省エネ対策に有効な方法とは?ポータブル電源が役立つ理由も解説

省エネ対策に有効な方法を4つ紹介します。

省エネ」はいつの時代も、世間の関心を集めるキーワードです。とりわけ光熱費が高い時期は、省エネを強く意識する方も多いのではないでしょうか。省エネを実現できる方法は、いくつかあります。ポータブル電源の活用は、そのひとつです。

この記事では省エネ対策に有効な方法を紹介したのち、ポータブル電源を活用するメリットについて触れていきます。省エネ対策が気になる方は、ぜひお読みください。

今日から検討を!省エネ対策に有効な方法をご紹介

省エネの実現には、さまざまなアプローチがあります。どのような省エネ対策があるか、確認していきましょう。なかには今日から行える方法もありますから、積極的に実行することがおすすめです。

方法①:発電する機器を使って電力会社から購入する電力量を減らす

発電する機器を使えば、自宅で電気を作ることが可能です。電力会社から購入する電力量を減らせるため、省エネにつながります。実現する方法は、大きく3つに分かれます。それぞれどのような方法か、確認していきましょう。

・持ち運び型ソーラーパネルやポータブル電源を活用する

持ち運び型ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせは、有効な省エネ対策の一つです。発電は持ち運び型ソーラーパネルで行い、ポータブル電源に蓄電します。貯めた電気は、都合の良いタイミングで使えます。

自宅はもちろん、車に積み込み移動先で充電できることは魅力です。機器は10万円程度から購入できるため、費用をあまりかけられない方でも問題ありません。

また深夜・早朝の電気が安くなるプランを契約している場合は、充電する時間帯を工夫することでポータブル電源だけでも節約を実現できます。

・据え置き型ソーラーパネルを使う

据え置き型ソーラーパネルの活用は多くの電気を発電でき、省エネにつなげる方法です。

システム容量1kW当たりの年間発電量は、1平方メートル当たり1,100~1,300kWhと、大きな量の発電が期待できます。もし3kWのソーラーパネルをお使いの家庭では、条件さえそろえば年間4,000kWhもの発電も可能です。余った電気を売ることで、収入も得られます。

一方で初期費用が100万円以上、ランニングコストが毎年数万円から20万円程度かかることには注意が必要です。貯めた電気を保存する充電池の確保やメンテナンスも、重要な課題です。

・エネファームを設置する

燃料電池の一つであるエネファームは、水素と酸素から電気と温水をつくる機器です。ガス代がかかる一方で、電気代は抑えられます。夜でも発電できること、二酸化炭素の排出を抑えられることも魅力です。

一方で発電できる電力は最大700Wですから、超える場合は電力会社の電気を使う必要があります。また夏は水温が高いため、発電量は少なくなることにも注意してください。初期費用が150万円~200万円かかることも、デメリットに挙げられます。

方法②:ムダな電気を使わない

電力量の消費を抑えることも、代表的な省エネ対策の方法です。電気の使い方を工夫することで、ムダを抑えることができます。代表的な7つの方法について、資源エネルギー庁が公表した省エネ効果を見ながら確認していきましょう。

・冷房の温度は高く、暖房の温度は低く設定する

エアコンなど冷暖房家電の使い方を工夫することは、省エネに大きな効果があります。どの程度の効果があるか、確認していきましょう。

  • ●冷房の設定温度を1℃上げることで、年間24kWhの省エネ
  • ●暖房の設定温度を1℃下げることで、年間08kWhの省エネ

少しの我慢で、年間83.32kWhもの省エネ効果が得られます。あわせて必要な時間帯だけ冷暖房をつけることで、さらに大きな省エネ効果が期待できます。

・冷蔵庫の使い方を見直す

冷蔵庫の使い方を見直すことも、省エネに有効です。見直しの例と省エネ効果の例を、以下に示しました。

  • ●開閉回数を半分にすると、年間で4kWh節電
  • ●設定温度を「強」から「中」にすると、年間で72kWhの節電
  • ●庫内の容量を半分にすると、詰め込んだ場合と比べて年間84kWhの節電

また温かいままの状態で冷蔵庫に入れると庫内の温度が上昇し、冷やすための電力が増えます。冷めてから冷蔵庫に入れることも、省エネ対策の有効な方法です。

・保温機能をなるべく使わない

炊飯器やポットに搭載されている保温機能を使わないことも、省エネの秘訣です。代わりに飲食したいタイミングにあわせて、電子レンジなどで加熱すればよいわけです。

例えば炊飯器で3合炊き、半分を炊きあがり直後に、残りを4時間後に食べる場合を考えてみましょう。4時間保温する代わりに食べる直前に電子レンジで温めることで、1回当たり31Whの節電になります。毎日繰り返すと、年間で約11kWhの省エネです。

また1リットルのお湯を6時間保温すると、再度沸かす場合と比べて年間107kWhもの電力が余分にかかることに注意してください。

・照明をLEDに変える

白熱電球を使う照明は、LEDへの変更がおすすめです。例えば54Wの白熱電球を年間2,000時間使う照明の場合、電球型のLEDランプに交換することで年間90kWhもの省エネを実現できます。

白熱電球を複数使うご家庭の場合は、春や秋の1カ月以上にあたる電気代を節約することも可能です。照明器具の取扱説明書を確認のうえ、可能であれば交換しましょう。

・温水洗浄便座の温度を下げ、ふたを閉める

トイレの温水洗浄便座も、少しの工夫で大きな省エネ効果を得られる家電です。以下の取り組みを行うことで、消費する電力量を削減できます。

  • ●便座のふたを閉めることで、年間9kWhの省エネ
  • ●設定温度を1段階下げることで、年間4kWhの省エネ

便座から逃げる熱は、思ったよりも多いものです。便座のふたを閉めることは簡単で、我慢も必要ありません。ぜひ今日から実践しましょう。

・食器洗いや洗濯はなるべくまとめて行う

食器洗いや洗濯はまとめて行うことで、省エネを実現できます。食器洗い乾燥機を使った場合、1回当たりの消費電力は720Wh、水道は14.8リットルです。1日2回使った場合、1年では電気が525.2kWh、水道が10.8立方メートル消費しますから無視できません。

また容量6kgの洗濯機に洗濯物を8割入れて洗濯すると、4割入れて洗濯の回数を2倍にした場合と比べて、年間で消費電力が5.88kWh、水道は16.75立方メートルも節約できます。

・使わない電化製品はOFFにする

誰も見ていないテレビや人がいない部屋の照明は、電気のムダな消費です。使っていない電化製品の電源をOFFにすることで、電気の使用量を抑えることが可能です。

また家電のなかには本体の電源をONにしていなくても、通電しているだけで電力を消費するものも数多くあります。このような待機電力は、家庭の電気使用量の5%以上を占めています。長期間使わない家電はコンセントから抜くことで、さらなる省エネにつながります。

方法③:カーテンやブラインドを活用する

省エネ対策には自宅での発電や電気使用量の節約に加えて、カーテンやブラインドの活用も有効な方法に挙げられます。

窓際に設置することで、夏は冷気を、冬は暖かい空気を屋外へ逃がさずに済みます。節電にもつながることでしょう。

方法➃:省エネに優れた電化製品に買い替える

同じ機能を持つ家電でも、消費電力が少なければ省エネにつながります。資源エネルギー庁では以下のように、家電の省エネが進んでいることを公表しています。

  • ●冷蔵庫は10年前と比較して、約40%~47%の省エネを実現
  • ●テレビは9年前と比較して、約42%の省エネを実現

古くなった電化製品を買い替えることも、有効な省エネの方法といえるでしょう。

省エネ対策にポータブル電源が役立つ3つの理由

省エネ対策にポータブル電源をおすすめする理由は?

数ある省エネ対策のなかで、ポータブル電源の活用は有効です。その理由は、大きく3つに分かれます。なぜ省エネ対策にポータブル電源が役立つのか、詳しく確認していきましょう。

●太陽光発電で作った電気を貯めて使える

ポータブル電源は持ち運び型ソーラーパネルを活用することで、太陽光発電で作った電気を貯められます。都合のよいタイミングで電気を使えることは、大きなメリットといえるでしょう。電力会社から購入する電力量を減らせるため、省エネ対策にも役立ちます。

●電気代を削減できる

持ち運び型ソーラーパネルで発電した場合は、そのぶんだけ電力会社から購入する電力量が減り、電気代の削減につながります。発電量とポータブル電源の容量が大きいほど、節約できる電気代も増えるでしょう。

また深夜・早朝に安くなる電気を使って充電した場合も、電気代の削減が可能です。どの程度削減可能なのか、次の章で確認していきます。

●手軽に購入できメンテナンスも楽

ポータブル電源や持ち運び型ソーラーパネルは手軽に購入でき、届いたその日から使えます。据え置き型ソーラーパネルやエネファームなどのように、工事や100万円を超える費用は必要ありません。

メンテナンスの容易さも、メリットに挙げられます。持ち運びが可能な重さとサイズですから、室内での清掃が可能です。清掃そのものにも、長い時間をかける必要はありません。

ポータブル電源の活用で節約できる電力量と電気代

ポータブル電源を活用した場合、電気代はどのくらい節約できるのでしょうか。電気代の節約には持ち運び型ソーラーパネルを使う方法と、深夜・早朝に充電する方法があります。ここからは「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」を例に取り上げ、節約できる電力量や電気代を試算していきます。

●持ち運び型ソーラーパネルの活用で節約できる電力量

Jackery ポータブル電源 2000 Pro」の容量は、2160Wh(2.16kWh)です。昼間はソーラーパネルで充電し、夜に電池残量が20%まで減るといった使い方を毎日繰り返した場合、ポータブル電源から供給される電力量は以下のとおりとなります。

期間

電力量(kWh)

1日

1.728

1カ月(30日)

51.84

1年(365日)

630.72

1年間では、630kWhもの電気を節約できます。春や秋の1カ月や2カ月分に相当する家庭も、多いでしょう。

●持ち運び型ソーラーパネルの活用で節約できる電気代

節約できる電気代は、契約する電力会社によって異なります。持ち運び型ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」を2枚使って1日1回充電した場合、節約できる電気代はどのくらいになるのでしょうか。

ここでは東京電力「従量電灯B」と新電力を例に取り上げ、630kWhに相当する節約額がどの程度になるか確認していきましょう。

金額は消費税を含みます。また燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などの金額は、2023年1月時点の単価をもとに算出しました。

東京電力「従量電灯B」の場合

東京電力の「従量電灯B」を契約している場合、630kWhの電力量に相当する節約額は22,645円です。

ポータブル電源とソーラーパネルの活用で1カ月分以上の電気代を節約できることに、驚いた方も多いのではないでしょうか。

新電力ではさらに節約額が大きくなる

新電力では、燃料費調整額の上限が設けられていません。このため2023年1月分の電気料金で比較すると、従量電灯Bよりも節約額は大きくなります。以下の2つのプランについて、節約額がどの程度になるか計算しました。

  • ・東京ガス「基本プラン」:26,311円
  • ・ENEOSでんき「東京Vプラン」:25,812円

どちらも26,000円前後と、さらに大きな節約が期待できます。

●深夜・早朝に充電し電気代を節約することも可能

電気料金のプランのなかには、深夜や早朝の単価が安くなるものもあります。このようなプランを契約している場合は、深夜や早朝に充電して電気代を節約することも可能です。一例として、以下のケースを考えてみましょう。

  • ・東京電力「夜トク12」を契約。21時から翌朝9時までの電気料金がお得
  • ・ポータブル電源への充電(AC100V、1回目)は21時から。23時ころに充電が終わった後、貯めた電気を使って夕食をつくる
  • ・ポータブル電源への充電(AC100V、2回目)は翌朝9時までに済ませ、貯めた電気を使って朝食づくりなど家電を使う

「午後から出勤して夜まで仕事」といった方のなかには、「自分に当てはまる」と思った方も多いのではないでしょうか。「電池残量が20%に減るまで使い、その後はAC100Vで満充電する」使い方を1日2回繰り返した場合、ポータブル電源から供給される電力量は以下のとおりとなります。

期間

電力量(kWh)

1日

3.456

1カ月(30日)

103.68

1年(365日)

1261.44

「夜トク12」で深夜・早朝に充電すると、どのくらい得するのでしょうか。1kWh当たりの単価は、9時から21時までが34.39円、21時から翌朝9時までが22.97円です。

深夜・早朝に充電することで、1kWh当たり11.42円節約できます。1カ月では1,184円、1年では14,405円もの大きな節約を実現できます。

省エネ対策でポータブル電源を選ぶならJackery製品をおすすめ

省エネ対策にJackeryポータブル電源をおすすめ

ポータブル電源はさまざまなメーカーから発売されていますが、省エネ対策で選ぶならJackery(ジャクリ)の製品をおすすめします。ここからはなぜJackery製品が省エネに役立つのか、またおすすめの製品を紹介し、あなたの省エネ対策を後押しします。

●省エネにJackery製品が役立つ理由

Jackeryでは、ポータブル電源と持ち運び型ソーラーパネルをセットにした「Jackery Solar Generator」を発売しています。購入後はどこでも太陽光発電を行い、手軽に省エネを実現できます。朝と昼、夕方で置き場所を変えて、より多くの発電量を確保することも可能です。また充電時間が2時間~2.5時間と、短時間で高速充電できる製品を選べることも魅力に挙げられます。

ポータブル電源を省エネに役立てるためには、できるだけ多くの機器に給電できることも重要です。Jackeryのポータブル電源は、以下すべての出力ポートを用意しています。

  • ・AC100V
  • ・シガーソケット
  • ・USB-A
  • ・USB-C

日本で使われているほとんどの家電に電気を供給できますから、「出力ポートがないためポータブル電源の電気を使えない」心配はいりません。この結果、電力会社の電気使用量を減らす効果が見込めます。

●おすすめのJackery製品

省エネに興味・関心をお持ちの方には、以下のJackery製品をおすすめします。

  • ・Jackery Solar Generator 1500 Pro
  • ・Jackery Solar Generator 2000 Pro

それぞれどのような特長があるか、確認していきましょう。

製品名

特長

Jackery Solar Generator 1500 Pro

SolarSaga200とポータブル電源1500 Proのセット

定格出力が1800Wあるため、ほとんどの家電が使える

高速充電が可能(充電時間2時間。AC100V電源またはSolarSaga 200ソーラーパネルを6枚使った場合)

寿命は2,000サイクル、80%の電池残量で472日間保管可能

Jackery Solar Generator 2000 Pro

SolarSaga200とポータブル電源2000 Proのセット

定格出力が2200Wあり、同時に使える家電の組み合わせが増える

高速充電が可能(AC100V電源の場合は2時間。SolarSaga 200ソーラーパネルを6枚使った場合は2.5時間)

サイクル1,000回で80%の容量を保証

活用シーンごとにおすすめする製品は、以下のとおりとなります。

購入者の希望やニーズ

おすすめの製品

予算が20万円~25万円前後

電池が長持ちするポータブル電源が欲しい

消費電力の大きい家電を使う場合は、他の家電の使用を中断してもよい

Jackery Solar Generator 1500 Pro

できるだけ多くの電力を太陽光発電でまかないたい可能な限り電気代を抑えたい

複数の家電を同時に使いたい

Jackery Solar Generator 2000 Pro

製品ごとの機能を、以下にまとめました。価格は、Jackery公式サイトでの税込み価格です(2023年2月時点)

製品名

Jackery Solar Generator 1500 Pro

Jackery Solar Generator 2000 Pro

容量

1512Wh

2160Wh

定格出力

1800W

2200W

出力ポート

AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツに対応)

USB-A×2(Quick Charge3.0対応)

USB-C×2

シガーソケット×1

AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツに対応)

USB-A×2(Quick Charge3.0対応)

USB-C×2

シガーソケット×1

充電方法

AC電源(2時間)

シガーソケット(16.5時間)

ソーラーパネル(1枚で11時間、2枚で5時間、6枚で2時間)

AC電源(2時間)

シガーソケット(24時間)

ソーラーパネル(1 枚で15時間、2枚で7.5時間、6枚で2.5時間)

価格

229,330円(SolarSaga200は1枚)

287,920円(SolarSaga 200×1枚の場合)

356,800円(SolarSaga 200×2枚の場合)

省エネ対策には持ち運び型ソーラーパネルやポータブル電源の活用も有効

省エネ対策には節電など、エネルギーを使わない方向性で考えがちです。しかし持ち運び型ソーラーパネルの活用など、電気を作る方法も省エネ対策として有効です。節電などエネルギーの節約と組み合わせることで、より大きな省エネ効果が見込めます。

省エネ対策を検討する際には、ぜひ「Jackery Solar Generator」をご検討ください。地球にやさしい生活を、手軽に始めることができるでしょう。


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