1.買ってはいけないテレビメーカー・テレビの特徴7選

テレビ選びで後悔しないために、買ってはいけないテレビメーカーやテレビの7つの特徴を紹介します。購入後のトラブルや不満の原因となりやすいため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
①無名メーカーのテレビを買ってはいけない
聞いたことのないメーカーのテレビは、価格の安さが魅力的に見えるかもしれません。しかし、以下のように品質面や信頼性に問題がある場合が多いです。
● 品質管理が不十分で初期不良が起きやすい
● 故障時のサポート体制が整っていない
● 修理部品の調達が困難なことがある
● ソフトウェアアップデートが提供されない
● 日本の放送規格に完全対応していない場合がある
無名メーカーの中にはOEM製品(他社製品のブランド名だけを変更したもの)も多く、製造元がはっきりしない場合があります。安さに惹かれて購入しても、結果的に買い替えが必要になり、トータルコストが高くなっては元も子もないでしょう。
②保証期間が短すぎるテレビメーカーを買ってはいけない
テレビは精密機器のため、どうしても初期不良や故障のリスクがあります。保証期間が極端に短い、または保証がないテレビは、買ったばかりの初期不良でも修理費用が高額になってしまうかもしれません。最低でも1年、できれば3年程度のメーカー保証があるテレビメーカーを選ぶのがおすすめです。
③異常に価格が安いテレビを買ってはいけない
相場よりも極端に安いテレビは、品質に問題がある可能性が高いです。製造コストを下げるために安価な部品を使用している場合が多く、以下のような問題が発生しやすくなっています。
● 画質や音質が劣る
● 動作が不安定・遅い
● 機能が制限されている
● 耐久性に問題がある(画面などが壊れやすい)
「安物買いの銭失い」という言葉があるように、極端に安いテレビは結果的に損をすることも。なるべく相場から外れない、コスパの良いテレビを選ぶのがポイントです。
④画面サイズが大きすぎるテレビは避けるべき
テレビの画面サイズは、設置する部屋の広さに合ったものを選びましょう。大きすぎるテレビには、以下のようなデメリットがあるためです。
● 目が疲れやすい
● 部屋が狭くなる
● かえって見づらくなる
● 電気代が高くなる
一般的に、4Kテレビの場合は画面の高さの約1.5倍、フルHDテレビの場合は約3倍の距離で視聴するのが快適です。詳しいサイズの合わせ方は、後半の「部屋の広さに合ったサイズを選ぶ」で解説しています。
⑤必要な機能がないテレビを買ってはいけない
現代のテレビは単に放送を受信するだけではない、さまざまな機能を持つマルチメディア機器となっています。「使おうと思った機能がなかった……」とならないために、以下の機能が搭載されているか必ず確認しましょう。
● 4Kチューナー内蔵
● インターネット接続機能
● 動画配信サービス対応
● 録画機能
● 外付けHDD対応
とくに動画配信サービスの利用を考えている場合は、Netflix、U-nextなど、普段使いのサービスに対応しているか確認してください。また、ゲームやレコーダーなど複数の機器をつなぐ場合は「HDMI端子の数が足りるか」もチェックポイントです。
⑥余計な機能が多すぎるテレビは避けるべき
逆に、使わない機能が多すぎるテレビも避けるべきです。機能が多いほど価格が高くなり、操作も複雑になります。また、多機能化により故障のリスクも高くなりがちです。以下のような機能は、不要ならないほうがよいでしょう。
● 使わない動画配信サービス
● 音声アシスタント機能
● AI機能(スマートテレビ)
● 2番組同時録画
自分の使用目的に合った最低限の機能のテレビを選べば、コストを抑えつつ満足度も高くなります。
⑦画質が悪いテレビを買ってはいけない
テレビのもっとも重要な性能である「画質」が悪いテレビは、どんなに他の機能が優れていても満足度は低くなります。画質の良し悪しを判断するポイントは以下の通りです。
● 解像度(4K、フルHD)
● パネルの種類(液晶、有機EL)
● HDR(※)対応
● 色域の広さ
● コントラスト比
※HDR:ハイダイナミックレンジ。明るい部分と暗い部分の輝度差を広げて、映像をよりリアルにする技術
店頭で実際に映像を確認し、自然な色合いや鮮明さをチェックすることをおすすめします。ただし、どんな用途でもとにかく画質が良ければよいわけではありません。詳しい画質の選び方は、このあと「目的に合った画質を選ぶ」で解説します。
関連記事:テレビは延長コードでつないでも大丈夫?種類ごとのおすすめコードを紹介
2.後悔しないためのテレビ選びの3つのポイント

これから紹介する3つのポイントを押さえれば、テレビ選びで大失敗することはめったにありません。あなたの用途に最適なテレビを見つけましょう。
①購入者のレビューを確認する
メーカーの商品解説だけでなく、実際に購入したユーザーのレビューを確認しましょう。実際の使用感や問題点をレビューから読み取れば、そのテレビを本当に買うべきか判断できます。とくにチェックすべきレビューは以下のとおりです。
● 画質と音質の満足度
● 操作性の良し悪し
● 故障や不具合の報告
● サポート対応の質
● 長期使用での変化
複数のサイトでレビューを確認し、極端に良い評価や悪い評価だけでなく、中間的な評価も参考するのがポイント。良い面と悪い面、両方をチェックしてメーカーや機種を選んでみてください。
②部屋の広さに合ったサイズを選ぶ
テレビのサイズ選びは、視聴する部屋の広さと視聴距離に基づいて決めましょう。部屋の広さごとに、推奨テレビサイズの目安をまとめました。
● 6畳:32~40インチ
● 8畳:40~49インチ
● 10畳:49~55インチ
● 12畳以上:55インチ以上
ただし、あくまでこれは一般的な目安です。たとえば視聴距離が遠い場合は、目安よりもワンランク大きなテレビを選ぶとちょうどよいでしょう。また、可能であれば購入前に店頭で実際のサイズ感を確認することをおすすめします。
③目的に合った画質を選ぶ
テレビの用途によって、最適な画質レベルは異なります。以下に、目安となる用途別のテレビの推奨画質をまとめました。
● 映画・ドラマ鑑賞:4K有機EL、HDR対応
● スポーツ観戦:4K液晶
● ニュース・バラエティ:フルHD液晶
● ゲーム用途:高リフレッシュレート(120fps~)対応
当然ながら、画質の良いテレビほど価格は高くなる傾向があります。予算と用途のバランスを考慮して、丁度よい画質レベルを選択しましょう。
関連記事:テレビの地震対策はまず転倒防止対策!役立つグッズ5選と選び方を解説
3.【一般液晶テレビ編】おすすめテレビメーカー・テレビ3選
ここでは、一般液晶テレビのおすすめメーカー・テレビを3つご紹介します。
①TOSHIBA REGZAシリーズ

引用元:REGZA
TOSHIBAのREGZA(レグザ)シリーズは、国内テレビメーカーならではの高画質と操作性が魅力です。TOSHIBAが独自で開発した映像処理エンジン「レグザエンジンZR」が搭載されており、地上波やネット動画もクリアで見やすい映像に自動調整してくれます。ネット動画ダイレクトボタンなど、簡単操作で使いやすさ抜群のアイテムです。
良い口コミ |
悪い口コミ |
画質と操作性が高い。画面が明るく問題なく写り、設定が簡単で動作にストレスがない。 |
原色も色鮮やかでキレイだが、茶色が強いので映り方によっては人の顔色が悪く感じることがある。 |
②シャープ AQUOSシリーズ

引用元:シャープ
シャープのAQUOS(アクオス)シリーズは、目に優しい映像と独自の音響技術が特長です。独自の「低反射パネル」は外光の映り込みを抑え、昼間でも鮮明な映像を楽しめます。また音声アシスト機能やリモコン操作も簡単で、年配の方でも使いやすいと好評です。シンプルな操作性と安定した品質で、幅広い世代に支持されています。
良い口コミ |
悪い口コミ |
映り込みがなく、非常に見やすい。操作もしやすくて、音声で検索機能が使えるのがありがたい。 |
音が安っぽく、音声にやや物足りなさを感じる。 |
③ハイセンス A4Nシリーズ

引用元:ハイセンス
ハイセンスのA4Nシリーズは、手頃な価格帯ながら映像・音質ともにバランスの取れたモデルです。フルHD対応の液晶パネルを採用し、明るく鮮明な映像を実現。Dolby Audio対応で、臨場感あるサウンドも楽しめます。コストを抑えながらもある程度の画質と機能を求める方にぴったり。サブテレビや一人暮らし用にもおすすめです。
良い口コミ |
悪い口コミ |
軽くて1人でも設置が簡単。映像もキレイで、ワンタッチでYouTubeに切り替えられるのも便利。 |
リーズナブルで画質もキレイだが、音声が少しこもる感じがする。 |
関連記事:テレビが停電後に映らない・受信できない原因と対策を徹底解説!壊れたら火災保険は使えるの?
4.【4Kテレビ編】おすすめテレビメーカー・テレビ3選
ここでは、4Kテレビのおすすめメーカー・テレビを3つご紹介します。
①ソニー BRAVIA XRシリーズ

引用元:ソニー
ソニーのBRAVIA XRシリーズは、独自の認知特性プロセッサー「XR」により、映像と音声をリアルタイムで最適化。人の目と耳で感じる自然な美しさを再現します。4K高画質はもちろん、Google TV搭載でネット動画視聴も快適。とくに映画やゲームを大画面で楽しみたい方におすすめ。デザイン性も高く、インテリアとの相性も抜群です。
良い口コミ |
悪い口コミ |
しっかりとした機能にメリハリのある画質、音質も心地よくて大満足。 |
横から見ると白っぽく見えて鮮明度が落ちる。 |
②TOSHIBA REGZAシリーズ

引用元:レグザ
REGZAの4Kモデルは、精密な映像処理と充実の録画機能が強みです。4Kチューナー内蔵で、地上波・BS・ネット動画すべてに対応しています。さらに「おまかせ録画」や「タイムシフトマシン」など、録画重視のユーザーにうれしい機能も満載。高精細な映像と実用的な機能性を兼ね備えた、家族全員で楽しめるバランスの良い4Kテレビです。
良い口コミ |
悪い口コミ |
映像がキレイで迫力がある。映像のズレや乱れもなく、快適に楽しめます。 |
音は少し物足りませんでしたが、サウンドバーをつけたら良い感じになりました。 |
③Panasonic VIERAシリーズ

引用元:VIERA
PanasonicのVIERA(ビエラ)シリーズは、色彩表現とネット連携に優れた4Kテレビです。独自の「ヘキサクロマドライブ」によって、自然な肌の色や風景の美しさを細部まで再現しています。Netflixなどのアプリも快適に動作し、スマートテレビとしての使い勝手も良し。家族でのリビング視聴にもぴったりなオールラウンダーテレビです。
良い口コミ |
悪い口コミ |
映像が美しく、機能面もバッチリ。音質も良くて、アプリの操作もしやすくて良い。 |
色鮮やかで高コントラストだが、暗いシーンのとき縞模様のバンディングがあらわれて見づらかった。 |
5.テレビの停電対策には「Jackeryポータブル電源」がおすすめ

テレビはニュースでの情報収集からドラマ・アニメの視聴まで、もはや生活に欠かせないアイテムのひとつ。しかし、地震や台風による停電時には使用できなくなってしまいます。そこで、停電対策として持ち運びできる蓄電池「ポータブル電源」の準備をおすすめします。
また、大容量のポータブル電源があれば長期間の停電でもテレビやスマホの給電が可能。電子レンジや炊飯器を使って温かい食事も用意できます。「停電時にも、いつもの生活ができる安心感」を手に入れることが可能です。
Jackeryのポータブル電源は、防災安全協会の「防災製品等推奨品マーク」も取得している、信頼性が保証された製品です。最長5年の無料保証と日本語サポートで安心してお使いいただけるのもポイント。もしもの停電に備えて、Jackeryのポータブル電源を用意しておきましょう。
6.買ってはいけないテレビメーカーに関するQ&A
買ってはいけないテレビメーカーに関するよくある質問と、その回答をまとめました。
①中国製TCLが買ってはいけないテレビメーカーといわれているのはなぜ?
TCLが「買ってはいけない」と言われる理由には、主に以下の点が挙げられます。
・中国メーカーである
・日本市場での実績が浅い
・サポート体制への不安がある
・操作性に違和感がある
とくに「中国産テレビ」であることが、日本人にとってマイナスイメージとなっているようです。しかし、TCLは世界的には大手テレビメーカーであり、技術力も決して低くありません。近年は品質向上に努めており、コストパフォーマンスの良い製品を提供しています。購入を検討する場合は、保証内容やサポート体制が十分か事前に確認するとよいでしょう。
②アイリスオーヤマが買ってはいけないテレビメーカーと言われることがある理由は?
アイリスオーヤマが買ってはいけないテレビメーカーと言われる理由は、以下が考えられます。
●テレビ事業への参入が比較的最近である
● 他分野からの参入で専門性への不安がある
● 価格重視で品質面への不安がある
● アフターサービスの不安がある
アイリスオーヤマがテレビ事業に本格参入したのは2019年で、業界ではかなりの後発です。ただし、アイリスオーヤマは日本企業であり、ユーザーサポートも日本語で受けられます。また、3~10年間の長期保証を提供するなど、サポート面も十分です。機能面が足りていれば、アイリスオーヤマのテレビを検討しても問題はないでしょう。
③ハイセンスが買ってはいけないテレビメーカーと言われる理由は?
ハイセンスが買ってはいけないテレビメーカーと言われる理由は以下のとおりです。
● 中国メーカーであることへの不安がある
● 「東芝映像ソリューション」の技術がしっかりと継承されているかの疑問がある
● 操作性や機能面で日本の仕様と少し違いがある
● 長期的なサポート継続への不安がある
● 動作が遅い傾向がある
しかし、ハイセンスは東芝のテレビ事業を買収後、技術やノウハウを継承しており、REGZAブランドも継続しています。また、3年以上の長期保証を提供するなど、サポート面でも充実してきています。ハイセンスは非常に価格が安いテレビメーカーのため、コスパ重視の人におすすめです。
④故障が多いテレビメーカーを調べる方法はある?
故障率に関する公式なデータは一般的に公開されていませんが、以下の方法で傾向を把握することは可能です。
● 家電量販店の店員に聞いてみる
● インターネットの口コミサイトを確認してみる
● 修理業者のブログや記事を参考にする
● Amazonなど通販サイトのレビューを見てみる
ただし、これらの情報は主観的な意見も含まれます。また、販売数が多いメーカーほど故障報告も多くなりがちです。複数の情報源を確認することを前提に、あくまで参考とするのがよいでしょう。
関連記事:テレビ視聴に最適なポータブル電源4 選!おすすめの選び方や活用方法も解説
7.まとめ
買ってはいけないテレビメーカーやテレビの特徴は以下のとおりです。
・無名メーカーのテレビ
・保証期間が短すぎるテレビメーカー
・異常に価格が安いテレビメーカー
・画面サイズが大きすぎるテレビ
・必要な機能がないテレビ
・余計な機能が多すぎるテレビ
・画質が悪いテレビ
こうした特徴に当てはまるメーカーやテレビを避けることで、購入してから後悔するのを防ぐことができるでしょう。また、購入者のレビューを事前に確認したり、部屋の広さや目的に合ったサイズ・画質のテレビに絞り込んだりするのもポイントです。
また「地震や台風による停電中もテレビが見たい!」「スマホも充電できるようにしておきたい!」という人は、ポータブル電源の用意がおすすめです。予算に余裕があればテレビとあわせてJackeryのポータブル電源を購入しておきましょう。
コメント