕によりをかけた自慢の料理を提供したい」と思う方も、いるのではないでしょうか?
キッチンカーには電源が欠かせませんが、方法は発電機やポータブル電源の搭載などいくつかあります。そのなかでも、Jackeryのポータブル電源の活用はおすすめです。騒音を気にせず、どこでも大容量の電気を使えます。
この記事ではキッチンカーを営業する方、これから営業する方に向けて、電源を確保する主な方法を解説したうえでキッチンカーにおすすめのポータブル電源を紹介します。
キッチンカーの営業には電源の確保が必須
キッチンカーの営業には、電源の確保が必須です。電気を必要とする機器を多く使うこと、営業中以外の場面でも電気を要するケースがあることが理由です。また営業開始よりも早い段階で、電源を設置しなければなりません。
ここからはキッチンカーに電源が必要な理由を3つに分け、詳しく解説していきます。
●キッチンカーで電気を必要とする機器は思いのほか多い
キッチンカーでは、電気を要する機器が思いのほか多く使われます。代表的な機器は、以下のとおりです。
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・冷蔵庫・冷凍庫(コールドテーブル)
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・換気扇
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・給水ポンプ
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・照明
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・レジ
調理に使う機器は、販売する品目により大きく変わります。一例を以下に挙げました。
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・IH調理器(IHコンロ)
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・電気式フライヤー
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・炊飯器
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・ホットショーケース
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・コーヒーマシン
上記で挙げた多くの機器を動かすためには、高い出力が可能な電源が必要です。
●調理・販売時だけでなく、移動中の電源確保も重要
キッチンカーは調理・販売するときだけでなく、移動中も電源を必要とします。食材は事前に調達し、キッチンカーの冷蔵庫や冷凍庫に積み込んで出発するケースが多いでしょう。食材を傷めないためには、移動中も常に冷やしながら運ぶ必要があります。このため出発の時点で、冷蔵庫や冷凍庫の電源を確保することが必要です。
●保健所による検査を受ける時点で、電源を備える必要がある
キッチンカーは営業を始める前に、保健所の検査を受けたうえで営業許可を得る必要があります。検査は、キッチンカーそのものも対象です。電気を使う場合は、あらかじめ発電する装置(ポータブル電源など)を備えたうえで検査を受けなければなりません。
キッチンカーの電源は3種類から選べる|それぞれのメリットとデメリット
キッチンカーで営業しようと思う方は料理の専門家である一方で、電気の資格を持たない方も多いでしょう。このような方でも安心してキッチンカーの電源を確保する方法は、大きく以下の3つに分かれます。
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・現地の施設で電源を借りる
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・発電機を用意する
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・ポータブル電源を用意する
いずれも、メリットとデメリットがあります。特徴も含めて、詳しく確認していきましょう。
①現地の施設で電源を借りる
キッチンカーは、施設の敷地内で営業するケースも少なくありません。施設によっては、キッチンカーに対して電源の使用を許可する場合もあります。この方法のメリットとデメリットについて解説します。
●現地で電源を借りるメリット
現地で電源を借り、施設が用意した電源を使うことには、以下のメリットがあります。
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・要冷蔵・要冷凍の食材が無い場合は、発電機やポータブル電源の準備が不要
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・発電機で使う燃料も不要。ポータブル電源で必須となる、事前の充電もいらない
重い発電機やポータブル電源を持ち運びしなくて良いことに、メリットを感じる方も多いでしょう。取り扱いに注意が必要なガソリンを管理しなくてよいことも、メリットの一つです。冷蔵や冷凍の食材を扱わない場合、現地で電源を借りる方法は選択肢の一つとなるでしょう。
●現地で電源を借りるデメリット
現地の施設で電源を借りる方法は便利ですが、以下のデメリットがあることにも注意してください。
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・電源がキッチンカーから遠く、コードリールや延長コードが必要な場合がある
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・料金がかかる場合がある
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・供給される電力が低いと、機器を十分に使えず調理に支障が出る
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・冷蔵や冷凍の食材を扱う場合、移動中に使う冷蔵庫・冷凍庫の電源は別途確保が必要
現地で電源を借りればOKというケースは、限られます。特に冷蔵や冷凍の食材を扱う場合、移動中に食材を冷やすための電源が必要なことには注意が必要です。
②発電機を用意する
施設の電源を使えない場合は、自前で電源を用意するほかありません。代表的な方法のひとつに、発電機があります。ガソリンなどの燃料を用意し、発電する方法です。
発電機はメリット・デメリットともに特徴的な項目があります。以下で示す内容を事前に確認しておきましょう。
●発電機で電源を確保するメリット
キッチンカーで発電機を使い電源を確保することには以下のメリットがあります。
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・所有者が自由に使える電源なので、使いたいときに使える
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・燃料がガソリンの場合は、車の給油時に発電機の燃料も調達できる(但し携行缶は必要)
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・事前の充電は不要。燃料があれば発電を継続できる
燃料さえ用意できれば、発電を続けられることは大きなメリットの一つです。施設の電源を借りる場合のように、その都度電源を借りる手続きを行う手間がいらないこともメリットに挙げられるでしょう。
●発電機を使うデメリット
発電機は便利そうに見えますが、以下のデメリットも見逃せません。
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・騒音が大きい。発電機の近くでは、会話が難しい場合もある
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・有害な排気ガスが出るため換気が必要。屋内では使えない
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・ガソリンは危険物であり、常温でも引火するため取り扱いに注意が必要
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・メンテナンスの手間がかかる(オイルの交換、補給など)
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・大規模停電時はガソリンも入手しにくく、発電機を動かせないおそれがある
いずれも、利用をためらう理由となり得る項目です。出店先によっては、発電機の使用が禁止という場所もあることに注意してください。
また災害による停電が発生した場合、休業するガソリンスタンドが出る一方で、ガソリンの需要は高まります。ガソリンが入手困難となった場合は、キッチンカーによる営業が難しくなることに注意が必要で