【災害支援】Jackeryの能登支援について
2024年1月1日の能登半島地震の発災後、1月3日にJackery Japanは製品の無償提供を決定。即座に支援活動を開始し、260台(約2,400万円相当)を輪島市、珠洲市、能登町、穴水町等へ提供しました。
その後、私たちが現地へ赴き、ヒアリングを行ったのは2ヶ月後の3月。そこで目にしたのは、地域の協力してくださった皆様やボランティアの方々の手によって、私たちの製品が様々な形で活用されている姿を目にしました。
現場でいただいた切実な声と、そこで得た知見。また現在も続けている能登支援についてまとめました。
ジャクリは能登の被災地でどのように使われたのか
1月の発災直後に製品を送り、道路状況が回復した3月に現地ヒアリングを実施しました。そこで確認できたのは、スペック上の数値だけでは見えない「停電下における電力の具体的な役割」です。現場の声を整理し、今後の備えに活かすべき知見としてまとめます。
温かい食事の確保(レンジ・ポット)
電子レンジや電気ポットを稼働。凍える寒さの中、支援物資のパックご飯や飲み物を温めて提供できたことは、被災生活における心身の安らぎとなりました。
通信インフラの維持(Starlink)
携帯基地局が停止したエリアで、宇宙インターネットの電源として活用。途絶えていた家族との連絡手段を24時間維持し、大きな安心に繋がりました。
ソーラーパネルによる「電力自給」
「使い切ったら終わり」という不安に対し、わずかな日照でも充電できるソーラーパネルが機能。長期停電下での継続利用を可能にしました。
移動可能な「共有電源」としての活用
コンセントが極端に少ない避難所の体育館などで、場所を選ばない電源として活躍。スマホ充電の順番待ちや遠慮によるストレスを緩和しました。
今も続く支援活動:モノから「コト」への広がり
能登の現地での支援活動で得た知見をもとに、現在は地域の自立と笑顔を支える活動を継続しています。
「KNOTOメシ」プロジェクト
Jackeryは、能登半島地震の支援活動を通じて「温かく美味しい食事が被災時の心を支える」ことを再確認し、モノ支援の次のステップとして能登町と協働した「KNOTOメシ(ノトメシ)」プロジェクトを始動しました。
本プロジェクトは、能登伝統の魚醤「いしり」などの発酵文化と、クラフトフードブランド「ONE POT WONDER」のレトルト調理技術を組み合わせ、常温保存可能で調理に水を使わない「美味しい非常食」を開発する取り組みです。名称には能登(NOTO)と未来を「結ぶ(KNOT)」という想いを込めました。単なる物資提供に留まらず、地元の食材活用やクリエイターの起用を通じて、現地の雇用と経済を循環させる地域振興を目指しています。日常の楽しさが備えに繋がる、新しい防災のカタチです。
地域の絆を守る「お祭り・イベント」支援
Jackeryは、伝統行事の再開支援や復興イベントへの参画を通じ、コミュニティの再生と能登の現状を伝え続ける活動をサポートしています。2025年には、能登町が誇る日本三大火祭りの一つ「あばれ祭り」の支援のため、本部にポータブル電源を提供しました。あばれ祭りは、激しく神輿を壊し、炎の中に投げ込む勇壮な神事で、地域の絆の象徴です。こうした祭事の灯りを守ることで、地域の活力を支え、未来へと希望を繋いでいます。
未来への備え:行政連携への取り組み
能登での地道な活動を通じて再確認したのは、地域との深い繋がりこそが、真に役立つ助け合いの基盤になるということです。この経験を原点に、現在は日本全国の自治体との連携を深め、地域振興への寄与と有事の際の迅速な協力体制の構築を並行して進めています。
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