オフィスの寒さ対策18選!電気を使わない冬の便利グッズ・服装も紹介

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オフィスの寒さ対策ってどういうものがあるの?」「足元が寒いので仕事に集中できない……」と悩んでいませんか?今回は、冬を温かく乗りきりたい従業員や管理職の方に向けて、オフィスでできるおすすめの寒さ対策18選をご紹介します。 

オフィスの寒さに悩む従業員が、個人でできる対策が知りたい方は「【服装編】オフィスでできる寒さ対策5選」から読み始めてみてください。オフィスの寒さを根本的に改善したい管理職や経営者の方は「【会社編】オフィスの寒さ対策5選」から読むことをおすすめします。

目次

1.【服装編】オフィスでできる寒さ対策5選

 

まずは、オフィスでできる服装の寒さ対策5つご紹介します。

①保温性の高い上着を着る

「オフィスに着くころには、すでに身体が冷えきっている……」という人は、上着を“保温性の高いもの”に変えてみましょう。 

たとえば、次のような特徴がある「ウール」や「ダウン」は、保温性の高い素材としておすすめです。 

素材

メリット

デメリット

ウール

・保温性が高い

・吸湿性に優れている

・シワになりにくい

・毛玉ができやすい

・防虫対策が必要

・値段がやや高い

ダウン

・保温性が高い

・吸湿性に優れている

・軽量で動きやすい

・湿気に弱い

・職場によってはカジュアルすぎる

これらの素材に「防風機能」や「撥水機能」なども兼ね備わっている上着は、保温性がより高くおすすめです。

②カーディガンを羽織る

職場にブランケットなどの大きな防寒グッズを置きたくない人は、寒さ対策としてカーディガンを1着用意しましょう。 

ハイゲージの分厚すぎないカーディガンを選べば、上着の下や仕事着の上に着てもスッキリした見た目を保てます。気軽に着脱できるため、こまめに体温調節したい人にはとくにおすすめです。

③防寒インナーを仕込む

防寒インナーは薄くて軽いものが多く、トップスの下に仕込んでも着膨れせずに寒さ対策ができます。袖の長さは下記のような種類があるので、その日のコーディネートに合うものを選んでみましょう。 

● ・キャミソール

● ・タンクトップ

● ・半袖

●・ 5分袖

●・ 8分袖

●・ 10分袖 

また、最近は「分厚め」や「タートルネック」など、寒がりな人に向けた防寒インナーも販売されています。着た瞬間から温かさを感じたい人は「裏起毛」タイプの防寒インナーがおすすめです。

④腹巻きをつける

腹巻きをつけると、身体に嬉しい次のような効果が期待できます。 

● ・冷え性の緩和

● ・関節痛・筋肉痛の緩和

● ・腸内環境の改善

● ・老廃物の排出促進

● ・免疫力の向上 

オフィスで温かく過ごせるだけでなく、腹巻きをつけると健康面や美容面に効果があるといわれる「腸活」にもつながります。 

しかし、お腹の冷えは気付くのが難しく、見逃してしまうこともしばしば……。腹巻きは冷えてから着けるというより、出勤前に薄手のものを仕込むほうがお腹の冷えを予防できて安心です。

⑤レッグウォーマーをつける

オフィスで足元の寒さ対策として足首〜膝下を温めるレッグウォーマーを取り入れましょう。「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎを温めれば、下半身の血流が促されて、足元がポカポカ温まってきます。

また、レッグウォーマーは薄手のものを選べば、スカートだけでなくスラックスの下に履くことも可能です。着脱も簡単なので、足元だけピンポイントで寒い人は取り入れてみましょう。

2.【グッズ編】オフィスでできる寒さ対策6選


【グッズ編】オフィスでできる寒さ対策6選

続いて、グッズを活用するオフィスの寒さ対策6つご紹介します。

①もこもこスリッパを履く

パンプスで足元が冷えやすい人は、デスクに座る際に「もこもこスリッパ」を活用しましょう。

冷たい空気は下に溜まる性質があるため、オフィスで座りっぱなしの人は足元から冷えていく傾向があります。

1度冷えきるとなかなか温まらない足元は、もこもこスリッパで瞬時に寒さから守ってあげましょう。

②ブランケット・膝掛けを使う

ブランケットや膝掛けには「冷える部位に合わせて温める場所を変えられる」メリットがあります。オフィスで全身が寒いときはブランケットを肩から羽織り、足元が寒いときは膝掛け(ブランケットでもOK)を膝から掛けましょう。 

また、最近は電気毛布のように使えるUSBブランケット」も販売されています。パソコンやモバイルバッテリーから気軽に電源をつなげるので、オフィスの出勤後に速攻で温まりたい寒がりさんは要チェックです。

③足元にパネルヒーターを置く

オフィスで寒さ対策として足元をダイレクトに温めたい人は、デスク下に「パネルヒーター」を設置するのがおすすめです。足の裏からしっかり温まることで、足湯をしているかのように全身の血の巡りがよくなります。 

パネルヒーターは1面タイプ」や「4面タイプ」などさまざまなモデルがあるので、デスク下のスペースを考慮して選んでみましょう。

④デスクに手元用ヒーターを置く

「冬のパソコン作業は、手がかじかんで動かない……」という人は、デスクに「手元用ヒーター」を置いておきましょう。 

手元用ヒーターはコンパクトサイズなものが多いため、デスクに置いても場所を取りません。送風・温風の2Wayで使えるものを選べば、夏場は涼やかなデスクファンとしても活用できます。

⑤蓄熱式湯たんぽを使う

腹巻きだけだと物足りない人は、蓄熱式の湯たんぽも一緒に取り入れてみましょう。蓄熱式ならお湯を入れ替える手間がかからないうえに、コードレスで通常の湯たんぽのように抱えて使えます。 

「膝掛けと太ももの間に置く」「椅子と腰の間に挟む」などの使い方も、全身が効率よく温まりおすすめです。

⑥充電式カイロを使う

充電式カイロは、その名のとおり「充電して使うカイロ」のことです。使い捨てカイロに比べて速暖性に優れており、スイッチを入れて1分もすればポカポカ温まります 

充電式カイロは繰り返し使えて、オフィスで無駄なゴミを出す心配もありません。なかにはモバイルバッテリーとして使える便利なモデルもあるので、好みに合うものを選んでみましょう。

3.【生活編】オフィスでできる寒さ対策2選


続いて、オフィスでできる生活面の寒さ対策2つご紹介します。

①冷え性に効果的な栄養を摂る

冷え性に効果的な栄養には、次のようなものがあります。 

● ・タンパク質

● ・ビタミンB郡

● ・ビタミンC

● ・ビタミンE

●・ 鉄分

● ・発酵食品 

栄養バランスを考えるのが面倒なときは、納豆やキムチなどの「発酵食品」を選ぶのがおすすめです。発酵食品には血行と代謝を促進する「酵素」が含まれているため、冷え性の緩和につながります。 

納豆やキムチなどのニオイが気になる場合は「カップ味噌汁」や「甘酒」など、香りの刺激が少ない発酵食品を選んでみてください。

②適度な運動で血流を促す

職場で座りっぱなしで足元が冷える人は「つま先・かかとあげ体操」でふくらはぎのポンプ機能を刺激しましょう。ポンプ機能を刺激すると下半身に溜まった血液が心臓まで押し返されて、全身の血行がよくなります。 

血行がよくなると体温も上がるため、オフィスで足元が寒い時は次の3ステップで「つま先・かかとあげ体操」を実践して、下半身の血流を促していきましょう 

1. 椅子に座り、背筋をピンと伸ばす(※背もたれを使わない)

2. かかとを地面につけたまま、つま先だけ上げる

3. つま先を地面につけたまま、かかとだけ上げる 

上記を1日10回・2セット〜3セットおこなうと、血行促進&むくみ軽減が期待できます。難しい場合は30分に1回椅子から立ち上がって、身体をひねったり、少し歩いたりして下半身の血流を促しましょう。

4.【会社編】オフィスの寒さ対策5選

 

ここからは、オフィスの寒さを根本的に改善する対策5つご紹介します。

①加湿器を導入して湿度を40%〜70%に保つ

オフィスで湿度が低いと、室温が高くても「寒い……」と感じる場合があります。これには「ミスナール体感温度」というものが関係していて、これは温度・風速・湿度の3つの要素から計算される体感温度のことです。ミスナール計算式に当てはめると、同じ温度・風速でも体感温度は次のように異なります。 

温度/風速

風速

湿度

体感温度

20℃/0m/s

0m/s

20%

18.4℃

40%

19.3℃

60%

20.1℃

80%

20.9℃

湿度が低いほど体感温度も下がってしまうため、オフィスに加湿器がない場合は早めに導入して、湿度を40%〜70%に保つようにしましょう。 

ちなみに、労働者の健康を確保するための「事務所衛生基準規則」では、オフィスの湿度を40%〜70%に保つように定められています。違反すると「6か月以下の懲役」または「50万円以下の罰金」が科せられるため、会社側はしっかり衛生基準を守りましょう。 

参考:厚生労働省労働者健康安全機構

②サーキュレーターをまわして暖房を効率的に循環させる

暖房の温度を変えずにオフィスを暖めたいときは、サーキュレーターをエアコンの対角線に設置してみましょう。天井付近に溜まっている暖房の空気が循環し、部屋全体が効率的に温まります。

「デスクや家具が邪魔で、サーキュレーターをエアコンの対角線に置けない」場合は、サーキュレーターを天井に向けて垂直に置くだけでも構いません。対角線に置いたときと同じように、暖房の空気が効率よく循環していきます。

③席替えをして暖房の近くに寒がりな従業員を移動する

従業員の席替えが可能な場合は、寒がりな従業員を暖房の近くに、暑がりな従業員を暖房から離れた席に移動しましょう。席替えをするだけでも、オフィスの防寒対策につながる場合があります。 

また別の方法として、オフィスで固定の席をつくらない「フリーアドレス」の導入もおすすめです。図書館のように「大型テーブルの好きな席に座る」形式をとることで、従業員がそれぞれの体感温度にぴったりの席を選べるようになります。

④窓に断熱シートを貼って冷気をシャットアウトする

オフィスの窓に「断熱シート」を貼ることで、外から入ってくる冷気を簡単にシャットアウトできます。断熱シートにはさまざまな種類があるため、代表的な次の3タイプの特徴だけでも知っておきましょう。 

種類

特徴

透明タイプ

・窓の断熱性能がUP

・部屋のデザインを損なわない

ミラータイプ

・窓の断熱性能がUP

・簡易的な目隠し効果あり

夏冬兼用断熱シート

・アルミ層と空気層の2層構造

・日射・UVカット効果あり

・保温効果あり

上記3つのなかでも「夏冬兼用断熱シート」はオールシーズン使える優れものです。日射・UVカット効果で夏は涼しく、保温効果で冬は温かく過ごせます。窓ガラスの結露を防ぐ効果もあるため、コスパよく寒さ対策がしたいオフィス・事務所は取り入れてみましょう。

⑤断熱窓に変更して室内の暖かい空気を閉じ込める

断熱シートを貼ってもオフィスが寒い場合は、既存の窓を「断熱窓」に変更することをおすすめします。オフィスのなかでも「窓」は、熱の出入りがもっとも大きい場所です。断熱窓に変更すれば室内の暖かい空気が閉じ込められて、今より暖かく過ごせるようになるでしょう。 

断熱窓には「アルミフレーム」と「樹脂フレーム」の2種類があり、樹脂フレームのほうがより断熱性に優れています。「ガラスの枚数」や「空気層の厚み」などによっても断熱性が変わるため、会社の予算に合うものを選びましょう。

5.そもそもオフィスが寒い理由とは?ポイント4つ


実は思いがけないことが、オフィスの寒さにつながっている場合があります。ここからは、オフィスが寒い根本的な理由・ポイントを4つみていきましょう。

①オフィスの断熱性能が低い

断熱性能とは「建物からの熱の逃げやすさ」と「建物への日射熱の入りやすさ」を計る指標のことです。オフィスの断熱性能が低いと室内の温度を一定に保てず、夏は暑く、冬は寒く感じてしまうことがあります。 

オフィスの断熱性能が低い場合は、寒さ対策として次の3つの対策が必要です。 

●・ 断熱窓に変更する

● ・窓に断熱シートを貼る

● ・壁・天井・床などに断熱材を入れる 

とくに「断熱材」が入っていないオフィスや事務所は、暖房の空気が外に逃げやすい傾向です。従業員から体調不良者が出る前に、寒さ対策として断熱材を入れることをおすすめします。 

参考:国土交通省

②古いエアコンを使っている

古いエアコンは暖房の効きが悪く、いくら温度をあげてもオフィスが暖まらないことがあります。オフィスのエアコンが古い(または故障している)場合は、専門業者に修理の依頼をするか、新しいエアコンに買い替えてみてください。 

エアコンが新しいのに暖房の効きが悪い場合は、次の2つのメンテナンスを実行しましょう。 

● ・フィルターを掃除する

● ・専門業者に点検を依頼する 

フィルター掃除は1シーズンに1度、点検は3〜5年に1度の依頼が目安です。専門業者によるクリーニングで暖房の効きが復活する場合もあるので、定期的にきちんとメンテナンスしましょう。

③暖房の空気が循環していない

エアコンの古さや断熱機能に問題がないのにオフィスが寒い場合は「暖房の空気が部屋全体に循環していない」可能性が高いです。 

冷たい空気が床付近に溜まると足元が冷えやすくなるため、サーキュレーターをエアコンの対角線(または天井に垂直に向けて)に置いて、効率よく暖房の空気を循環させましょう。

④暑がりな人に温度を合わせている

事務所で暑がりな人にエアコンの温度を合わせると、寒がりな人は「オフィスの寒さ対策」が必要になってしまいます。なかには「寒がりな人は着込めばいいじゃん」と主張する人もいるため、冬に肩身の狭い思いをしている寒がりさんは多いでしょう。 

しかし「事務所衛生基準規則」において、オフィスの温度は18℃〜28℃にするように定められています。WHO(世界保健機関)や環境省でも、冬の室温を下記のように推奨しています。 

名称

推奨室温

事務所衛生基準規則

18℃〜28℃

WHO(世界保健機関)

18℃以上

環境省

20℃

参考:厚生労働省①、厚生労働省②、環境省

暑がりな人に暖房の温度を合わせているオフィスや事務所は、少なくとも法令違反にあたる17℃以下にならないように注意しましょう。

6.オフィス防災でJackeryポータブル電源がおすすめ


6.オフィス防災でJackeryポータブル電源がおすすめ

冬に災害が起きてライフラインが止まると、暖房が使えなくなり、従業員が「低体温症」や「感染症」などに晒されるリスクがあります。いつ起こるかわからない災害に備えて、オフィスでは次の6つの防寒グッズをまとめておきましょう 

防寒着

手袋

帽子

毛布

使い捨てカイロ

ポータブル電源

なかでも、持ち運び可能な蓄電池である「ポータブル電源」は、非常用電源として1フロアに1台は備えておきたい防災グッズです。2,000W以上の大容量モデルを備えておけば、スマホやパソコンだけではなく、冬の災害時にもヒーターや電気毛布などを動かせるので、従業員を過酷な寒さから守れます。 

さらにソーラーパネル付きなら、たとえ電気が止まっても日中に繰り返し充電が可能です。「30年以内に発生する可能性が高い」とされる南海トラフ地震や首都直下地震から目を逸らさず、管理職や経営者の方は今できる最大限の備えをしておきましょう。 

オフィスにどのポータブル電源を導入するか悩む場合は、全世界で販売台数400万台を突破した「Jackery(ジャクリ)」を選んでみてください。 

Jackeryのポータブル電源は「防災安全協会推奨マーク」取得済みで、災害時に役立つ防災製品として認められています。災害向けて非常用電源を用意する場合は、ポータブル電源とソーラーパネルのセットモデル「Jackery Solar Generator」がおすすめです。 


災害時におすすめのポータブル電源製品一覧>>>>>>

まとめ

「オフィスで寒いのは私だけ……?」と不安に思うときは、まずは個人でできる寒さ対策から取り入れてみてください。カーディガンやレッグウォーマーなどを着込んでも寒い場合は、パネルヒーターや手元用ヒーターなど、電気を使う防寒グッズに頼ることも大切です。

寒そうな従業員が多い場合は、会社側が断熱窓へ変更したり、サーキュレーターを回したりして対応しましょう。加えて1フロアに1台はポータブル電源を置いておくと、冬の停電時における体調面・衛生面のリスクを回避できて安心です。従業員が冬でも快適に過ごせる環境づくりで、社内の雰囲気をパッと明るくしていきましょう。

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